フリーランスエンジニアはきつい?リアルな実態と不安要素まとめ

フリーランスエンジニア 働き方の実態と不安要素

現代ではフリーランスという働き方が徐々に浸透して来ており、自由な働き方を求めてプログラミングを学び、フリーランスエンジニアを目指す方も増えて来ています。


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これからフリーランスエンジニアを目指す方は、上記のような悩みや不安を抱えている方もいることでしょう。

事実、フリーランスエンジニアには向き不向きがあり、向いていない人がフリーランスエンジニアになると、サラリーマンよりもきつくなってしまう可能性もあります。

そこで、本記事では、フリーランスエンジニアがきつい理由をご紹介し、どんな人がフリーランスエンジニアに向いているかをご紹介します。

目次

フリーランスエンジニアが抱える不安要素

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これからフリーランスエンジニアを目指す方は、現役活躍している方のライフスタイルに憧れて目指す方がほとんどでしょう。いいとこばかりだけでなく、実際に抱えている不安要素も知った上で、フリーランスエンジニアを目指すべきです。

実際にフリーランスエンジニアが抱えている不安要素は以下の3つです。

  • 収入面での不安
  • 将来的な不安
  • 体調面での不安

この3点を深掘りして解説します。

収入面での不安

まず始めにフリーランスエンジニアは、サラリーマンと違って、毎月決まった収入が得れる保証がありません。

フリーランスエンジニアは自ら行動して仕事を受注する必要があります。上手く契約を獲得することができなければ、仕事がなく収入がゼロになってしまいます。

なので、常に収入や契約の維持に不安を感じながら生きていかなければならないのです。

また、サラリーマンであれば税金関係は会社が全て行ってくれますが、フリーランスエンジニアは税金関係の記録や納税を自分でこなさなければなりません。

収入に応じて、収めるべき税金の額が変動したり、上手く経費を落とさなければ、不利になったりと、お金の管理が非常に手間なのが事実です

将来的な不安

サラリーマンであれば会社に守られていまし。なので倒産や解雇などよっぽどのことがない限り、ずっと会社の一員として働き続けるとができます。

しかし、フリーランスエンジニアは「スキルがない」「この人とは仕事がしにくい」と契約相手から思われてしまうと、いつ仕事がなくなるか分かりません。常に、将来の不安と隣り合わせにし、契約維持を意識しなければならない不安を抱えることになります。

また、退職金などの保証がなく、歳を取ってからまとまった収入が得れない不安もあります。

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体調面での不安

フリーランスエンジニアは一人で仕事をこなす必要があるので、体調を壊して仕事ができない状況になると、抱えている仕事がストップしてしまい、結果的に納期に間に合わない状況に陥ることも考えられます。

また、有給がないので、体調を壊して長期間仕事ができない状況になると、その間の収入がゼロになってしまいます。

先ほども紹介したように、「収入面での不安」「将来的な不安」から、精神的にしんどくなり結果的に「うつ病」になる可能性も高いです。

フリーランスエンジニアのリアルな実態

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フリーランスエンジニアとして活動されている方の意見は人それぞれなので、どの情報が正しいのか混乱してしまう人もいるかと思います。

フリーランスエンジニアのリアルな実態として共通で言えることは以下の3つです。

  • 収入は増やしやすい
  • 自主性が求められる
  • 社会保険が高い

収入は増やしやすい

まず始めに、フリーランスエンジニアの給料は決まっていないので、自分次第で収入を上げることができます。

日本最大級のフリーランスエージェントである、レバテックフリーランスでの平均収入は862万円となっており、サラリーマンの平均年収である441万円の約2倍となっています。

レバテックフリーランス https://freelance.levtech.jp/project/search/

実際の案件を見てみると、このような非常に高額の案件が多いです。

実務経験があったり、高度なスキルを持っている方であれば、このような案件を受注することができるので、能力次第では正社員よりも収入を増やすことができます。

自主性が求められる

フリーランスエンジニアは非常に自主性が求められます。事実、フリーランスエンジニアは自ら仕事を取りに行く必要があったり、単価交渉を行ったりと、自主性がないとフリーランスとして活動することは難しいです。

また、フリーランスエンジニアと契約する側の企業は、一方的に仕事を与えるような業務体系ではなく、何か問題やニーズを解消するためにフリーランスエンジニアと契約を結びます。

つまり、提案をしなかったり、自主性が感じられないと判断されれば、契約が解除されてしまう可能性もあるので、自主性は非常に重要です。

社会保険が無くなる

会社員であれば、社会保険に加入する必要があり、保険料の一部を会社が負担してくれます。しかし、フリーランスとして独立すると、今まで受けていた社会保険が全て無くなります。

会社からの負担も当然なく、自分自身で違う社会保険に加入する必要があります。

フリーランスになると、受けることができない社会保険もあり、例を挙げると「厚生年金」「退職金」「労災保険」「雇用保険」など、このような保険が挙げられます。

自分自身の身を守るためにも保険はとても重要なので、フリーランスは自分自身で保険の手続きなどを行う必要があり、その分費用もかかってしまうのです。

フリーランスエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴

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フリーランスエンジニアがきつい要因や、実態をご紹介しましたが、結論として向き不向きがあります。一見フリーランスという働き方は自由ですが、その反面きついことが沢山あるのも事実です。

そこで、フリーランスエンジニアに向いている人と向いていない人の特徴をご紹介します。

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴として、以下のことが挙げられます。

  • 自己管理がきっちりできる
  • 常に学ぶ意欲があり、自分をアップデートできる
  • 飽き性で、いろんな環境で仕事をしたい方

フリーランスエンジニア にとってスキル以上に大事なのが、自己管理能力です。

きちんと納期に間に合うように仕事のスケジュールを決めたり、体調管理を行ったりと、自己管理が出来ないと、フリーランスとして活動するのは厳しいです。

また、同じ環境でずっと仕事するのが苦痛な方であれば、フリーランスは働く環境を自由に変えることができるので、オススメです。

フリーランスエンジニアに向いていない人の特徴

フリーランスエンジニアに向いていない人の特徴として、以下のことが挙げられます。

  • 孤独になるのが辛い方
  • 仕事とプライベートを完全に分けたい方
  • 収入よりも安定を求めている方

フリーランスエンジニアになると、リモートワークでの業務が多くなります。一人で作業する事が多く、会社員と比べると人とのコミュニケーションは少なくなります。

「組織で活動したい!」「チーム一丸となって目標を達成したい!」このように思われる方にはフリーランスという働き方は向いていません。

また、フリーランスになると仕事とプライベートの時間のメリハリがつかなくなります、会社であれば何時から何時までと決まっているので、仕事が終わればプライベートの時間を過ごすことができます。

しかし、フリーランスとなると、暇があれば仕事を進めるといったライフスタイルになりやすいので、仕事とプライベートの境目がわからなくなってきます。

まとめ

いかがでしたか?

フリーランスの表向きの顔しか知らなかった方は、フリーランスエンジニアがきつい要因や実態を知るきっかけになったかと思います。

フリーランスには向き不向きがあるので、自分がどの環境で働くのが最適かを考えて、フリーランスになるかを考えてみてはいかがでしょうか!

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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