IoTを本で学習するにはどれがいいのかな……?
おすすめの学習書籍で効率的に勉強したい!
近い将来私たちの生活の一部となると予想されるIoT。その市場規模は年々増加しており多くの企業の注目の的となっています。
今後益々重要視されるIoTですが、いざ学ぼうと思っても様々な書籍が出版されており、どの本が自分のレベルにあっているのか迷う人も少なくありません。
そこで、この記事ではIoTを学習する際のおすすめの本を、初心者向け、中級者向け、上級者向けという3つのレベルに分けご紹介していきます。
この記事の目次
IoT初心者向け
2時間でわかる 図解「IoT」ビジネス入門
編集部コメント
知識ゼロの人や学生でも理解できるくらいにわかりやすく、IoTの基本の「き」を書いた優しい内容になっています。
ある程度ITの知識がある人にとっては、どこか物足りない内容かもしれませんが、一からIoTについて優しく知りたいという人にとってはピッタリの本です。また、身近な例が沢山挙げられているため、飽きることなく読み進めることもできます。
とりあえずライトにIoTを学びたいという人におすすめです。
読者レビュー
IoTの入門書。家ナカ、車、医療、ヘルスケア、高齢化社会、産業構造などがIoTによってどう変わるかが書かれていた。基礎的な内容。 IoTによってイノベーションが起こり、人々の役割がもっとクリエイティブになって、色んな社会問題が解決されることにワクワクした。 事例ばかりをひたすら知るだけでなく、IoTをどのように活用するべきか、自分なりのアイデアを考えることが大切だと学んだ。
IoTの基本・仕組み・重要事項が全部わかる教科書
編集部コメント
まさにタイトル通りの教科書のような本です。IoTについて、市場動向、技術、運用、セキュリティ、ビジネスでの考え方など、基礎知識が一通り網羅されています。
具体例を挙げながら全8章に渡り、幅広く体系的にまとめられているので、基礎知識の整理に役立ちます。これからIoTのプロジェクトに携わる人や、ご自分でネットなどで調べて、「なんとなくイメージは理解できた」という人に特におすすめの本となっています。
読者レビュー
IoTって何かな?というレベルのずぶの素人です。仕事で使うわけでもない。世間でIoTとかAIとか言われている中で、何となく興味を持ってこの本を買った。 よく分からない言葉や概念もあったが、とりあえず通読。全体像がざっと分かった感じ。実際に業務に携わっている人にとっては各項目でいろいろと示唆があるのだと思う。 この本を皮切りにより実務的な部分を勉強、実践していこうと思う。そのときに思考がこんがらがったら、またこの本に戻ってこよう。

IoT中級者向け
Small Factory 4.0 第四次「町工場」革命を目指せ! IoTの活用により、たった3年で「未来のファクトリー」となった町工場の構想と実践のすべて
編集部コメント
旭鉄工のIoT化の成功の一部始終を、プロジェクトを指揮した著者自らが明かした一冊です。
著者自らの実体験という事もあり、机上の空論ではなく非常にリアルな内容で、中小企業や予算が少ない状況でも導入できるレベルのIoT化について書かれています。
文章も読みやすく著者の情熱も伝わってくるような本で万人向けです。また、工場IoTに興味がある人には特におすすめです。
読者レビュー
資金も人材もない中で自前でIoTシステムを作った町工場がどうやって実現できたかを時系列で記している。その都度ぶつかる問題をどのようにクリアしたか。まずは多くを求めず できることから進めていくことで社員たちの教育にも良い影響を及ぼしていく。わが社もIoTを・・・と考えている担当者は、予算や業者探しの前に一読してもよいかも。
勝者のIoT戦略
編集部コメント
IoTの重要性や、成功事例、今後の技術課題などの重要ポイントを網羅的にまとめた一冊です。
著者が所属する「ダスト・コンソーシアム」を事例として出すことが多く、宣伝の部分が少し否めませんが、それ以上に内容的には充実しているためIoTに携わる人にとって参考になることでしょう。
特にIoTの技術的な課題の部分について深く掘り下げられており、興味深い内容となっております。仕事でIoTに携わる人におすすめの本です。
読者レビュー
久しぶりに本を読んだ。バズワード IoTの勘所が押さえてあり、かつ具体的な事例を交えて読みやすい文章になっている。獺祭もIoTの賜物だとは知らなかったが、まだITが入っていない生産の分野にこそチャンスが眠っているように感じる。
IoT上級者向け
IoTとは何か 技術革新から社会革新へ
編集部コメント
国産OS「TRON」の開発者として知られる坂村健さんが、IoTの本質について書いた本です。
専門的な用語が多々用いられているので、ある程度の知識がないと読みづらいかもしれませんが、業界の最先端で活躍する坂村健氏ならではの視点で書かれた良書です。
興味深い具体例を交えIoTの普及により何ができるようになるのか書かれているだけでなく、法律などの問題点も掘り下げているため、IoTの知識をより深めたい人におすすめの本です。
読者レビュー
いや、面白かったな。先日読んだIoTのさわり本に比べて実装面など現実世界で行われている事を例に語られるので我々IT屋さんには分かりやすい。反面、読むたびに日本と言う国に対し暗くなったのも事実。
サービスのためのIoTプロダクトのつくり方
編集部コメント
ウェアラブルブランド「VELDT(ヴェルト)」の代表取締役でIoT分野の第一線で活躍中の野々上仁さんが、これまで自身で実践してきたIoTの経験やノウハウについて書いた本です。
IoTプロジェクト推進のポイントについて、これから挑戦しようとする人に向けて実践的に書かれています。随所に図解なども挟まれているため比較的理解しやすいです。
また、IoTの学習をしたい人だけでなく起業や独立を志す人にも参考になる内容となっております。
読者レビュー
会社の研修の参考に読了。 流行りのIOTを、かなり実際的な視点から解説した本です。プロジェクトを進めるために必要なプランの立て方、ハード、ソフト両面からのアプローチ。実用的です。
まとめ
IoTの知識は、ビジネスマンや技術者にとって今後益々求められるものとなってきます。むしろ将来的に必須の知識となるといっても過言ではありません。
今回、予備知識ゼロからでも学習できる初心者向けのものを始めとして、実践の参考にできる上級者向けのものまで6冊の本をご紹介しました。
ご紹介したこれら6冊の本をご自身のレベルに合わせてお読みいただければ、あなたもIoTを効率よく学ぶことができるでしょう。
今回ご紹介した本を改めてまとめます。是非、あなたにピッタリの本を見つけてくださいね。
『2時間でわかる 図解「IoT」ビジネス入門』
『IoTの基本・仕組み・重要事項が全部わかる教科書』
中級者向け
『Small Factory 4.0 第四次「町工場」革命を目指せ! IoTの活用により、たった3年で「未来のファクトリー」となった町工場の構想と実践のすべて』
『勝者のIoT戦略』
上級者向け
『IoTとは何か 技術革新から社会革新へ』
『サービスのためのIoTプロダクトのつくり方』