Vue.jsを独学できる本が欲しい
けどどの本を選べば良いのかわからない
WebサイトやWebアプリケーションを開発するのに必要不可欠なJavaScriptフレームワーク。その中でもシェアを伸ばしてきているのが「Vue.js」です。
JavaScriptフレームワークはWebサイトやWebアプリケーションの開発で必要不可欠であり、Webエンジニアにとって非常に重要な技術のひとつです。
そこで今回は、Vue.js初心者・中級者・上級者向けにわけてVue.jsを学習できる書籍を6冊厳選しました。JavaScriptの理解度が上がってステップアップしたい方や、本格的にVue.js(フレームワークライブラリ)について学習したいという方はぜひ参考にしてください。
この記事の目次
Vue.js初心者向けのおすすめ本
実際にVue.jsを書いて完成品を見ながら学習することで、目で見て体で覚えることができます。
JavaScriptフレームワークライブラリを一度も使ったことがない人でも読める内容ですので、しっかり読み進めていくとVue.js以外のフレームワークライブラリでも応用できます。
動かして学ぶ!Vue.js開発入門 (NEXT ONE)
編集部コメント
JavaScriptをまだ使いこなせていない初心者でも読めるように大量のサンプルが記載されている書籍です。
Vue.jsとは一体どういったフレームワークなのかを噛み砕いて解説してくれているため、フレームワーク周りの専門用語をあまり知らない方でも折れることなく読み進められるでしょう。
JavaScriptプログラミングをはじめて1ヶ月くらいの人でも読める内容ではありますが、そのぶんプログラミングを何年もやっている方にとっては物足りない印象があります。その場合はこの跡紹介している「基礎から学ぶ Vue.js」などを参考にしてください。
また、本書の内容はフロントエンドエンジニアよりの内容ですので、サーバサイドではなくフロントエンドのプログラミングをしたい方に最適です。
読者レビュー
店頭で手に取ってみて読みやすそうな印象だったので購入しました。
読みやすいのは間違いないですが内容がかなり初心者向けで、
人によっては物足りないと感じるかもしれません。
基礎から学ぶ Vue.js
編集部コメント
Vue.jsにはサーバーサイドレンダリングという仕組みが用意されています。
サーバーサイドレンダリングは、他のフレームワークライブラリではまだあまり見られない仕組みです。そのためほかのフレームワークライブラリを使ったことがあるけどサーバーサイドレンダリングは全く知らないという方にも役立つ一冊です。
JavaScriptそのものの解説は一切ないため、自力で検索して解決する方法を持っているか、JavaScriptに慣れている状態で手に取るといいでしょう。
読者レビュー
Vue.jsの書籍は1冊目。図解やコード参照もめちゃくちゃわかりやすく、動画とかチュートリアルを1周した後に読むと、フレームワークへの理解がかなり深まります。この1冊だけではコンポーネントとかVue周りは弱いので、理解を深めるためには他の学習も必要ですね。
Vue.js中級者向けのおすすめ本
既にVue.jsの基礎を学んだ方や、他のフレームワークライブラリを使ったことがある方向けにおすすめの参考書を紹介します。
Vue.jsで本格的なアプリケーションを開発してみたいという方や、将来的に仕事で使えるようにしたいという方に役立つでしょう。
改訂新版 Vue.jsとFirebaseで作るミニWebサービス (技術の泉シリーズ)
編集部コメント
実際のWebアプリケーション開発では、Vue.js以外のライブラリやプラットフォームなどと組み合わせて開発することが一般的です。
この書籍はそういった開発の第一歩を歩める本で、FirebaseというGoogleのモバイルプラットフォームと組み合わせた開発でついて学べます。内容的にはVue.jsの応用に近く、Vue.js未経験者がいきなり読んでも参考にできないことが多いので注意しましょう。
Vue.jsを使ったサーバーレスシングルページアプリケーションの基本から、開発環境のセットアップ・デプロイ、最終的にはGoogle ログイン機能など様々な機能を搭載する方法も学べるので、Vue.jsプログラミングの力をより高めたい方に向いています。
読者レビュー
簡潔にアプリケーションを作る一通りの流れが体験できる。友人が作ったものをちょっとは理解したいなと思っていたので、ちょうどいい感じの分量だった。
速習Vue.js 速習シリーズ
編集部コメント
既にJavaScriptを含めた応用レベルのプログラミング経験を持っており、サクッとVue.jsについて学びたい方向けです。
書籍タイトルに「速習」となるため、初心者でもすぐに簡単に学べると勘違いしてしまう方もいますが、内容としては決してプログラミング初心者向けではありません。
数行の解説と数行のサンプルさえあればすぐに理解できる程度の応用力を持った方向けであるため、いきなり知らない言語を調べながらでも使いこなせる応用力を持った方でないと、スムーズに読み進めることができないでしょう。
逆に言えば、応用できるプログラミング能力を持っている方であれば初心者向けの入門書を購入せずこちらの速習Vue.jsを使ったほうが効率的に身につけられるため、参考にしやすいはずです。
読者レビュー
CDN経由でシンプルにVue.jsを試すところから始まり、最終的にはvue-cli・単一ファイルコンポーネント・Vue Routerといったところまでカバーしている。
Vue.jsは公式ドキュメントが充実しており、日本語訳もしっかり用意されていることで有名。しかし、この『速習Vue.js』では公式ドキュメントとはまた別の視点から解説されているので理解が深まった。特に今回は「Vue.jsを素早くおさらいする」ということが目的だったので、まさにこの本はうってつけだった。
Vue.js上級者向けのおすすめ本
既にVue.jsでアプリケーション開発を行っている、仕事で使っているといった方におすすめの書籍を紹介します。
現場で使えるVue.js tips集 (技術の泉シリーズ)
編集部コメント
一言で言うと逆引きリファレンスです。
Vue.jsをより使いこなすためのテクニックがまとめられており、Form・Vuexなど様々な環境で使えるサンプルコードが収録されています。
既にVue.jsを使ってアプリケーション開発を行っている方向けの内容ですので、Vue.jsの勉強はそれほど必要ないけど応用できるテクニックが欲しいという方に向いている一冊です。
稀に逆引きリファレンスを使って勉強すれば基礎力と応用力が一気に身につくのではないかと考える初心者の方もいるかと思いますが、基礎を抑えて応用できてこそのテクニックです。
Vue.js初心者の方は順番に少しずつ入門者などを読み進めるようにしましょう。
読者レビュー
読みました👀フォームのバリデーションのこと全然わからないのでこちらを参考に作りたい >> 現場で使えるVue.js tips集 | neko-note https://t.co/7TNA9deozf #booth_pm
— べこ🐄 (@becolomochi) 2018年4月25日
後悔しないためのVueコンポーネント設計 (技術の泉シリーズ)
編集部コメント
Vue.jsを使ったシングルページアプリケーションの開発で使用するコンポーネント。時にはこのコンポーネントを開発する必要が出てきます。
この書籍はそんなコンポーネント開発のやり方に悩んでいる方向けの書籍で、コンポーネント設計のやり方が分からない・テストが書けない・アンチパターンを学びたい・分類分けで悩む、という方に最適です。
主にVue.jsのコンポーネント設計・分類に手を出したことがある現役エンジニア向けの内容ですので、コンポーネントとは何?今まで使ったことがない、という方には向いていません。
Vue.jsコンポーネントの基礎を1から学べる本ではないので注意しましょう。
読者レビュー
恥ずかしながら知らないことが結構あって非常に参考になりました。なにかに特化したソフトウェアエンジニアではないのもあり、どの分野も知識が浅いんだよなあと反省しました。フロントエンドのデザインパターンてどこで勉強してるんだろう。何をテストしたら良いのか、というのはしょっちゅう悩んでしまうので、実践する際に繰り返し読み返そうと思います。あと表紙がかわいい。
まとめ
Vue.js熟練度ごとに合わせた参考書を計6冊紹介しました。
Vue.jsは、徐々に需要が高まり続けているシングルページアプリケーションの開発現場でとても役立つフレームワークライブラリです。
まだWebアプリケーションを開発したことがない人でもVue.jsを身につければ、
- Webアプリケーションを開発できる
- ほかのフレームワークライブラリの勉強にも役立つ
- Web開発業務に役立てられる
- ITエンジニアとして活躍できる
というように、プログラマを目指す形方にとって様々なメリットがあります。
まだVue.jsについて全く勉強したことがないという方も初心者向けの本から始めることで、立派なVue.js製アプリケーションを開発できるようになりますよ。
もちろんJavascriptすら不安という方も新しく本を買ったりオンラインスクールのレッスンを受けて腕を磨いてからVue.jsに挑戦することで、Webエンジニアとしての能力をより効率的に身に付けられるようになりますよ。