2020年から小学校でプログラミング教育が必修化になることもあり、最近子ども向けのプログラミングが流行していますね。
これを読むあなたもきっと「我が子にもプログラミングを習わせたい!」と考えているのではないでしょうか。
そんな子ども向けプログラミングで一番最初に名前が出るのが「Scratch(スクラッチ)」ですよね。とはいえ、
ビジュアルプログラミングの「Scratch」
ってどんなゲームが作れるの? 例を見たい。
子どもに習わせたいなと思うんだけど、
Scratchって実際どんなプログラミング(使い方)するんだろう?
なんて疑問がありますよね。
そこでこの記事では、プログラミングスクールを運営する当社が
- Scratchの基本的なプログラミング例(使い方)
- Scratchで作れるゲームの実例
- Scratchの始め方
上記の3点について分かりやすく解説します!
この記事の目次
Scratchってどんなもの?
まず、Scratchをあまりよくご存知ない方のために、軽く説明しておきます。
ScratchとはMITメディアラボが開発した「ビジュアルプログラミング」の一つで、数あるビジュアルプログラミングの中でも最も有名かつ人気のあるもので、全世界で3900万人以上のユーザーが登録していると言われます。
通常のプログラミングと違い、英数字を使ってコードを書くことなく「ブロックを組み合わせてプログラミングする」のが最大の特徴で、誰でも簡単にゲームを作れてしまいます。
※Scratchについてより詳しくは以下の記事をどうぞ。


Scratchの基本的なプログラミング例(使い方)を解説!
では続いて、Scratch公式wikiの内容をもとに、Scratchを用いた基本的なプログラミング例(使い方)を解説します。どれもブロックを組み合わせるだけで簡単に作ることができますよ。
キャラクターに喋らせるプログラミング例
まずはキャラクターに特定のセリフを喋らせるためのプログラミング例は、上記のようなブロックを組み合わせて行います。
日本語や英語などの言語を選んだり、キャラクターの声を選んだりできます。
キャラクターを動かすプログラミング例
続いてもScratchでよく使う定番のプログラミング例で、キャラクターの動かし方です。
上記のように、◯歩動かすという命令を入力したり、動く方向(上下左右)を指定することで「どの方向に何歩動かす」というプログラミングができるようになっています。
特定の音を鳴らすプログラミング例
次に「音を出す」プログラミング例のご紹介です。
音を出すプログラミングは上図にあるように、キャラクターの動きに合わせて音声を出したり等、他の動作と組み合わせて使われることが多いのが特徴です。
同じ動作を繰り返すプログラミング例
最後は同じ動作を繰り返すプログラミング例です。「どのような動作」を「どんな条件のときに」繰り返すかという、主に2つの動作を組み合せるのが特徴です。
簡単なものから本格的なものまで!Scratchで作れるゲーム例
続いてはScratchで実際に作れるゲームの例をご紹介します。各ゲームは実際に遊ぶことがきます。どうプログラミングしたのかも見ることができますので、ぜひ確認してみてください。
茶色ボールのアクションゲーム(初心者向け)
ボールを方向キーで転がしてゴールに達したら次のステージに進むというシンプルなゲームです。
ゲームをスタートすればBGMはループで流れる設定になっており、あとは方向キーで動かすプログラミングのみ。初心者でも簡単にプログラミング可能です。
ネコ逃げ2(初心者向け)
方向キーでネズミを動かしてネコから逃げるだけのシンプルなゲームです。
上記で説明したScratchのプログラミング例やプログラミングとはどんなものか?という概念が掴みやすいので、こちらも初心者におすすめの作品です。
⇨ ネコ逃げ2
パンダ先生の計算ゲーム(初心者向け)
ゲームのタイトルからもわかるように単純な足し算のゲームです。
足し算の問題の回答を画面下の入力画面に打ち込むだけのシンプルな仕様で、正解・ハズレに応じてパンダ先生の表情が変わるという工夫もされています。
スーパーマリオブラザーズ(上級者向けの本格的ゲーム)
続いてご紹介するのは、初代ファミコンの名作ゲームとして名高い「スーパーマリオブラザーズ」を再現したゲームです。
BGMやマリオの動き、コインを獲得した際の効果音まで完璧に再現されていて、とても同じScratchで作られたとは思えない本格的なゲームです。
スペース ・ウォーズ(上級者向けの本格的ゲーム)
続いても非常に完成度の高い物です。凝ったグラフィック、BGM、効果音など初代ファミコン時代の古き良き雰囲気があふれるシューティングゲームです。
2種類の武器を使い分け、複雑な動きで攻撃をしてくる敵を撃ち落としたりかわしたりしつつステージクリアを目指す、本格的な仕様になっています。
今日からできる!Scratchの始め方
では最後にScratchの始め方を簡単にご紹介しておきます。誰でも簡単に今日からすぐに始めることができますよ!
1.アカウントを作成する
まずは下記のScratch公式サイトでアカウントを作成しましょう。
画面真ん中にある「参加する」のアイコン、もしくは上部メニューの右の方にある「Scratchに参加しよう」ボタンをクリックします。
続いて表示されるユーザー登録画面で、いくつかの必要事項を入力するだけで簡単に行えます。(もちろん無料です)
2.専用ソフトをダウンロードする
ScratchはWebサイト上ですべての操作をすることができますが、専用ソフトをダウンロードすることでインターネットに繋がずオフラインでもゲームを作ったり遊ぶことができます。
また、スマホやタブレットでも使いたいという方は「ScratchJr」というアプリもダウンロードしておくと便利ですよ。
3.他の人が作ったゲームで遊んでみる
ソフトのダウンロードが終わればすぐにゲームの作成は可能ですが、いきなりオリジナルのものを作り始めようとしても難しいもの。
そこでおすすめなのが、すでに他の人が作ったゲームを遊んでみることです。Scratch公式サイトには世界中のユーザーが作った色々なゲームがあり、どれも無料で遊べます。
まずは気になったゲームをいくつか遊んでみて、どんなゲームが作りたいかイメージを固めましょう。
4.リミックス(改造)して自分で作ってみる
「こんなゲームが作りたい」というゲームが見つかったら、続いては実際にゲームを作ってみましょう。
しかし、1から自分で作るのではなく、参考にしたいゲームを利用してリミックス(改造)するのがおすすめです。Scratch公式サイトにあるゲームは全て、それをベースに自分でリミックス(改造)して新しいゲームを作れる仕様になっています。
上記のように、各ゲームの画面右上にある「中を見る」のボタンを押すとゲーム作成画面が開きますので、これを利用してゲームを作ってみましょう。
まとめ
Scratchは、簡単なものから本格的なものまでプログラミングの知識・スキル・経験がなくても、誰でも手軽にゲームが作れる魅力的なソフトです。
子ども向けにプログラミング入門としても、親子で一緒に楽しむものとしてもおすすめ!
無料で簡単に始められますので、ぜひぜひ今日から試してみてください。