CMSとは?WebサイトシェアNo.1のWordPressと他CMSの違いも解説

CMSってナニ? 違いや選び方を解説

CMSって一体なに?
WordPressとCMSってなにが違うの?

この記事にたどり着いたということは、そんな疑問をお持ちのようですね。

こんにちは! WordPress大好きライターのナナミです。

ブログやホームページ作成について調べていると、CMSという単語がよく目につきますよね。代表的なものはWordPressですが、他にも種類があるってご存知ですか?

今回はそんなCMSについて、

  • CMSって一体なんなのか
  • どんな種類があるのか
  • なぜWordPressが人気なのか


を紐解き、あなたにぴったりのCMSを見つけるお手伝いをしていきたいと思います!

この記事の要約
  • CMSはWebサイトの作成や運用を効率化できるツール
  • 有名なCMSにWordPress・Wixなどがある
  • PHPなどのプログラミングスキルがあればCMSをカスタマイズできる

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目次

WordPressはCMSの一つ

WordPressとCMSって何か違うの?
CMSはWordPressに使われているシステムのことだよね?

意外とここがあやふやになってしまっている人が多いのですが、WordPressは数あるCMSのうちの一つです。つまり「CMS=WordPress」でも「CMS⊂WordPress」でもなく、「WordPress⊂CMS」ということですね。

CMSとは?

そもそもCMSとは、コンテンツ管理システム(Content Management System)の略で、仕組みそのものに対して使われる言葉です。

HTMLを直接編集するのではなく、投稿するためのシステムによって管理するもの全般をCMSと呼びます。

システムがいい感じに管理をしてくれるので、画像などをコードを書かなくても表示できたり、データ自体を保存しておいて使いまわしたりなど、専門知識を使わなくてもWEBサイトを運用することができます。

WordPressとは?

WordPressはそんなCMSのうちの一つ。W3TechsによればWordPressは、WebサイトのCMSにおいて6割以上のシェアを誇る今一番使われているCMSです。

ブログもホームページも作ることができる上、豊富なプラグインにより専門知識がなくても機能を追加できるという魅力があります。

しかもWordPressそのものは無料で使うことができるので、コスパ最強のCMSとなっています。このWordPressがCMSのシェアNo.1のため、多くの人がCMS=WordPressと勘違いしがちなのです。

他のCMSとの比較

WordPress以外にも、CMSは本当にたくさんあります。ありすぎて全部ご紹介できないくらいあります。

今回はその中でも注目したいものをピックアップし、WordPressと比較してみました。

CMS名メリットデメリット費用
WordPressオープンソース、プラグイン豊富要セキュリティ対策、悪意のあるプラグインの可能性有り無料
MovableTypeプラグイン独自開発、セキュリティに強い費用が高い、仕組みがちょっとややこしい約10万円
a-blog国産CMS、サポートが手厚い解説記事が少ない、公式のフォーラムも中級者向け解説が多い5万円
concrete5直感的な編集が可能、ホームページ向きブログには向いていない無料
Drupal拡張性が高い日本語の解説がほとんどない、難易度が高い無料
Wix直感的な編集が可能、サーバーの用意が不要ブログには向いていない、スマホ版がたまに崩れる無料(有料にすると広告が消える)
Jimdoサーバーの用意が不要、オンラインショップ機能がある無料の場合一部機能に制限がある、長期間ログインしないと消える無料(有料にすると広告が消え、制限機能解放)

なぜWordPressはシェアNo.1なのか

これだけ数多くのCMSがある中、WordPressはシェアNo.1を誇っています。

  • 費用面
  • 汎用性

この2つに優れており、マニュアルなども充実しているからです。

コストパフォーマンスが良い

画像:Shutterstock

まずは何と言っても無料なところですね。誰しも費用は安く抑えたいものです。

とはいえ、WordPressを使うにはサーバーのレンタル料などが必要になるので、一切費用がかからないというわけではありません。それなら「Wix」や「Jimdo」に軍配が上がるでしょう。

しかしその分WixやJimdoにはない拡張性があるのが魅力です。無料かつこれだけのパフォーマンスが出せるWordPressは、コスパ最強と言っても過言ではないでしょう。

知識がなくても使える

画像:Shutterstock

WordPressはテンプレートがたくさんあるので、HTMLやCSSなどのややこしい知識を持っていなくても使うことができます

もちろん細かい調整をしたい場合などには知識が必要になりますが、普通に使う分には特に出番はありません。コンテンツを充実させることに専念できるのは嬉しいですね。

カスタマイズ性が高い

画像:Shutterstock

何と言ってもそのカスタマイズ性の高さ! プラグインという拡張用ファイルを使うことで、プログラミングなどの知識がなくてもカスタマイズができるのは超魅力的ですね。

さらにPHPというプログラミング言語の知識があれば、もっともっと自由なカスタマイズをすることができます。これにより、独自の仕組みを作り上げることが可能なため、企業のサイトなどでも重宝されているのです。

日本語マニュアルが充実

画像:Shutterstock

CMSなどで困ってしまうのが、マニュアルなどが英語だったりすること。私のように英語力皆無な人間には、日本語マニュアルが充実しているWordPressは最高の存在です。

それこそちょっとググればいろんなブログが解説してくれていますし、公式のマニュアルも有志による日本語バージョンが作成されています。

わからないときにすぐに調べて解決できる、比較的ストレスフリーなCMSなのです。

目的別で選ぶ最適CMS

WordPressは確かにシェアNo.1なのでおすすめなのですが、全ての人にぴったりかというと、そうでもありません。

目的によっては、他のCMSの方が相性がいい場合もあります。一例をご紹介しますので、参考にしてみてください。

ブログとサイトを手軽にやるならWordPress


引用元:WordPress https://ja.wordpress.org/

とにかく手軽に、かつクオリティ高くというなら断然WordPressです。他のCMSに比べて比較的難易度が低く、テーマによる高クオリティを担保できる安心感があります。

また、サイトをメインにしつつコンテンツとしてブログがある場合、これらをいっぺんに管理できるという魅力があります。

【これを作りたい人にオススメ】

  • 個人ブログ
  • 個人店舗のサイト

セキュリティ重視ならMovableType


引用元:MovableType https://www.sixapart.jp/movabletype/

WordPressはセキュリティ的な弱点が多く、しっかり対策をしないとちょっと不安なこともしばしば。企業のサイトなどではセキュリティのリスクはお金がかかっても下げておきたいところです。

そんな場合はMovableTypeがオススメです。WordPressとは違った表示の仕組みを採用しており、セキュリティのリスクを下げる工夫がされています。

ちょっと高いのが悩ましいところですが、使い勝手はWordPressと同程度なので、セキュリティにこだわりたい方はぜひ使ってみてください。

【これを作りたい人にオススメ】

  • 企業サイト

手厚いサポートが欲しいならa-blog


引用元:a-blog https://www.a-blogcms.jp/

WordPressもMovableTypeも、基本的には自分で調べて自分で作ったりカスタマイズしていく形になります。とはいえうまくいかなかったり、調べたりしてもよくわからない……なんてこともあるでしょう。

そんな不安を解決してくれるのがa-blogです。a-blogは国産のCMSなので、マニュアルもバッチリ日本語な上、サポートが超充実しています! わからないことがあれば質問をすれば回答が得られます。

Movabletypeに比べて安いのも魅力です。調べたりするのが面倒だったり、誰かに聞きながらやりたいと考えているなら、a-blogを試してみはいかがでしょうか?

【これを作りたい人にオススメ】

  • 個人ブログ
  • 個人店舗のサイト
  • 企業サイト

セミナー参加型ならJimdo

こちらもサポート型、しかも現地パターンですね。誰かと一緒に教えあいながら作りたいという人は、Jimdoという選択肢もありです。

Jimdo自体は海外産CMSなのですが、日本の代理店はあのKDDIが行なっています。そして公式のセミナーも多く、参加しながら自分のサイトを作り上げる!ということが可能です。

家で時間を取れるのか不安な人や、わいわい楽しく、手軽にやってみたい人におすすめです。

【これを作りたい人にオススメ】

  • 個人ブログ
  • 個人店舗のサイト

CMSは奥が深い

私がWordPress大好きな理由として、無料で使えるのに色々カスタマイズできるという点があります。この魅力は多くの人が感じており、その結果がシェアNo.1という実績となっているのです。

でも、他のCMSがダメなのかというとそうではありません。それぞれに魅力的な部分があるので、場面に合わせて使い分けていくのがベストだと思います。

CMSは奥が深いもの。ぜひみなさんも、楽しくCMSをいじり倒してみてくださいね!

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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