【3分でわかるJavaの基礎】Listのデータを取得する方法(get)

Javaを使う上でListでデータを扱う処理は頻繁に発生します。

しかし、Listなどのコレクション(動的配列)を使う場合、以下のような疑問を感じてしまう方もいるのではないでしょうか?

List内のデータを取得する方法はどうしたらいいの?
データを取得する際には配列のように[]を使って書いてはいけないの?
Listのデータを取得するにはいくつも方法があるの?

Listから値を取得するためにはいくつか方法があります。

この記事では、getメソッドを使用して、Listから値を取得する方法などを、わかりやすく説明します!

なお、Javaの記事については、こちらにまとめています。

目次

List内の値を取得する方法

以下のコードが、getメソッドでListのデータを取得するまでの、一連の流れになります。

import java.util.*;

public class Main {
    public static void main(String[] args) throws Exception {

        //listをString型で宣言する
        List<String> lList = new ArrayList<String>();
        
        //listにデータ追加する
        lList.add("apple");
        lList.add("orange");
        lList.add("melon");
        
        //getメソッド使用して、値を出力する
        System.out.println(lList.get(0));
        System.out.println(lList.get(1));
        System.out.println(lList.get(2));
    }
}

出力結果

apple
orange
melon

データ構造型を扱うためには、”java.util.*”パッケージを宣言する必要があり、記述していないとコンパイルエラーが発生します。

getメソッドを使用するためには、宣言したList型変数である”lList”に対してget(List要素数)を指定して値を取得します。

また、String型変数を使用して、リストの値を取得する使い方も可能です。
以下では、getメソッドを使用してString型変数に、リストの2番目の要素数を取得しています。

String str;
str = new String(lList.get(1));
System.out.println(str);

Listのデータを全て表示するには、リストの要素数分ループで値を表示する方法も便利です。

for (int i=0; i<lList.size(); ++i)
{
    System.out.println(lList.get(i));
}

iteratorを使って値を取得する方法

ループで値を取得して操作する場合には、iteratorメソッドを使うと、より便利にJavaのデータを扱うことが可能です。
「iteratorについても詳しく知りたいな!」という方は以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてください!

まとめ

Listなどの動的配列は、getメソッドを使うことによって、要素番号を指定して、簡単に値を取得することが可能なことを学びました。
もしListから値を取得する方法を忘れてしまったら、この記事を確認してくださいね!

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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