組み合わせられるプログラミング言語6つ!それぞれの使い方も紹介

この記事の要約
  • プログラミング言語には複数組み合わせて利用できるものがある
  • 動的なWebサイト構築にはHTML/CSSとJavaScriptを組み合わせよう
  • 組み合わせには言語の特徴や仕様への理解が不可欠

なお、どのプログラミング言語を学べばいいのか、どう学習を進めればいいのかなどがあいまいな人は「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。

かかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、あなたにあう言語や学習プランを診断してもらえます。

これからプログラミングを学ぼうとしている人は、ぜひ一度お試しください。

\ 4つの質問に答えるだけ /

目次

プログラミング言語は組み合わせることができるの?

画像:Shutterstock

プログラミング言語は、場合によっては2種類の言語を組み合わせて使うことも可能です。システム開発で複数の言語を使えば、システムで実現が可能になるものの幅が広がるでしょう。

ただしそのままでは開発できる環境がないため、別のプログラミング言語と組み合わせるためにアプリケーションフレームワークなどを利用する必要があります。この記事では組み合わせられるプログラミング言語や、それぞれの使い方について紹介していきます。

組み合わせるのに必要な環境構築

開発時に2つのプログラミング言語を組み合わせたくても、基本的にはベースで開発に使っているプログラミング言語と他のプログラミング言語を組み合わせて開発することはできません。

しかしプログラミング言語の中には、開発環境が組み合わせられるようになっているものもあります。また、特定のアプリケーションフレームワークを使うことで、別のプログラミング言語と組み合わせられるようになるものもあります。

プログラミング言語の組み合わせ方6つ

画像:Shutterstock

プログラミング言語は複数で組み合わせられるものがありますが、プログラミング言語同士で組み合わせられるものは限られています。

一方で、そもそも複数で組み合わせて使うことにより、Webサイトなどを構築できるものもあります。ここではプログラミング言語の組み合わせ方6つを紹介します。

組み合わせ方1:CSSとJavaScript・HTML

CSSはWebサイトを装飾するスタイルシート言語です。

加えて、JavaScriptは汎用性が高いためさまざまなWebコンテンツの作成に利用されているプログラミング言語で、HTMLは文章にタグを付けるマークアップ言語です。

CSSとJavaScript、HTMLの3つを組み合わせることによりWebサイトを構築することが可能です。また、HTML4以前を比較しても、HTML5であればより高度なWebサイトを構築できます。

使い方

インターネット上にある多くのWebサイトはCSSとHTML、JavaScriptによって作られているといわれています。CSSはスタイルシートによってWebサイトを装飾し、HTMLは文章を構築します。

さらにJavaScriptによってさまざまな動作を付与できます。また、HTML5なら高度な処理が可能なAPIを利用できるため、さらに多様なWebサイトを構築することもできます。

組み合わせ方2:RubyとJava

Rubyは日本で誕生したスクリプト型のオブジェクト指向言語で、日本だけでなく海外での人気も高いです。

他の言語と比較しても非常に柔軟性の高い言語で、開発効率も良いため、多くのWebシステムで利用されています。また、習得難易度も高くないため初心者にも人気で、Ruby用の開発フレームワークである「Ruby on Rails」を利用すれば、Ruby用開発環境でRubyとJavaとの連携が可能となっています。

使い方

Rubyは「Ruby on Rails」というWebアプリケーションフレームワークを使って開発を行われることが多いです。

Ruby on Railsを使うことで、全て一からコーディングしなくてもよくなるため、効率的な開発が可能となるといわれています。さらにRuby on Railsを使えば、非常に汎用性の高いJavaとも連携することができます。

組み合わせ方3:PythonとJava

Pythonはオランダで生まれたプログラミング言語で、近年ではAI開発にも用いられるなど人気の高い言語です。簡潔なコードで書けるため読みやすいといったことが特徴で、Googleでも採用されています。また、Pythonには「Django」というフレームワークがあり、Djangoを利用することでPython用の開発環境でPythonとJavaが連携できるようになります。

使い方

DjangoはPythonで実装されたWebアプリケーションで、実用的で素早い開発に視点を置いているため、複雑なWebサイトを簡単に構築することができるようになります。またDjangoを利用することにより、Python用の開発環境でJavaと連携できるようになります。

組み合わせ方4:PHPとJava

PHPはカナダで誕生したプログラミング言語で、主にWebアプリケーションの開発に用いられています。Webサービスを構築することに特化しており、Webサービスを作るためにPHPを利用するユーザーは多いです。

また「CodeIgniter」はPHPで動的なWebサイトを構築するためのフレームワークで、CodeIgniterを利用することにより、PHP用開発環境でPHPとJavaの連携が可能になります。

使い方

PHPはWebサイト開発用のアプリケーションフレームワークであるCodeIgniterを使うことで、Javaと連携できます。また「CodeIgniter」はPHPで作られ、動的なWebサイトを構築されたアプリケーションフレームワークで、他のフレームワークと比較すると少ないコード量で動作も素早いという特徴があります。

組み合わせ方5:PerlとJava

PerlはWebサービスの開発に適したスクリプト言語で、プログラミング言語の中でも歴史が古い言語です。短いコードで処理が実装でき、コンパイル不要のため素早く実行が可能になります。

またアプリケーションフレームワークの「Catalyst」は、Perlの開発環境でJavaと連携することが可能になります。

使い方

PerlはアプリケーションフレームワークであるCatalystを使うことで、Javaと連携できます。また、CatalystはPerlで作られたアプリケーションフレームワークで、柔軟性が高くシンプルに使うことができるという特徴があります。

組み合わせ方6:PythonとRuby

PythonはRubyとそのままでは連携することはできませんが、「.NET Framework」や「Mono」上で動作できる「IronPython」というものがあります。

また、同じく.NET Framework上で動作できるIronRubyもあるため、これらを使うことによりPythonはRubyを連携することが可能になります。

使い方

.NET FrameworkやMono上で動作できるIronPythonと、.NET Framework上で動作できるIronRubyを使うことで連携可能です。IronPythonとIronRubyならVisual Studioなどで連携できるようになります。また、PythonとRubyはアプリケーションフレームワークを使わなくても連携できる言語として有名です。

プログラミング言語を組み合わせる際の注意点

画像:Shutterstock

ここまで紹介したとおり、組み合わせられるプログラミング言語は限られています。また、組み合わせる場合には開発環境を整える必要があります。

また、Ruby on Railsなどを使ってプログラミング言語を組み合わせる場合、Ruby on Rails自体は非常に多機能なので、使い方を知っておく必要があるでしょう。また業務で開発を行う場合、メンバーが扱えるスキルを持っている必要があるため、注意が必要だと言えるでしょう。

プログラミング言語を組み合わせてみよう

画像:Shutterstock

今回は、組み合わせられるプログラミング言語について説明していきました。

プログラミング言語は、HTMLやCSSのように組み合わせて使うことがほぼ前提となっているものがあります。また複数の言語を組み合わせて使うことで、できることの幅が広がるものもあります。

プログラミング言語を組み合わせて使いたい場合は環境を整える必要がありますが、興味がある方はぜひプログラミング言語を組み合わせて使ってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

兵庫県西宮市出身。現在大学4年生。プログラミングスクールを卒業したのち株式会社SAMURAIでインターン生として活動中。
記事の執筆や編集、業務改善システムの改善を担当中。

目次