Pythonの研修で社員のスキルを底上げしたい
業績改善につながるおすすめのPython研修を知りたい
現在、IT業界ではプログラミング言語であるPythonが大きな注目を集めています。
実際の開発現場においてもPythonを活用した案件が増えているため、社員に対してPythonのスキルを習得させようと考えている企業も多いかもしれません。
この記事では、Python研修の導入を検討する企業におすすめのPython研修をご紹介します。
入門者向けコースやアプリ開発が学べるコースなど、目的別に20個のコースを厳選しましたので、読めば自社に最適のPython研修がわかるはずです。
この記事の目次
Pythonの企業研修を選ぶときのポイント

Pythonは、初心者でも比較的習得しやすいプログラミング言語です。
Pythonの研修を導入すれば、助成金が支給される、 社員の業務効率化や開発案件増加による売上アップにつながる、といったさまざまなメリットを享受できます。
とはいえ、選び方を間違えると効果を得られず、時間や研修費用が無駄になってしまいます。そこでまずは、自社にとって最適なPython研修を選ぶポイントをご紹介します。
Python研修を選ぶときのポイントは下記の4つです。
- Python入門者でもついていけるか
- 目的に合っているか
- コストに見合うか
- 短期間で習得できるか
1つずつ見ていきましょう。
Python入門者でもついていけるか
研修を受ける社員にプログラミング経験者が少ない場合は、Python入門者でもついていける研修であるか確認が必要です。
一言でPythonの研修といっても、すでにPythonに対する一定の知識を有しているITエンジニア向けやほかのプログラミング言語を習得しているITエンジニア向けなど、レベルはさまざまです。
特に新入社員向けにPythonの研修を検討しているなら、プログラミング未経験、またはPython初心者でも研修についていけるカリキュラムであるかに着目して選びましょう。
目的に合っているか

Pythonの研修は、目的を達成できるかという点にも着目して選んでください。
研修の多くは、「受講した結果、受講者は何を達成できるか」というゴールを設定しています。
各研修が提示する「AI開発について学べる」「データ分析を習得できり」「Webアプリケーションを開発できる」といった目的をよく確認しましょう。
コストに見合うか
Python研修を選ぶときは、コストに見合う成果を得られるのか検討が必要です。
研修によっては、数十万円という費用がかかります。高額なPython研修を受ければ、必ずしも良い結果が得られるという訳ではありません。
Python研修に費用をそれほどかけられないのであれば、低コストの研修用教材を利用するのもおすすめです。
短期間で習得できるか

Python研修を選ぶときは、短期間で習得できるかという点にも着目してください。
Python研修に時間をかけすぎてプロジェクトに支障をきたす、ということがないよう、無理のない期間で学べる研修選びましょう。
事業の都合で時間が限られているなら、短期集中型の研修を検討してもいいでしょう。

Python入門・未経験者におすすめの研修

まずは、Python入門や未経験者におすすめの研修をご紹介します。
いずれも初心者向けのレベルなので、新入社員向けのPython研修にも適しているでしょう。
SAMURAI ENGINEER
- 完全オーダーメイドのカリキュラム
- 専属講師によるマンツーマン指導
SAMURAIエンジニアの法人向けのプログラミング研修「SAMURAI ENGINEER Biz」は「完全オーダーメイド&専属マンツーマン指導」で業界でもトップクラスのお客様満足度を獲得しています。
完全オーダーメイドなので、社員のレベルにあうカリキュラムを組むことが可能です。実際にオリジナルのシステムを開発しながら学べるので、研修後には実務でも通用する即戦力となるスキルを身につけられます。
料金やカリキュラムについては個別で相談できるので、詳しくは以下のページからお問い合わせください。
insource(インソース)
- 受講者の対象を「一般のビジネスパーソン」と定義
- 目的に応じて最適な研修を選択できる
insource社は、企業研修とITサービスを提供する会社です。講師数は340人で、IT系以外にもさまざまな研修コースを展開。
insource社のPython研修は、受講者の対象を「一般のビジネスパーソン」と定義しているため、プログラミング初心者であっても問題なくスキルを習得することが可能です。
初心者向けのPython研修だけでも約10種類程度存在するため、目的に応じて最適な研修を選択できるのも魅力です。
i-Learning(アイ・ラーニング)
- さまざまなビジネス研修を展開
- Python研修の種類が豊富
i-Learning社は、独立系ソリューションプロバイダーであるJBCCホールディングス株式会社の傘下で教育事業を行う企業です。
これからのIT業界に必要な人材を育成するため、技術研修以外にもさまざまなビジネス研修を展開しています。
i-Learning社のPython研修は、Pythonに興味がある方、Pythonエンジニアを目指す方、Pythonを使った機械学習やアプリケーション開発を目指す方を対象としているため、Python初心者も安心して研修に臨めるでしょう。
TechAcademy(テックアカデミー)
- 日本最大級のプログライミングスクール
- 毎日15時~23時のチャットサポート、回数無制限の課題レビュー
TechAcademyは、2009年設立のキラメックス株式会社が運営しているオンラインスクールです。日本最大級のプログライミングスクールとして有名であり、研修のカリキュラムも充実しています。
Python研修に関しては、受講生1人ひとりに選任のメンターがつきます。
週2回30分のビデオチャット、毎日15時~23時のチャットサポート、回数無制限の課題レビューなどPython初心者を徹底的にフォローする仕組みが整備されているのが特徴です。
KENスクール
- AI概論、Python概論、Python入門、Python実践で構成されたカリキュラム
- 将来的にAI開発ができる人材の育成を見据えた内容
KENスクールは、1988年設立の株式会社シンクスバンクが運営している、個人・法人向けの教育サービスです。
Python入門のカリキュラムは、AI概論、Python概論、Python入門、Python実践で構成されています。Pythoonの基礎はもちろん、Numpy、Pandas、Matplotlibといったデータ分析系のライブラリについても学習に組み込まれており、将来的にAI開発ができる人材の育成を見据えた内容となっています。
もちろん対象者は数学の前提知識不問、プログラミング経験不問ということで、Python初心者も安心して受講できます。
ビットラボラトリ
- 受講料のみというシンプルな価格体系
- NumpyやPandasといったライブラリについても学ぶことができる
ビットラボラトリは、株式会社インテンシティが運営している教育サービスです。
ITに関するさまざまな研修を展開していますが、入学金、年会費、テキスト代、パソコン費用などが一切かからず、受講料のみというシンプルな価格体系となっているのが特徴です。
Python基礎講座のカリキュラムとしては、Pythonの概要や基礎をはじめとして、NumpyやPandasといったライブラリについても学べるのがポイントです。
ライトハウスラボ株式会社
- NumpyやPandasといったライブラリについても学ぶことができる
- 開発環境の構築から実践的なスキル習得まで幅広く学べる
ライトハウスラボ株式会社は、AI人材育成研修を専門に行っている企業です。
Pythonのほかにも、AI・データ分析の研修やディープラーニングの試験として有名なG検定対策講座などを展開しています。
初心者向けにはPython入門という研修が用意されています。開発環境の構築から実践的なスキル習得まで幅広く学べるカリキュラムが特徴です。
リナックスアカデミー

- メガベンチャーに対して研修を行った実績がある
- バージョン管理やチーム開発といった実践的な知識も習得できる
リナックスアカデミーは、株式会社リカレントが運営しているIT研修サービスです。
2001年の創業以来、これまでに約10,000名以上に研修を提供しており、LINE、ヤフー、サイバーエージェントといったメガベンチャーに対して研修を行った実績があります。
Python研修はアウトプットを中心としたカリキュラムが特徴。オーダーメイドなので、バージョン管理やチーム開発といった実践的な知識も習得できます。
Pythonのアプリケーション開発・データ解析を学べる研修

Pythonを採用した開発を検討するのであれば、フレームワークを用いたWebアプリケーション開発やライブラリを活用したデータ解析が学べる研修がおすすめです。
続いて、Pythonのアプリケーション開発・データ解析を学べる研修を厳選してご紹介します。
インターネット・アカデミー
- W3Cに加盟するITプロフェッショナル育成専門のスクール
- 内定者や新入社員、中堅・管理職など対象者が幅広い
インターネット・アカデミーは、IT業界のプロフェッショナルを育成する専門スクールです。
2000年には、日本の民間教育機関としてはじめてW3C(世界のWeb業界に多大な影響を持つ団体)にメンバーとして加盟しています。
主にITリテラシーやプログラミング、マーケティングなど、内定者や新入社員、中堅・管理職などあらゆる階層の社員を対象にした幅広いIT研修を提供しています。
インターネット・アカデミーが提供しているPythonの研修は、以下の3コースです。
- Pythonプログラミング研修
- WebスクレイピングによるRPA研修
- Pythonで作る自動化ツール実践研修 (LINEチャットボット編)
どれも実践的な内容の研修となっているため、すぐに現場で活用できるでしょう。
トレノケート
- 講師陣のレベルが高い
- データ解析を行うために必要な知識を習得できる
トレノケートは「ビジネス×IT×グローバル」で人材育成を行なっている企業で、Pythonのほか、ビジネススキルを学べるのが特徴です。
開発の経験がある元エンジニアや国家資格のキャリアコンサルタント、AWSの認定資格所有者など、レベルの高い講師がそろうのも着目したいポイントでしょう。
Python研修は、目的別に6コースが用意されています。
その中の1つ「Pythonによるデータ分析入門」では、Numpy、Pandas、matplotlibというライブラリの使い方や、scikit-learnを用いた回帰分析など、データ解析を行うために必要な知識を習得できます。

Pythonを短期間で学べるおすすめの研修

次に、短期集中型のPython研修を紹介します。
研修にあまり時間を避けない企業におすすめです。
NECマネジメントパートナー
- 1日でPythonの基礎を習得できる
- Pythonの画像解析を学べる
NECマネジメントパートナーのPython研修は、1日でPythonの環境構築や基本的な文法の習得が可能です。
学びたいカリキュラムの希望を伝えれば、ITの基礎から各分野の専門技術まで、約700コースのメニューの中から最適な研修プランを組んで提案してもらえます。
Pythonの研修は6種類あり、なかでも「Pythonではじめるディープラーニング実践:画像解析入門」では、2日間というスケジュールで回帰モデル、ニューラルネットワーク、画像認識などを学びます。
Pythonの基礎研修は多々ありますが、Pythonの画像解析に関する研修は非常に少ないため、これから画像解析に取り組もうとしている企業にとっては有力な選択肢となるでしょう。
日本ヒューレット・パッカード
- 2日間で機械学習やディープラーニングを学習できる
- 機械学習やディープラーニングといったAIの基礎知識を学べる
日本ヒューレット・パッカードのPython機械学習&ディープラーニング入門研修は、2日間のスケジュールとなっており、Pythonによる機械学習やディープラーニングを学習できます。
またPythonのほか、機械学習やディープラーニングといったAIの基礎知識についても、実例を交えた講義を受けられます。
なお対象者は、何らかのプログラミング経験がある方や高校レベルの数学知識を有する方です。
CTC教育サービス
- 開発・構築・運用ノウハウを活かした800以上のコースを開催
- Pythonの人気フレームワークであるFlaskによるWebサービスの開発を学べる
CTC教育サービスは、CTCグループのシステム開発・構築・運用ノウハウを活かし、800以上のコースを開催している総合IT教育企業です。
Pythonに限らず、ITに関するあらゆる技術の研修を受けられます。
Pythonの研修は10種類以上あり、なかでも「FlaskによるPython Webアプリケーション開発」は、Pythonの人気フレームワークであるFlaskによるWebサービスの開発を学ぶ研修コースとなっています。
富士通ラーニングメディア
- 企業向け人材育成をトータルで支援
- ディープラーニングの第一人者「巣籠悠輔氏」の講義を受けられる
富士通ラーニングメディアは、国内最大規模の総合人材研修企業としてITスキルからヒューマンスキルまで約1500の研修コースを提供。
新人研修から開発者研修など、企業向け人材育成をトータルで支援しています。
Pythonだけでも数十という研修を取り揃えていますが、「巣籠悠輔によるディープラーニング実践講座~TensorFlowとKerasによる実装~」という研修では、ディープラーニングの第一人者である「巣籠悠輔(すごもりゆうすけ)氏」の講義を受けられます。
アイクラウド研修サービス
- クライアントにあわせてすべてのカリキュラムをオーダーメイド
- 2日間でWebアプリケーション開発を学べる
アイクラウドはコンピュータ研修専門の教育を行っている企業です。他社と異なるのは、クライアントにあわせてすべてのカリキュラムをオーダーメイドで組む点です。
全7種のPython研修のうち「Djangoアプリケーション開発研修」では、2日間でDjangoフレームワークを用いたWebアプリケーション開発を学べます。
ピープルアート株式会社
- ヒアリングを元に受講者のレベルや要望に合うプランを作成
- 機械学習やディープラーニングの手法も学べる
ピープルアート株式会社は、企画、コンサルティング、システム導入サポート、システム開発を事業とする企業です。
Python研修の期間は2日間となっておりヒアリングを元に受講者のレベルや要望に合うプランを作成してもらえます。また、G検定やE資格といったAI研修が用意されているのも特徴です。
Pythonの基礎を学んだらscikit-learn、Keras、TensorFlowといったライブラリの学習を通じて、機械学習やディープラーニングの手法を学ぶことも可能です。
Pythonを無料・低コストで学べる!研修におすすめの教材

Python研修にあまり費用をかけられない場合は、無料や低コストの教材を活用してみてはいかがでしょうか。
続いて、無料または低コストで学べるおすすめの教材を見ていきましょう。
Schoo(スクー)
- さまざまなジャンルの録画授業5,000本が見放題
- 動画のコンテンツが豊富
Schooは、月額980円でさまざまなジャンルの録画授業5,000本が見放題になるサービスです。
Pythonに関しても「入門」「Python×Excelにより業務効率化」「機械学習とデータ分析」といった豊富なコンテンツが用意されています。
techgym
- 一定額で利用したい放題
- 全国で1万人以上の受講実績
techgymは、サブスクリプション型のプログラミングスクールです。
無料の研修も幾つか公開されていますが、「ゼロからはじめるPythonプログラミング入門講座」については、全国で1万人以上が受講した実績を持っています。
ドットインストール
- MTGの3分間で効率的な研修を実施できる
- 月額2,680円で、約7,000本の動画を視聴できる
ドットインストールは、プログラミング学習をマスターするための3分動画を提供しているWebサービスです。
1ユーザーあたり月額2,680円という価格で、約7,000本の動画を視聴できます。
MTGの3分間を利用して、動画を見ながらの研修を実施してみてはいかがでしょうか。
Progate
- 月額1,628円ですべてのレッスンを受けられる
- スライド形式で勉強できる
Progateは、プログラミングをはじめとしたIT関連の技術をオンライン上で学べるサービスです。
企業向けの「実践的」プログラミング研修では、月額1,628円ですべてのレッスンを受けられます。
スライド形式で勉強できるため、プログラミング未経験の社員でも楽しんでPythonを学べるでしょう。
まとめ
今回は企業向けのPython研修について、おすすめの20選をご紹介しました。
PythonはWebアプリケーション開発、AI開発、データ分析などを得意とするプログラミング言語であり、今後さらに需要が高まっていくと予想されます。
これを機に、Pythonに関する人材の強化を進めてみてはいかがでしょうか。
この記事のおさらい
Pythonの企業研修を導入するメリットとして、プログラミング言語の仕様がシンプルで比較的習得しやすい、国の助成金が支給される、.開発案件が増加し売上アップにつながるといった点が挙げられます。
Pythonの企業研修を選ぶときは、Python入門者でもついていけるか、目的に合っているか、コストに見合うか、短期間で習得できるか、の4点を意識してご検討ください。
Python研修のおすすめとして、社員のレベルにあうカリキュラムを組めるSAMURAIエンジニアの法人研修や、短期間でPythonの基礎を学べるNECマネジメントパートナーの研修が挙げられます。