Menu

内定者研修とは?効果的な実施方法と成功事例を紹介

内定者研修は、入社前の内定者向けに実施する研修です。内定者の不安や疑問を解消したり、基本的なビジネススキルや業務知識の講義を実施したりします。内定者研修は、内定辞退の防止や即戦力育成に役立つ研修です。

この記事では、内定者研修の実施方法や成功事例について紹介します。

また、侍の法人研修は45,000名以上の指導実績から確立した独自メソッドにもとづき、貴社の抱える課題や目的にあわせてオーダーメイドでカリキュラムを作成。短期間で最大の効果を出す最適なプランをご提案します。

DX推進やIT課題の解決にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。⇒サービス紹介資料の無料ダウンロードはこちら

目次

内定者研修プログラムを効果的に設計するには

内定者研修プログラムを効果的に設計するには
内定者研修プログラムを効果的に設計するには

内定者研修は1日~2日ほど、長くても数週間と、短いスパンで実施されることの多い研修です。短い時間の研修で効果を最大化するには、研修計画を適切に立てる必要があります。

ここでは、内定者研修の目的や、カリキュラムの決め方について説明します。

内定者研修の目的と必要性

内定者研修を実施すると、内定者同士のコミュニケーションを促進し、組織への帰属感を醸成できます。また、人事担当者と内定者のコミュニケーションの機会を設け、内定者が抱く企業への不安を解消し、内定辞退を防ぐ効果もあるでしょう。

また、内定者研修では、入社前に業務に必要な基礎知識・スキルを習得させ、新入社員研修の下地を整えることができます。さらに、社会人としてのマインドセットを学び、ビジネスマンとして働く心構えを持つ機会でもあります。

内定者研修の計画方法

内定者研修を計画する際は、ADDIEモデルが参考になります。ADDIEモデルとは、Analysis(分析)、Design(設計)、Development(開発)、Implementation(実施)、Evaluation(評価)を繰り返すことで教育を効果的に実施するフレームワークです。

まずは、内定者研修の目的を明確化し、内定者の既存スキルや志向に合わせてカリキュラムを決めます。一般的なカリキュラムとしては、企業理念の理解、ビジネスマナー、業務知識・スキル、コミュニケーションスキルなどが挙げられます。

また、設計段階で研修効果の評価とフィードバックを集める仕組みを決めておき、研修効果の確認と改善を図ることが重要です。

学習結果を高めるポイント

学習結果を高めるためには、ディスカッションなど受講者が主体的に行動できるアクティブラーニングや、実践的なケーススタディを用いるのが有効です。

また、研修担当者からフィードバックする時間や、受講者が自分で研修内容を振り返るリフレクションの時間を設けることで、研修で学んだことを言語化できます。言語化によって、学習の成果を具体的な業務にどう役立つのかを受講者に意識させられるでしょう。

さらに、eラーニングで知識を学び、対面研修ではディスカッションや個別フォローを実施するフリップトラーニング(反転授業)なども効果的です。

内定者研修の改善と最適化

内定者研修の改善と最適化
内定者研修の改善と最適化

内定者研修は新入社員を採用するたびに発生する継続的なものです。そのため、毎回実施後に改善点を洗い出し、次回以降の研修をブラッシュアップしていくことで研修効果を高めることが可能です。

ここでは、研修の改善方法について解説します。

内定者研修の改善案を策定するには

内定者研修の改善案を策定するには、まず、現行の研修プログラムの評価と改善のためのデータ収集が必要です。たとえば、受講者にアンケートを取って研修への満足度を答えてもらうといった手法が有効でしょう。もし、「ここが分かりにくい」というフィードバックが多ければ、研修内容や教材の見直しとアップデートが必要です。

また、ARCSモデルの観点から、研修に足りないものを分析するのも有効でしょう。ARCSモデルとは、受講者の学習モチベーションを上げるには、注意喚起(Attention)、関連性(Relevance)、自信(Confidence)、満足感(Satisfaction)が重要という考え方です。

内定者研修の効果を最大化するポイント

内定者研修を最大限に効果的に行うためには、受講者や上司のフィードバックを活用することが重要です。継続的な評価と改善を繰り返すことが重要です。

また、既存従業員に内定者に求めることをヒアリングすると、研修の目標を立てやすくなります。

受講者のスキルレベルを事前に把握し、難易度を調整することも重要です。また、従業員が講師を務める場合は、トレーニングスキル向上のための研修を提供することも必要でしょう。

侍の法人サービスがわかるお役立ち資料セット(会社概要・支援実績・サービスの特徴)をダウンロードする⇒資料セットを確認する

最新の研修トレンドと新しい教育手法

最新の研修トレンドと新しい教育手法
最新の研修トレンドと新しい教育手法

近年、コロナ禍の影響によって内定者研修のオンライン化が進みました。また、教育手法も時代と共にブラッシュアップされ、より効率的な手法が紹介されています。

ここでは、オンライン研修や新しい教育手法について解説します。

オンライン研修とハイブリッド型研修の活用

オンライン研修は、インターネットを利用して講義を受ける方式です。オンライン研修は講師と受講者が同じ場所に集まる必要がなく、効率的に実施できるというメリットがあります。一方、オフライン研修に比べて受講者同士のコミュニケーションが取りにくいという点はデメリットです。

最近では、オンラインとオフラインを併用したハイブリッド型研修に注目が集まっています。このハイブリッド型研修では、知識定着はオンライン研修で、グループワークや実技はオフライン研修で、と使い分け、効率的な学習の実現を目指します。

ゲーミフィケーションやAIを用いた研修

内定者研修実施にあたっては、新しい教育手法やテクノロジーを採用することも重要です。たとえば、ゲーミフィケーションとは、ゲームの仕組みをさまざまな取り組みに応用することです。スコア獲得やレベル上げなど、人々を熱中させる要素を研修にも応用して、モチベーション向上を狙うことができます。

その他、AI(人工知能)を利用して、受講者一人ひとりの志向や受講状況に合った研修プログラムを組むといったシステムも開発されています。

内定者研修における問題と解決策

内定者研修における問題と解決策
内定者研修における問題と解決策

内定者研修は、内定者の入社意欲を高める重要な研修です。内定者研修の内容が不十分だった場合、内定者が内定を辞退してしまうというリスクもありえます。

ここでは、内定者研修でよく起こる問題点と解決方法について解説します。

よくある問題点や注意点

内定者研修を計画する際には、企業側のニーズだけで内容を決めるのではなく、内定者のモチベーションを高めるような内容を作ることが重要です。内定者は「本当にこの会社に入社してもいいのか」「ビジネスパーソンとして活躍できるのか」といった不安を抱えているため、そうした不安を解消するような内容作りが必要です。

また、カリキュラムや課題を詰め込み過ぎると、内定者に精神的、肉体的な負担を与えてしまうので、実施期間や時期は充分配慮する必要があります。

さらに、座学だけでなく、内定者同士のコミュニケーションを促進するようなグループワークも設定することで、内定者のモチベーションを高めることができます。

内定者側の課題とは

内定者は、新しい環境に入ることに対して強い不安を抱えているケースが多いです。そのため、内定者から事前に不安内容をヒアリングし、その疑問に答える場や、若手社員などとのコミュニケーションの場を設けることが有効です。

また、ビジネスマナーなど基本的なスキルを研修に盛り込むことで、内定者自身も自己効力感が上がり、新生活へのモチベーションが向上します。内定者同士のコミュニケーションを促進し、信頼関係を構築させるのも有効です。

課題解決策とモチベーション向上方法

内定者研修を効果的に実施するには、内定者に明確なゴール設定を共有し、内定者が目標を立てやすくするようにしましょう。

また、研修担当者から、内定者の成長を評価するためにフィードバックを行い、内定者の強みを言語化しましょう。内定者自身が自分のキャリアについて考えるきっかけとなります。さらに、内定者に個別のフォローをこまめに入れ、相談を受けるのも大切です。

内定者研修は、内容を盛り込み過ぎず、あくまでも入社前の準備段階であることを留意しながら行いましょう。

侍の法人サービスがわかるお役立ち資料セット(会社概要・支援実績・サービスの特徴)をダウンロードする⇒資料セットを確認する

内定者研修の成功事例3社

内定者研修を効果的に実施するには、他社事例を参考にしましょう。ここでは、内定者研修の成功事例を3社紹介します。

ネスレ日本株式会社

ネスレ日本株式会社では、内定者を「ネスレの仲間、同僚」と捉えて、アソシエイトという呼称を採用し、専用のサポート制度を導入しています。

まず、内定後、アソシエイトが主体的なキャリア形成を行えるよう、人事担当者から採用選考時のフィードバックを伝えられます。その結果をもとに、アソシエイトが自分の強みや育成すべき点を把握し、アソシエイト用プログラムに参加して、キャリアイメージを固めていく仕組みです。

また、アソシエイトにはネスレ社員が利用できるeラーニングや通信教育も提供されます。プログラムは一部参加必須ですが、eラーニングなどは自由受講となっており、アソシエイトが学業を優先しつつ自己啓発に取り組むことができます。

(出典:ネスレ日本株式会社「ネスレパスコース」

クックパッド株式会社

クックパッド株式会社では、内定者研修のグループワークとして「ワークスタイルトランプ」というツールを利用しています。

ワークスタイルトランプとは、働き方に関するキーワードが書かれたカードを選び、自分の理想とする働き方を考えるゲームです。数名のグループに分かれ、それぞれが選んだカードとその理由を話し合うことで、受講者同士がお互いを知るきっかけになります。カードという共通の話題もあるため、初対面でも踏み込んだコミュニケーションを取りやすくなるという点もメリットです。

さらに、同社では若手社員も交じってグループワークに参加することで、内定同士だけではなく、これから共に働く、メンバーとの顔合わせの機会として、ワークスタイルトランプを活用しています。

(出典:株式会社ハートクエイク「ワークスタイルトランプ」

株式会社トップ

株式会社トップでは、内定者向けSNSを導入して、内定辞退者を減らす取り組みを行っています。内定者にプロフィールを登録してもらったり、入社への意気込みを投稿することで、内定者同士でゆるやかなつながりが形成されています。本社と遠い拠点での内定者ともコミュニケーションしやすいのがメリットです。

また、企業側ではSNSの利用状況を確認し、ログインや投稿をあまりしていない内定者へ個別にフォローを入れることも可能です。同社では内定者向けSNSに参加する既存社員をあえて減らし、内定者が気軽に発言しやすい雰囲気作りも工夫しています。

(出典:TUNAG「懇親会より効果的な内定者向け社内SNSの活用方法とは?「内定辞退率が30%から5%に」」

内定者研修の成果評価とフィードバック

内定者研修の成果評価とフィードバック
内定者研修の成果評価とフィードバック

内定者研修の効果を高めるには、研修実施後に効果測定を行い、改善点を洗い出して次回の研修に活かすというプロセスが必要不可欠です。ここでは、効果測定の方法やフィードバックの収集方法について解説します。

研修の効果測定方法

研修の効果測定方法を実施するには、研修の計画段階であらかじめ定量的指標と定性的指標を決めておくことが重要です。

定量的指標としては、確認テストや課題提出率などが挙げられます。また、定性的指標としては、アンケートを実施して参加者のフィードバックや自己評価を収集するのが有効です。研修の効果測定を行う際は、定量的指標と定性的指標の両方を活用することが重要です。

フィードバックの収集と分析方法

フィードバックの収集と分析は、研修プログラムの改善に欠かせません。受講者だけではなく、内定者研修に参加した若手社員などからフィードバックを集めると、客観的な評価を分析できます。また、率直な意見をヒアリングするために、匿名アンケートを活用するのも有効です。

収集したフィードバックをもとに、研修への満足度や改善すべき点を分析し、次回の研修プログラムへの改善案に落とし込みましょう。

侍の法人サービスがわかるお役立ち資料セット(会社概要・支援実績・サービスの特徴)をダウンロードする⇒資料セットを確認する

内定者研修おすすめ3選

内定者研修を提供しているサービスは数多く存在するため、自社に合ったものを慎重に選定する必要があります。ここでは、おすすめの内定者研修プログラムを3つに厳選したものを紹介します。

侍エンジニアBiz

侍エンジニアBiz」は、企業の悩みに合わせてカリキュラムを作成、実施する研修サービスです。完全オーダーメイド型なので、自社に合った研修内容を盛り込むことが可能です。さらに、IT未経験者にも対応しているので、PC操作に慣れていない学生もITスキルを身に付けられるでしょう。

ITリテラシーやプログラミング基礎といった基本的な内容から、各プログラミング言語やデータベース知識に特化した内容まで扱っているため、特にIT職の内定者研修におすすめです。

株式会社プロシーズ

株式会社プロシーズでは、「内定者パック」として、eラーニングコンテンツや内定者用SNSを一括して提供するサービスを実施しています。内定者は、Microsoft Office系ツールの操作方法や、ビジネスマナーなど基本的なビジネススキルのeラーニングを自由に受講可能です。

また、内定者専用の掲示板やチャット、日程調整ツールによって、人事担当者と内定者がコミュニケーションを取り、内定者同士で懇親会イベントを企画できます。こうしたSNSツールによって、内定者の会社への帰属意識を高め、内定辞退や早期離職を防ぐ効果が期待できるでしょう。

(出典:株式会社プロシーズ「内定者パック」

ANAビジネスソリューション株式会社

ANAビジネスソリューション株式会社は、ANAの客室乗務員や空港係員出身の講師が在籍しているのが特徴です。内定者研修では、2時間ほどで社会人の心構えや第一印象の重要性について扱います。

また、オプションで電話応対の基本や言葉遣いなど、基本的なビジネスマナーをカリキュラムに追加できます。営業職や小売業など、顧客対応が日常的に発生する業務に就く内定者におすすめの研修です。

(出典:ANAビジネスソリューション株式会社「内定者研修」

よくある質問(FAQ)

よくある質問
よくある質問

ここでは、内定者研修に関するよくある質問と回答を紹介します。

内定者研修の賃金は法律で定められていますか?

内定者研修の受講が義務付けられていて、内容も業務に関連する場合、企業は内定者に賃金を支払う必要があります。賃金の金額は決まっていませんが、入社後の給与を日割り計算した額や、地域別最低賃金をベースにした額が一般的です。

グループワークを通じて、内定者は研修で何を学ぶべきですか?

内定者研修でのグループワークは、コミュニケーションスキル、チームワーク、リーダーシップや問題解決能力の育成が目的です。また、内定者同士の交流を促進し、信頼関係を築くという狙いもあります。

一般的な内定者研修の期間は何日間ですか?

内定者研修の期間は企業によって異なりますが、一般的には数日から数週間程度とされています。内定式が実施される10月や、入社前の2月、3月に実施されることが多いです。

内定者研修は年にいつ頃に、何回程度実施するのが適当ですか?

内定者研修の実施頻度は企業によって異なります。一般的には、年に2、3回程度に分けて1日ずつ実施するケースや、1回にまとめて数週間実施するケースがよく見られます。

侍の法人サービスがわかるお役立ち資料セット(会社概要・支援実績・サービスの特徴)をダウンロードする⇒資料セットを確認する

内定者研修は、内定辞退の回避や即戦力育成に役立つ

内定者研修は、内定者とコミュニケーションを取り、彼らが抱える不安を解消する機会です。知識を詰め込み過ぎず、企業と内定者が信頼関係を築ける内容にして、内定者の内定辞退を防ぎましょう。

また、基本的なビジネススキルをあらかじめ教えることで、スムーズに入社後の研修を実施できるという効果もあります。

目次