こんにちは、侍エンジニアブログ編集部のTAKUMAです!
日本のエンジニア需要は年々高まりつつあります。
経済産業省の調査によると、2030年には日本で約80万人ものエンジニアが不足すると言われています。
今現在もエンジニアが足らないと、嘆いている企業が沢山存在します。なぜこうも、企業にエンジニアが集まらないのか?
今回はそんなエンジニア採用に対して難しいと困っている方のために、エンジニアの採用に対する解決方法と現在のエンジニア事情について分かりやすくまとめました。是非とも参考にしていただき、今後のエンジニア採用に活かして頂ければ幸いです。
なぜエンジニアが集まらない?時代背景に迫る
そもそも、なぜこうもエンジニアが集まらないのか、疑問に思いますよね。エンジニアが集まらない原因と今の日本社会の背景から紐解き、解決策を模索して行きましょう。
そもそもエンジニアになる人が少ない…
昔のエンジニアのイメージは、「かっこいい」「最先端」といった感じがありましたが、今のエンジニアのイメージは「帰れない」「きつい」「厳しい」といったイメージが浸透しています。
そういった背景もあり、ネガティブなイメージが強くなっているエンジニアを目指す人が少ないのです。また、IT技術者の年収の低さなども、エンジニアになろうとする人が少ない理由の一つの要因となっています。
エンジニアというと高給取りのようなイメージをお持ちの方もおられると思われますが、それはあくまでも一部の大手企業だけであり、中小企業ではかなり年収は低い方です。アメリカのエンジニアと比べてみても、日本のエンジニアの給料はかなり低く、これではなろうという人も少ないというのも頷けますね。
ニーズはあるのになぜ人々はエンジニアになろうとしないのか?
前述した通り、エンジニアはかなりニーズの高い職業だと言えます。
経済産業省の調査である通り、2020年でも約40万人のエンジニアの不足…
さらに10年後の2030年になったらその倍の数のエンジニアが、不足していることになります。このように、ニーズはあるけどなる人が少ないのは医者と一緒で高度な技術が必要だからと言えます。医者に例えると分かりやすいですが、少子高齢化に伴い日本は医者や看護師もかなり不足しています。
しかし、だからと言って医者を目指す人は少ないですよね? それと同じで、エンジニアになる人も高度な技術や知識が必要だと考えており、なろうと志す人はかなり少ないのです。
これからどのようなエンジニアが求められるのか?
IT技術の変化の速さはエンジニアの仕事場でも例外ではなく、自己学習を行い日々学ぶ姿勢がない人はどんどん取り残されてしまいます。そういった業界の背景からも、高いスキルや知識を持っていたとしても、いくら即戦力として使える人材だったとしても、謙虚に学ぶ姿勢がない人は採用されません。
あくまでも基礎的なエンジニアとしてのスキルや知識はある前提として、一番重要なのはあなたの人間性や仕事に対するモチベーションの高さが重要視されます。
エンジニアが集まらない企業の特徴
(どうしてエンジニアが集まらないんだ…)と悩んでいる方は、外に原因があるのではなく以外に内に原因があるかもしれません。ここでは、エンジニアが集まらない企業の特徴について詳しく解説して行きます。
そもそも給料が安い
エンジニアの求人で気をつけないといけないことが、月収に残業代金も含まれているパターンです。応募したエンジニアからすれば、残業しているのに残業代が出ないと思ったら、基本給にすでに含まれていると後で聞いた場合はもう手遅れ。しっかりと、給料に関して分けて明記しておくことが大事ですね。
また、求人票の種類が”Webエンジニア”ただ一つしか表記してないことも多々あります。これだと募集者からみたらエンジニアだというだけで、どのような業務が主なのか分かりづらいと感じてしまいます。
昨今のWeb関連の会社では、エンジニアというだけで過度の期待をされ多くの業務を任されてしまうパターンもあるので、募集者も「ブラック企業ではないか?」と警戒してしまいます。
実際に働いている社員の口コミが悪い
エンジニアに関わらず、多くの応募者が就職する際は必ずその会社で実際に働いている社員の口コミや評判をチェックします。今は良くも悪くも情報化社会と呼ばれており、悪いことはSNSですぐに広まってしまいます。小学生でも調べることはできますので、もし身内の社員が会社の不満をTwitterなどので流していたら募集者にも見られる可能性は高いです。
そういった会社の口コミや評判が悪いと、まず応募しようとは思いませんよね。会社の口コミや評判が悪いとすぐに、”ブラック企業”というレッテルを貼られて誰も見向きもしなくなります。ですので、まずはエンジニア募集する前にそういった内側の対策が必要かもしれません。
求人から3Kが感じられる
エンジニアの新3Kと呼ばれる「きつい」「厳しい」「帰れない」という言葉を知っていますか?昔は農業などで3Kと呼ばれていましたが、今はエンジニアでも呼ばれるようになりました。
この背景には事実会社で、きつい、厳しい、帰れないといった現状があるからですね。それぞれの状況を一例といて紹介してみると
- きつい:納品まじかで上司からハッパをかけられており、休憩も取らず、お昼ご飯も食べずに長時間ディスクに向かって業務を遂行している時など大変きついです。
これにより腰痛や視力低下などの身体への影響はもとより、過度のストレスがかかり病気になった会社員も実例としているぐらいです。
- 厳しい:エンジニアは仕事に対して必ず納期が存在します。
そういった時に、上司から過度の期待とプレッシャーをかけられるため、できないとなるとかなり上司から怒られたりしますね。
特に中小企業に所属しているエンジニアは、昔ながらの体育会系的なノリが残っている会社もあり、パワハラとかも普通にまかり通る場合もあります。
- 帰れない:エンジニアは、電車のない時間に呼び出されたり、電車のない時刻に解放されたりすることは日常茶飯事です。
上記のこういった現状がリアルにないと、このような新しいワードは出てきません。あなたの会社が募集をかけている求人に、もしこのようなことを感じさせることが少しでもあると、新しいエンジニアは応募してきません。それもそのはず、誰もブラック企業で働きたいとは思わないからですね。
求人から社風が見えない
逆に自社がブラック企業だと悟られないように、たまに求人にいいことばかり書いている会社もあります。そういった会社はネットで調べればすぐにバレますし、逆にリアルな社風が見えないと思われてしまいます。
人間は得することよりも、損することを避けたがる生き物なので、もし求人から会社のリアルな社風が見えない場合は
と疑われても仕方がありません。そうなると、まず新しいエンジニアの募集は集まらないでしょう。
求人募集年齢制限が若すぎる
多くの会社の募集求人を見ていると、20〜35歳までの年齢制限を設けているところが大半です。実際には40代以上のエンジニアはかなり余っており、不足していると言われているのは20〜30代のエンジニア若いエンジニアだけなんですね。
いくら好条件の求人を出したとしても、ターゲットが少ないところで取り合っては新しいエンジニアを確保するのは大変難しいです。ですので、年齢制限の幅を広げて40代や50代でも採用できるようにするのが、エンジニアを確保する秘訣とも言えますね。
エンジニアに大事なのは年齢ではなくあくまでも、スキルとやる気なので門を広く設けて様々なエンジニアが入れるようにすることが大事です。
エンジニア採用が難しいと感じる方におすすめしたい解決方法
エンジニア採用が難しいと感じる方に、3つの解決方法を提案したいと思います。
エンジニア採用は一番に伸びしろを重要視すること
採用する際には、まずその人の伸び代がどのぐらいあるのかを重要視しましょう。前述した通り、エンジニアには常に学ぶ姿勢を持てる人が向いています。
IT業界は日々常識がアップデートされて行くので、しっかりと自身で学ぶ姿勢がないと使いえない人材と判断されてしまいかねません。ですので本人のためにも、しっかりと採用者はそのエンジニアに伸び代があるのか、やる気があるのかを判断して見極めましょう。
エンジニアの性質がマッチしているか見定めること
エンジニアであってもその性質がマッチしていないと、上手く会社内で能力が発揮できません。
エンジニアに求められる性質とは、
- 困難を楽しめること
- 学ぶことが好きであること
- コミュニケーション能力が高いこと
- チームプレーができること
- 思考が柔軟であること
- 仕事に対して自信を持っていること
- ビジネスへの興味関心が高いこと
等が、挙げられます。全てに該当していないと行けないわけではないですが、エンジニアの性質がない人を雇ってもその人が苦労するだけなので、採用者はしっかりと見極めましょう。
エンジニアの能力がしっかりと評価される制度を設ける
エンジニアの中には、
と疑問に持つ方も多いです。そういったことを思わせないように、会社側はしっかりとした評価基準を設けていることが大事ですね。誰しも正しい評価がされないと、不満が溜まるものです。
そうなるとチームプレーが大事なエンジニアの仕事にモロに影響がでかねません。そうならないで良いように、しっかりとした評価基準を設けてエンジニア一人一人に正当な評価を与えましょう。
エンジニアを採用する際に活用したい手段とは?
エンジニアを採用する手段は、沢山ありますがここではその中でも特におすすめの手段を5つに絞って詳しくご紹介して行きます。
クラウドソーシングでフリーランスを活用する
今では多くのフリーエンジニアが活用している、クラウドソーシング。大手だとランサーズや、クラウドワークスなどが主となります。
両方のサービス利用者を合わせると、おそらく1000万人超えているのではないとか予想されますがそれほど多くのフリーランスや会社員や主婦、学生が副業としても活用しているサービスです。
全ての人がエンジニアではなく、ライターやデザイナーなども多数在籍しており様々な業務委託が可能となっています。エンジニアも初級者から上級者まで様々な方がおられるので、クラウドソーシングを活用してみて一度外注で雇い、成果を見てから改めて正社員としスカウトするのもアリでしょう。
プログラミングスクールなどの学校へアプローチする
プログラミングスクールでは、就職先の斡旋も行なっています。そういったスクールに求人を持ちかけても、新人エンジニアを確保しやすいでしょう。
特に今は20〜30代の若いエンジニアが不足しているので、プログラミングスクールに求人を出しておくと応募者が集まりやすい傾向にあります。多くの企業で行われていることですが、この方法が一番応募が集まりやすい方法です。
ビジネスマッチングアプリで探す
最近はビジネスマッチングアプリを活用して、気軽に気になるエンジニアにアプローチする人も増えてきています。ビジネスマッチングアプリで代表的なのは、「yenta」などでしょうか。
自身のプロフィールを細かく入力してあとは、あなたの好みのジャンルに合わせてAIが自動的に合う人を紹介してくれます。その後は、メッセージのやり取りをし、実際にオフラインで会って話をすることができます。
お互いにニーズがマッチしているので、それほど緊張することなく気軽に会えるという口コミが多く、大変評判のビジネスマッチングアプリですね。多くの著名人やインフルエンサーも利用しているので、サービスの信頼度はかなり高いと言えます。
イベントへ参加して気になるエンジニアに声をかける
エンジニアが多く参加しそうなイベントなどで、声をかけて話をするのも採用手段の一つです。イベントやセミナーに参加しているエンジニアの特徴としては、学習意欲と向上心が強く伸び代があります。
イベントやセミナーに参加することで、そういった意識の高いエンジニアに会える確率は大変高いですね。今はエンジニア専用のイベント管理サイトなどもありますので、そちらを上手く利用しましょう。
求人サイトや求人広告を利用する
人材を集める方法の王道でもある、求人サイトや求人広告を利用する方法も立派な手段の一つです。エンジニアの求人サイトで大手だと言われている転職エージェントなどに求人を出しておくと、エンジニアの募集がくる確率も高くなります。
その他だと、
- ハローワーク
- マイナビ
- リクナビ
- @type
- doda
などは、一通り求人を出しておいた方が良いでしょう。また、求人広告としては新聞やチラシ、オンラインのGoogle広告サービスなどを利用するものアリですね。また、ネットで求人広告を出す際には、ターゲットをしっかりと明確化してから出す必要性がありますのでご注意ください。
エンジニアの採用にこだわらないのなら外注するのもアリ!?
エンジニアを集めるそもそもの目的は、業務の効率化とビジネスの拡大にあります。それらは何も新しく採用者を集めなくても外注することにより、解決する場合もあります。以下からその手段を2つご紹介いたしますね。
SNSを利用して名のあるエンジニアに直接依頼する
エンジニアには高度なスキルと知識が求められます。その点即戦力が欲しいと願う企業に対して、求人を出し採用者を待っていたのでは日が暮れてしまいますよね。そんな時はSNSを利用して、名のあるエンジニアに直接依頼する方法もアリです。
名のあるフリーランスエンジニアであれば、レスポンスも早いですし依頼したらすぐに取りかかってくれる確率も高いです。ある程度実力があるフリーのエンジニアに継続的に依頼することにより、社員を一人雇うよりも安くコストを抑えることもできます。
人材派遣会社へ依頼する
エンジニアが集まらないのであれば、人材派遣会社を利用するのもアリです。
人材派遣会社の大手だと、以下の5社が挙げられます。
- 株式会社メイテック
- 株式会社フォーラムエンジニアリング
- 株式会社スタッフサービス・ホールディングス
- エンジニアネットワーク株式会社
- 株式会社VSN
人材派遣会社のメリットは、すぐに必要な人材を見つけて派遣してくれることにあります。登録さえしておけば、後は必要な人材を見つけて派遣してくれるので求人に関して手間がかからないのもメリットの一つですね。
まとめ
エンジニアの採用はとても難しい業務です。特に日本では年々エンジニア需要が高まっており、他の企業も血眼になってエンジニアを探している状態です。
そんな中で優秀なエンジニアを確保するのは至難の技なので、是非とも今回ご紹介した解決策をフル活用してもらい、今後のエンジニアの採用に活かして活かしてくださいね。
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