ChatGPTの副業ガイド!案件例や求められるスキル、稼ぐコツも紹介

ChatGPTで副業ってできるの?
どれくらい稼げるんだろう?
どんな仕事内容なのかも気になる…

文章の作成や要約・翻訳、プログラミングと、さまざまな用途に活用できる「ChatGPT」。利便性の高いAIツールとして利用者が増えている背景から、ChatGPTを活用した新たな仕事の依頼も生まれています。

ただ、ChatGPTを用いた副業ではどんなことをするのか、イメージが湧かない人は多いですよね。また、実際に稼げるのか疑問に感じている人もいるはず。

結論からいえば、ChatGPTの副業で稼ぐことは可能です。しかし、安易に始めても思うようには稼げません。ChatGPTの副業で稼ぐためには、まず基本事項を理解することが大切です。

そこで本記事では、ChatGPTの副業で稼ぐ方法を、案件の種類や求められるスキルも交えて紹介します。ChatGPTで稼ぐコツや副業に活用する際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

なお、次の記事ではそもそもChatGPTとは何なのか、その特徴をサービスの仕組みやできること、料金なども踏まえ詳しく解説しているので良ければ参考にしてください。

ChatGPTとは何かをわかりやすく解説!仕組みやできることも簡単に紹介

目次

ChatGPTの副業案件は急増中

ChatGPTの副業案件は急増しています。副業やフリーランス向けの案件を扱うクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」によれば、ChatGPTに関する案件数は2023年2月からの3ヶ月で約5倍にも増加しているそうです。

PR TIMES
出典:PR TIMES

自然な文章を生成できるChatGPTは用途が幅広く、さまざまなビジネスでの活用が広がっています。しかし、ChatGPTから求める回答を引き出すためにはテクニックが必要ですし、内容によっては骨の折れる作業です。

そのため、こうしたテクニック・労力を要する作業を副業案件として募集する企業や個人が増えています。これからChatGPTがビジネスに浸透していけば、より副業として稼ぎやすくなるでしょう。

ChatGPT副業案件の主な仕事内容

ChatGPTを活用した副業ではどんな仕事をするのか、イメージがわかない人もいますよね。

そこで、ここからは案件数や単価を交え、ChatGPT副業案件の主な仕事内容を8つ紹介します。

ChatGPTを用いた翻訳作業

単価相場1,000~1万円
作業レベル経験者向け

2023年7月時点の「クラウドワークス」の情報をもとに掲載しています。

ChatGPTを活用して日本語や英語、中国語といった言語の翻訳を行う副業案件です。ChatGPTでは主要な言語の翻訳ができますが、なかには不自然な箇所もあります。そのため、チェック・手直しを行う人材が求められています。

作業レベルは案件にもよりますが、自然な翻訳文章を完成させるためにある程度の経験者が理想です。単価についても難易度によって幅があるため、自分のレベルに合わせて選ぶと良いでしょう。

ChatGPTを用いた記事執筆

単価相場1,000~5,000円
作業レベル初心者~経験者向け

2023年7月時点の「クラウドワークス」の情報をもとに掲載しています。

ChatGPTを用いた記事執筆の副業案件です。ChatGPTを用いて文章を作成し、チェック・手直しを行い1つの記事に仕上げていく仕事の流れとなります。

以前は「ChatGPT禁止」といった条件が多く見られました。しかし、最近では徐々にChatGPTの活用を許容する記事執筆案件も増えつつあります。初心者でも受注可能な案件もあるため、試してみるのも良いでしょう。

ChatGPTや生成AIに関する記事執筆

ChatGPTや生成AIに関する記事執筆
ChatGPTや生成AIに関する記事執筆
単価相場2,000~1万5,000円
作業レベル初心者~プロ向け

2023年7月時点の「クラウドワークス」の情報をもとに掲載しています。

話題となっているChatGPTや生成AIに関する記事執筆の副業案件です。ChatGPTというよりも、「ChatGPTや生成AIに関する知識」を活用する仕事といえます。まだ案件数はそれほど多くありませんが、今後の増加も考えられます。

単価は案件によってバラつきが大きいものの、豊富な知識が要求されるものほど高単価です。案件の受注を目指すなら、ChatGPTや生成AIに関する知識は身につけておきましょう。

ChatGPTを用いた台本作成

単価相場1,000~5,000円
作業レベル初心者~経験者向け

2023年7月時点の「クラウドワークス」の情報をもとに掲載しています。

ChatGPTを活用して台本・シナリオを作成する副業案件です。主に「YouTube」へ投稿する動画の台本・シナリオを作成する仕事となります。ChatGPTはアイデア出しを得意としており、台本やシナリオのネタ作りに便利です。

単価はそれほど高額ではないものの、継続案件が多いのが魅力といえます。初心者でも比較的参入しやすいジャンルですが、周りと差別化するためにはChatGPTに自らの創造力をプラスできることが理想です。

ChatGPTを用いたデータの検索/収集

単価相場1,000~2万円
作業レベル初心者向け

2023年7月時点の「クラウドワークス」の情報をもとに掲載しています。

ChatGPTを用いてデータを検索・収集する副業案件です。膨大なデータを学習しているChatGPTはデータ集めに役立つツールといえます。しかし、いざ多くのデータを集めようとすると大変なため、副業で人を募るケースがあります。

単価相場は案件のボリュームによって大きく変わり、大量のデータを集める案件ほど高単価です。ChatGPTが使えれば基本的に初心者でも作業は可能なため、ほかのスキルに自信がない場合はチャレンジしてみると良いでしょう。

ChatGPTを連携させたチャットボット開発

ChatGPTを連携させたチャットボット開発
ChatGPTを連携させたチャットボット開発
単価相場5万~10万円
作業レベルプロ向け

2023年7月時点の「クラウドワークス」の情報をもとに掲載しています。

ChatGPTのAPI(プログラムの窓口)を使うことで、外部プログラムからChatGPTの機能を呼び出せます。このAPIによりChatGPTを連携させ、人間への受け答えができる「チャットボット」を開発する副業案件もあります。

ChatGPTに関する知識はもちろん、プログラミング言語を扱うスキルも求められるためハードルは高いです。しかし、ほかの案件と比べて高単価なため、ChatGPTやプログラミングのスキルがあれば稼げるチャンスがあります。

ChatGPTを連携させたサービス開発

単価相場1万~10万円
作業レベル経験者~プロ向け

2023年7月時点の「クラウドワークス」の情報をもとに掲載しています。

ChatGPTとAPIで連携させて、さまざまなサービスを開発する副業案件です。開発の内容はタスク管理ツールやFXツール、旅行サイトの機能追加など、多岐にわたります。

開発のボリュームや難易度によって単価は大きく変わるものの、チャットボットと同様に高単価です。ChatGPTを用いたサービス開発で稼ぐなら、ChatGPTやプログラミングのスキルを身につけましょう。

ChatGPTに関する技術的な調査・評価

単価相場5万~10万円
作業レベルプロ向け

2023年7月時点の「クラウドワークス」の情報をもとに掲載しています。

珍しいところでは、ChatGPTに関する技術的な調査・評価の副業案件もあります。たとえば、サイバーエージェント社が開発した言語モデル「OpenCALM」とChatGPTの比較を行う副業案件が見られました。

ChatGPTに関する調査には、ソフトウェア開発やプログラミングに関する知識やスキルが求められます。そのためハードルは高いものの、スキルがあれば高単価案件で稼げるチャンスは十分あるでしょう。

ChatGPTを活用した副業の稼ぎ方おすすめ3選

ChatGPTを活用した副業の稼ぎ方おすすめ3選

これまでに紹介したChatGPTの副業は、いずれも仕事を受注する稼ぎ方でした。しかし、知識やスキルを売買できる「ココナラ」などのサービスを活用すれば、自らが販売する側になって稼ぐことも可能です。

そこで、ここからは価格相場や難易度を交え、ChatGPTを活用した副業でおすすめの稼ぎ方を3つ紹介します。

プロンプトの販売/作成代行

価格相場5,000円程度
難易度★★★☆☆

2023年7月時点の「ココナラ」の情報をもとに掲載しています。

ChatGPTで優れた回答を引き出せるプロンプトを販売したり、顧客が求めるプロンプトの作成を代行したりできます。ChatGPTのプロンプトに関する豊富な知識を売り込めれば、副業でも稼げるチャンスは十分あります。

プログラミングスキルが必須ではない分、比較的参入しやすいでしょう。ただしライバルも多いため、周りと差別化できるポイントを作らないと売り上げアップにはつながりません。

ChatGPTと他ツールの連携代行

価格相場5,000~10万円程度
難易度★★★★☆

2023年7月時点の「ココナラ」の情報をもとに掲載しています。

ChatGPTと他ツールを連携させ、顧客の業務を効率化する代行サービスを販売できます。対象ツールは「LINE」や「Twitter」、「Google スプレッドシート」など多岐にわたります。

価格は対象サービスや販売者によってかなり幅がありますが、高度な代行サービスであれば10万円ほどと高額です。

ただし、基本的にChatGPTのAPIやプログラミングの知識・スキルが要求されるため、難易度は高いといえます。

独自開発したサービス/システムの販売

価格相場5,000~9万円程度
難易度★★★★★

2023年7月時点の「ココナラ」の情報をもとに掲載しています。

ChatGPTを活用したサービス/システムを独自開発し、買い切り型ソフトとして販売する選択肢もあります。Webデータの自動抽出ツールやブログ記事の自動投稿ツールなど、こちらも販売者によって内容や価格はさまざまです。

連携代行とは異なり、独自開発では市場のニーズを調査して「どんなサービスが求められるか」から考えなければなりません。プログラミングスキルはもちろん企画力や分析力も必要となるため、特に難易度は高いでしょう。

ただし、一度完成してしまえば手間をかけずに複数の顧客へ販売できる点はメリットといえます。

ChatGPTを用いた副業には有料アカウントが不可欠

ChatGPTを用いた副業には有料アカウントが不可欠

ChatGPTには無料版もありますが、副業がしたいのであれば有料版「ChatGPT Plus」の利用をおすすめします。

無料版に比べ、有料版はChatGPTを用いた副業の品質や効率を高めやすいためです。

具体的には、有料版のChatGPTアカウントを使うことで次のようなメリットが得られます。有料版だとアクセスや回答待ちに余計な時間を取られにくいため、副業の効率アップが可能です。

  • アクセスが集中するときでも利用できる
  • 回答スピードが速い
  • 新しい機能を優先的に利用できる

また、無料版では言語モデル(言葉を作る仕組み)が「GPT-3.5」ですが、有料版は上位版の「GPT-4」を使えます。

そのため同じプロンプトでも、より高品質な回答をChatGPTから引き出せるでしょう。

このように、有料版のChatGPT Plusを使うことで副業の品質・効率アップが期待できます。ChatGPTの副業で稼ぎたいなら、有料アカウントを用意するのがおすすめです。

なお、次の記事では8つの観点でChatGPTの有料版と無料版の違いを詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。

ChatGPT無料版と有料版の違い!8つの観点でわかりやすく解説
更新日:2024年4月29日

ChatGPTを用いた副業に活かせる4つのスキル

ChatGPTを用いた副業に活かせる4つのスキル

なかには「本業で培ったスキルを副業に活かしたい」という人も多いでしょう。

そこで、ここからはChatGPTを用いた副業に活かせるスキルを、4つにまとめて紹介します。

言語化能力

ChatGPTの副業では「言語化能力」が重要となります。言語化能力とは、頭の中にある考えを言葉にしてアウトプットする能力のことです。

「プロンプトがChatGPTの価値を左右する」といっても過言ではありません。ChatGPTから目的の回答を得るためには、実現したいことをわかりやすく言語化して、プロンプトに落とし込む必要があります。

言語化能力が高い人は、やりたいことを的確なプロンプトとしてアウトプットできます。そのためChatGPTの利用価値が高まり、結果として副業におけるアウトプットの品質も向上するでしょう。

文章力

ChatGPTの副業では必ず何かしらの文章を扱うため、どの仕事内容を選ぶとしても「文章力」は欠かせません。文章力とは、客観的に伝わりやすい文章を書く能力のことです。

ChatGPTが生成した文章がそのまま使えることは少なく、基本的に利用者の手直しが必要となります。一見、自然な文章にみえても、よく見れば言葉の使い方がおかしかったり、文章の構造に不自然な部分があったりするためです。

文章力が高い人はChatGPTの回答を的確に修正し、より高品質なアウトプットに仕上げられるでしょう。記事執筆のようなライティング分野はもちろん、それ以外でも文章力があるとChatGPTの利用時に役立ちます。

質問力

「質問力」があるとChatGPTの利用価値が高まり、副業で有利になります。質問力とは、質問によって必要な情報を相手から引き出せる能力のことです。

人間に何かを質問するとき、ピントのずれた質問では相手から良い回答を引き出せません。質問に対して回答するChatGPTも同じように、いかに的確な質問をできるかで回答の品質が変わってきます。

質問力が高い人は、「この質問をしたらどんな回答が返ってくるか」と相手目線も考慮して、的確な質問を選ぶことが可能です。少ない質問で目当ての情報が得られるため、副業における業務効率アップにつながるでしょう。

コミュニケーションスキル

一般的なビジネスと同様に、ChatGPTを用いた副業でもコミュニケーションスキルは重要となります。ChatGPTの利用有無にかかわらず、自分に仕事を依頼する顧客の存在は必ずあるためです。

ChatGPTの副業だからといって、「ChatGPTがビジネスパートナー」という認識は正しくありません。ChatGPTだけに気を取られて顧客とのコミュニケーションをないがしろにするのでは、副業の成功は難しくなります。

オンラインのやり取りであっても、顧客の要望を的確にくみ取り、自分の考えをわかりやすく伝えることが大切です。快適なコミュニケーションを実現することで、本当の意味での「ビジネスパートナー」が見つかるでしょう。

ChatGPTの副業で稼ぐためのロードマップ

ChatGPTの副業で稼ぐためのロードマップ

ChatGPTの副業で稼ぐには、正しいステップで準備を進めていくことが重要です。とはいえ、副業で稼ぎたい金額によっても準備の進め方は変わってきます。

そこで、ここからは下記の収入別に、ChatGPTの副業で稼ぐためのロードマップを紹介します。

月5~10万円の副収入を目指す

月5~10万円の副収入を実現するチャンスは十分あります。5,000円の案件を月に10件こなせば5万円(諸経費等を除く)。ライティングやデータの検索/収集でも5,000円ほどの案件はあるため、スキルがあれば実現可能な範囲です。

月5~10万円の副収入を目指す場合は、次のロードマップをおすすめします。なお、副業案件の探し方は後述です。

  • 1.自己分析により強みや弱みを明確にする
  • 2.どの仕事を副業にするか決める
  • 3.副業に必要な専門知識を身につける
  • 4.ChatGPTと専門知識を組み合わせながら実践する
  • 5.ポートフォリオを作成する
  • 6.副業案件を探す

まずは自己分析を行い、自分の強みや弱みを明確にしましょう。副業の仕事内容を決めるうえで、強みを活かせるほうが成功しやすいためです。自分に合った副業を決めたら、その分野の専門知識を身につけましょう。

次に、学んだ専門知識をChatGPTと組み合わせながら、実践を繰り返していきます。たとえばライティングで稼ぐなら、ChatGPTを活用したコンテンツ作成を実践しながら慣れていきましょう。

実践力がついたら、「ポートフォリオ」を作成します。これは、自分のスキルや実績を証明するための作品集や資料のことです。高品質なポートフォリオを武器にしてスキルをアピールし、副業案件を勝ち取りましょう。

月10万円以上の副収入を目指す

月10万円以上となると、ハードルはかなり上がります。ライティングやデータの検索/収集だと、高単価案件を多数こなさなければなりません。単価相場から考えれば、プログラミング系の副業でないと成功は難しいでしょう。

よって、ここではプログラミング系の副業で月10万円以上の副収入を目指す場合のロードマップを紹介します。

  • 1.副業にしたい開発分野を明確にする
  • 2.どのプログラミング言語を学ぶか決める
  • 3.プログラミング言語の基礎を身につける
  • 4.ChatGPTとプログラミングを組み合わせながら実践する
  • 5.ポートフォリオを作成する
  • 6.副業案件を探す

プログラミングには、Webサービス開発や人工知能開発など、さまざまな開発分野があります。ChatGPTとの連携を考える場合でも、ChatGPTを活かしてプログラミングする場合でも、目指す開発分野を明確にしましょう。

次に、開発分野に合ったプログラミング言語(プログラムを書くための言語)を選びます。難易度や得意分野などを考慮しながら選びましょう。最もおすすめなのは、ChatGPTの開発にも使われている「Python」です。

選んだプログラミング言語の基礎を身につけたうえで、ChatGPTと組み合わせた実践を繰り返します。実践力がついたら、前のロードマップと同様にポートフォリオを作成してから、副業案件を探しましょう。

ChatGPT副業案件の探し方

ChatGPT副業案件の探し方

ChatGPT副業案件の探し方としては、次の3つがおすすめです。

それぞれ詳しく解説します、

クラウドソーシングサイトで探す

クラウドソーシングサイトは、案件の受注~報酬受け取りをWeb上で完結できるサービスです。在宅案件が豊富にあるため、ChatGPTの利用有無に関わらず最もポピュラーな副業案件の探し方といえます。

たとえば、冒頭で紹介した「クラウドワークス」にはChatGPT専用のカテゴリーがあり、仕事を探しやすくなっています。無料の会員登録だけで使えるため、ChatGPTの副業を気軽に始めたい人におすすめです。

求人サイトで探す

求人サイトを使うと、さまざまな企業が掲載している求人を探して応募できます。正社員向けの案件も多いものの、人気の求人サイトは案件数が多いため、副業可能な案件も探しやすいでしょう。

おすすめの求人サイトは、利用している求職者・企業数の多い「doda(デューダ)」です。「こだわり条件」によって求人に細かい条件を付けて、自分に合った副業案件を探せます。

SNSで探す

最近では、SNSを活用した仕事探しも珍しくありません。なかでも、ビジネスに特化した「ビジネスSNS」がおすすめです。ビジネスSNSだと、企業へ自由度の高いアプローチができ、場合によってはスカウトもあります。

おすすめのビジネスSNSは、約37,000社(2023年7月時点)もの企業が登録する「Wantedly(ウォンテッドリー)」です。副業可能な求人を掲載している企業もあるため、副業案件を探しやすいでしょう。

ChatGPTを用いて副業する際の注意点

ChatGPTを用いて副業する際の注意点

案件の契約内容や仕事の進め方など、配慮なく副業を進めてはトラブルに巻き込まれかねません。

そこで、ここからはChatGPTを用いて副業する際の注意点を、3つにまとめて解説します。

それぞれ、順番に解説します。

所属会社の副業可否を確認する

副業を禁止している会社も少なくありません。ChatGPTの副業を始める前に所属会社の就業規則を参照し、副業が禁止されていないか確認しましょう。副業が後でばれると、本業に支障が出かねません。

なお、厚生労働省が公表している就業規則作成のガイドライン「モデル就業規則」があります。モデル就業規則からは、以前はあった「副業禁止」の規定が削除されたため、今後は副業を許容する会社が増えるでしょう。

生成物が著作権を侵害していないか確認する

ChatGPTを活用する際には、著作権侵害のリスクがある点に注意してください。

ChatGPTは過去の文章から学んだデータをもとに、回答を生成します。そのデータには著作物も少なからず含まれているため、既存の作品に酷似した文章が生成されるケースもあるのです。

著作権侵害が発覚すれば自分が信用を失うだけでなく、顧客にも迷惑がかかります。使おうとしているChatGPTの回答が著作物に酷似していないか、Web検索などで必ずチェックしましょう。

個人情報や機密情報等の扱いに気をつける

ChatGPTを活用する際には、個人情報や機密情報の扱いにも気を付けましょう。ChatGPTに重要な情報を送信すると、ChatGPTのサーバーに格納されて情報漏洩のリスクが高まります。

ChatGPTは、ユーザーから送られたプロンプトの内容を学習データにする場合もあります。重要な情報を学習されて、まったく関係のないユーザーの回答に使われるリスクもあるのです。

情報漏洩を防ぐために、重要な情報はプロンプトに入れないようにしましょう。もし業務の都合上どうしても入れなければならない場合でも、ChatGPTに学習させない設定を推奨します。詳細は公式サイトをご覧ください。

より効率的にChatGPTの副業で稼ぐなら

ChatGPTの副業で稼ぐなら、プログラミングスキルを習得するのがおすすめです。前述のとおり、副業の単価相場はプログラミング系とそれ以外で大きく差があります。案件数をこなしても、単価が低いとあまり稼げません。

高単価案件の多いプログラミングをChatGPTと組み合わせれば、副業でも月10万円を超える収入を目指せます。ただし、ChatGPTスキルに加えてプログラミングスキルも身につける必要があり、挫折する人が少なくありません。

そこで、ChatGPTとプログラミングの学習を両立できるスクール「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」をおすすめします。SAMURAI ENGINEERでは、現役エンジニアのマンツーマン指導が完全オンラインで受けられます。

SAMURAI ENGINEER「業務改善AI活用コース」
出典:SAMURAI ENGINEER「業務改善AI活用コース

なかでも「業務改善 AI活用コース」では、市場価値の高いプログラミング言語「Python」とChatGPTの並行学習が可能です。現役エンジニアに疑問点をすぐに質問でき、挫折することなく効率的に学べます。

ChatGPTとプログラミングを掛け合わせた市場価値の高いスキルを身につけたい人は、ぜひ無料カウンセリングをお試しください。

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まとめ

今回はChatGPTの副業に関して、次の8点をお伝えしました。

ChatGPTの副業で稼ぐことは十分可能です。記事執筆やプログラミングなど、ChatGPTを活用できる副業案件は多岐にわたります。ただし満足できる副収入を得るためには、確かな知識やスキルを身につけることが求められます。

ChatGPTの副業で稼ぎたいなら、プログラミングスキルを身につけるのがおすすめです。今回の内容を参考にして、ChatGPTの副業を始めてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

【プロフィール】
9年ほどITエンジニアを経験したのち、豊富な技術文書の作成経験を活かし、専業Webライターへ転身。クラウドワークスでは半年ほどでプロ認定、3年半ほどでトッププロ認定を受ける。システムエンジニア・プログラマー・テストエンジニアなどを経験しており、上流から下流まで幅広い開発工程のノウハウを習得しているのが強み。侍エンジニアブログでは、2020年から幅広い分野の執筆を担当。「挫折させないライティング」をモットーに、プログラミング初心者の方でも負担なく読める記事の執筆を心がけています。
【専門分野】
IT/システム開発/組み込み開発/アプリ開発(主にWindows)
【保有資格】
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
ソフトウェア品質技術者資格認定(JCSQE)初級
JSTQB認定テスト技術者資格(Foundation Level)

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