エンジニアの中でもこれから別の会社へエンジニアとして働こうという人も多いのではないでしょうか
今回は、エンジニアの転職の面接で想定される質問や回答例をご紹介していきます。
この記事の目次
エンジニアの転職における面接の意図とは?
エンジニアの転職に関わらず、書類選考後の面接で企業は転職希望者の人柄や詳しい職歴などを確認することになります。また、面接選考は書類選考よりも重要視されます。
エンジニアの場合も、面接官は転職希望者本人の人柄などを見て、一緒に働きたいか否かを判断します。面接官が尋ねた内容にきちんと応えられるかどうかで印象も変わってくるため、受け答えは非常に重要であるといえるでしょう。
【例文つき】エンジニアの面接で必ず聞かれる質問4つ
転職活動での面接では、面接官からの質問に的確に応えられるようにしましょう。そのためには、事前にどのような質問をされるか想定し、ある程度答えを用意しておくことが重要です。ここではエンジニアの面接で必ず聞かれるであろう質問4つをご紹介しますので、転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
自己紹介
エンジニアの面接時の質問では、まず必ず「簡単な自己紹介をお願いします」というように自己紹介を求められます。自己紹介では企業に合わせた内容で自分をアピールしましょう。
例:○○(名前)と申します。
前職では○○に入社して〇年業務システムの開発を担当し、リーダーとして○○というプロジェクトを成功させました。御社でもリーダーの経験を活かして開発業務に携わり、御社に貢献したいと考えております。
志望動機
エンジニアの面接時の質問では、志望動機も尋ねられます。企業の考えと応募理由が一致する内容にしましょう。
例:御社が顧客を大切にし、開発から保守運用まで一貫したサポートを行っている点に魅力を感じました。
私も開発工程のみに関わるのではなく、保守までトータルサポートしたいと常々考えており、御社を志望させていただきました。
キャリアビジョン
将来的なビジョンについては、どのような目標をもっているかを確認するための質問です。漠然とした内容ではなく、具体的な目標を伝えるようにしましょう。
例:前職では業務システムの開発を行っていましたが、御社でも開発チームでものづくりに関わりたいと考えております。さらに経験を積んで、3年のうちにフルスタックエンジニアになり、5年後にはリーダーとしてチームを牽引できる存在になりたいと考えております。
エンジニアの面接での質問4:勉強方法
エンジニアの転職では新しい技術を常に勉強していることが重要です。勉強方法について問われた場合は、勉強中の内容があれば具体的に応え、取り組めていなければ今後どのような内容を学ぶつもりなのか伝えましょう。
例:現在スクラム開発の手法について学んでおり、参考に「○○」などを購読しています。また、将来的には実際の業務で活かせるようにと考えております。
【例文つき】エンジニアの面接で聞かれること【種類別】
ここまで、エンジニアの転職の面接で必ず質問される内容について解説しましたが、転職時にはエンジニアの職種ごとに別の質問をされることも多いです。
急に予想外の質問をされて慌てないように、様々な質問をされることも想定して回答を用意しておきましょう。ここではシステムエンジニア、開発エンジニア、インフラエンジニアなど転職するエンジニアの種別ごとに面接で聞かれる内容についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
システムエンジニアの面接で想定される質問
システムエンジニアは実際の業務を想定した質問として、リリースしているシステムで発生した不具合の調査に関連した質問をされることが予想されます。たとえば「クライアントから不具合調査で原因がわからなかった場合、どのように対応しますか?」などと、詳細な業務に関する質問をされる場合があります。
具体的な事例を挙げて問題解決までのロードマップを示し、最後にクライアントにどのように対応するか答えると、論理的思考などもアピールできるため良いでしょう。
開発エンジニアの面接で想定される質問
プログラマーの転職時の面接では、転職希望者の経験や具体的な保有スキルによって質問内容が変わるでしょう。特に未経験からプログラマーに転職する場合、現在勉強していることやプログラミング言語について質問される可能性が高いです。
たとえば「なぜその言語を選んだのですか?」と尋ねられた場合は、その言語が応募企業で活用できる面をしっかりアピールしながら、言語を選んだ理由を説明すると良いでしょう。
インフラエンジニアの面接で想定される質問
インフラエンジニアの転職時の面接では、特にインフラエンジニア未経験から転職する場合にはなぜ「インフラエンジニアを選んだのか?」という内容の質問をされるケースが多いです。
たとえば「なぜインフラエンジニアを選んだのですか?」「インフラエンジニアになるために何か勉強をしていますか?」といった内容の質問が予想されます。事前にインフラエンジニアに必要なスキルをチェックし、答えられるようにしましょう。
【例文つき】エンジニアの面接でのおすすめの逆質問5選
転職時の面接では、最後に「何か質問はありますか?」と面接官から質問を促される機会があります。ここで特にないと答えてしまうと、企業に対して興味がないのかとマイナスイメージを与えてしまいかねません。
そのため、逆質問はいくつか用意しておくことをおすすめします。ここではエンジニアの面接でのおすすめの逆質問5選をご紹介しますので、面接時に活用してみてはいかがでしょうか。
入社までに学んでおく事があれば教えて下さい。
入社前に学んでおいた方が良いことを逆質問で尋ねることにより、採用担当者に自身の熱意や意欲の高さをアピールすることができます。
また、実際にどのようなことを勉強しておけばいいのかもわかるため、おすすめの逆質問だといえるでしょう。ただし、単に面接時に使える逆質問として捉えるのではなく、勉強しておくことを教えてもらったらしっかり入社前に学んでおくことも重要です。
御社の○○(製品など)に携わるにはどのようなキャリアを積めばよいでしょうか。
すでにしっかりと企業研究をして企業の主力製品についてリサーチしており、入社してからの将来の目標があることをアピールすることができる逆質問です。
面接官としては非常に前向きで、意欲があるように感じられるためおすすめです。ただし、あまりにも現実離れした内容になると逆効果になりかねないため、その点には注意が必要です。
御社の研修制度の○○を魅力的に感じておりますが、どのくらいの方が利用されているのでしょうか。
研修内容の具体例まで挙げることで、企業の社内制度についてもしっかりと企業研究しており、さらに前向きな興味を持っているという印象が与えられる逆質問です。
また、実際に利用している人の話を尋ねることにより、入社後に活用していきたいという意欲もアピールすることができるでしょう。さらに、この逆質問で社員が活用していないことがわかる返答が返ってきた場合、社員の意欲が低い企業であることも見抜けます。
平時と繁忙期ではどの程度就業時間に違いがありますでしょうか。
具体的な残業時間などについて尋ねたくても、面接でストレートに聞きづらいこともあるでしょう。普段と忙しい時期ではどのくらい就業時間が変わるのかというような質問の仕方をすれば、だいたいの残業時間を知ることができます。
また、質問の際には基本的には残業があっても問題はないというように付け加えておくと企業の印象は良いでしょう。
ぜひ御社に入社したいと考えておりますが、今の私に足りないものはあるでしょうか。
意欲の高さをアピールすることができる逆質問です。かなり直接的な内容になっているため、言い方次第では微妙な受け取られ方をしかねません。そのため、質問の仕方には気をつけるようにしましょう。
また、面接官に足りないものを指摘してもらった場合は、しっかり改善できるように努力していくことも伝えるようにしましょう。
しっかり対策してエンジニアの採用面接に合格しよう
今回は、エンジニア転職する際によく聞かれる質問やその回答例などをご紹介していきました。
エンジニアの転職の面接では、書類選考よりも面接選考が重要視されるため、面接官からの質問にどのように返答するかは非常に重要です。
そのため、事前にどのような質問がされるのか想定し、面接の際にスムーズに答えられるように答えを準備しておきましょう。ぜひこの記事でご紹介した面接時の質問例を参考に、エンジニアの転職を成功させてください。