中学校でのICT教育の実践事例3つ|今後導入が予想されるBYODとは

中学校だけでなくさまざまな教育現場でICTを使った教育がなされています。ICTとはコミュニケーション要素を含んだITで、PCだけでなくスマートフォン、スマートスピーカーやタブレットなどがあります。

教育に携わる人はICT教育を検討してみましょう。

目次

ICT教育とは

ICT教育とはコミュニケーション要素を含んだITによる教育方法です。ICTとはスマートフォンやスマートスピーカーを活用した情報技術や情報処理を指す言葉です。

これらのIT機器を教育に取り入れることで時間や場所を選ばず効率的に学習を進めていくことができます。中学校でICT教育を導入する人は、あらかじめ教員に情報処理の知識を身につけさせ、保護者にICT教育の必要性を説くようにしましょう。

ICT教育の狙い

ICT教育には学習を効率化する狙いがあります。ICTを活用した教育をしていくことで学習状況を把握し、生徒ごとに効率的な学習の提案をすることができます。

また、それだけでなく保管したデータから生徒に合った学習方法を見つけだすことも可能です。ICT教育を導入する人は、ICT技術を活用した授業を進めるだけでなく、直接生徒や保護者と面談する機会を持ち、お互いの信頼関係を築いていくようにしましょう。

時間を効果的に使う

時間を効率的に使うこともICT教育の狙いです。IT技術を活用して学習を進めていくので、通学にかかる時間を削減できるだけでなく、ICTを利用した学習法となるので自由な時間に勉強をすることができます。

中学校の教育でICTを取り入れる人は、AI学習ツールが生徒ごとに導き出した学習法を試しつつ、生徒の学習進捗状況を把握することで無理なく学習を進めていきましょう。

アクティブ・ラーニング

ICT教育は生徒のアクティブ・ラーニングを進めることにも一役買っています。ICTを活用した学習を進めればグループディスカッションで学習を進めていくことが可能になり、生徒一人一人に能動的に考えさせながら学習していくことができます。

中学校でアクティブ・ラーニングを実践したい人は、生徒同士のグループディスカッションに必要な事柄を把握しておき、ICTを利用したアクティブ・ラーニングに役立てましょう。

中学校でのICT教育の実践事例3つ

中学校でのICT教育の実践事例は年々増えつつあります。ICTやITの技術が発展しているため、中学校だけでなくさまざまな教育現場でICTを活用する動きが出てきており、効率的な学習を進めるために欠かせない存在となっています。

具体的にどのような形で教育に活用されているのでしょうか。ここからは3つの事例をご紹介します。

中学校でのICT教育の実践事例1:授業

中学校での授業でもICT教育が実践されています。ICT教育を使うことで、出席できない生徒に対応できるだけでなく、授業内容の記録も容易になり、進捗管理や、復習に役立ちます。

中学校での授業でICTを活用していく人は、生徒が出席できない際も相手の負担にならない程度に学習を進め、より効率化を図るようにしましょう。

教員が作成した資料を投影・共有

教員が作成した資料を投影したり共有できることも中学校でのICT教育事例の一つです。ICTを活用して教育を進めていく場合、教員が作成した資料などを投影機で映写したり、共有ファイルからデータを共有することができ、授業を効率化することができます。

授業にICTを活用していきたい人は、投影機や共有ファイルなどを積極的に活用し、意欲的な授業をすることで生徒の学習のモチベーションを上げていきましょう。

生徒もICT教育を積極的に活用

教員が授業にICTを取り入れることができれば、生徒の学習意欲を養うことができます。ICTでの教育はAI学習ツールが提案した学習プランを生徒ごとに準備できるだけでなく、時間を有効に使うことができるため、一人一人が学習成果を上げやすくなっています。

授業にICTを取り入れる人は、教室で行う授業とICTでの学習をバランス良く組み合わせることで、生徒の学習能力を引き出すように努めましょう。

中学校でのICT教育の実践事例2:学習管理と記録

学習管理と記録ができることも中学校でのICT教育の実践事例の一つです。生徒にICTで教育をしていく場合、AIが搭載されている学習ツールを使っていくので生徒の学習管理をしながら、学習の記録を残していくことができます。

ICT教育をしていく人は、セキュリティが高く生徒や教員が扱いやすいシステムツールを選び、学習に役立てるようにしましょう。

学習状況をデータとして保管

中学校でのICT教育の実践事例の一つに学習状況をデータとして保管できることが挙げられます。生徒たちの学習状況をクラウド上に残しておくことで、学習状況を把握できるだけでなく、蓄積したデータを参照して生徒に合わせた学習方法を見つけることができます。

生徒の学習状況を把握しておきたい人は、生徒の学習状況を把握しやすくするためにもデータ保管に優れたAI学習ツールを選び、生徒の学習に役立てるようにしましょう。

中学校でのICT教育の実践事例3:情報連絡と共有

中学校でのICT教育の実践事例に情報連絡と共有があります。ICTでの教育を取り入れることで端末による連絡がしやすくなり、生徒たちの学習状況が把握しやすくなります。

また、共有ファイルを利用したり、生徒同士で情報自体を共有することもできます。ICTでの教育を進めていく人は、授業や学習自体に変更があれば端末などで連絡するようにし、生徒の学習意欲を高めていくようにしましょう。

ICTツールを使えばスピーディかつ正確に伝達できる

ICTツールを使えばスピーディかつ正確に伝達することができるのも中学校でのICTの実践事例の一つです。PCやタブレット、スマートフォンさえ持っていればICTツールを使うことができるので、相手に正確に早く用件を伝えることができます。

ICTツールで情報の伝達をしていく人は、情報端末でのやり取り以外にも、直に生徒と接する機会を持ち、お互いの信頼関係を築いていくようにしましょう。

ICT教育において今後導入が予想されるもの

ICT教育において今後導入が予想されるものがあります。個人で所持している情報端末を活用して授業を受けたり、無料で受けられるスマートフォン専用の動画学習サービスなどを活用した学習方法が導入されることが予想されます。

ICT教育を中学校に導入する人は、既存の動画学習サービスと個人で所有している端末の活用方法を考えていきましょう。

BYODとは

BYODとはブリング・ユア・オウン・デバイスの略で個人が所有している情報端末を仕事や勉強に活用することを指します。中学生でも情報端末を持っている人が多く、個人が持っている情報端末を活用することで端末自体の経費を削減したり、個人のデバイスなので連絡が取りやすいメリットがあります。

BYODで学習を勧める人は、個人情報の漏洩に気を付け、ウィルスの脅威から身を守るためにセキュリティを高めておきしましょう。

スマホを学習にも活用

今後ICT教育を進めていく上でスマートフォンでの学習が予測されます。スマートフォンのユーザーは年々増えてきており、5Gなどの情報技術の進化が予測されるのでスマートフォンがこれからのICT教育に欠かせない存在となります。

スマートフォンをICT教育に導入する人は、プログラミング学習サイトや他校が催しているオンライン講座サービスなどを取り入れ、生徒に幅広い教育を受けさせましょう。

動画授業サービス

動画授業サービスも今後のICT教育において導入が予測されるものの一つです。Schooオンスク.JPなどの動画授業サービスが登場しており、中学校だけでなく高校や大学などでも活用されています。

そのため、今後のICT教育には動画授業サービスは欠かせないものとなるでしょう。動画授業サービスを活用していきたい人は、指導する授業の内容に沿った動画授業サービスを選んでいきましょう。

中学校でのICT教育に注目しよう!

中学校での授業には、全国的にスマートフォンやスマートスピーカー、タブレットなどを活用したICT教育を導入する動きが見られます。時間や場所を効率的に使っていくには欠かせない授業方法となります。

中学校でICT教育を取り入れる人は、スマートフォンで閲覧が可能になる動画サービスや受けられる講座、プログラミングサイトなどを調べ、生徒にとって最適なサービスを選んでいきましょう。

 

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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