Menu

キャリアデザイン研修を効果的に実践するには?事例やおすすめサービスも紹介

キャリアデザイン研修は、従業員が自らのキャリアプランについて考える機会です。加えて、企業にとっても従業員のニーズを把握し、組織全体の人材育成方針に反映させる重要な研修といえるでしょう。

この記事では、キャリアデザイン研修の実施方法や、人材開発への役立て方、おすすめのサービスなどを紹介します。

また、侍の法人研修は45,000名以上の指導実績から確立した独自メソッドにもとづき、貴社の抱える課題や目的にあわせてオーダーメイドでカリキュラムを作成。短期間で最大の効果を出す最適なプランをご提案します。

DX推進やIT課題の解決にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。⇒サービス紹介資料の無料ダウンロードはこちら

目次

キャリアデザイン研修とは

キャリアデザイン研修とは
キャリアデザイン研修とは

キャリアデザイン研修とは、受講者が自身の希望する働き方について考え、将来のキャリアプランを立てるための研修です。終身雇用制が当たり前だった以前と異なり、現在は企業側が従業員それぞれのニーズに合わせて就労環境を整えていくことが求められます。

ここでは、キャリアデザイン研修の目的やビジネス上のメリットについて解説します。

キャリアデザインの目的

キャリアデザインとは、個々の従業員が自分の希望するキャリアプランを決めることです。キャリアデザイン研修は、具体的なキャリアプランや目標の設定方法を従業員に教える研修です。

キャリアデザイン研修を実施することで、従業員は自身のキャリアに感じている課題を解決する方法を知り、目標を達成するために自律的に仕事に取り組むようになります。その結果、長期的には、企業全体の生産性向上につながることが期待されるでしょう。

キャリアデザイン研修のビジネス効果

キャリアデザイン研修には、従業員が主体的に仕事に取り組むようになり、パフォーマンスが向上するというメリットがあります。

また、従業員の希望に添って配置転換などを実施することで、従業員の満足度が上がり、離職率低下につながります。高齢化、少子化による人材不足の状況では、既存従業員の離職防止は企業にとって非常に重要です。

なお、マンパワーグループが実施したキャリアデザイン研修に関する調査によれば、特に20代、30代の若手従業員の半数がキャリアプランに関する研修を受けてみたいと回答しています。従業員にとってのキャリアデザイン研修のニーズは高いといえるでしょう。

そのため、キャリアデザイン研修を実施し、企業全体で従業員のキャリアを支えていくという姿勢を示すこと自体が、従業員のモチベーション向上につながると期待できます。

(出典:マンパワーグループ「本当の効果がでるキャリアデザイン研修とは」

キャリアデザイン研修を導入するメリット

キャリアデザイン研修で自身のキャリアパスを明確化することで、従業員は自発的にスキルアップに取り組むようになります。さらに、企業が自分のキャリアプランを後押ししてくれるという実感を持てれば、会社への信頼感が上がります。

組織全体としてのメリットとしては、従業員の意欲増加による生産性の向上と人材育成の効果を高めやすくなる点が挙げられます。また、従業員の信頼度が上がれば離職率が低下し、人材確保に役立ちます。

求職者にも「従業員のキャリア形成を支援している」というプラスのイメージをアピールでき、新たな人材採用にもつながるでしょう。

企業規模別「キャリアデザイン研修の成功事例」

キャリアデザイン研修は、転職が日常化した現代、特に注目度が高まった研修です。そのため、新しく導入しようとしてもノウハウがないというケースが多いでしょう。

そこで、ここでは企業規模別にキャリアデザイン研修の成功事例を3社紹介します。

有限会社 共栄資源管理センター小郡

ごみ収集事業を手がける有限会社共栄資源管理センター小郡では、入社後および毎年度末にキャリア目標の設定と見直しを実施しています。入社後すぐの総合職育成プログラムでは、5年後までの育成計画と成長目標を受講者と共有しています。

また、毎年年度末に設定した目標を、期初の経営計画発表会で全社員に発表することで、互いの目標達成を従業員同士で助け合う風土を培いました。

加えて、研修前後に社長や上長との面談機会を設け、こまめなフォローアップを実践しています。

同社では、こうした取り組みによって複数部門業務に対応できる従業員を増やしたり、主幹事業の売上を倍増させたりといった実績を達成しています。

(出典:厚生労働省「キャリア支援企業好事例集」p.36-39

株式会社ダイナム

パチンコホールを展開する株式会社ダイナムでは、全社員が数年に1度受講するキャリア研修、「人生大学」を開催しています。人生大学は、3泊4日の集合研修で、「人生100年時代の生き方」をテーマに自身のキャリアや、心と体の健康について考える取り組みです。

役職や年齢が多様な受講者同士でグループディスカッションをすることで、多様な視点に触れることが可能です。また、従業員同士のコミュニケーション促進にもつながるでしょう。

また、カリキュラムに、経営陣と従業員が直接話し合い、今後の経営目標を共有するプログラムを盛り込むことで、従業員と企業の関係性を強める取り組みも実践しています。

(出典:株式会社ダイナム「2022 vol.19グループ通信」p.6「人材育成」

株式会社みずほファイナンシャルグループ

株式会社みずほファイナンシャルグループでは、入社1年後の従業員を対象に、1年間を振り返って自身のキャリアゴールを設定する研修会を実施しています。また、キャリア形成をテーマにしたeラーニングや、オンライン型で世代別に行うグループディスカッションなどで、従業員のキャリアデザインを支援する仕組みを形成しています。

さらに、自身のキャリアプランについて専門のキャリアアドバイザーに相談できる制度も特徴的です。異動といった社内の環境変化や、結婚、出産などのライフイベントなども考慮しつつ、中長期的なキャリア構築についてアドバイスを受けられます。

(出典:株式会社みずほファイナンシャルグループ「人材育成」

侍の法人サービスがわかるお役立ち資料セット(会社概要・支援実績・サービスの特徴)をダウンロードする⇒資料セットを確認する

キャリアデザイン研修のプログラム設計

キャリアデザイン研修のプログラム設計
キャリアデザイン研修のプログラム設計

キャリアデザイン研修を成功させるには、自社や従業員のニーズに応えた計画を立てる必要があります。ここでは、研修プログラムの決め方やスケジューリングについて解説します。

キャリアデザイン研修の目標設定と内容決定

まずは、対象となる従業員を決めましょう。自社の人事戦略上、重要となる部署や世代を基準にするのがおすすめです。

その上で、対象者として選んだ従業員が抱いているキャリアプラン上の課題を汲み取り、研修後どのような状態にしたいかという目標を決めることが重要です。その目標に沿って、プログラムの内容を決めましょう。

キャリアデザイン研修の実施方法

プログラムが決まったら、キャリアデザイン研修の講師を選定します。社内従業員、外部講師への委託のどちらも可能です。講師にはキャリアに関する知識やファシリテーションスキルが求められます。

さらに、オンラインで実施する場合はWeb会議システム、オフラインで実施する場合は会場手配なども必要です。

また、対象者の繁忙期を避け、業務負荷がかからないタイミングをスケジューリングすることも重要です。

人材開発とキャリアデザイン研修の連携

人材開発とキャリアデザイン研修の連携
人材開発とキャリアデザイン研修の連携

キャリアデザイン研修は企業の人材開発にとっても重要です。従業員のキャリアプランを把握することで適切な人事配置が可能になる上、従業員が身に付けたいと考えているスキルのニーズ把握にもつながるためです。

ここでは、キャリアデザイン研修と人材開発との連携方法について解説します。

人材開発との連携

人材開発との連携は、企業全体の成長に大きく貢献します。キャリアデザイン研修を実施することで、従業員のキャリアプランを活用して人材配置計画を立てることが可能です。

また、従業員の現在のスキルレベルを把握することで、今後の人材育成研修計画を立てやすくなります。

さらに、キャリアデザイン研修やキャリア形成支援の事例を企業HPなどに掲載することで、求職者へのアピールにもなります。人材開発との連携は、企業全体の成長を促進するために欠かせません。

侍の法人サービスがわかるお役立ち資料セット(会社概要・支援実績・サービスの特徴)をダウンロードする⇒資料セットを確認する

キャリアデザイン研修の投資効果の測定

キャリアデザイン研修は、企業全体の人材開発計画にも関わる重要な研修です。そのため、効果的に実施することが求められます。

ここでは、キャリアデザイン研修の投資効果の測定方法や、プログラム改善策を立てる方法について解説します。

研修の投資効果計算方法

研修の投資効果を計算するためには、以下の指標を考慮し、研修前後の結果を比較します。

目標達成度

目標に対してどの程度達成できたかを評価します。具体的な目標を設定し、研修後に実際の結果と比較しましょう。

たとえば、営業チームの場合、売上の10%増加という目標を設定し、実際の増加率を計算します。

パフォーマンス向上度

研修後の参加者のパフォーマンス向上を定量化します。業務スピードなど、実績データの分析やフィードバックの評価などを通じて、研修の効果を測定します。

効果の持続性

研修の効果が持続しているかどうかを評価します。一時的な改善だけでなく、継続的なパフォーマンス向上を計測するため、数ヵ月ごとに評価の機会を設けるといいでしょう。

ROI(投資利益率)

研修にかかった費用と、研修によって得られた獲得利益を比較します。なお、費用には、研修プログラムの開発・実施費用、参加者の時間や給与などが含まれます。

その上で、以下の式に基づいてROI(投資利益率)を算出可能です。

ROI = ((獲得利益 – 費用) / 費用) × 100

投資効果を活用したプログラム改善計画

研修プログラムの改善には、投資効果の計算結果を活用することが重要です。ROIだけでなく、目標達成度やパフォーマンス向上の評価なども考慮しましょう。低い投資効果やマイナスの結果が出た場合は、その原因を特定するためにデータを詳しく検討します。

原因が分かったら、研修プログラムの弱点や改善の必要性を特定します。受講者のニーズに合わない内容や効果的でない実施方法、不十分なフォローアップなど、問題点を明確にしましょう。

また、改善点を集めるには、受講者や上司などからフィードバックを集めるのも有効です。実際の参加者の視点や経験に基づいた意見を聞くことで、研修プログラムの評価や改善点についての情報を得られます。

分析できた改善点をふまえ、研修プログラムの内容や設計、実施方法、評価方法などの具体的な改善計画を策定、実施しましょう。改善計画の実施後は、再び投資効果を計算し、改善するというサイクルを続ける必要があります。

キャリアデザイン研修後のフォローアップとキャリアサポート

キャリアデザイン研修後のフォローアップとキャリアサポート
キャリアデザイン研修後のフォローアップとキャリアサポート

キャリアデザイン研修で把握した従業員のキャリアプランは、定期的に見直し、方向修正を実施していく必要があります。そのため、研修後もフォローアップやサポート体制を整えることが重要です。

ここでは、研修後のフォローアップやキャリアサポートの方法について解説します。

研修後の定期的なフォローアップの方法

研修後のフォローアップは、参加者のキャリアプランを実現するために欠かせない重要な要素です。定期的なフォローアップを行うことで、受講者が自身のキャリアプランを実現するために必要なスキルを習得し、目標を達成できます。

キャリアデザイン研修のフォローアップ方法としては、個別に面談機会を設けてキャリアプランの進捗を擦り合わせ、具体的な行動プランに落とし込むのが代表的です。

また、グループセッションで従業員同士がお互いのキャリアプランを共有することで、モチベーション向上が見込めます。

継続的なキャリアサポートの実施方法

従業員のキャリアを長期的に成長させるには、継続的なキャリアサポートも重要です。たとえば、従業員が自発的にスキルを伸ばせるよう、eラーニングコンテンツや書籍購入費、資格取得補助費などを提供するといいでしょう。

また、外部のキャリアアドバイザーに相談できる制度を作り、ざっくばらんにキャリアについて話せる場所を作ることも重要です。

侍の法人サービスがわかるお役立ち資料セット(会社概要・支援実績・サービスの特徴)をダウンロードする⇒資料セットを確認する

キャリアデザイン研修の実施に向けたアクションプラン

キャリアデザイン研修の実施に向けたアクションプラン
キャリアデザイン研修の実施に向けたアクションプラン

キャリアデザイン研修の計画を立てられたら、実施にあたっての準備を進めていきましょう。ここでは、キャリアデザイン研修の導入、運用方法について解説します。

導入ステップと準備

キャリアデザイン研修の計画が完成したら、研修プログラムの実施方法を決めましょう。オンライン研修の場合はWeb会議システム、集合研修の場合は会場の手配が必要です。

実施方法が決まったら、受講者への周知と受講申し込みを開始します。社内広報やメール配信、社内ポータルなどのツールを活用して、研修の実施予定や参加の重要性をアピールしましょう。また、あらかじめ受講者の予定や希望を聞き、開催時期を調整するのも重要です。

プログラムの実施と運用

研修プログラムの実施時には、円滑な運用を心掛けましょう。講師やファシリテーターが十分に準備をして、研修の進行をスムーズにします。さらに、参加者の積極的な参加を促すために、ディスカッションやグループワークを取り入れることも効果的です。

なお、トラブル発生時や予期しない問題に対しては、迅速かつ適切に対応する必要があります。たとえば、オンライン研修で技術的な問題が発生した場合に備え、トラブルに対応できる従業員を数名配置しておくといいでしょう。

また、参加者の意見やフィードバックを積極的に収集し、問題点を早期に把握して改善策を講じることも大切です。

フィードバックの収集と評価方法

フィードバックを収集するためには、複数の手法を組み合わせると効果的です。アンケートフォームやフィードバックシート、グループディスカッションや個別面談など、受講者が自由に意見を述べられる形式を提供しましょう。

収集したフィードバックを評価する際には、いくつかのポイントに注目しましょう。まず、フィードバックの具体性を確認します。具体的な意見や具体的な改善提案は、改善策の立案に役立ちます。さらに、フィードバックの一貫性や共通点を見つけることも重要です。同様の意見や課題が複数回出ている場合は、優先して扱うべきでしょう。

フィードバックを改善策に繋げるためには、次のステップが重要です。まず、収集したフィードバックを整理し、優先順位を付けます。重要な課題や改善点を特定し、それに対する具体的なアクションプランを策定します。研修プログラムやカリキュラムの改善、トレーナーのトレーニングやサポート体制の見直しなど、適切な対策を検討しましょう。

キャリアデザイン研修の注意点

キャリアデザイン研修を成功させるには、受講者に合った内容を提供できているかどうかが重要です。カリキュラムが受講者のニーズやレベルに合わない場合、学習効果が低下してしまうためです。

また、一般的な課題や問題としては、研修の内容が理解しにくい、実践しにくい、研修の成果が持続しないといったことが挙げられます。こうした課題への対処法としては、研修の内容を明確かつ具体的に伝えること、実践演習やケーススタディを取り入れること、フォローアップやサポートの仕組みを提供することが重要です。

キャリアデザイン研修おすすめ3選

キャリアデザイン研修を実施する際、外部研修会社を利用するとカリキュラム作成や実施をアウトソーシングできます。ここでは、おすすめのキャリアデザイン研修サービスを3つ紹介します。

侍エンジニアBiz

侍エンジニアBiz
出典:侍エンhttps://www.sejuku.net/biz/order-made/ジニアBiz

「侍エンジニアBiz」は、企業のIT課題に合わせて完全オーダーメイド型のカリキュラムを作成、実施するサービスです。各企業の状況に合わせ、カリキュラムや期間を自由にカスタマイズできる点が強みです。

現役エンジニアが講師を務めるため、特にエンジニア職向けのキャリアデザイン研修を実施する場合に向いているサービスです。また、ITスキルの研修も提供しているため、従業員のキャリアデザインに合わせたスキルアップ研修も提供できます。

株式会社インソース

株式会社インソースは、さまざまなケースに合わせたキャリアデザイン研修を実施しています。たとえば、受講者の年代や役職、転職・職種転換経験の有無などに対応したコースを用意しているので、受講者のニーズに合わせて選択できます。

また、講師も30代から60代までと幅広く、キャリアカウンセラー経験や部下指導経験など豊富な実績があるのも魅力です。社会人経験に基づいた実践的なアドバイスを受けられるでしょう。

(出典:株式会社インソース「キャリアデザイン研修」

株式会社富士通ラーニングメディア

株式会社富士通ラーニングメディアでは、業界の動向を含めたキャリアデザイン研修を実施しています。従業員それぞれのキャリアの棚卸に限らず、自分のキャリアと企業の成長方針とを結びつけた具体的なアクションプランを考えることが可能です。

そのため、受講者に、自律的な姿勢で自社に貢献するよう行動変容を促す効果があるでしょう。

(出典:株式会社富士通ラーニングメディア「キャリアデザイン研修」

侍の法人サービスがわかるお役立ち資料セット(会社概要・支援実績・サービスの特徴)をダウンロードする⇒資料セットを確認する

よくある質問(FAQ)

よくある質問
よくある質問

ここでは、キャリアデザイン研修に関するよくある質問と回答をまとめました。

キャリアデザイン研修のカリキュラムはどのように構成したら良いですか?

キャリアデザイン研修のカリキュラムを構成する際は、組織のビジネス目標を受講者と共有し、個々の従業員のキャリア目標と足並みを揃えるよう促進する内容を盛り込みましょう。また、定期的な振り返りの機会を設け、受講者の成長と改善を促しましょう。

従業員個人がキャリアデザイン研修から得られる利益は何ですか?

キャリア目標の明確化やスキルの向上、自己成長の機会の提供、キャリアパスの構築、自信の向上などが挙げられます。従業員は研修を通じて自己理解を深め、将来のキャリアに対する方向性を明確にできます。

さらに、習得すべきスキルを可視化し、具体的なアクションプランを立てることも可能です。

キャリアデザイン研修の実施にあたり、どのような準備が必要ですか?

キャリアデザイン研修を実施するには、まず研修目標を明確化し、実施プランを作成する必要があります。また、実施後の効果測定方法や、フォローアップの開催方法についてもあらかじめ準備しておきましょう。

若手社員向けのキャリアデザイン研修では、どのような内容が最適ですか?

若手社員は仕事を始めたてということもあり、キャリアプランを具体的にイメージできないケースも多いです。そのため、管理職のキャリアパスなどのケーススタディを実施し、自身のキャリアの可能性に気づけるようなカリキュラムが有効でしょう。

キャリアデザイン研修を活用して従業員の成長を支援しよう

キャリアデザイン研修は、従業員個人にとってはもちろん、企業の人材開発計画にも影響をもたらします。研修を実施して従業員のニーズを把握し、適切な人材配置や研修計画策定に役立てましょう。

また、従業員に適切なキャリア支援をすることで、求職者にとっても魅力的な職場環境を整えることができます。

目次