伊藤忠テクノソリューションズ株式会社｜事例インタビュー

ITライフサイクルの全フェーズにおいて最適なソリューションとサービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えてきた伊藤忠テクノソリューションズ株式会社。同社が近年注力しているのが、次世代技術を見据えたAI人材の育成です。

そんな中、現場で顧客環境の維持保守やシステム開発・構築を担う技術部門から、AIの実践的なスキルを習得するために、SAMURAIの研修プログラムへの参加が決定。AI未経験のエンジニアが短期間でどのような学びを得て、今後の業務にどうつなげていこうとしているのか。担当者様に、率直な感想と今後の展望を伺いました。

新たなスキル習得への挑戦

―まずは、貴社の主な事業内容と、今回研修を受講された部署の業務領域について教えてください。

当社は、ITライフサイクルのすべてのフェーズにおいて、最適なソリューションとサービスを提供しています。今回研修を受講した部署では、主に顧客環境の維持保守や、システムの開発・構築業務を担っており、技術的な知識と現場での対応力が求められる領域です。

―研修を受講されるに至った経緯や、抱えていた課題についてお聞かせください。

現在、当社全体としてAI人材の育成に力を入れており、その一環として社員のスキルアップを積極的に推進しています。ちょうどそのタイミングで、所属部署の上長がAI研修の受講者を募っていたことがきっかけとなり、私自身もAI技術への関心が高まっていたことから応募しました。

業務の幅を広げるうえでも、AIに関する知見を持つことは今後大きなアドバンテージになると感じており、成長の機会として前向きに研修参加を決めました。

研修先選びの決め手とは？

―数ある研修先の中で、サービス選定の際に重視したポイントは何でしょうか？

まず重視したのは、研修内容の質とスピード感です。

短期間で効率よく、実務でも活用できるレベルまで到達できることを期待していました。また、AIの基礎にとどまらず、実際にニューラルネットワークまで学べる構成であることを必須条件としていました。

―そのうえで、SAMURAIを選んだ理由を教えてください。

最も大きな理由は、こちらのニーズに柔軟に対応していただけたことです。学習目的やレベル感に応じてカリキュラムを調整してくださり、時には無茶とも言える要望にも真摯に応じてくださいました。

このような柔軟性とサポート体制の手厚さが、最終的な決め手となりました。

実践的な学びと気づき、今後の展望

―実際に研修を受けてみた感想や、得られた成果をお聞かせください。

AI初学者にとっては、内容的にはやや難易度の高い研修だったと感じています。特に統計や分析など、AIの基盤となる数学的な知識については、もう少し事前に理解を深めておくべきだったと実感しました。

ただし、AI（機械学習）の基本的な仕組みや活用事例についての理解は大きく進みました。これから自己学習を続けていくうえで、必要最低限の土台となる知識を得られたと感じています。

―今後の展望についてお聞かせください。

今回の研修を通じて得た知識を活かし、今後は「SIGNATE」や「Kaggle」などのデータ分析コンペにも挑戦していきたいと考えています。実践的な課題に取り組むことで、さらに理解を深め、ゆくゆくは業務の中でもAIを活用していけるようになることが目標です。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。伊藤忠テクノソリューションズ様のさらなる飛躍を期待しております。

こちらこそ、ありがとうございました。