馬瀬建設株式会社様|事例インタビュー
岐阜県に拠点を構え、落石・法面工事をはじめとした土木インフラの分野で、地域の安全と暮らしを支えてきた馬瀬建設株式会社様。
「人づくりを追求し、地域社会と未来に貢献する」という経営理念のもと、単なる施工会社ではなく、持続可能な社会基盤の担い手として、幅広い土木工事と骨材の生産を展開しています。
そんな同社が新たに挑んだのが、プログラミング研修による技術力の獲得。外注に頼らず、自ら手を動かし、業務効率化やDX推進を実現するための第一歩として、SAMURAIのオーダーメイド型研修を導入しました。
「地域に役立つチカラを育てる」という同社のこだわりが、どのように形となり、自社や業界の未来へつながっていくのか――その軌跡を伺いました。
自社で技術を蓄積するための一歩

―まずは、御社の事業内容と、今回研修を受講された部署について教えてください。
当社は、道路や河川、のり面工事といった土木工事を中心に事業を展開している建設会社です。今回の研修は、主に工事に関する技術研究の一環として、技術領域を担当する部門が受講しました。
―研修を受講されるに至った経緯や、抱えていた課題についてお聞かせください。
社内にプログラミングができる人材がいなかったことが、以前からの課題でした。技術研究を進める中で、データ処理を効率化するためにプログラミングが必要となり、外部に委託するのではなく、自社でスキルを身につけるべきだという結論に至ったんです。
そこで、自ら学ぶ手段として、プログラミング研修の受講を決めました。
現場目線での支援とカスタマイズ性が決め手に

―研修先を選定するにあたり、重視されたポイントはありましたか?
やはり、基本からしっかりと学べることが最も重要でした。
私自身がまったくの未経験だったので、専門知識がなくても理解できるカリキュラムであるかどうかは慎重に見極めました。
―そのうえで、SAMURAIを選ばれた理由を教えてください。
決め手は、研修内容をオーダーメイドで設計していただける点です。当社の業務に即したカリキュラムを柔軟に構築してもらえることで、単なる知識習得ではなく、現実の業務課題に直結する研修が実現できると感じました。
また、講師の方々が実務経験豊富で、現場の視点に立ったアドバイスをくださったのも大きかったです。机上の空論ではなく、実践的な知識を身につけられることに魅力を感じました。
誰でも扱える仕組みを自ら構築できるまでに

―実際に研修を終えられて、どのような成果が得られましたか?
PythonやC#など、複数のプログラミング言語を基礎から学ぶことができました。今では、どの言語でも調べながらであればプログラムが作成できるレベルにまで成長できたと実感しています。
特に大きな成果だったのは、当初の目的であるデータ処理に関する取り組みです。これまで属人化していた複雑な処理を、誰でも同じように扱える仕組みにまとめることができました。
まだ研究段階ではありますが、全体の仕組みはおおむね完成し、改善・修正も自分で行えるようになっています。
― DXへの意識にも変化があったようですね。
はい。研修を通じて「プログラミングを使えばこんなことができる」という具体的なイメージを持てたことで、「どこを改善すべきか」が見えるようになり、社内でのDX推進にも手応えを感じられるようになりました。
―今後の展望についてお聞かせください。
建設業や中小企業の現場では、まだまだDXが進んでいないのが現実です。今回の研修で得たスキルを活かし、まずは自社の業務改善・効率化を進めるとともに、業界全体の課題解決にもつながる新しい仕組みづくりに挑戦していきたいと考えています。
特に興味を持っているのが、「ゲーミフィケーション」の考え方です。若手社員の教育や技術伝承を、ゲームのように楽しみながら行えるような仕組みがあれば、業界にとっても大きな変革になると感じています。
―本日は貴重なお話をありがとうございました。御社の今後のさらなるご活躍を期待しております。
こちらこそ、ありがとうございました。
IT教育のお悩みはSAMURAIにご相談ください
具体的に研修内容が定まっていない段階でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
貴社に合った最適なサービスプランをオーダーメイドでご提案差し上げます。
問い合わせフォーム入力後、資料をダウンロードできます。
「法人研修のお問い合わせ」とお申し付けください
03-5790-9039
受付:9:00~20:00(土日祝除く)