研修内容・特徴

本研修は、未経験者が短期間でネットワークの基礎知識を習得し、1〜2ヶ月後の現場配属に備えることを目的としたプログラムです。ネットワークの基礎概念から始まり、IPアドレスの仕組み、ネットワーク機器の役割、WindowsやLinuxでのネットワークコマンドの活用方法などを、座学と実践を組み合わせながら学習します。また、実際のネットワーク機器の操作やケーブリング技術にも触れることで、実務で役立つ知識を身につけます。

 到達目標

1. ネットワークの基本概念を理解し、実務で必要な通信方式や機器の役割を把握する。
2. WindowsやLinuxのネットワークコマンドを活用し、ネットワークの接続状態を確認できるようになる。
3. ネットワーク機器の設定や運用に関する基礎知識を習得し、現場での業務に対応できるようになる。

 研修プログラム例

週数	内容	具体例	到達目標
1週目	ネットワークの基礎とその仕組み	・ネットワークの基本概念（LAN/WAN、有線/無線通信） ・ルータやスイッチの役割	・ネットワークの基本的な構造を理解し、通信の仕組みを把握できる
2週目	IPアドレスの仕組みと管理	・IPv4/IPv6の基礎 ・グローバル/プライベートIPの違い ・IPアドレス管理機関（ICANNなど）	・IPアドレスの割り当てや管理体制について理解し、適切な設定ができる
3週目	Windows OSのネットワーク操作	・ping、tracert、nslookup などのネットワークコマンドの実践	・Windows環境でのネットワーク診断とトラブルシューティングができる
4週目	Linux OSの基礎とネットワーク操作	・ターミナル操作の基本 ・Linuxでのネットワーク設定と確認	・Linux環境でのネットワーク設定と管理を行えるようになる
5週目	ネットワーク機器の操作とオンプレ環境	・ルータやスイッチの基本操作 ・機器のコンソール設定	・ネットワーク機器の設定や運用の基礎を学び、実務で活用できる
6週目	ネットワーク機器の実践とケーブリング	・ネットワーク機器の接続方法 ・実際の機器を使ったケーブリング実習	・ネットワーク環境の構築やケーブリング作業がスムーズにできるようになる

 企画者コメント

本研修は、未経験者が短期間でネットワークの基礎を習得し、現場で活躍できるようになることを目的としたプログラムです。社内に未経験者を教育するリソースがない企業向けに設計されており、実務で必要な知識を重点的に学ぶことで、現場配属後に即戦力として活躍できるようになります。

特に、座学だけでなく、ネットワーク機器の操作やケーブリングの実践を取り入れることで、より実践的なスキルを習得できます。また、WindowsやLinuxでのネットワーク診断コマンドの活用方法を学ぶことで、トラブルシューティング能力を向上させ、現場で求められるスキルを確実に身につけることができます。

研修終了後には、受講者が自信を持って業務に取り組めるようになり、スムーズに現場に適応できる状態を目指します。

 関連サービス

伴走型オーダーメイド研修（エキスパートコース）