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人の人生が変わる最初の機会を創出する。34歳で大手からベンチャーへ

T M / 30代

転職サクセス事業部

PROFILE

T Muromoto

T M

転職サクセス事業部

慶應義塾大学法学部政治学科卒業。大学卒業後、国内大手証券会社へ入社し営業部門へ配属。個人・法人顧客に対する原証券や投資証券などの金融商品のセールスに従事。課長代理昇進後は営業推進、チームマネージャーなどを経験し、2020年に株式会社SAMURAIへジョイン。教育コンサルタントを1年経験し、その後人材紹介事業部へ異動し現職。

まずは簡単に前職の経歴を聞かせてください

新卒で日系の大手証券会社に入社しました。当時のことはもうあまり覚えていないのですが、就活時に見ていた記事に金融と経済を学んだ方が良いということが書いてあったのを参考にして、その知識を習得できるイメージの強い金融業界に絞って就活をしました。証券会社だけでなく銀行や保険など複数社から話を聞きました。また各社で働く人の話を聞ける就活セミナーが開催されていたのですが、他の就活生が2時間ほどで帰っていく中、1日中1社のブースに留まり、働いている社員の雰囲気を確認しどんな環境の会社なのかを徹底的に調べました。今思えば変わった就活生だったと思います(笑)。結局体育会系という評判もあったものの、旧態依然とした雰囲気をあまり感じず個人の実力が磨けそうだと感じた前職への入社を決めました。

入社後はどのような仕事に就いたのでしょうか

入社後営業部門へ配属されました。新卒入社で営業部門に配属されたら、最初はみっちり新規営業をさせられます。ターゲット顧客である富裕層の多くは経営者なので、毎日飛び込み営業の日々でした。入社前にある程度大変さを聞いていたのでギャップはなかったです。辛さを感じることはありましたが、人格の優れた経営者との出会いは刺激的であり、また社内においても尊敬できる支店長や上司と出会うことができ、夢中になって仕事をしているうちに辛い時期をいつの間にか乗り越えていました。

どのようなことに注力しましたか

入社一年目から顧客のサクセスにコミットすることを第一に考え、しっかりとした商材知識の習得やその知識をベースにしたロジカルな提案に努めました。結果「これまでの担当の中で一番良かった」というお話をいただくことも増え、顧客のサクセスと共に自分の業績が伸びるという体験の増加から、仕事が楽しくなって努力するといったプラスの連鎖が自分の中で始まりました。気がつけば営業推進チームのヘッドや7名チームのマネジメントを任されるようになっていました。

いつ頃から前職でのキャリアに課題感を感じ始めたのでしょうか

自身の中で違和感を感じたのは、最初の異動で顧客を引き継ぐという経験を初めてした時でした。引き継いだお客様のご家族からあまり歓迎されていない雰囲気を感じ、これまで自身が信じてきた自社のサービスが全ての人に受け入れられているわけではないことを考えさせられました。その後、金融商品というリスクのあるものに関わりながらも会社が業績を拡大させていく中で、これまで自身がしたことがお客様にとって本当に良かったのか、という思いが心のどこかで課題感としてありました。もちろん前職を天職と思い、お客様と充実した関係を築いていた社員も多かったと思います。私自身一生尊敬できる上司や先輩、お客様と出会えたので価値ある時間に感じておりますが、その点で自身の力足らずというか、不完全燃焼であったのかもしれません。

一方で私がよくお客様へ提案していたのは、アメリカのIT企業銘柄でした。調べて詳しくなるうちにIT企業の発展性や革新性、世の中へ提供する価値の大きさなどに対して感じる魅力が自身の中でどんどん大きくなっていき、IT企業の世界で働きたいと考えるようになりました。

迷いませんでしたか?どのような軸で入社を検討したのでしょうか?

34歳新卒一社経験、妻子もある中での転職でしたので大きな決断でした。内定をもらった時に急にリアリティが出てきました。ただ、前職では一定のやり切った感もあり、その中で今後の人生で自分が何をしたいのかということを考えた時、最も優先したかったのは「今の自分にとって」社会に価値提供のできると思う事業に携わりたいという思いでした。また元々IT企業の中で働きたいという思いを持っていたことも踏まえ勇気を持って決断しました。SAMURAIという会社のミッションにも共感でき、執行役員の小林からも当社のバリューにも合致しているという話をもらったので、最後は安心感を持って入社承諾の意思決定をしました。

入社後にどのようなギャップを感じましたか?

まさにITベンチャー企業らしいというか、多少整っていないところがあるな、とは正直感じました。ただそこまでギャップは大きくなかったです。SAMURAIも上場企業グループの一員ということもあり、これからどんどん体制が整っていくフェーズにあるなと感じました。

ポジティブなギャップはいくつかありました。全然違うと感じたのが同僚との関係です。会社が成長過程のため、みんなが同じミッションを徹底的に共有し、その実現のために働いているので、自身にとっては前職以上に同じ目線で働ける人が多いことに驚きました。前職は「数字は人格」という言葉の通り、基本的には個人の業績が全てですので個人で業績を追っていくことになります。そのためあまり誰かと目線を合わせて共同作業をしていくような感覚はありませんでした。

また、新卒採用が中心だった前職と違い、SAMURAIは中途採用で入ってきた人がほとんどなので、様々なバックグラウンド・価値観の人と仕事をしていくことになります。自身の視野が広がるようななんとも言えない新鮮な感覚を覚えました。それから家族を大切にしている人が多いな、と(笑)。フルリモートが前提なので、入学式や運動会といった家族行事などに積極的に出席している人が多いと同時に、周りの社員もそれを理解してくれる環境だと感じたのもポジティブなギャップでした。私も娘の運動会などは優先して出席しています。

入社して良かったと感じることはなんでしょうか?

なんと言っても仕事から得られる喜びが一気に変わったことです。

プログラミングスクールの受講生の多くは「IT業界で人生を変えたい」という期待を持って入塾されていると思います。弊社へもご自身の現職での成長に対する倦怠感やキャリアに対する閉塞感などを変えるために入塾いただいている方は多いです。

しかし、スキルや知識を変えるだけでは人の人生は変えられません。人生を変えるということは生き方を変えることになるので、考え方や価値観などを洗練させていく必要があります。そのためには、しっかりとした自己分析と、その上で視座や視野、視点を整えるコーチングが必要になると考えています。SAMURAIのHR事業部ではそうしたキャリア教育も転職サクセスプログラムとして開発し、HRサービスに組み込んで提供しています。

実際に転職サクセスコンサルタントとしてサービスを受講生の方へ提供してみて感じることは、「本当に目の前で人の人生が変わっていっている」という生々しい実感や素晴らしさです。支援していく中で受講生の会話の内容が変わっていったり、それを通じて転職がより良い条件で成功したりして、ただ転職を支援するだけでなく、本当に人の人生を変えることに関われているということを実感しています。支援した方からの感謝の言葉をいただくことも多いです。また、採用した企業からの評判も良く、採用をご支援した際にいただく採用成功フィーの額も顧客企業側からのご厚意で改訂に動いていただけることが増えました。

そうした中で会社のミッションと事業のビジョンを実践して社会貢献できているという実感も生まれ、会社や事業の向いている方向と自身の向きたい方向が一致しているという心地よさを感じています。

まさに「顧客のサクセスに貢献をしていくこと」という自分のやりたかったことを実現できており、おかげで仕事に対する情熱を注ぐことができております。

当社で活躍するために必要なスキルをどう考えていますか?

今までに身につけてきたビジネススキルを応用するスキルだと思います。

私の場合、金融業界からSAMURAIに入社し、最初はITサービス事業、その後異動してHR事業という風に所属する業界が変化していきました。その中で働く目的や働き方は変わりましたが、仕事の本質的な内容は変わっていない印象です。今も仕事の内容は「顧客に必要なことを考えて提案していくこと」です。前職とほとんど変わっていません。前職と異なるのは商材と、商習慣や顧客層です。そこさえキャッチアップして今まで身につけてきたビジネススキルを応用できればITサービスやHRの業界にいない人でも活躍できる環境であると考えています。

入社後のサポートについて

HRのバーティカルなスキルは、ある程度構造化や言語化して資料に落とし込んであるので、それを読み込んでキャッチアップが可能です。また、常にチームメンバーとディスカッションできる場が設けてあるので、わからないことはそこでオープンに議論するカルチャーがあります。ITスキルや知識については、SAMURAIのプログラミングスクールとしてのサービスを福利厚生で受けることができるので、それを利用する形になります。

つきなみですが、どのような方が向いていると感じますでしょうか?

「人の成長」や「人の人生を変えること」というのはとても抽象度の高いテーマになります。そのため、常に求められるのは謙虚さや誠実さかなと思います。それがないとどこかで他責にしてビジョンの実現を諦めてしまうことになると思います。また、抽象度の高いものに対して、その構造を明らかにして言語化し、サービスに落とし込んでいくということに取り組むことになるので、探究心のある方の方が良いと思います。

あと一つだけ。「人の幸せを願える人」ですかね。もしかしたらこれが一番重要かもしれません。

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