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プログラミング学習期間わずか1年で開発したAIピアノ補助ペダルシステム「bFaaaP」が特許を取得

足に障害を持つ世界中の人々がピアノ演奏を楽しめるきっかけに

     

株式会社SAMURAI(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役 :佐藤 大央)は、運営するプログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」の卒業生 宍戸 知行さんが開発した、AIピアノ補助ペダルシステム「bFaaaP」が、特許を取得したことをお知らせいたします。

    

AIピアノ補助ペダルシステム「bFaaaP」:https://bfaaap.com/

    

開発の経緯

宍戸 知行さんは、亡き妻から「老後の人生を楽しむためにピアノを弾けるようになりなさい」と言われ、45歳でピアノの練習を開始。しかし、事故により車椅子生活を送る宍戸さんは、ピアノのペダルを踏むことができず、思い通りの音が出せないという壁に直面しました。そこで、ペダルを使うように音を伸ばして自由に演奏したいと思ったのがきっかけで開発したのが「bFaaaP(ビーファープ・barrier-Free assist as a Pedal)」です。

元々は、アコースティック(木製)ピアノ用の「bFaaaP」を開発していましたが、電子ピアノ用の「bFaaaP」も開発したいと考え、開発に必要なAIの学習をプログラミングスクールのSAMURAI ENGINEERで開始。そして、プログラミング学習開始から1年後、電子ピアノ補助ペダルシステム「bFaaaP Switch」の開発を実現しました。

開発にあたって、建築士や衛星エンジニア、特許エンジニア、作曲家、音楽家、医師など、各方面のプロたちが一丸となってプロダクト開発に取り組みました。

    

電子ピアノ補助ペダルシステム「bFaaaP Switch」の特徴/特許取得技術

「bFaaaP Switch」は、スマホのAI機能を利用してユーザーの頭部角度を検出する電子ピアノのペダル補助システムです。ピアノ演奏者が、顔の傾斜角度によってペダルを制御できる仕組みになっており、足に障害を持つ方の他、小さな子どもや、高齢者の方なども自由にピアノ演奏を楽しめるユニバーサルデザインであることも大きな特徴です。

「bFaaaP」の最大の特徴である制御技術は、英文PCT出願(WO2019/176164)され、日本国内でも特許(特許第6726319号、特許第7004771号)が成立しています。具体的には、2つのパラメータである「ピアノ演奏者の顔傾き角度のオフセット(水平位置からの角度)」と「感度(どのようなスピードでペダルを動かすか)」を使い、ペダルを制御します。この技術によって、自然かつ演奏者の好みに合った演奏を実現しました。

また、「楽譜画像から音楽情報を作成する方法」についても特許(特許第6985543号)が成立しました。楽譜だけではメロディーをイメージできない方でも、楽譜画像を読み込むだけで曲の流れを把握することができます。

    

開発者の宍戸 知行さんのコメント

今後は「bFaaaP」をさらに広めていき、世界中の足に障害がある方が「ペダルを踏まなくても頭の操作で音を伸ばせる」という小さな幸せを実現してくれたらと思います。

インタビュー記事(SAMURAI ENGINEER Blog内):https://www.sejuku.net/blog/150672/

    

宍戸 知行(ししど ともゆき)

1968年生まれ。米国の大学院で学位を取得したのち研究所・大学に勤務。事故により車椅子生活になり職場を退職。東京の特許事務所勤務後「宍戸&アソシエーツ」として独立し、特許翻訳や特許コンサルティングを行う。40代後半で始めたピアノをきっかけに、足に障害を持つ方が頭部動作によりペダル操作できる「bFaaaP」のチーム開発に携わる。SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)でAIプログラミングやAWSなどのクラウド環境におけるWebアプリケーション・デプロイを学習。顔の角度をAIで検出してペダル操作を可能にする電子ピアノ補助ペダルシステム「bFaaaP Switch」を開発。現在、bFaaaP Switchを販売しながら、世界中の足に障害を持つ方がペダルを使ってピアノを演奏し音楽を楽しめるようにする夢を実現するために活動している。

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