大卒3年でWeb制作会社のCOO(事業部責任者)に！転職に活きたフリーランス経験

フリーランスとして働けるスキルをつけたい…
転職における自分の市場価値を上げるには、どうすれば良い？

このような悩みの答えになるような経験をされた、小宮さんにインタビューを行いました！

小宮さんがWebディレクターになった経緯や現在の業務内容など様々な内容を伺ったので、これからITキャリアを目指したい人はぜひ参考にしてください。

肩書	COO（事業責任者）、Webディレクター
雇用形態	正社員
現在の業務内容	・Webデザイン制作事業 ・映像制作事業 ・Webクリエイターのキャリア支援および育成事業

なお、小宮さんがCOO（事業責任者）になるまでの経緯は、次の動画でも紹介しているので是非ご覧ください。

学生時代はWebライター！？就職・フリーランスを経て企業のCOOになった

ーーープログラミングやITに触れたきっかけは何ですか？

小宮さん：私が初めてITに触れたのは、大学3年生の頃でした。就職活動が近づく中で、「インターンやフリーランスとして働く選択肢も視野に入れたい」と考えたのが始まりです。

最初に取り組んだのはWebライティングでした。「自宅でパソコン1つで始められる」という手軽さに魅力を感じ、本を読むことや文字を書くことが好きだったこともあり、インターネットで「オススメの勉強方法◯選」のようなまとめサイトを参考にして習得しました。

ーーーその後、どのようにして現在のITキャリアに至りましたか？

小宮さん：大学時代からフリーランスのような働き方をしていました。ただ、その頃は売上がほとんどなく「ただやっているだけ」という状態だったと思います。

大学を卒業したあとは、周囲の同級生たちが就職するのを見て自分も就職してみました。しかし、業務内容や人間関係に違和感を感じ、「どうせなら若いうちにフリーランスを経験しておきたい」と考えて独立したという感じです。

そこからWebライティングに1年弱ほど取り組み、朝から深夜まで執筆する生活を送っていました。生活はできるようになった一方で、5年10年続けるのは厳しいと感じたため、LP制作やWebデザインにも業務範囲を広げたという流れになります。

より提案力のあるスキルを身につけたいと考え、ディレクションやHP制作へとスキルの幅を広げたところ、現在所属している株式会社TYPESと出会い事業部を任せてもらえることになりました。

ーーー現在の活躍に至るまで苦労したことはありますか？

小宮さん：私が最も苦労したと感じているのは、フリーランスで売上が安定しなかった時期ですね。WebライティングやWebデザインを始めたばかりの頃はスキルが未熟で、案件を獲得するのも大変でした。

会社を辞めて時間ができましたし、開業届を出してはいましたが、結局「なんちゃってフリーランス」の状態でしたね。周囲が正社員として月に20〜30万円稼いでいる中、自分だけ何も成果が出ていないことに悩んだ時期もあります。

それでも振り返ってみると、「行動量を増やすこと」と「人に頼ること」が苦境を乗り越えるカギでした。応募しない限り案件はもらえないし、全てを1人でやろうとせず、仲間や支えてくれる人と一緒に環境を作ることで前に進めたと感じています。

現在は主にディレクションを担当！ITスキルは人生を変えるカギになる

ーーー現在の詳しい業務内容を教えてください。

小宮さん：現在は、主に3つの業務を行っています。

1つ目は、Webデザインやロゴデザイン、そこから派生した動画制作事業です。撮影から編集まで一貫して対応しています。

2つ目は、YouTubeの登録者数100万人を超えるインフルエンサーの動画制作です。ここは動画制作事業と被る部分もありますね。

3つ目は、クリエイターのキャリア支援や育成に関する事業です。

私個人としては主にディレクションや人材紹介の役割を担っているため、デザイナーや動画編集者・CGクリエイターなどに業務を依頼し、納品までのやりとりや交渉を担当しています。

ーーー仕事のやりがいは何ですか？

小宮さん：やはり、お客様から直接「ありがとう」と言ってもらえる瞬間が一番のやりがいです。

画面越しの仕事が多くなりがちだからこそ、打ち合わせや提案を通じて「小宮さんだから気付けた！」と言ってもらえるのは、本当に嬉しい瞬間です。

ーーー座右の銘は何ですか？

小宮さん：通っていた大学がキリスト教系だったこともあり、私は「ニーバーの祈り」の一節を大切にしています。

神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

天候や環境など自分で変えられないモノもありますが、与えられた環境の中でどう思考するかは自分しだいです。この言葉を5〜6年ほど大切にしています。

ーーーあなたにとってITスキルとは何ですか？

小宮さん：大げさではなく、ITスキルとは「私の人生を変えてくれたもの」という感じですね。

もしWebライティングやプログラミングを学ばなければ、今の会社や仲間に出会うこともなかったと思います。ITスキルは働き方や考え方、収入などすべてを変えてくれる技術です。

何かを始めるのに遅いことはない！決心した時にすぐ学習を始めよう

ーーー今後のキャリアビジョンを教えてください。

小宮さん：今後は、業務内容の項目で話した3つ目の柱「クリエイター支援事業」に力を入れていきたいです。

私にもうまくいかない時期があったからこそ、副業やフリーランスを目指す人が売上をあげて理想のライフスタイルを実現できるよう、サポートしたいと考えてます。

ーーーITキャリアに進む前に、今やっておくべきことはありますか？

小宮さん：「学ぶと決めたら、すぐに学び始めること」が大切です。プログラミングやWebデザインの業界は1〜2年で大きく変化します。

迷っているうちに技術が古くなってしまう可能性もあるので、まずは信頼できる人に相談し、目的を言語化して一歩踏み出すのがオススメです。

ーーーITキャリアを目指すか迷う人にメッセージをお願いします。

小宮さん：何かを始めるのに遅すぎることはありません。30代でWebデザインを学ぶ人もいますし、定年後に新しいキャリアを築く人もいます。

たまに家族がいて時間が取れないという人もいますが、それを理由に諦めないでください。むしろ「家族との時間を取れるようになりたい」という原動力にして、一歩を踏み出してほしいと思います！