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元・大学教授がIT専門学校の教員に!プログラミング黎明期を知る専門家のビジョン

ITキャリアを目指したいけど、本当に可能?
IT業界の道に進むと、楽しいことがあるの?

このような悩みの答えになるような経験をされた、井門さんにインタビューを行いました!

井門さんがIT専門学校で教員になった経緯や、現在の業務内容など様々な内容を伺ったので、これからITキャリアを目指したい人はぜひ参考にしてください。

プロフィール

井門俊治(いどしゅんじ)

1950年生まれ。大学時代に先生がプログラミングに取り組む姿を見て、専門として研究していくことを決意。その後は国立・埼玉大学の助教授を経て、JICAのポーランド派遣などを経験し、埼玉工業大学の教授になる。
定年後の現在は、中央情報専門学校の教員としてPythonの授業やカリキュラム作成など活躍中。

肩書中央情報専門学校 教育DX推進室長
雇用形態常勤講師
現在の業務内容・Pythonプログラミング/プログラミング入門の授業
・カリキュラム開発

なお、井門さんがIT専門学校で教員になるまでの経緯は、次の動画でも紹介しているので是非ご覧ください。

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    目次

    きっかけは大学時代の先生!インターネット黎明期には苦労した

    ーーープログラミング・ITに触れたきっかけは何でしたか?

    井門:もともと私は大学の工学部で、原子力関係や核融合などの仕事をしていたのですが、大学院の研究テーマは計算機シミュレーションでした。

    その時の先生が、楽しげにプログラム開発をしたり新しい言葉覚えたり、グラフィックを取り入れたりしていたんです。「そんなに楽しいなら私も専門としてやっていきたい」と思い、大型計算の研究から入っていきました。そのあとは、ミニコンを使用して画像処理をしたり、3次元の電磁場解析をしたりしたと思います。

    ーーー大学を出た後はどうキャリアアップしていきましたか?

    井門:私が大学院を出て最初に給料をもらったのは、大阪大学でした。

    当時はシミュレーションをやっていましたが、情報処理の世界がどんどん発展していくと、パソコンにインターネットにと新しいものがどんどん出てきます。だんだん個人利用がメインになってきて、発展的なアプリについても、主にアメリカですがヨーロッパや韓国からも入ってくる時代になりました。

    そうすると、やはり専門家としては、そうした最新の風を常に感じながら仕事をしたいと思ったんですよね。

    例えば、当時は最新技術の展示会が東京で行われると、3〜4か月遅れで大阪に来ていました。しかし、4か月も立つと技術利用としては次のステージに入っていたりするんですね。

    私は時代の風を受けて仕事をしたいと考えていたので、大学院でお世話になった先生が東京にいたこともあり、東京に近い埼玉の大学に移ったという流れになります。

    その後は埼玉工業大学で教授をして、定年を迎えたあとは高大連携や低学年への入門指導をメインに行い、今は専門学校に至るという感じです。

    ーーーインターネット黎明期に、苦労したことはありましたか?

    井門:確かに当時はインターネットが出てきたものの、「本当にそれでビジネスが変わるのか?」と半信半疑の時代だったんです。今でいうとAIが出てきたような状況ですね。

    そのため、私は助教授時代にプログラミングを教えていましたが、実験をメインで行う他の先生からは「バーチャルの世界で行われるものが何の役に立つかわからない」と、よく言われていました。私は耳を貸しませんでしたが、そうした「おじさん」がいっぱいいるので大変でしたね。

    それと、助教授時代に私は国立大学である埼玉大学にいたのですが、たまたま知り合ったポーランド人の研究者と専門学校や大学を作る話をしたことがありました。当時はポーランドが民主化した頃なので、元共産圏であるためパソコンすら満足に流入してこない状態で苦労した記憶があります。

    実際に、1996年頃にいたポーランドのお偉いさんは、インターネットの使い方も理解しきれていませんでした。例えば、HTMLはヨーロッパ原子核研究機構で作ったのですが、「私はその研究にも手を貸した」「日本から教わることはない」と突っぱねられたんですよ。

    私はJICA(国際協力機構)の仕事として訪問していたので、そんな話が通じない状況をJICAには報告できないと思い、途方に暮れました。結局、プロジェクトが始まって2〜3か月は、最低限のパソコンがあれば能力が高いものは必要ないと判断されたように記憶しています。

    しかし、ちょうど1年目のときにキヤノンが一番最初のデジカメを出したんです。その後、ポーランドの教育省を訪問すると、「コレは新聞に出ていたので知っている」「日本が作っているのか」となり、キチンと話を聞いて技術投資しようという空気に一転しました。

    やはりバーチャルの世界の話は口頭だと中々理解されませんが、現物があって技術が目に見えるとインパクトが大きいんですね。デジカメだとその場ですぐ撮ってパソコンで取り込めたので、最終的には、学校を作る上で最新技術に対して投資する話が進み始めました。

    授業やカリキュラム作成!忙しくても常にやりがいを感じる

    ーーー現在の詳しい業務内容を教えてください。

    井門:1つはPythonの授業ですね。グラフィックスを取り入れたり、Excelからデータを取り込んでデータ解析をしたり、Pythonとかけあわせたプログラミング開発をしています。そのための教材を探したり、時には自分たちで教材を作ったりすることもありますね。

    一方で、高校の教育課程が最近変わったんですよ。文科省が旗を振って、来年には大学共通テストにも情報の科目が出てくるようになります。昔で言えば大学3年生に教える内容を、「高校で受けた」という学生がいずれ出てくることになるのです。

    そうした学生たちが、流れてくる情報を今後どう取り入れるかが重要になりますが、今は副読本も出てきたので研究して専門学校の1年生に取り込んでいます。

    ーーー現在行っている仕事のやりがいは何ですか?

    井門:何でも感じます!情報処理の世界には、いま何十年と追い風が吹いている状態です。実際に日本の産業社会や日常生活にITを取り込んで活用していくのは、分野を問わずやりがいを感じますね。

    今だと専門学校にAIプロジェクト学科があるので、専任の先生と一緒にAI活用を進めていきたいです。特にこの一年はChatGPTに代表される生成AIをどう活用するか考えるだけでも、忙しくはありますが非常に楽しいと感じています。

    ITスキルは未来が見える望遠鏡!いつ始めても良いので楽しく取り組もう

    ーーー井門さんにとって「ITスキル」とは何でしょうか?

    井門:ITスキルとは、未来が見えてくる望遠鏡のようなものだと考えています。IT技術を身につけると、社会がどう動くかがわかりやすくなるんです。

    例えば、ChatGPTが出てくると「これがなくなる」「これが発展しそうだ」など予想がつきます。つい先日もロボットを研究している人がChatGPTを組み合わせると人間のリアリティが格段に違ってくると話していました。このように「先が見えるツール」という気がしますね。

    ITスキルは、勉強すればするほど社会を良い方向に変えて幸せになれるものだと考えています。

    ーーー今後のキャリアビジョンを教えてください。

    井門:生涯1プログラマー、生涯1教員として楽しく生きて、今後も若い人にプログラミングを教えていきたいということに尽きます。「学長になろう」「校長になろう」という方向性はあまり考えていません。むしろマネージャーとして働くのは大変だと感じているので、今後も現場で活動していきたいですね。

    とにかく少しでも長く、できれば90歳まで働きたいと考えています。

    ーーーこれからITキャリアを志す人が、今やっておくべき行動は何でしょうか?

    井門:たとえ高校や大学で習う内容、専門学校の1年生で習う内容であっても、今やビジネスマンにとってAI・ITは不可欠です。むしろ知っていないと日本はダメになるので、プログラミングは全員が身につけて良い技術だと思いますね。

    また情報処理に関しては、いつ始めてもいいものだと考えています。たとえ予備知識がなくても、プログラミングの考え方を1つ身につければどんどん発展させられるものなんです。

    逆に変化が早い世界なので、これからどんどん新しい技術が出てくるからこそ、知識ゼロからでも入っていきやすいと思います。現段階で「プログラミングを詳しく知らない」ということに囚われないで、いつでも楽しく始めてほしいですね。

    最初は楽しくなくても、とにかくできるところから始めるのがいいと思いますよ。私の活動や発想の原点は、お世話になった先生がC言語のプログラミングを本で勉強している姿であり、それは今でも目に焼き付いています。50歳の先生でも常に0から学んでいたので、そうした部分を若い人に伝えていきたいです!

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