SE辞めたいのはこんな時!?辞めたい理由・対策・キャリアプランを総まとめ!

SEの仕事、いい加減つらすぎる…もう辞めたい。
でも、次にどんな職業につけるかわからないし不安だ

今まさにそんな気持ちでこの記事を読んでいただいているあなたに、この記事では

  • SEが会社を辞めたいと思う瞬間と理由
  • そもそもあなたはSEに向いてる?
  • SEを辞める前の注意点・辞めた後の注意点
  • SEを辞めたあとのキャリアプラン

以上の4つをまとめました。

目次

体験談から見る・SEが会社を辞めたいと思う瞬間と理由

まず、この記事を見つけてくれたあなたは、こんなことで「SE辞めたい」と思っていませんか?

給料が低い・上がらないから

最もよくあるのが「給料が低いから・上がらないから」などの理由ではないでしょうか?

SEはプログラムやコンピューターの知識、場合によってはサーバーの知識も必要となる高度な技術職です。しかし実際は、その知識量や仕事量に見合わず給料が安いという現実があります。

自分の給料を時給に換算してみたらコンビニバイトよりも低かったという話もあり、頑張っても給料もあがらず絶望してしまうSEの方は多いようですね。実際にTwitterでも以下のようにSEの給料の安さを嘆く声が多く見られます。

 

 

 

独身の方ならまだしも、家庭のある方は自分の給料がそのまま家族の生活に直結するため、「給料が低い」というのは大きなストレスとなり、「SEをやめたい」につながってしまいます。

仕事がきついから

給料の低さと共によくあげられる理由が「仕事がきついから」です。SEは高度な技術を駆使し、日々頭脳労働を強いられます。さらに納期が迫ってくれば、毎日終電間際まで作業していたり、オフィスに泊まることも珍しくありません。

コンピュータやネットワークを新しいものに交換する場合、普段の業務中はできないため、夜間や土日などを利用して交換作業することも多く、業務の幅が広すぎるのも課題。

作業量に対して明らかにリソース(人員)が不足しているケースもあり、一人一人に課される業務量が増大し、「仕事がきつい」で済まされないほどに業務が圧迫されてしまいます…。

※以下はTwitterから抜粋した「SEの仕事がきつい」という投稿の例です。

 

 

 

僕は最初の会社を辞める直前の社会人4年目に同じ部の部長に給料を聞いたら月に50万強と言ってました。
当時の部長の年齢は34歳、フリーランスになってから僕は30歳で月収55万に達したのでもっと早く知れたらもっと早く行動してました。

引用元:SEを辞めたい新卒の方は辞めてOK【会社への依存はNGです】

これなら「辞めたい」となってしまっても無理はありません。

上司・同僚が足を引っ張る

自分は一生懸命やっているのに、同僚や上司が使えなくて足を引っ張る…というのもありがちです。特にSEの場合は特に、一人ではなくチームで仕事を行うことが多いため、誰か一人役に立たない人がいるだけで他の業務全体の進捗が遅れてしまいます。

知識やスキルに乏しい人がチームに配属されたり、または上司がそういった人だったりすればなお状況は遅くなります。現場を仕切る人間がいわゆる「使えない上司」だった場合、進捗管理・製品の品質管理がめちゃくちゃで、結局その尻拭いを自分がやらなければならない…という事態になることもあります。

しかもそういった人物が自分より給料が高かったり、 定時でさっさと帰ってしまったりすればさらにストレスが溜まります。

以下はTwitterで見つけた投稿ですが、中には居眠りまでしている人もいるそうで、やはり人間関係で悩む方は多いようです。

 

新しい技術の勉強がおっくう

IT業界は常に新しい技術や言語が生まれ、どんどん進歩します。それを自分でキャッチアップして勉強し、自分のスキルに変えていく力がなければどんどん置いていかれます。技術の進歩についていくのがおっくうなので辞めたいと思う方も少なくないでしょう。

私の知人にも、「たった半年SE職を離れている間に全くわからない技術が登場していて勉強し直しているのだが、すごく苦労している」という方が実際に居ます。

また会社によっては業務時間外でも技術に興味を持って習得しようしているかが評価に繋がる場合もあるそうで、そこにストレスを感じることも。業務時間内ならともかく、プライベートの時間を使ってまで技術の習得をしなければいけないのですから、SEはある意味好きでなければできない仕事。

好きでないことを勉強しなければならないため、「辞めたい」と思うのは自然なことです。

セルフチェックしてみよう!あなたはSEに向いてるのか?

では、上記の「SEを辞めたい理由」に当てはまる方は、そもそもSEに向いているのでしょうか?ちなみに、SEに向いている人の条件は以下の3つです。あなたは当てはまるでしょうか?

  • 俯瞰して全体を見れる人
  • リーダーシップがある人
  • 向上心が高く好奇心が強い人

上記に1つも当てはまらないという方は、やはりそもそもSEという職業に不向きだったと言えます。そんな方はさくっとSEは辞めて、次のキャリアを考えた方がいいかもしれません。

SEを辞める前の注意点・辞めた後の注意点

いざSEを辞めると決めても、辞める前、そして辞めた後にも注意していただきたい点があります。それぞれポイントを簡潔にまとめましたので、ご一読ください。

SEを「辞める前」の注意点

まず、辞める前の注意点としては以下3つが挙げられます。

30日前までに退職願を出す

まず、退職のタイミングですが、民法で「労働者が2週間前に意思表示をすることで、いつでも辞職をすることができる」と定められてはいますが、企業では30日前までに退職の意思を表明するのが一般的です。余計なトラブルを回避するため、30日前までに退職願を出しておきましょう。

引き継ぎを滞りなく行う

後任の人への業務の引き継ぎも忘れずに。スケジュールを余裕を持って設定し、合わせて引き継ぎ用の資料(業務内容や作業手順、関係者の連絡先リストなど)を用意しておき、十分に引き継ぎを行いましょう。

言い出せない場合は退職代行サービスを利用

なお、どうしても「辞めたい」と言い出せない人は退職代行サービスを利用するのもアリです。

退職代行サービスは、あなたが会社に行かずとも最短即日で退職することのできるサービス。弁護士などの専門家があなたに代わって一連の退職手続きを済ませてくれます。費用はかかりますが、心に余裕がないという方は最終手段として利用するのもいいでしょう。

SEを「辞めた後」の注意点

続いて退職後の注意点としては以下のことが挙げられます。

保険証・社員証などを返還する

社員証うや入館に使用するIDカードなど会社から支給されたものは最終出勤日に、保険証は有給消化が終わり次第に会社に郵送にて返還しましょう。特に、保険証は返還の義務があり、返還しないと健康保険資格喪失証明書がもらえず、国保への切り替えができません。忘れずに行いましょう。

国民健康保険に切り替え

退職に伴い、社会保険→国保(国民健康保険)への切り替えを行いましょう。

すでに転職先が決まっており、有給消化後にすぐに次の職場に勤務が始まる場合は問題ありませんんが、間が空いてしまう場合は住んでいる市町村の役所に健康保険資格喪失証明書を提出して切り替えが必要です。

なお、喪失後14日以内の提出が義務付けられていますので、早めに提出しに行きましょう。

失業保険を申請しておく

ハローワークに離職票を提出して求職の申し込みを行えば、失業保険が受けられます。

次の職場への転職に思わぬ時間がかかってしまう場合もありますので、忘れずに申請しておきましょう。なお、自己都合の転職の場合は受給までだいたい3ヵ月程度かかるようですが、会社都合の退職となった場合は失業保険がすぐ適用されます。

SEを辞めた後のキャリアプラン

最後に、SEを辞めた後のキャリアプランを簡単にご紹介します。

社内SE

客先常駐のSEと異なり、社内SEはワークライフバランスのとりやすい職種なのでおすすめです。

残業が多くプロジェクトごとに勤務場所・時間が変わる常駐SEとは異なり、自社内での開発や保守・運用などが主な業務となるため、勤務時間も場所も一定、有給も取得しやすく定時に帰ることも可能です。

dodaによれば、社内SEの平均年収は466.1万円と高い水準で、月の平均残業時間も23.1時間と少なく、年間休日も120.5日と働きやすい環境が整っています。

Webエンジニア

プログラムの基礎知識があるので、学ぶ意欲さえあれば、プログラマー等のWebエンジニアもおすすめの職種です。

Webエンジニアは、企画から始まり、設計、構築、実装まで行うため、Webサービスを自分で作ってみたいという方や、新しい知識をどんどん学んでいくのが好きだという方には打って付け。

dodaによれば、Webエンジニアの平均年収は430.9万円、開発にがっつり携わる分、残業時間は32.7時間とやや多めですが、年間休日数は123.8日という、バランスのとれた働き方が可能です。

Webライター

豊富なITの知識を活かして、Webライターに挑戦するのも選択肢のひとつ。

近年は様々な企業が自社オウンドメディアを立ち上げ、メインの集客手段に据えています。中でもIT系の知識やノウハウを配信するメディアは増えていますので、思い切ってライターに転身するのもアリ。

企業に勤務するのはもちろん、フリーランスとして案件を受託して在宅ワークという働き方も可能ですので、SEの勤務体制が理由で辞めた方には適しているかもしれません。

dodaによれば平均年収は354.0万円とやや低めです。

ITコンサルタント

SEで培ったシステム開発・運用の知識を活かせる職種としてはITコンサルタントもおすすめです。

ITコンサルタントは、クライアントの経営課題に対してそれをどうITのシステムや技術で解決するかを提案する仕事。SEの経験が活かせる職種といえます。

また、クライアントの課題解決のためにコミュニケーション能力も要求されるため、人と話すのが得意で、SE時代にも積極的にコミュニケーションをされていたという方には最適です。

dodaによれば平均年収は637.5万円と高額!しかも残業時間も少なく年間休日も多いとメリットが満載です。

まとめ

「SEを辞めたい」と考える理由は人によって様々ですが、それを解決できる環境・職種は必ずあるはずです。心身ともに健康でなければ、良い仕事はできません。

今回ご紹介した職種をご参考にいただき、転職活動を始めるなり、今いる会社を辞めるなり、まずは一歩踏み出してみましょう。

この記事を書いた人

WordPress系言語(HMTL・CSS・PHP)を愛する6歳男の子パパ。2020年のプログラミング教育開始に向け、親子プログラミング学習をやってます。息子のプログラミング教室の送り迎えが日課です。
プログラミングスクールやプログラミング学習のブログ書いてます。

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