自分の企画したサービスを開発してみよう

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この章ではいよいよオリジナルサービスの開発に移っていきます。

オリジナルサービスの開発は、サンプルアプリ開発と同じでプログラミングの基本サイクルをつかいますが、実際多くのエラーが起こり、いままでに比べる難易度はぐっと高まります。

そこで、この章ではオリジナルサービスを開発するためのコツと開発に必要なものをご紹介いたします。このノウハウを活かせば、オリジナルサービス開発を効率よく進めることができますよ。

目次

オリジナルサービスの開発に必要なもの

まずはじめにオリジナルサービスの開発に必要なものをご紹介します。

それは、

  • 作りたいサービスのアイデア出し
  • 作りたいWEBサービスに必要な技術的知識

この3つだけです。それぞれ詳しく解説いたします。

サービスのアイデアを考えよう

まず始めにサービスのアイデアを出して、何を作るかを決めていきましょう。

アイデアの出し方として有効な方法が、「何の(どのような)問題を解決するのか?」を考えていくことです。

世の中のあらゆるサービスは、ユーザーにとって「便利」だから利用されています。実は「便利」であるということは、何かの「問題を解決していること」を指しています。

あなたが実際に困ったことを探して、それらを解決できるサービスを作ることができないか考えてみるとアイデアは出しやすいですよ。

作りたいサービスに必要な技術的知識

この前の章で、プログラミングの基本サイクルについてはご理解いただけましたね。

ここでは作りたいサービスに必要なプログラミング言語の学習をしましょう。一般的にWEBサービスを作れるプログラミング言語は、Ruby、Python、PHP、Javaなどが有名です。

それぞれの言語を一緒に使うことは難しいので、1つを選びましょう。このカリキュラムでは、初学者でも学習しやすいRubyをもとに解説します。

ここまでのカリキュラムでRubyの知識とRubyのフレームワーク「Ruby on Rails」の知識はある程度身についているはずなので、この知識とプログラミングの基本サイクルをかけ合わせて開発を行います。

オリジナルサービスを開発するコツ

ここまでオリジナルサービス開発に必要なものを解説しました。ここからは実際にサービスを開発する上で活用したいコツをご紹介します。

オリジナルサービスを効率よく開発するコツは、

  • サンプルプログラムを土台にして作る
  • エンジニア向けQ&Aサイトを活用する
  • 便利ツールを使いこなそう

ということです。この2つを行うだけで、オリジナルサービス開発にかかる時間を大幅に短縮することができます。

サンプルプログラムを土台にして作る

この前の章では、サンプルプログラムに機能を追加してみましたね。今回はその応用です。

インターネット上には非常にたくさんのサンプルプログラムがあります。そのなかから、あなたの作りたいものにそっくりなサンプルプログラムを探してみましょう。

あなたの理想に近いプログラムを見つけることができれば、あなたが書くコードの量を大幅に減らし、開発を容易にすることができますよ。

オリジナルサービスと聞くと、ついつい完全オリジナルのサービスをイメージしてしまいがちですが、最初のうちは、あなたのイメージに近いサンプルプログラムを有効活用しましょう。

もし、あなたがどうしてもオリジナルに近いサービスを最初から開発したいのであれば、サンプルプログラムをベースとして、好きなものをかけ合わせて企画を考えてみると独創性の高いサービスの企画を考えることができますよ。

エンジニア向けQ&Aサイトを活用する

どうしても作りたいものがあって、自分で探したけど見つからない時はエンジニア向けQ&Aサイトを活用する手があります。あなたが検索ワードを思いつかないだけで、本当はほしいサンプルが存在することも少なくありません。

あなたの実現したいことを丁寧かつ情熱をもって伝えて、力になってもらえるか聞いてみると良いでしょう。また、技術的な質問力はあらゆるところで役に立つスキルですので、回答数が多い質問などを見て特徴を学びましょう。

便利ツールを使いこなそう

アプリ開発をより効率的に行うために、様々なツールが提供されています。今回はモックアップ作成の便利ツールを紹介します。

有料や無料、一部無料など様々ですし、日本語対応かどうか、使い勝手がいいかなど実際に使って自分に合うツールを探しましょう。

Adobe XD

  • 有料・無料版あり
  • デザイン性に優れ、使いやすい。ワイヤーフレームも引ける

POP

  • 有料・一部無料
  • 手書きのモックアップをスマートフォンで撮影しツール内に取り込める機能あり

Prott

  • 有料・一部無料
  • 日本語対応◯

Flinto

  • 有料・30日間無料トライアル
  • スマートフォン対応

CaCoo

  • 有料・14日間無料トライアル
  • 同時作業が可能

Moqups

  • 有料・一部無料
  • 日本語対応×
  • ドラック&ドロップで作成

Pencil

  • 無料
  • 日本語対応×
  • ドラッグ&ドロップ

この記事の復習

オリジナルサービスの開発に必要なものは、

  • 作りたいサービスのアイデア出し
  • 作りたいWEBサービスに必要な技術的知識

この3つです。基本的に開発はプログラミングの基本サイクルをもとに行います。

また、開発を効率的に進めるためには、

  • サンプルプログラムを土台にして作る
  • エンジニア向けQ&Aサイトを活用する
  • 便利ツールを使いこなそう

この2つを意識的に活用していきましょう。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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