プログラミングの未来

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プログラミングを学ぶ上で、私たちはどの言語を使うかを選択しなければいけません。

しかし、プログラミング言語の種類はたくさんあります。

そもそもプログラミング言語っていつからあるんだろう
これからどう変わっていくの?

今回はプログラミング言語の歴史を知り、今後どのように変わっていくのかを解説します。

  • プログラミング言語の歴史
  • プログラミングの移り変わり
  • プログラミングの未来
目次

プログラミング言語の歴史

まず、プログラミングの始まりは1842年エイダ・ラブレスという人物が「ベルヌーイ数を計算する完全なプログラム」というものを発表したところから始まっています。そこから、1957年世界初の高水準プログラミング言語「FORTRAN(フォートラン)」という言語が広まり、プログラミングが容易に使えるようになり強く指示を集めました。

それから現代に至るまでにいろんなプログラミング言語が開発されてきました。

まとめると

  • 1972年 : C言語
  • 1977年 : SQL
  • 1983年 : C++
  • 1983年 : Objective-C
  • 1990年 : Python
  • 1990年 : Haskell
  • 1993年 : Ruby
  • 1995年 : Java
  • 1995年 : PHP
  • 1995年 : JavaScript
  • 1996年 : R言語
  • 2002年 : C#
  • 2003年 : Scala
  • 2007年 : D言語
  • 2009年 : Go言語
  • 2010年 : Rust
  • 2011年 : Dart
  • 2011年 : Kotlin
  • 2014年 : Swift
  • 2014年 : Hack

※これがすべての言語ではありません。他にも多くの言語が存在します。

現代に至るまでこんなにたくさんの言語が誕生しています。最近人気の高い「Python」も最近の言語だと思われがちですが、1990年とJavaより歴史が深い事が分かります。

ただこちらの言語もアップデートを繰り返し、日々改善されています。

プログラミングの移り変わり

第一世代(機械語)

コンピューターのCPUで直接実行される命令のことを機械語もしくはマシン語といいます。プログラミング言語の元となる最も低水準な言語です。数字で表す記述が多く、理系の科学者などが主に使用していました。

第二世代(アセンブリ言語)

機械語を人がわかりやすい形で記述するために生まれたのが、「アセンブリ言語」です。その後、アセンブリの記号化表現を文法として標準化した「アセンブラ」が登場しました。


アセンブリ言語

アセンブリ言語(アセンブリげんご、英: assembly language)とは、コンピュータ、マイクロコントローラ、その他のプログラム可能な機器を動作させるための機械語を人間にわかりやすい形で記述する、代表的な低水準言語である。なお、英語の assembly とは「組立」という意味である。引用元:Wikipedia

第三世代(手続き型言語)

C言語などがこの手続き型言語に当てはまります。数式表現や英語表現など、機械語をより理解がしやすい表現になりました。この第三世代の言語は、科学者だけではなく、機械言語を覚えなくてもプログラミングの記述が可能になったため、一般的な企業にまで広まっていきました。

第四世代(高機能言語)

JavaやPHP、Ruby、Pythonなどの言語は、第四世代で「4GL」と言われています。これらは、第三世代の言語を超えた、高機能が備わった言語で、言語単体で使用するより、特定のアプリケーション開発システムとセットになって開発される事が多いのが特徴です。

第五世代(これからの言語)

最近何かと耳にする人工知能やIot、機械学習、ブロックチェーンなど、IT業界では新しい研究が進んでいます。第五世代という言葉はまだ定着はしていません。その理由は、C言語やJava、PHPのように知名度や実績がある新しい言語がまだなく、現在の言語がどんどんアップデートされて、今よりより良いものを開発できる可能性が高いからではないかと考えられています。

プログラミングの未来

上で紹介してように、プログラミングはどんどん新しいものが開発され進化をしています。

今後、どんなプログラミング言語が開発されて、世の中に出てくるかはまだわかりませんが、プログラミング言語の利便性を追求した言語が出てくる可能性があります。

誰でも簡単に開発ができるようなプログラミング言語はあれば、開発をする人も増え、プログラミングが生活にあるのが当たり前になる可能性もあります。

第5世代のプログラミング言語はまだ確定はされていないものの、今後はドラえもんのようなロボットが開発できるプログラミング言語の登場もあるかもしれませんね。

この記事の復習

今回、この章で学んだことは

  • プログラミングは古くからあり、今でも最新の開発が行われている
  • 今後はもっと利便性を追求したプログラミング言語が登場していく


です。

今後、将来的にプログラミングの需要は伸び続け、飛躍的に世界の注目を浴びていくでしょう。


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この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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