プログラミングは最強のビジネススキル

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プログラミングはビジネスにも活かせる

こんなことを聞いたことはありませんか?しかし、

プログラミングとビジネスとなんの関係があるの?
本当にビジネスで役立つの?

と疑問に思うことでしょう。

そこでこの記事では、プログラミングがどのようにビジネスに活かせるのかを解説します。

  • プログラミングがビジネスでも役立つ理由
  • ビジネスで活きるスキル
目次

コンピュテーショナル・シンキングとは

前の章「プログラミングがわからないと仕事がなくなる時代へ」でもお話した、「プログラミング的思考」について注目してみましょう。

こちらの考え方は本来

  • プログラミングのうよに考える
  • コンピュータの気持ちになって考える


このような意味ではありません。

海外などの教育現場では、このプログラミング的思考を「コンピュテーショナル・シンキング(CT)」と呼んだりします。

日本では、「計算論理的思考」「プログラマー的思考」とも呼ばれていますが、その要点をまとめると

  • 問題を抽象化して、解決しやすいように考える
  • 問題を細分化し分解して考える
  • 入力と出力、その状態と結果を論理的に考える
  • アルゴリズムで物事を考える
  • 最適な方法を考え、結果を予想する
  • この考え方や方法が他の問題にも適用できないかを考える


この考え方のことを「コンピュテーショナル・シンキング」と呼んでいます。

「コンピュテーショナル・シンキング」=「プログラミング的思考」なんですが、プログラミング的思考はただプログラミングが読み書き出来るだけではなく、プログラミングで開発していく中で考える思考のことなんだと理解できれば大丈夫です。

混乱しやすいので、ここでは統一して「プログラミング的思考」と呼びます。この、「プログラミング的思考」の考え方を身につけることで

  • 論理的に計画を組み立てることができる
  • 大きな問題を分解して最速で解決できる
  • 問題点を分解することで今やるべき課題が見える


など、仕事には欠かせない考え方でビジネスの成長を加速することができます。このような考え方は今後、ビジネスそ進めていく中で必須になるでしょう。

プログラミング的思考でビジネスが加速する

現代社会において、PCやスマホ、タブレットなどを使い日々の業務を行う起業が増えました。SNSを活用して情報共有や業務の進捗管理もシステムを使用したりと、ビジネスの中でコンピュータにふれる機会が増えています。

そんな中で

デジタルは信用できない、手でやったほうが早い
コミュニケーションを取るなら電話が一番信頼できる

などの声もありますが、情報化ツールを上手く組み合わせれば「コンピュータに任せるところは任せる」「考えて作業を行うものは頭を最大限活かす」と、分けることで効率的に業務を進めることができます。

例えば、従業員の工数管理を手動でやるのに5時間かかっていたとすれば、それをプログラミングで「自動化」すればほんの10分で作業が終わるのです。

「コンピュータに任せるところは任せる。逆に人間にしかできないことはそれに専念する」

このような考え方が、今後のビジネスでは必要になります。

つまり、ツールやシステムの使い方を覚えるのではなく、どんな事ができるのか把握した上でどう組み合わせれば効率よく目的を達成できるのかという考え方が重要なのです。

この考え方が目標までの距離を短くしビジネスの成功を加速してくれるのです。

アルゴリズムで考えて仕事を効率化する

業務などをしていると「プロジェクト的思考」に似た考え方が生まれる場合があります。
例えば、プロジェクトの管理です。複数の人がそれぞれに担当を持ち、納期を決めて進捗状況を確認しながら業務を進めていきます。

このときに

  • 現在どの作業が進んでいるのか
  • 各作業の進捗はどうなっているか
  • 同時に進められる作業はないか
  • 各作業は、細かく作業を分解して進められてるか
  • 作業を進める順番は正しいか


など、作業を細かく分解し、その業務を深く理解することで問題点などをいち早く見つけ効率よく業務を進めることができます。

「プロジェクトの完成間近に問題が起き、修正の時間に24時間以上かかってしまった」

このような場合に、業務を細かく分解して、問題点をいち早く見つける事ができれば、修正の時間の24時間はなくなっていたかもしれません。

この「問題解決」のスキルは、今後のビジネスではなくてはならないものになります。アルゴリズムは、プログラミングを学習する時に重要な考え方になるので、プログラミングを学習することはビジネススキルを身につけることになるのです。

この記事の復習

「コンピュテーショナル・シンキング」=「プログラミング的思考」でしたね。「プログラミング的思考」は、もはやプログラマーだけのものではありません。

「プログラミング的思考」の考え方を身につけることで

  • 論理的に計画を組み立てることができる
  • 大きな問題を分解して最速で解決できる
  • 問題点を分解することで今やるべき課題が見える

など、仕事には欠かせない考え方です。「プログラミング的思考」をビジネスで活用することにより、プロジェクトの管理などで以下のようなメリットが得られます。

  • 現在どの作業が進んでいるのか
  • 各作業の進捗はどうなっているか
  • 同時に進められる作業はないか
  • 各作業は、細かく作業を分解して進められてるか
  • 作業を進める順番は正しいか

作業を細かく分解しその業務を深く理解することで、問題点などをいち早く見つけ効率よく業務を進めることができます。また「プログラミング的思考」は、問題が発生した際にいち早く気づき問題解決ができます。

「プログラミング的思考」は、目標までの距離を短くしビジネスの成功を加速してくれます。


知っトク豆知識

私たちの生活はIT技術によって支えられている
ビジネスにもIT技術が多く利用されています。
例えば工場などのライン作業では、食品をパックに詰めたり箱を組み立てることが可能です。電子商取引(EC)と店頭の在庫管理を一元化して機会損失を減らすことができます。このようなサイトをECサイトと言い、Amazonや楽天などで利用されています。
近年では電子マネーやビットコインなども利用され、個人でもIT技術の進歩によって便利になっています。
しかし利便性だけでなく、仕組みやリスクを理解して利用しなければ思わぬトラブルに巻き込まれてしまうので注意が必要です。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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