プログラミング学習の基本ステップとは?

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実際に学習を進めるのにどんなステップで進めたらいいの?

これから実際に、プログラミングの学習を進めようと思ったとき、こんな疑問が出てくるのではないでしょうか?

実際にどんな手順で学習を進めるのかを把握していないと、遠回りな学習をしてしまい時間ばかりが過ぎてしまいます。

そこで、この記事では

  • プログラミング学習を始める前の心得
  • プログラミング学習の基本3ステップ


この2つの項目について紹介していきます。

目次

プログラミング学習を始める前の心得

原則1:暗記しないこと

プログラミングに必要なのは暗記ではなく、コードを理解把握をすることです。短期間で情報が刷新されていくプログラミング業界において、コードを暗記するということに意味はありません。

また検索をすれば情報を引き出すことができるので、暗記をしなくてもプログラミングを行うことができます。

原則2:理解し把握に徹すること

プログラミングは実践を繰り返すことによって、身につきます。実際に現場で使用したり、アプリケーション開発をする事は有効な学習方法と言えます。

また、学習の初期段階では、一つ一つのコードをしっかり理解する必要はありません。まずは「この技術はどこでどのように使われるものなのか?」「どのようなことが出来るのか?」をおおよそ把握するだけで十分です。

原則3:発信すること

プログラミングはアウトプットする事で成果を出すことができます。まずはインターネット教材や技術書のサンプルなどの真似をすることから始めましょう。

それができるようになってから、自分なりに処理を変えたり加えたりする努力をしてください。エラーを自分の力で解決していくことで、理解度を深めてくれます。

また、ブログやSNSなどを利用し発信する方法もあります。学習進捗をある程度まとめる場合は、Qiitaに書き込むのがいいでしょう。ブログであれば、はてなブログがオススメです。テック系の読者が多いので、高いスキルを持った方からフィードバックをもらえます。

まとめている時間がないときは、Twitterで発信すると良いでしょう。どんな形でもかまいませんので、進捗を発信することが重要です。そしてそれを習慣にしましょう。

プログラミング学習の基本3ステップ

プログラミングを学習する際の基本ステップとして、以下の3つがあります。

  • ステップ1:教材を使って学習する(基礎を知る)
  • ステップ2:実際にモノを作る(基礎を使う)
  • ステップ3:基礎にもどって学ぶ(基礎を理解する)

ステップ1:教材を使って学習する(基礎を知る)

この次のステップでは、プログラミングに必要な基礎を身につけることが目的です。教材はできるだけ動画教材で学ぶようにしましょう。動画教材は書籍よりもわかりやすいと同時に情報量を圧縮しているので、効率よく学ぶことができます。

基礎だけ学ぶことで、他に余分な学習をする必要がなく学習の効率アップにつながります。

一度に全てをわかるようになる必要はなく、最初は流し見する程度でかまいません。2回目は実際に手を動かすなどして学習しましょう。

少し難しいと感じたりもう少し深く理解したいと思ったら、入門書を使ってわからない部分をピンポイントで学習するのがオススメです。

大まかな基礎を知ることでスタートからゴールまでの全体像が掴めます。そして今の学習状況が全体のどれくらいなのか、感覚的に把握することができます。

ステップ2:実際にモノを作る(基礎を使う)

次にステップ1で知った基礎を使い、実際にオリジナルのプログラム制作に挑戦します。いきなりゼロから作る事は難易度が高いため、教材を利用して作ったサンプルを改造することから始めましょう。

サンプルを改造するだけでしたら、調べながらできるので初心者でも可能です。自分でアイディアを考え実装し、エラーが出れば何が原因かを突き止め改修します。

このように少しずつ機能を追加したり、修正をしていく中でプログラミングの基本サイクルが身についてきます。

ステップ3:基礎にもどって学ぶ(基礎を理解する)

ステップ2で行ったサンプルに追加機能を実装していく過程で、分からない部分が出てきます。

多くの場合、基礎知識が未熟なことが原因です。プログラミングにおいて基礎を理解していないと、その先へ進めないことがよくあります。プロのエンジニアでさえ仕事をするのに調べながら実施しているので、初心者は分からなくて当然です。

ステップ3では、ステップ2でつまづいた基礎に立ち返り、学習をしましょう。何がわからないのかを考えながら、理解するべきことを理解するために復習を行います。

一旦基礎に戻って深く学びなおすことにより、ステップ2で乗り越えられなかった課題を乗りこえることができるようになります。

このようにステップ2とステップ3を繰り返していくことで、確実にプログラム作りを進めていくことができます。分からなくなっても焦らず、基礎に戻って深く理解をすることが大事です。

この記事の復習

プログラミング学習ではコードを暗記するのではなく、どんな機能がありどんな時に使われるのかを理解することが大切です。

プログラミング学習を行うための基本的なステップは、以下の通りです。

  • ステップ1:教材を使って学習する(基礎を知る)
  • ステップ2:実際にモノを作る(基礎を使う)
  • ステップ3:基礎にもどって学ぶ(基礎を理解する)

3ステップでは、実践と基礎を重視しているので効率よく学習ができ成果につながります。最初は不安な部分もあるかもしれませんが、学習を進めていくうちに具体的なイメージができるようになります。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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