プログラミングは独学でも習得できる?
プログラミングの独学は何から勉強し始めればいいの?
国内におけるIT人材の不足が深刻化していることもあり、ITエンジニアといったプログラミングスキルがある人材の需要は増し、他の職種に比べ高い報酬を設けるケースが増えてきました。
そんななか、転職や副業での収入獲得に向けたリスキリングを目的に、プログラミングを学び始めようと考えている人は多いですよね。
ただ、プログラミングを独学しようにも、どう勉強を進めれば良いかわからない人もいるはず。
プログラミングで学ぶべきことは多岐に渡るため、何の知識もなくゼロから進めていくのは難しいのが現実です。
そこで、本記事では初心者の人に向け、プログラミングの独学手順をわかりやすく解説します。独学におすすめの学習教材や挫折しないポイント、稼ぐコツも紹介するのでぜひ参考にしてください。
- 初心者からITエンジニアになるには平均17ヶ月の学習期間が必要
- プログラミングの独学は目的の明確化・言語選択から始める
- 独学で挫折を防ぐには質問できる環境を用意できるかが重要
なお、1人で学習が進められるか、途中で挫折しないか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートするため、挫折しづらい環境で学習が進められます。
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この記事の監修者
ITエンジニア
大学卒業後、SIerとしてITエンジニアへ。Webサービスに興味を持ち、ソフトウェアエンジニアとしてWeb自社開発企業へ入社。その後、ヤフー株式会社・株式会社メルカリでエンジニアリーダー・エンジニアリングマネージャーを経験。2018年、株式会社SAMURAIのインストラクターを務め、日々ITエンジニアを目指す人に自身の知識や経験を伝えている。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
プログラミングの独学は初心者でも可能なのか
はじめに、初心者からでもプログラミングの独学は可能なのか解説します。そもそもプログラミングとは何かについても、整理しておきましょう。
そもそもプログラミングとは
プログラミングとは「コンピューターへの命令」であるプログラムを作成する作業のこと。「プログラミング言語」と呼ばれる専用の言葉を用いて、コンピューターを動かすためのプログラムを書いていきます。
あらゆるアプリやサービス、システムは、人間が書いたプログラムによって動いています。さらに、そのプログラムどおりにコンピューターが動作することで、すべてのIT製品・サービスは正しく機能しているのです。
つまり、プログラムを作成するプログラミングは、IT社会を支える欠かせない仕事といえます。
なお、次の記事ではそもそもプログラミングとは何なのか、その意味や仕組みを詳しく解説しているのでよければ参考にしてください。
初心者からでもプログラミングの独学は可能
結論からいえば、初心者からでも独学でプログラミングの習得は可能です。その主な理由として次の2つが挙げられます。
- 学習環境が充実しているため
- 学びやすいプログラミング言語が普及しているため
最近ではプログラミングを学習できる書籍やサイト、アプリが数多く存在し、その質も上がっています。こうした学習方法から自分に合ったものを選ぶことで、独学でも学びやすい環境を整えられる時代となっているのです。
また最近では、文法がシンプルで学びやすいプログラミング言語が主流となっています。こうしたプログラミング言語を選べば、初心者でも比較的理解しやすいため、独学の成功率は上がるでしょう。
このように、プログラミングの学習ハードルは下がっているため、独学も1つの選択肢といえます。
なお、下の記事ではそもそもプログラミング初心者は何から始めれば良いのか、その学習手順を詳しく解説しているので宜しければ参考にしてください。
学習途中で挫折する独学者も多い
前述したとおり、プログラミングは独学可能なものの、スキルの習得が簡単とはいえません。事実、弊社の調査ではプログラミング学習者の87.5%が「勉強途中で挫折や行き詰まりを経験した」と回答しています。
なお、学習方法についてのアンケートでは挫折した人のうち58.3%は独学で学習をしていた人でした。
つまり、プログラミング独学者のおよそ2人に1人は学習途中で挫折を経験しているのです。それだけ、プログラミングの独学は難しいといえます。プログラミングスキルを身につけたいなら、独学にこだわり過ぎないことも大切です。
次の記事では、プログラミング学習を挫折してしまう理由をまとめているので、ぜひご覧ください。
プログラミングの独学を始める前の基礎知識
ここからは、次のトピック別でプログラミングの独学を始める前におさえておきたい基礎知識を解説します。
プログラミングの独学にかかる時間・期間
プログラミング初心者の独学には、多くの時間・期間が必要です。弊社の調査によれば、現役ITエンジニアがエンジニアになるまでに、1日あたり平均4時間24分の学習時間、平均17ヶ月もの学習期間を要しています。
ただし、これは独学・スクールの平均値です。独学だけでは、1日3時間半の学習時間、約18ヶ月の学習期間を要しています。次のように、スクールよりも1日の学習時間は2時間短くなり、学習期間は約3ヶ月も長くなっています。
プログラミングスクールでは、経験豊富な講師のサポートのもと効率的かつ集中的に学べます。しかし独学だとサポートがないため学習スピードが遅くなり、より多くの学習期間がかかってしまうのです。
プログラミング学習時間の詳細や、学習時間を確保するコツを知りたい人は、下記の記事をお読みください。
プログラミングを独学できる人の特徴
前述したように、プログラミングの独学は挫折しやすく、誰でも成功できるものではありません。自分がプログラミングの独学に向いているかどうかを知っておきましょう。プログラミングを独学できる人の主な特徴は、次の3つです。
- 問題解決能力が高い
- 時間管理がしっかりできる
- 孤独を感じにくい
プログラミング学習では、プログラムのエラーや誤動作が起こることは珍しくありません。こうした問題を解決できないと挫折に近づきます。反対に、自分で問題の原因を特定し、解決できる人は独学でも挫折することはないでしょう。
また、独学だと時間管理も自分だけで行わなければなりません。時間管理がしっかりできる人なら、サポートを受けなくてもしっかり学習を進められる可能性があります。
長期間にわたり1人で学習を続けるうえで、孤独感も生じます。1人でも孤独を感じにくい人なら、学習途中で心が折れることは少ないでしょう。
もし、独学できる人の特徴に当てはまらなかった場合は、手厚い学習サポートを受けられるプログラミングスクールの活用をおすすめします。
独学者がプログラミングで稼ぐことはできるのか
なかには、独学で身につけたプログラミングスキルで収入が得られるのか気になる人もいますよね。
独学者でもプログラミングを身につけて稼ぐことは可能です。ここからは、次のトピック別に独学でプログラミングを学び、収入獲得に成功した例を4つ紹介します。
独学から就職・転職した例
1つ目の成功例は、プログラミング独学後に就職・転職したケースです。
プログラミング学習ONOさんは、ベンチャー企業への転職を果たしたAIエンジニアです。新卒で入った会社はWeb系の大手企業だったものの、プログラミングを必要としないシステムの運用・保守担当だったとのこと。
システムを支える大切な仕事ですが、毎日決まった作業が続くと退屈さも感じてしまいます。そこで転職を決意し、AI(人工知能)開発の独学を始めました。1年間の独学を経て、ベンチャー企業が欲しがるAI人材となったのです。
プログラミング学習に役立つ発信をしているため、気になる人は確認してみると良いでしょう。なお、プログラミングを独学して就職するための手順を知りたい人は、次の記事をお読みください。
独学からフリーランスになった例
2つ目の成功例は、プログラミング独学後にフリーランスエンジニアになったケースです。フリーランスエンジニアとは特定の企業に所属せず、自らでさまざまな案件を受注していくITエンジニアを指します。
2つ目の成功例は、プログラミング独学後にフリーランスエンジニアになったケースです。フリーランスエンジニアとは特定の企業に所属せず、自らでさまざまな案件を受注していくITエンジニアを指します。
みささんは保険会社に6年間勤めていましたが、自由な働き方に憧れてフリーランスエンジニアを志すようになりました。そして、プログラミングの独学を経てフリーランスエンジニアとなりました。
みささんが実践した独学方法は、教材で学んだことをSNSへアウトプットする、というもの。他人へのアウトプットを習慣化することで、モチベーションを保ちながら独学を続けられたことが、大きな成功要因といえます。
フリーランスになった具体的な方法については、みささんのブログを確認してみると良いでしょう。なお、独学でフリーランスエンジニアになるための方法については、次の記事も参考にしてください。
独学から副業で稼げた例
3つ目の成功例は、プログラミングを独学で学んだ後、副業で稼げるようになったケースです。
やまさんは学校を卒業した後、本業として飲食店に勤め、店長にまで登り詰めました。プログラミングの副業でさらに収入を高めるために、すき間時間を使って独学を始めたのです。
挫折しかけたこともあるものの、プログラミングの面白さに引き込まれ、Web制作のスキルを習得。独学から1ヶ月目で初めての副業案件を獲得できました。今後はプログラミングを本業にして、独立を目指しているようです。
なお、プログラミングを独学して副業で稼ぐための方法を知りたい人は、次の記事もご一読ください。
独学から起業した例
4つ目の成功例は、プログラミングを独学後、2つの会社を起業したケースです。
かずたかさんは、もともとWebマーケティングの会社で働いていました。ある時、「こんなサービスを作りたい」というアイデアが浮かび、それを実現するためにプログラミングの独学を始めたのです。
プログラミングスキルを身につけた後は、自分のサービスどころか会社まで立ち上げ、積極的に活動しています。「プログラミングを学んで起業したい」という人は、チェックしてみると良いでしょう。
なお、起業したい人がプログラミングを学ぶ理由やおすすめプログラミング言語を知りたい人は、次の記事をご覧ください。
初心者向けプログラミングの独学ロードマップ
プログラミング初心者の人が独学を成功させるためには、正しい進め方を知ることが大切です。ここでは、プログラミング初心者におすすめの独学ロードマップを、5つの手順にまとめて紹介します。
なお、プログラミングを身につけた後に稼ぐためのポイントは後ほどお伝えするため、ぜひ最後までお読みください。
ステップ1:プログラミング学習の目的を明確にしよう
まずは、プログラミング学習の目的を明確にしましょう。目的を明確にすることで方向性がぶれにくくなり、モチベーションも維持しやすくなります。
目的を決めるときには、「プログラミングを身につけて何を実現したいのか」を掘り下げて考えましょう。たとえば、「プログラミングで稼ぎたい」という目的があったとしても、次のように働き方はさまざまです。
- プログラマーとして転職したい
- フリーランスのプログラマーになりたい
- プログラミングの副業で稼ぎたい
また、「プログラミングで何かを作りたい」という目的も持っておくのが理想です。プログラミングでは次のようにさまざまなものを作れます。何を作りたいかも明確にしておきましょう。
- Webアプリ
- スマホアプリ
- 人工知能(AI)
- 電子機器の組み込みシステム
独学を進めていく前に、目的をしっかり固めておくことが大切です。なお、「プログラミングで作りたいものがない」という人は、次の記事も参考にしてください。
ステップ2:勉強するプログラミング言語を決めよう
目的を明確にしたら、勉強するプログラミング言語を決めましょう。
プログラミング言語によって、できることや年収、需要、習得難易度は異なります。目指すキャリアや方向性を考慮したうえで、勉強するプログラミング言語を選ぶことが大切です。
なお、実業家として知られるひろゆきさんは、「Python」と「Java」の2言語をすすめています。どちらも人気ランキング常連で、歴史のある言語です。詳しくは、ひろゆきさんとの対談動画をご覧ください。
なかには、「プログラミング言語が多くて選べない」という人もいますよね。そのような場合は、弊社が提供している「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。
診断にかかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、上画像のようなあなたにあうプログラミング言語やおすすめの学習プランを次のように提案してもらえます。
勉強するプログラミング言語があいまいな人は、下のボタンから気軽にお試しください。
なお、次の記事では人気のプログラミング言語をランキング形式で紹介しているので、よければ参考にしてください。
→ 人気のプログラミング言語ランキング!編集部が3つの指標で独自に調査
もし、具体的に勉強したい言語がすでに決まっている場合は、それぞれの勉強法を紹介している記事をご覧ください。
ステップ3:プログラミングの独学に必要なものを揃えよう
プログラミング言語を決めたら、独学に必要なものを揃えましょう。プログラミングの独学にあたって、次の3つを揃えておく必要があります。
- パソコンとインターネット環境
- プログラムの実行環境
- 統合開発環境またはテキストエディタ
プログラミングには、パソコンとインターネット環境が必須です。プログラムを書くのに必要なだけでなく、Web上で調べ物をしたり、必要なソフトウェアをダウンロードしたりするときにも使います。
パソコンに求められるスペックとおすすめの機種は、次の記事で確認しておきましょう。
→ 【2023年最新】プログラミング初心者向けパソコンおすすめ5選
また、プログラムを実行するためには、専用の実行環境をインストールする必要があります。プログラミング言語によって必要な実行環境は変わるため、言語に合わせた実行環境をインストールしましょう。
また、プログラミングを効率的に行うために「統合開発環境」または「テキストエディタ」の導入をおすすめします。統合開発環境(IDE)とは、プログラム開発に必要な機能をまとめた開発ツールのことです。
統合開発環境は便利ですが、データサイズが大きいデメリットもあります。パソコンの容量を節約したい場合は、プログラムを書く作業だけを効率化できる、軽量なテキストエディタを導入するのも良いでしょう。
プログラミングの学習に必要なものについて詳しくは、次の記事を参考にしてください。
ステップ4:プログラミング言語の基礎文法を学ぼう
プログラミングの環境が整ったら、プログラミング言語の基礎文法から学んでいきましょう。思いどおりのプログラムを書くためには、基本的な書き方を理解していなければなりません。
独学でプログラミングの基礎文法を学べる代表的な方法は、「学習サイト」「学習本」の2つです。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分にとってメリットが大きい方法を選びましょう。
なお、前のステップで構築した環境を用いて、実際に基礎文法を使ってプログラミングをおこなってみましょう。実際に動きを見ることでイメージが鮮明になり、知識がより定着しやすくなるでしょう。
ステップ5:開発を実践してプロダクトを製作しよう
プログラミング言語の基礎文法をひと通り学んだら、開発を実践してプロダクト(成果物)を製作しましょう。プロダクトの製作を通して実践スキルが身につくだけでなく、達成感がさらなるモチベーションにつながります。
とはいえ、最初は何を作ればよいのか決められないこともあります。
慣れないうちは、教材のサンプルコードや既存のサイトを模倣(真似して作成)するのがおすすめです。模倣を繰り返すことで、基礎文法を組み合わせたプログラムの作り方を理解できるようになります。
模倣のポイントを知りたい人は、次の記事をご覧ください。
→ 模写でコーディングスキル向上!学習効率を爆上げする3つのポイント
慣れてきたら、自分のアイデアを出してオリジナルのプロダクトを製作してみましょう。
プログラミングの独学におすすめの学習サイト
ここからは、プログラミングの独学におすすめの学習教材を紹介します。まずは、オンラインで効率的に学べる学習サイトです。学習サイトには無料・有料の2種類がありますが、有料のものをおすすめします。
無料の学習サイトはお金をかけずに学べますが、不明点や問題点を質問・相談できる機能がありません。不明点や問題点を解決できずに挫折する独学者は数多くいます。
挫折するよりは、多少の費用をかけてでも「不明点を質問・相談できる有料の学習サイト」のほうが良いでしょう。そこで、おすすめしたいのが「侍テラコヤ」です。
登録無料で現役エンジニアに質問しながら50種類以上の教材を学べる「侍テラコヤ」では、
- 現役エンジニアが応える回答率100%の「Q&A掲示板」
- 必要に応じて受けられる現役エンジニアとのオンラインレッスン
- 勉強の進み具合やこれまでの学習時間を確認できる「学習ログ」
といったサポート体制を整えています。学習中に困ることがあってもすぐに解決できるため、挫折なくプログラミングスキルを習得可能です。
なお、侍テラコヤは入会金不要・いつでも退会OKに加え、利用から1ヶ月の間は「全額返金保証制度」が適用されるので「ほかのサービスを選べばよかった」と後悔する心配もありません。
すきま時間でコスパよくプログラミングスキルを学びたい人は、ぜひ侍テラコヤをお試しください。
なお、下の記事では独学でプログラミングを勉強するのにおすすめの学習サイトを紹介しているので、よければ参考にしてください。
子ども向けの無料プログラミング学習サイトは下記の記事にまとめています。
→ 小学生の入門に!子供向け無料プログラミング学習サイト3選【はじめての独学】
プログラミングの独学におすすめの本
続いては、プログラミングの独学におすすめの学習本を紹介します。本には、必要な知識が体系的にまとめられているため、1冊でも幅広い知識を得ることが可能です。
初心者の「最初の1冊」としては、「ちゃんと使える力を身につける Webとプログラミングのきほんのきほん」をおすすめします。プログラムが動く仕組みやWebの仕組みなど、「基本中の基本」について解説された1冊です。
基本部分を理解しておくと、どのプログラミング言語を学ぶときにも役立ちます。この本の内容が理解できたうえで、選んだプログラミング言語の文法を学べる本を読むと良いでしょう。
なお、次の記事ではプログラミング初心者の独学におすすめの本をほかにも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
その他プログラミングの独学におすすめの教材
学習サイトや学習本以外にも、プログラミングの独学におすすめの教材はあります。ここでは、次の2つを紹介します。
それぞれ特徴があるため、自分が学習したい内容とあっているか、目標としているスキルが身につくかを考慮して選んでみてください。それでは1つずつ紹介していきます。
プログラミング学習アプリ
プログラミング学習アプリだと、スマートフォンを使ってサクッと楽しみながら学べます。大人向けから子ども向けまでさまざまですが、多くの教材を無料で勉強できる「Progate(プロゲート)」は特におすすめです。
Progateは、スライドを用いて人気のプログラミング言語の基本を学べる学習アプリです。イラストが充実しているため親しみやすく、プログラミングに慣れていない初心者でも気軽に楽しみながら学べます。
ほかの学習アプリも知りたい人は、次の記事をご覧ください。
プログラミング学習ゲーム
プログラミング学習ゲームは、プログラミング教材をゲームにしたものです。プログラミングの問題を楽しみながら解き進められるため、継続力に自信がない人でも長続きしやすいでしょう。
なかでも、おすすめの学習ゲームは「HOUR OF CODE(アワーオブコード)」です。
HOUR OF CODEでは、さまざまなゲームを通して人気のプログラミング言語を学べます。「Minecraft(マインクラフト)」のような人気ゲームを取り入れたアクティビティ(教材)もあるため、自分の好みで選ぶと良いでしょう。
ほかのプログラミング学習ゲームを知りたい人は、次の記事をご覧ください。
プログラミングの独学で挫折しないためのポイント4つ
前述のように、プログラミングを独学する人の多くは挫折してしまいます。プログラミングの独学で挫折しないためにも、ここで紹介する4つのポイントを押さえておきましょう。
1つずつ解説します。
学習サイクルを構築する
プログラミング学習を効率よく進めるためのサイクルを構築しましょう。そうすることで効率的、かつ継続的に学習できるようになります。基礎学習・応用学習の2種類あり、それぞれ学習サイクルは変わります。
基礎学習のサイクルは下図のとおりです。基本的にゴール(目標)を決めてからは、インプット→アウトプット→チェック→アジャストの流れで学習を進めます。
このサイクルは、サンプルコードや既存サイトを模写するときに有効です。自らオリジナルのプロダクトを作る際には、次のような応用学習のサイクルに沿って学ぶと良いでしょう。
基礎サイクルに「プラン」と「リサーチ」が追加されています。プランでどのようなプロダクトを作るか計画を立て、それを実現するための方法をリサーチで調べるのです。
つまり、応用学習を効率よく進めるためには事前の計画や、計画にあわせた調査が必要不可欠となります。いきなり学習を始めるのではなく、ゴールにたどり着くためには何が必要なのか最初に洗い出して学習に移りましょう。
質問・相談できる環境を整える
質問・相談できる環境を整えておきましょう。そうしないと、挫折率が上がってしまいます。
次のデータは、弊社がプログラミング学習者に「挫折や行き詰まりを感じた理由」を質問した際の回答結果です。理由として特に多かったのは、「不明点を聞ける環境になかった」と「エラーが解決できなかった」の2つ。
つまり、不明点やエラーを自分で解決できずにつまずく人が非常に多いのです。そのため、問題解決能力に自信がない人は、しっかり質問・相談できる環境を整える必要があります。
おすすめの方法は「teratail」や「侍テラコヤ」などのQ&Aサイトを活用することです。こうしたQ&Aサイトでは、困った時に質問ができるだけでなく、似たような疑問にぶつかった人の解決方法をチェックできます。
独学だとしても、周りのサポートをもらえる環境をつくることが成功のポイントです。
目標を細かく設定して習慣化する
目標を細かく設定すると良いでしょう。つまり、少し先の見える場所にゴール(目標)を設置し、それを日々クリアしていくのです。ゴールが見えているとモチベーションを保ちやすく、学習を習慣化しやすくなります。
たとえば「半年でWeb制作をマスターする」が最終目標の場合を考えましょう。この場合、「1日目はWebの仕組みを理解する」「2日目はHTMLの基本を理解する」など、目標を細かく区切ることで達成しやすくなります。
細かい目標を達成することで達成感が得られるため、学習意欲が高まります。いきなり最終目標を達成しようとせず、少しずつクリアしていくことを考えましょう。
コミュニティやサロンを活用し勉強仲間を作る
プログラミングのコミュニティやサロンを活用し、ともに勉強する仲間を作りましょう。仲間がいるとモチベーション向上につながるだけでなく、困ったときの相談相手にもなります。
実際、コミュニティやサロンを活用しているプログラミング学習者は多いです。X(旧Twitter)でも、次のようにコミュニティやサロンへの参加に関する投稿が見受けられます。
プログラミングを独学で進めていると、孤独に感じることもあります。孤独に強い人でない限りは、勉強仲間を作ったほうが独学を成功させやすいでしょう。
プログラミングの勉強仲間を作る方法やおすすめサイトは次の記事にまとめているので、あわせてご覧ください。
プログラミングを独学して稼ぐ3つのコツ
プログラミングを独学で習得し稼いでいる人もいますが、初心者がいきなり稼ぐことは簡単ではありません。プログラミングで稼ぎたい人は、ここで紹介する3つのコツを知っておきましょう。
高品質なポートフォリオを作成する
高品質な「ポートフォリオ」を作成しましょう。ポートフォリオとは、自作したプログラミング作品集や、自分の経歴やスキルをまとめた資料のこと。転職だと、ポートフォリオがないと面接を受けられないケースもあります。
仕事獲得にあたって、ポートフォリオの品質が重要となります。ポートフォリオの完成度を見れば、応募者のスキルが大まかに把握できるためです。低品質なポートフォリオでは、採用担当者からの評価も低くなってしまいます。
そのため、できる限りポートフォリオの完成度は高めておきましょう。
ポートフォリオの作成方法については次の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
→ エンジニアのポートフォリオとは?未経験者に必要な訳と作成ポイント
また、オリジナルのWebサービスを自分のポートフォリオにすることもおすすめです。Webサービスを作るための方法を知りたい人は、次の記事もあわせてご覧ください。
簡単な案件で実績を増やす
最初は簡単な案件を受注し、実績を増やすことが必要です。実績がないと、仕事を依頼する人も不安になってしまいます。簡単な案件で実績を積み重ねることで信頼性が高まり、仕事を獲得しやすくなるでしょう。
案件の探し方としてポピュラーなのは、「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったクラウドソーシングサイトです。Web上で案件の受注から報酬獲得まで完結する手軽さが魅力で、副業やフリーランスに役立ちます。
転職を目指す人も、仕事の感覚をつかむために案件にチャレンジしてみると良いでしょう。実績とスキルが付いてきたら徐々にレベルを上げて、単価の高い案件にもチャレンジするのがおすすめです。
なお、おすすめのクラウドソーシングサイトを知りたい人は、次の記事をご覧ください。
仕事獲得できるか不安ならスクールの利用も考える
仕事獲得できるか不安な場合は、プログラミングスクールの利用も考えましょう。
独学の場合、仕事獲得に向けた取り組みも自分で進めていかなければなりません。たとえプログラミングスキルを独学で習得できたとしても、仕事を獲得できずに挫折するケースもあります。
その点、多くのスクールは学習だけでなく、仕事獲得に向けたサポートも提供しています。こうしたスクールを活用すれば、仕事獲得がぐっと近づくでしょう。独学にこだわり過ぎないことが大切です。
独学とプログラミングスクールの比較
プログラミングの学習方法は、大まかに「独学」と「スクール」の2種類です。「どちらを選ぶべきかわからない」という人も多いでしょう。
ここでは、独学とスクールのメリットとデメリット、費用の違いをそれぞれ比較しながらお伝えします。
メリット・デメリットを比較
独学とスクールのメリット・デメリットは、下表のとおりです。
「コスト面」「自由度」を重視するなら独学、「効率性」「確実性」「サポートの手厚さ」を重視するならスクールがおすすめです。なお、オンライン型のスクールなら通う手間のデメリットはありません。
このように、メリット・デメリットがそれぞれにあるため、よく比較して自分に合ったものを選びましょう。
費用を比較
次に料金の比較です。「プログラミングスクールだと費用が多くかかる」と考える人は少なくありません。ここでは、プログラミングの独学にかかる費用とスクールのレッスン料を比較してみます。
- プログラミング言語を3つ勉強する(HTML、CSS、JavaScript)
- 半年間勉強する
- Progateの有料プランを利用する(月額:1,078円)
- 各言語の本を1冊ずつ購入する(2,000円/冊と仮定)
- スクールは、SAMURAI ENGINEERの「教養コース」を受講すると仮定
この内容でプログラミングを学習する前提として、計算してみるとそれぞれ次の費用がかかります。
こうして比較してみると、独学の費用はスクールと比べて10分の1以下です。費用は明らかに独学のほうが安く済みます。
一方で、独学の挫折率は58.3%なのに対して、スクールの挫折率はわずか8%。挫折率はスクールのほうがはるかに低いです。
独学に成功すれば費用を抑えられますが、挫折すると結果的に1万円程度のお金と半年間の時間が無駄になってしまいます。独学かスクールかを選ぶときは、費用面と挫折率を含めて検討しましょう。
なお、独学とスクールのどちらが良いかについては、次の記事でも詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。
「プログラミングの独学は無理」と感じたらスクールを活用しよう
上記のようにプログラミングを独学で成功するケースはありますが、ここまで何度かお話しているようにプログラミングの独学は難しいのが正直なところです。
色々な理由はありますが、初心者が独学をして「無理だ」「難しい」と感じるポイントは次の6つです。
- 学習に時間がかかる
- 何から勉強すればいいかわからない
- モチベーションを保てない
- エラーや疑問点を解決できない
- 客観的な評価が得られない
- 相談できる人がいない
やりたいことはわかっていても、それを実現するためにどうやってプログラミングすれば良いか分からないことはよくあります。また、プログラミングを書いたもののどうやってもエラーが消えず、進めることができないことも同じくらい多いケースです。
ただし、この2点は身近に質問や相談できる人環境を整えたプログラミングスクールを活用すれば、すぐに解決できます。
そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
分割料金 | 一括料金 | 受講期間 |
---|---|---|
4,098円~ | 16万5,000円~ | 1ヶ月~ |
- 転職・副業・独立などの目的に特化したコースあり
- 累計指導実績4万5,000名以上
- 給付金活用で受講料が最大70%OFF
侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、現役エンジニアのようなプロに質問・相談できない状況でプログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
- 現役エンジニア講師による個別レッスン
- 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
- 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談できます。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。
また、侍エンジニアでは受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でも転職や副業での収入獲得に必要なプログラミングスキルだけを効率的に習得可能です。
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なお、侍エンジニアでは最大70%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。
学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してITエンジニアへの転職や副業での収入獲得などの目的が実現できますよ。
公式サイトで詳細を見るまとめ
本記事ではプログラミングを独学で進める方法や、学習を挫折せずに継続するためのコツを紹介してきました。
繰り返しになりますが、プログラミングの独学は挫折する人がとても多いのが現実です。そのため、継続せざるを得ない環境を作るなどの工夫をしながら学習することが求められます。
独学に不安がある人は、プログラミングスクールの利用も考えましょう。今回の内容を参考にして、ぜひプログラミング学習を成功させてください。
なお、年代別でのプログラミング独学方法もそれぞれ以下の記事でまとめているので、よろしければ参考にしてください。
参考文献
- 文部科学省「プログラミング教育」
- 厚生労働省 職業情報提供サイト 「jobtag」
- IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「DX白書2023」
- 経済産業省「我が国におけるIT人材の動向」「IT人材育成の状況等について」「IT人材需給に関する調査」
- 松尾研究室「生成AI時代の人材育成」
- 厚生労働省「開発した教育訓練プログラム」
- プログラミング教育の問題と対策
- プログラミングの本質的難しさと 日本語/英語プログラミング言語の比較検討
- TIOBE Index
Twitterより引用