フリーランスがエージェントを有効に活用するポイントはこれだ!

こんにちは。侍エンジニアブログ編集部のダイキです。

フリーランスが一般的になってきたことで、「エージェント」が増えていることをご存知ですか?

「エージェントなにそれ?」
「聞いたことあるけど、登録はしてないな。」

という方も少なからずいらっしゃると思いますが、フリーランスとして働く上でエージェントを活用していない方は非常に損をしています!

そのくらい、フリーランスにエージェントは欠かせない存在です。

しかし、エージェントを活用しているエンジニアの中には、知らず識らずのうちに搾取されている方もいらっしゃいます。

そこで今回はと「エージェントの選び方」と「エージェントを有効活用する方法」をご紹介します。

この記事を最後まで読めば、自分にぴったりのエージェントが見つかりますよ!

目次

できるフリーランスはエージェントを有効活用する

営業の必要がなくなる

フリーランスは、新規案件を自分で獲得しなければなりません。

しかし、エージェントを登録することで、自分の希望条件にあった案件を紹介してくれます。

エージェントは独自の案件を抱えており、時には個人では獲得出来ないような案件を紹介してくれることもあります。

また、契約等の事務処理についてもサポートしてくれます。

エージェントを活用することで、煩わしい営業や事務処理を気にせず、集中して仕事に取り組めるようになります。

登録自体は無料の会社が多いため、活用する予定がなくても登録は必ずしておきましょう。

契約手続きを代行できる

フリーランスエンジニアにとって、面倒な作業の一つが契約手続きです。

契約書の作成から契約完了までのやりとりを全て自分で行う必要があります。

しかし、エージェントを利用することによって、その煩わしさから解放されます。

エージェントは独自に契約書や契約締結のためのステップを確立しているので、あなたは必要事項を確認してサインをするだけ。

契約内容の調整などもエージェントにお任せすることができます。

安定した収入につなげる

自分で営業をして案件を獲得する必要があるフリーランスエンジニア。

実際に作業と並行して営業を行うのは非常に難しいです。

しかし、エージェントは常にたくさんの案件を保有しています。

その中から自分にあった案件を選ぶだけで良いのです。

そのため、営業の労力がないだけでなく、仕事がないブランク(空白期間)も無くなります。

フリーランスにとって、仕事がない = 失業と同じです。

ブランクはできるだけ開けないようにする必要があります。

福利厚生を受けれる

エージェントは他社との差別化を図るため、仕事の紹介以外にも様々なサポートを行なっています。

企業によっては、正社員と同等クラスの福利厚生が整っていたり、業務に取り組んでいる間に不満があれば会社に取り持ってくれるようなサービスを行なっています。

他にも、企業ごとに特徴的なサポートを行なっているため、サポート面に注目してエージェントを選ぶのも良いですね。

エージェント利用の落とし穴

シニア世代には案件が少ない

エージェントが案件を紹介したい年代は20代〜30代がメインとなります。

それ以上のシニア世代になると、市場価値が下がり案件自体が少なくなります。

エージェントを利用することも大切ですが、若い頃にどれだけ実績を積み人脈を構築していくかであなたの将来性が決められてしまいます。

リモートワークや在宅案件が少ない

エージェントの案件は、比較的常駐が多いのも特徴です。

企業側にとっても、目に見える形で社外の人間を管理したいというのが本音です。

リモートワークや在宅ワークにこだわるのであれば、エージェントに自分の実績やスキルを理解してもらそれに合う案件を紹介してもらいましょう。

交渉できる余地があるのであれば、交渉して自分が一番働きやすい環境を作りましょう。

またはクラウドソーシング型のランサーズやクラウドワークスの利用も検討しましょう。

交渉がしづらい

多少の交渉はエージェントにしてもらえます。

しかしエージェントは企業から提示する内容に合う人を探して欲しいと依頼されています。

大企業からの案件やあらかじめ稼働時間が決まっている内容が多いのも特徴です。

また、エージェントは板挟みになるので、どちらの顔も立てなくてはいけません。

違法派遣が潜んでいる

違法派遣とは、派遣元から労働者を受け入れた派遣先企業が、さらにその労働者を別企業に派遣するです。これは「二重派遣」となり、違法になります。

例えば、エージェントから案件をもらい、A社と委任契約を結びながらA社としてB社に派遣されるような場合です。

報酬はA社から受け取り、B社からの業務指示に従うような場合、委任契約を装っているということになり、違法派遣となります。

契約内容と実務が違う

実際に働き始めたら最初の契約と仕事の内容が違うなんて場合もあります。

仕事量が倍に増えているにも関わらず、報酬がそれにともなわないという事も実際にあります。

なので、契約内容は事前にしっかりと確認しておきましょう。

もし、契約内容と違う場合は、速やかに担当のエージェントに相談しましょう。

エージェント利用で失敗するフリーランスの特徴

フリーランスはエージェントを活用した方が良い結果が出やすいです。

しかし、なかにはエージェント選びに失敗してしまうエンジニアもいらっしゃいます。

失敗してしまいがちなエンジニアの特徴をご紹介します。

自分の市場価値を理解していない

自分の市場価値ってなかなか把握することは難しいですよね。

しかし、この市場価値を把握することは大切なんです。

エージェントの収入は、企業への紹介手数料ですが、マージン率の部分は基本的に開示されていません。

そのため、自分のスキルにあった案件が相場でいくら位かを把握していないと、マージンを多く取られてしまいます。

エージェントから希望価格はどのくらいか聴かれた際「特に希望はないので任せます。」とか言ってしまうとカモられてしまいます。

例えば、希望がないと言った後に「こちらの50万円の案件はいかがでしょう。」と聞かれたらついついOK出しちゃいますよね。

しかし、実際は80万円の案件で、30万円もマージンで取られているかもしれません。

怖いところは、マージン率の詳細が明かされていないので自分じゃ気付けない点なんですよね。

大雑把でも良いので、ある程度の相場を把握して「この額以下の案件は受けない。」と明確に決めておいた方が良いでしょう。

相場が分からない場合は、実際にフリーランスで活躍している方に相談するのがおすすめです。

当塾でも無料相談を行なっているので、興味があればぜひ活用してください。

企業側の発注金額を確認しない

基本的にエンジニア側に発注金額を教える義務はないので、気にしていなければエージェントから教えてくれることはありません。

しかし、あまりにも発注金額に対して無関心だと「この人、隙だらけだな。」と思われてしまいマージンを多く取られる恐れがあります。

しつこく聞くのは印象が悪くなってしまうため、よくありませんが気にするそぶりは見せておくと良いですね。

「自分はちゃんと確認してるぞ。」という意思表示をして、エージェント側を牽制しておきましょう。

エージェントを一社しか登録していない

エージェントを何社も抱えてしまうと、処理できなくて不安という方がいらっしゃいますが、そんなことはありません。

1社しか登録していないと、エージェント側から見たら他に競合相手がいない訳ですから、マージンを多く取ることが容易にできてしまいます。

あまりにも多くのエージェントに登録するのは問題ですが、3〜4社くらいに登録して提示された案件を比べることは大事です。

ただし、内定状況など採用関係の話は登録したエージェント各社に報告しないとトラブルに繋がりますので、こちらは明確に開示するよう気をつけましょう。

できるエージェント選びのポイントは?

フリーランスの活躍が一般的になってきたおかげで、フリーランス向けのエージェントはどんどん増えています。

その中から、自分にあったエージェントを探すにはいくつかポイントがあります。

エージェントの特徴を把握する

エージェントは、企業ごとに得意な案件が違います。

そのため、企業の特徴を把握することは非常に重要です。

自分の得意なスキルにあった案件を多く扱っている企業を選びましょう。

企業の特徴は掲示されているわけではありませんが、Webサイトに掲載されている案件に目を通すとどのような案件が得意か分かります。

ただ評判だけを見て登録するのではなく、エージェントの特徴を把握した上で登録するよう心がけましょう。

案件紹介以外のサポート内容を確認する

エージェントには様々なサポートがあります。

例えば、業界最大手のアットエージェントでは、契約満了まじかになるとカウンセリングを行なって、エンジニアの希望などを汲み取り、すぐに次の案件を紹介してくれます。

このサポートによって、フリーランスにとって心配な仕事が途切れるということがありません。

他にもMidworksでは、保証面を売りにしており、仕事が決まらなかった場合、登録者のスキルから報酬単価を算出し、資金を保証しています。

このように企業によってサポート面も大きく変わりますので、案件数だけではなくサポート面も確認しましょう。

口コミを気にしすぎない

エージェントを探す際に口コミ情報を検索する方が多いですが、口コミを信用しすぎるのは危険です。

ネットの口コミ情報はネガティブなものが多くなりがちですが、大抵の原因は企業の特徴を考えずに登録して希望の案件を得られなかったというような投稿者側の問題が多いです。

投稿者に合わなかったからといって、他のエンジニアにも合わないという訳ではありません。

口コミの評判だけで判断せず、企業の特徴と自分のニーズが合っていると感じたならば、実際に登録して確認しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

フリーランスにとって、エージェントは本当にありがたい存在です。

だからといって、搾取されるだけのエンジニアになってはダメですよね。

今回は、エンジニア選びのポイントと注意点についてご紹介しました。

この記事で皆さんがエージェントから搾取されるのではなく、活用できるエンジニアになれたら嬉しいです。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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