WordPressを1秒でも高速化するメリットと高速化するためのポイント

ニャンズとにゃんにゃんしている侍エンジニアブログ編集部のモリシタです。

WordPressを使ってると、速度が遅くなりやすいですよね。

サイトの処理速度の低下は、自分だけでなくユーザにもストレスを与えてしまいます。

せっかく作ったサイトを好きになってもらうには、サイトの表示速度も大切な要素の一つです。

この記事では、サイトの表示速度を短くする事が、どんなメリットに繋がるか表示速度の短縮方法を解説します。

この記事を読んで、快適なサイト運営を目指しましょう。

目次

表示速度を高速化する事で得られるメリット

ストレスのないサイトになる

たった数秒の差で直帰率が断然変わります。

スウェーデンにあるWEBパフォーマンス監視ソリューションを提供している会社、Pingdomの調査によれば、ページの読み込みは2秒〜3秒であることが効果的であると言われています。

>>Does Page Load Time Really Affect Bounce Rate? – Pingdom Royal

マイナビニュースではこの調査を元に、下記のように情報をまとめています。

Webページの読み込みにかかる時間が2秒までは直帰率は9%ほどだが、3秒を超えると一気に直帰率が増え、5秒になると38%まで増えている。ページの読み込み時間は2秒または3秒までに抑えることが、ユーザーをページにとどまらせる上で効果的と見られる。

出展:Webページの読み込み時間、3秒が限界か – 5秒になると直帰率激増

リンクをクリックしてもなかなか表示されないサイトに苛立ってしまうことってありませんか?
そうなるとブラウザバックして他のサイトを探したりしますよね。

それはユーザも同じこと。
つまり、表示する時間を短くすれば、それだけサイトの価値が高くなるということです。

もっと具体的にいえば、「アクセス数の増加」「顧客満足度の向上」「離脱率の低下」「コンバージョン率の向上」など、嬉しいポイントがたくさん!

少しでもユーザがストレスを感じないように、表示速度を短くするように気をつけましょう。

表示時間は検索順位にも影響する?

Google は Using site speed in web search ranking で、サイトの表示速度が検索順位を決める重要な要素の1つと明記しています。


出展:Using site speed in web search ranking

表示速度が早いということは、パフォーマンスが良いと評価されています。

SEO的にも、表示速度を短くすることで検索上位につながります。

このことからも、サイトのコンテンツの質も大切ですが、ユーザが使いやすいサイトというのも今後ますます重視されるべきですね。

自分のコンテンツの速度が早いのか、遅いのか気になりますよね。

こちらのページで、サイトの表示速度が測定できます。


PageSpeed Insights

Google公式のツールです。

こちらのサイトでは、FCPDCLについて、測定できます。

First Contentful Paint(FCP)は、ユーザーにページの視覚的レスポンスが表示されるまでの時間です。

Googleの調査では、FCPが短くなると、ユーザーのサイトへの愛着が維持される傾向が強くなります。

DOM Content Loaded(DCL)は、HTML ドキュメントが読み込まれて解析されるまでの時間です。

この時間が短くなることと、直帰率の低下との間には相関関係がある事がわかっています。

このツールの優れているところは、表示速度を評価してくれるだけでなく「◯◯を改善したらさらに高速化できますよ」と日本語で指示を出してくれるところです。

ぜひ、試してください!

これを気をつけるだけ!高速化するためのポイント

表示速度を高速化するには、サーバー側とブラウザ側の2種類で工夫する必要があります。

どちらかだけではなく、どっちも対策することをオススメします。

プラグインは多すぎないか

プラグインを入れすぎると、動作が全体的に重くなってしまいます。

初心者にありがちなのが、オススメされたプラグインをとりあえず入れてしまうことです。

プラグインは、必要なものだけ利用するようにしましょう。

「いつか使うかもしれないから・・・」という機能は、本当に利用するときに導入しましょうね。

画像の読み込み

画像サイズを小さく

画像サイズが大きいと、速度が表示速度が遅くなるだけでなく、サーバーの容量も圧迫します。

画像をアップロードする際は、サイズを小さく(圧縮)するようにしましょう。

画像読み込みを最後に

一般的に、画像の読み込みが完了してからページが表示される仕組みになっています。

しかし、画像の表示ってどうしても遅くなりがちなんですよね。

なので、画像の読み込みを最後にすると、表示速度を大きく改善できます。

どうするかというと、こちらのプラグインを利用しましょう。


Lazy Load

このプラグインをインストールして有効にするだけで、ページの表示速度の評価がアップします。

使っているサイトのバージョンは最新か

PHPやWordPress自体も最新にアップロードしておくべきです。

セキュリティーが強化されるだけでなく、速度の改善に繋がります。

サーバーにお金をかけてる?

無料サーバーでもWordPressが利用できます。

しかし、有料の方がやっぱり優秀ですね。

速度面だけでなく、セキュリティーやサービス面でも圧倒的に良質なサービスが受けられます。

何も高いサーバーを契約しなさいというわけではありません。

WordPress用に提供されているサーバーであれば、高価でなくても快適に利用できます。

ぜひ、こちらの記事で自分にあったWordPress用サーバーを見つけてください。

ソースコードを戦略的に

今までご紹介してきた内容より少し難易度が上がりますが、どこに何を書くべきかはよく考えましょう。

特にCSSJavaScriptは、テキストデータと比べて、多くの読み込み時間が必要になります。

CSSはの中に記述して、JavaScriptはの直前に記述するようにしましょう。

ブラウザのキャッシュを活用しよう

キャッシュとは、一時的に保存するデータという意味です。

一時保存データを表示することで、わざわざデータベースまで読み取りにいく手間を省く事ができます。

つまり、表示速度が短縮されるという事です。

まとめ

いかがでしたか?

表示速度を短くすると、以下のようなメリットがありましたね。

  • 直帰率やコンバージョン率などの改善
  • 検索順位の上昇に繋がる

表示速度の改善は、ただ単にストレスを感じさせないだけでなく、SEO対策としても重要となっています。

コンテンツの充実ども大切ですが、サイトのパフォーマンスについても考えながらサイト運営を頑張りましょう。

この記事を書いた人

猫をこよなく愛する、侍エンジニアブログ編集部のモリシタです。
価値ある情報をお届けする為、日々精進しながら執筆活動に取組んでいます!

目次