こんにちは! フリーランスエンジニア兼ライターのワキザカ サンシロウです!
突然ですが皆さんは、Excel作業を効率化するために何かチャレンジしていますか?
・Excelの数式をマスターする
・ExcelVBAを学び自動化を取り入れる
・ピポットテーブルをマスターする
など、方法はあると思います。
ただ、どれも時間をかけて覚えていく必要がありますよね。
そこで今回は、すぐに使えるExcelショートカットキーをご紹介します!
「ショートカットキーを覚える」という概念を覆すテクニックもご紹介していますので、気になる方は「ショートカットキーハック」から見ても良いかもしれません。
ショートカットキーとは?
まず、ショートカットキーについて簡単に説明します。
Wikipediaでは、以下のように説明されています。
ショートカットキー(キーボードショートカット、もしくはホットキーとも言う)とはコンピュータの特定の機能を動作させるために押すキーである。引用元:Wikipedia
簡単に説明すると、マウス操作をキーボード操作のみで行う方法です。
入力、コピー、ペースト、シート移動、ファイル保存、検索、置換などExcelで操作する作業の大半は、ショートカットキーのみで操作することができます。
実務で使える利用頻度の高いショートカットキー一覧
まず、利用頻度が高いショートカットキーを一覧にまとめました。
No | コマンド | 操作キー |
---|---|---|
1 | セル入力状態に変更 | F2 |
2 | コピー | Ctrl + C |
3 | ペースト | Ctrl + V |
4 | 切り取り | Ctrl + X |
5 | 元に戻す | Ctrl + Z |
6 | 直前の操作に戻す | Ctrl + Y |
7 | データの端に移動 | Ctrl + 矢印キー (←↑→↓) |
8 | データの端までのセルを選択 | Ctrl + Shift + 矢印キー (←↑→↓) |
9 | 全選択 | Ctrl + A |
10 | 列を全選択 | Ctrl + [スペース] |
11 | 行を全選択 | Shift + [スペース] |
12 | 行、列、セルの挿入 | Ctrl + Shift + プラスキー(+) |
13 | 行、列、セルの削除 | Ctrl + マイナスキー(-) |
14 | 検索 | Ctrl + F |
15 | 置換 | Ctrl + H |
16 | シートの追加 | Shift + F11 |
17 | 左のシートへ移動 | Ctrl + Page Up |
18 | 右のシートへ移動 | Ctrl + Page Down |
19 | フィルター | Shift + Ctrl + L |
20 | ファイルを上書き保存 | Ctrl + S |
21 | ファイルを名前を付けて保存 | F12 |
22 | セル書式設定画面を開く | Ctrl + 1 |
23 | 印刷プレビュー | Ctrl + P |
よく使うショートカットキーの中でもさらに抜粋しましたが、22個もあります。
普段からショートカットキーを使っている人であれば、少し追加で覚えれば済むかもしれません。
ただ、全部覚えるのは正直つらいですよね。
では次に、そんな人におすすめなショートカットキーハックをご紹介します。
ショートカットキーハック
1. 右クリックメニュー + キー
まずは、右クリックメニューを利用したショートカットキーについて説明します。
「Shift + F10」または、右クリックボタンを押すと、次のようなメニューが出てくると思いますが、各項目に注目してください。
挿入、削除などの機能名の横に アルファベットで (キー) と書いてありませんか?
実は、表示されているアルファベットキーを入力することで、機能を使うことができます。
挿入の場合は「右クリック + I」、削除の場合は「右クリック + D」で操作できるわけですね。
つまり、「どのショートカットキーで何ができるか」を覚えなくて良いのです。
例えば行を削除したい場合、通常であれば次のような操作をします。
1. 「Shift + Space」を押して行を選択する
2. 「Ctrl + マイナスキー(-)」を押して行を削除する
2回の操作なので、覚えれば済むかもしれません。
ただ、「挿入」のショートカットキーが「Ctrl + Shift + プラスキー(+)」となっており、削除と比べて「Shift」があるため覚えにくいです。
そんな時でも、右クリックメニューのアルファベットを押すことさえ覚えておけば、仮にキーを忘れても問題なく使うことができますよね。
ちなみに、検索ウィンドウのように右クリックメニュー以外にも、キーが表示されているケースがあります。
この場合は、「Alt + キー」で操作することができるので、ぜひ試してみてくださいね!
2. Alt + 数字 (クイックアクセスツールバー)
続いて、Excel上部に表示されている「リボン」の機能を効率的に使うためのテクニックをご紹介します。
通常、リボンにある機能をショートカットキーで操作する場合は、長いショートカットキーを入力する必要があります。
たとえば、セルに外枠の罫線を引きたい場合、通常だと次のような操作が必要です。
1. 「Alt + H」を押して、「ホーム」タブを開く
2. 「Alt + B」を押して、罫線を選択する
3. 「Alt + S」を押して、罫線を引く
押すこと自体も大変ですし、覚えることも難しいですよね。
そんな時おすすめなのが、「クイックアクセスツールバー」です。
クイックアクセスツールバーに追加しておくことで、「Alt + 数字」で操作することができます。
「Alt + 数字」だけで簡単に機能を使うことができるので、とっても便利です。
クイックアクセスツールバーの追加方法は、次の手順です。
1. 追加したい機能で右クリックをする
2. 「クイックアクセスツールバー に追加」を選択する
3. クイックアクセスツールバーに追加されていることを確認する
これでクイックアクセスツールバーに追加ができました。とても簡単ですよね。
また、右クリックメニューから「クイックアクセスツールバーから削除」を選択することで、簡単に削除することもできます。
ぜひ、自分好みにカスタマイズして使ってみてくださいね!
まとめ
今回は、Excelのショートカットキーに特化し、ご紹介しました。
ネットで検索すると、ショートカットキー一覧はよく目にしますよね。
ただ、膨大なショートカットキーを使いこなせる人は、意外と少ないです。
今回お伝えしたショートカットキーハックは、使いこなすための強力な武器となりますので、ぜひ使ってみてくださいね!