Java初心者の入門ガイド!基本文法や学習手順をわかりやすく解説

Javaを学びたいけど、何から始めればいいのかわからない…
Javaは難しいって聞くけど、ちゃんとスキルを身につけられるかな?

「Java」は多くの開発現場で使われている人気の高いプログラミング言語です。しかしJavaの経験がない人だと、どのように学習すればいいか、正しい始め方がわかりませんよね。

Javaは習得難易度が高い言語であり、正しい方法で勉強しないと挫折してしまいます。そこで、今回は初心者の人に向けJavaの入門方法を、挫折を防ぐコツも交え4つのステップでわかりやすく解説します。

Javaには覚えるべき文法も多数あるため、本記事で基本を押さえておきましょう。本記事の通りに学習を進めていけば、つまずくことなくJavaを習得できますよ。

この記事の要約
  • 独学でのJava習得難易度は高いが基礎から学べば挫折しにくい
  • Javaは変数・クラスなどの基礎文法から学習を進めよう
  • 本やWebサイトを使えば無理なくJavaを学習できる

なお、1人で学習が進められるか、途中で挫折しないか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。

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また、次の記事ではそもそもJavaとはどんなプログラミング言語なのか、何ができるのかをメリットやデメリットも交え詳しく解説しています。Javaについて詳しく知らない人は、ぜひ参考にしてください。

Javaとは?言語の特徴や用途を初心者向けにわかりやすく解説

「動画でサクッとJavaを知りたい」という人には、次の動画もおすすめです。

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

プログラミング初心者でもJava入門は可能?

プログラミング初心者でもJava入門は可能です。ただし、独学でJavaを習得するハードルは高く、正しい方法で学ぶことが前提となります。

Javaは文法が複雑で覚えるべきルールも多く、他のシンプルな言語と比べて難易度が高いのです。学習手順やポイントを押さえて学ばないと、プログラミング初心者だと挫折しかねません。

一方でJavaは汎用性が高く需要も多いため、スキルを習得できれば仕事獲得のチャンスはぐっと増えます。エンジニアを目指すなら、Javaは初心者でも入門する価値の高い言語です。

Javaが難しいといわれる理由について詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

JavaとC言語、プログラミング初心者には難易度が高い7つの理由
更新日:2024年3月1日

Java入門者が知っておくべき基本文法

Javaには覚えるべき文法が多くありますが、まずは基本をおさえましょう。Java入門者が知っておくべき基本文法は、次の8つです。

サンプルコードを交えながら、それぞれについて紹介します。

コメント

Javaのプログラミングでは、「コメント」というメモ書きを残せます。コメントはプログラムの処理には影響を与えないため、ソースコードに補足情報をプラスしたいときに便利です。

コメントをつける方法は2種類。1行だけコメント化する場合は、頭にスラッシュを2つ(//)つけます。

// この行だけがコメント

複数行をコメント化する場合は「/*」と「*/」ではさみます。/* ~ */の間にある文字はすべてコメント扱いとなり、プログラムの処理には反映されません。

/* ここからコメント
ここもコメント
ここまでコメント */

なおコメントは、一時的に特定箇所の処理を無効化するときにも使えます。この後のサンプルコードにも頻繁にコメントが登場するため、しっかり覚えておきましょう。

データ型

プログラミングでは、必ずと言っていいほどデータを扱います。データの種類を「データ型」と呼びます。Javaの主なデータ型として、次の4つを知っておきましょう。文字列はダブルクォーテーション()ではさんでください。

データ型概要具体例
整数型小数点のない数値123、0、-456など
浮動小数点型小数点のある数値1.23、-0.456など
論理型「本当」か「嘘」かの2択true(真) または false(偽)
文字列型文字のまとまり“こんにちは”、”Hello”など
論理型
文字列型

System.out.println(データ);のように書くことで、データを表示できます。上記4種類のデータを表示する場合のサンプルコードは次のとおりです。なお、Javaでは処理と処理をセミコロン(;)で区切ることも覚えておきましょう

System.out.println(123);
System.out.println(1.23);
System.out.println(true);
System.out.println("こんにちは");

データ型はこれ以外にもさまざま。また、同じデータ型のなかにもデータサイズの違いや、マイナスの値を扱える・扱えないといったバリエーションがあります。詳しく学びたい人は、次の記事をご覧ください。

【Java】整数型(int,long,byte,short)一覧まとめ!最大値も丸わかり
更新日:2024年3月29日

変数

変数の宣言と値の代入、参照

Javaでデータを効率的に操作するために、「変数」が欠かせません。変数とは、データを入れておく容器のこと。Javaで変数を扱うときには、大まかに次の3ステップを行う必要があります。

  1. 宣言(容器をつくる)
  2. 代入(容器にデータを入れる)
  3. 参照(容器のデータを使う)

変数を宣言するときは、[データ型] [変数名];のようにデータ型を指定しましょう。たとえば、整数型の変数「age」を宣言する場合のサンプルコードは次のとおり。整数型では「int」というデータ型が特にポピュラーです。

// 整数型の変数「age」を宣言
int age;

宣言した変数は、代入によってデータを入れます。代入の手続きは[変数名] = [入れたい値];のように書きます。例えば、変数ageに10(歳)を代入するサンプルコードは次のとおり。なお、ageは「年齢」を管理する変数です。

// age(年齢)に10を代入
age = 10;

データを代入した変数は、そのまま書くだけで参照できます。次のように書けば変数ageのデータを表示可能です。

System.out.println(age);

こうすれば、「10」と表示されます。後の処理で前のデータを使いたいときに、変数に入れておくと便利です。変数の使い方について詳しくは、次の記事をお読みください。

【一目でわかるJava】変数の宣言と使い方
更新日:2024年3月29日

配列

配列の宣言

同じデータ型の変数がいくつも必要な場合、1つずつ宣言するのでは大変です。そこで、複数の変数をひとまとめにした「配列」が役に立ちます。宣言→代入→参照という流れは、通常の変数を使うときと変わりません。

配列を宣言する場合、次のようにnewというキーワードを使います。新しい容器をつくるイメージでOKです。

データ型[] 配列名 = new データ型[要素数];

例えば、年齢を管理する変数を3つ宣言したい場合のサンプルコードは次のとおり。なお、Arrayは「配列」という意味で、配列用の変数につけることが多いです。

// 整数型の配列「ageArray」を宣言
int[] ageArray = new int[3];

宣言した配列にデータを代入する場合、配列名[要素番号] = 値;のように書きます。例えば、配列ageArrayの1番目の要素に「10」を代入する場合のサンプルコードは次のとおりです。

// 配列ageArrayの1番目の要素に「10」を代入
ageArray[0] = 10;

注意点として、配列の要素番号は0から始まります。そのため、1番目の要素を指定するなら[0]としなければなりません。なお、次のように宣言と同時にデータをまとめて代入することも可能です。これを「初期化」と呼びます。

// 整数型の配列「ageArray」を宣言
int[] ageArray = { 10, 20, 30 };
配列の初期化

データを代入した配列の要素は、配列名[要素番号] で参照できます。

System.out.println(ageArray[0]);

データ操作の効率を上げるために、配列を有効活用しましょう。Javaの配列の使い方を詳しく学びたい人は、次の記事を参考にしてください。

【プロが解説】Java配列の基礎はこれで完璧!便利な使い方も多数紹介
更新日:2024年3月29日

条件分岐(if文/switch文)

条件分岐の例

「条件分岐」とは、複数のシチュエーションに応じて処理を切り替えるテクニックです。例えば、「点数(score)が70点以上なら合格、それ未満なら不合格」のように分岐させたいケースで役に立ちます。

Javaの条件分岐は、主にif文switch文の2種類です。簡単な2分岐のif文は、if( 条件式 ) { } else { }のように書きます。サンプルコードは次のとおりです。

/// 点数を管理する変数「score」を宣言
int score = 69;

// 点数(score)が70点以上かどうか判定
if( score >= 70 ) {
	// 70点以上の場合
	System.out.println("合格!");
} else {
	// 70点以上でない(70点未満)の場合
	System.out.println("不合格!");
}

条件を満たした場合の処理を最初の{ }に書き、満たさなかった場合の処理をelse { }のほうに書きます。上記の例では、点数が69点のため条件を満たさず、else { }側の処理が実行されて「不合格!」と表示されます。

また、1つの変数値を複数パターンで分岐させたい場合にはswitch文が便利です。次のサンプルコードでは、変数animalNameの値に応じて表示する文字列を切り替えています。

// 動物の名前を管理する変数
String animalName = "猫";

// 動物の名前に応じた鳴き声を表示
switch(animalName) {
    case "犬" -> System.out.println("ワン!");
    case "猫" -> System.out.println("ニャー!");
    default -> System.out.println("未確認生命体です!");
}

case 値 -> 変数と値が等しい場合の処理;のように条件を列挙するのが基本です。どのパターンにも一致しない場合の処理は、default ->の部分に書きます。上記の例では、animalNameが「猫」のため「ニャー!」と表示されます。

なお、上記のswitch文は比較的新しいJavaバージョンでの書き方です。if文の書き方や、以前のswitch文の書き方を学びたい人は、下記の記事を参考にしてください。

反復処理(for文/while文)

反復処理

「反復処理」とは、パターンの決まった処理を複数回にわたり繰り返すテクニックです。多くの処理を繰り返すとソースコードが長くなりますが、反復処理を使えば少ない行数で済みます。

Javaの条件分岐は、主にfor文while文の2種類です。繰り返す回数が決まっている場合はfor文、決まっていない場合はwhile文を使います。例えば、「1から5までの数字を表示する」場合は、for文で次のように書けます。

for( int i = 1; i <= 5; i++ ) {
    System.out.println(i);
}

少し煩雑ですが、書き方は次のとおりです。

for( 最初に行う準備処理 ; 繰り返すための条件; 繰り返すときの変化処理 ) {
    反復したい処理;
}

まず変数に「1」を代入して表示し、その後は変数を1ずつ増やしながら表示。変数の値が6になったときに、条件(i <= 5)を満たさなくなり反復処理が終了、といった流れです。なお、「++」で変数の値を1加算できます。

上記のサンプルコードは、while文で次のように書き換えが可能です。while文には、準備処理と変化処理がありません。その代わりに、反復用の変数(ループカウンタ)は外側で宣言し、反復処理の中で変化させる必要があります。

// 反復用の変数(ループカウンタ)
int i = 1;

// ループカウンタが5以下である限り繰り返す
while(i <= 5) {
    System.out.println(i);
    i++; // ループカウンタを1加算
}

処理をスマートに記述するために、反復処理を有効活用しましょう。Javaのfor文やwhile文の使い方を詳しく学びたい人は、次の記事をご覧ください。

クラス

Javaは、プログラムの要素をオブジェクト(モノ)として扱う「オブジェクト指向」の言語です。Javaに限らず、オブジェクト指向のプログラミングでは「クラス」の中にプログラムを書いていくのが基本となります。

クラスは、オブジェクトのもとになる設計図のようなものです。例えば、「犬クラス」という設計図を定義(用意)することで、「チワワ」や「ブルドッグ」といった犬の特徴や振る舞いをプログラム上で手軽に実現できます。

Javaで犬クラスを定義する場合の記述例は、次のとおりです。「class クラス名」のように書き、中かっこ{ }の中にクラスの中身を書いていきます。頭にある「public」は「プログラムのどこからでも利用できる」という意味です。

// 犬クラスを定義
public class Dog {
    // ここにプログラムを書いていく
}

ただしクラスは設計図のため、そのままでは使えません。そのため、「インスタンス」という実体を生成し、それを操作します。クラスからインスタンスを生成するときは、配列と同様にnewというキーワードを使います。

クラス名 インスタンス名 = new クラス名( データ1, データ2,・・・ );

インスタンスの生成時には初期情報を( )の中に指定できます。例えば、ブルドッグのインスタンスに名前として「ポチ」、年齢として「3(歳)」を設定する場合の書き方は次のとおり。

// 犬クラスからブルドッグのインスタンスを生成
Dog bulldog = new Dog( "ポチ", 3 );

生成された「bulldog」は、犬クラス内に定義したデータや機能を自由に使えるようになります。クラスはJavaの骨格と言っても過言ではありません。ほかにも覚えるべきことは多数ありますが、基本は押さえておきましょう。

なお、Javaのクラスに関して詳しく学びたい人は、次の記事を参考にしてください。

【Java入門】クラスの使い方総まとめ
更新日:2024年3月29日

メソッド

犬の年齢を出力するメソッド

「メソッド」とは、便利な機能を手軽に使えるように処理をまとめた部品のことです。これまでに登場した「System.out.println」もメソッドの一種で、データを出力する機能があらかじめ定義されています。

Javaのメソッドは、前述したクラス内の機能として定義する必要があります。例えば、先ほどの犬クラスが内部データとして持つ名前と年齢を表示するメソッド「outDogAge」を定義するサンプルコードは、次のとおりです。

// 犬の年齢を出力するメソッド
public void outDogAge() {
    System.out.println(this.name + "は" + this.age + "歳です");
}

thisは「インスタンス自身」を意味します。this.変数名とすれば、インスタンスが持つ変数のデータを参照可能です。つまりthis.nameとすることで、生成されたインスタンスが持つ犬の名前を取得できます。

なおメソッドは、実行結果のデータを「戻り値」という形で出力可能です。戻り値が不要な場合は、上記のようにvoid(空)としましょう。戻り値を返す場合は、そのデータに合わせたデータ型を指定する必要があります。

また、定義したメソッドを呼び出したい場合は、インスタンス名.メソッド名();と書きます。「static」という特別な定義方法を用いない場合は、事前にインスタンスの生成が必要です。先ほどの例でいえば、次のとおり。

// 犬クラスからブルドッグのインスタンスを生成
Dog bulldog = new Dog( "ポチ", 3 );

// ブルドッグの名前と年齢を出力
bulldog.outDogAge();

上記のプログラムを実行するとoutDogAge()メソッド内の出力処理が実行されて、「ポチは3歳です」と表示されます。ただし前提として、犬クラスは次のように定義されている必要があります。

// 犬クラスを定義
public class Dog {
    private String name; // 犬の名前
    private int age;     // 犬の年齢

    // コンストラクタ(nameとageを初期化)
    public Dog( String name, int age ) {
        this.name = name;
        this.age = age;
    }

    // 犬の年齢を出力するメソッド
    public void outDogAge() {
        System.out.println(this.name + "は" + this.age + "歳です");
    }
}

なお、「コンストラクタ」はインスタンス生成時だけ呼び出される特殊なメソッドです。詳しくは、先ほどのクラスの記事で解説しています。メソッドはほかにも覚えるべきことが多いため、次の記事も参考にしてください。

【Java入門】メソッドの使い方総まとめ(呼び出し、引数、戻り値)
更新日:2024年3月29日

初心者におすすめのJava入門方法4つ【無料あり】

初心者におすすめのJava入門方法4つ【無料あり】

Javaに入門する方法として、つぎの4つがおすすめです。特に基本文法の学習で役に立つでしょう。

それぞれのメリットやおすすめを順番に紹介します。

入門書を読む

本を読むのが好きな人には入門書が合っています。必要な知識が体系的にまとめられているため、1冊で幅広く学べるのがメリットです。ここでは、Java入門者におすすめの参考書を2冊紹介します。

スッキリわかるJava入門

対話形式でイラストを交えながら、わかりやすくJavaについて解説している入門書です。Javaプログラミングで理解するのが難しいオブジェクト指向も、丁寧に解説しています。

また、プログラミングで初心者が悩みがちなエラーを解決するコツも紹介されています。サンプルコードも豊富にあり、実際にプログラミングを練習しながら学べる1冊です。

新わかりやすいJava 入門編

Javaの基礎をじっくり学べる入門書です。「解説 」→ 「サンプルコード」 → 「練習問題」の順番で解説する構成のため、知識の定着度を確認しながら学習を進められます。

また、Javaの人気資格である「Oracle Certified Java Programmer」のBronze試験に完全対応しており、資格対策にも使えます。これからJavaプログラマーを目指すなら読んでおきたい1冊です。

なお次の記事でも、初心者におすすめのJava入門書を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

【初心者向け】Java入門におすすめの本10選!活用術と学習法
更新日:2024年3月24日

また、初心者からステップアップしたい人には、下の記事で紹介している中級・上級者向けの参考書がおすすめです。

【完全保存版】初級を終えた人が読む中級、上級Java学習本全5冊
更新日:2024年3月29日

入門サイトを利用する

パソコンで使える入門サイトも数多く存在します。入門サイトだと、知識を得ながらパソコンで効率的に実践学習できるのがメリットです。ここでは、Java入門者におすすめの学習サイトを1つ紹介します。

Java入門

出典:Java入門

その名のとおり、Javaの入門者に必要な基礎知識が詰まった学習サイトです。環境構築方法から紹介されているため、Java入門者でもスムーズに学び始められます。

基本文法の解説だけでなくサンプルコードも充実しており、イメージしながら学べます。ブログ記事のような感覚で読み進められるため、Javaの基礎固めにぴったりです。

Java入門の詳細を見る

なお次の記事では、無料で使えるJavaの学習サイトを紹介しているので、あわせてご覧ください。

初心者におすすめ!Javaの無料学習サイト11選とインストール法
更新日:2024年3月29日

アプリで入門する

スマートフォンで入門したい人には、アプリが適しています。通勤などのすき間時間に学習できるため、本業が忙しい人でも学びやすいでしょう。ここでは、Java入門者におすすめのアプリを2つ紹介します。

Progate

Progate
出典:Progate

「Progate」は、スライド形式でさまざまなプログラミング言語を学習できるアプリです。イラストが充実しているため、プログラミング入門者でも直感的に理解できます。

スライドで知識を得てからプログラムを書く練習ができ、確実に理解したうえで学習を進められます。無料でもJavaの基本は学べますが、すべての講座を利用するためには有料プランの申し込みが必要です。

Progateの詳細を見る

Programming Hub

Programming Hub
出典:Programming Hub

「Programming Hub」は、海外のプログラミング学習アプリです。Javaをはじめとする人気のプログラミング言語を幅広く学べます。書いたプログラムを実行できるため、実践力を養うのに役立ちます。

アプリの表示は基本的に英語ですが、高校レベルの英語力があれば困ることは少ないでしょう。こちらも基礎レベルは無料で学習できますが、すべての講座を利用するなら有料プランを申し込む必要があります。

Programming Hubの詳細を見る

ゲームで入門する

モチベーションが続かない人には、楽しみながら飽きずに学べるゲームが合っています。ここでは、ゲーム感覚でJava入門できるおすすめサービスを2つ紹介します。

一攫千金プログラミング

「一攫千金プログラミング」は、プログラムを書きながらチップを増やしていくカジノ風ゲームです。Javaはもちろん人気のプログラミング言語に幅広く対応しており、楽しみながら基本を学べます。

ゲームを進めると新たなディーラーに挑戦できるなど、自然にやり込みたくなる要素が多いのも魅力です。基本的に無料で利用できるため、一度試してみてはいかがでしょうか。

一攫千金プログラミングの詳細を見る

コードガールこれくしょん

「コードガールこれくしょん」は、キャラクターを集めながらプログラミングを学べるゲームです。プログラミングのクエストをクリアしていくと、キャラクターのガチャを回せるようになります。

専用の動画で予習してからプログラミングを実践していく形式のため、Java入門者でも心配ありません。こちらも無料で利用できるので、気になる人は会員登録して使ってみましょう。

コードガールこれくしょんの詳細を見る

Javaの入門4ステップ【初心者向け】

Javaの入門4ステップ【初心者向け】

Javaを使いこなすためには多くの学習が必要となるため、挫折のリスクは決して低くありません。Java初心者が挫折しない学習手順として、この4ステップがおすすめです。

各ステップについて詳しく解説します。

ステップ1:作りたいものを明確にする

作りたいものを明確にする

まずはJava入門の目的、つまり「Javaで何を作りたいか」を明確にしましょう。エンジニアを目指す場合はもちろん、趣味でプログラミングする場合でも、目的の明確化が大切です。

作るものによって必要な環境も、重点的に学習すべき内容も変わってきます。作りたいものが明確だと学習の方向性がはっきりする上に、モチベーション向上にもつながるでしょう。

Javaで作れるものは多岐にわたりますが、中には環境構築や実践学習が難しいものも。まだ作りたいものが決まっていない初心者には、比較的学びやすい次の3つがおすすめです。

作れるものメリットデメリット
Web
アプリ
・需要が安定している
・在宅案件が多い
Java以外に学ぶべきことが多い(WebデザインやHTML/CSSなど)
スマホアプリ
(Android)
・高単価案件が多い
・在宅案件が多い
環境構築がやや大変(テスト用の実機が必要な場合も)
パソコン
アプリ
・環境構築がしやすい
・Java以外に学ぶべきことが少ない
在宅案件はそれほど多くない

単純に興味で選ぶのもOKです。エンジニアを目指すなら、それぞれのメリット・デメリットも加味して選びましょうましょう。

なお「作りたいものはあるけど、具体的なイメージが湧かない…」という人は、弊社が提供している「プログラミング学習プラン診断」をご活用ください。

診断にかかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、次のようなあなたにあう制作物やおすすめの学習プランを診断してもらえます。

作りたいものがあいまいな人は、ぜひ一度お試しください。

自分にあうプログラミング言語を診断してみる

また、下の記事ではJavaで作れるもの・できることを詳しく紹介しているので、良ければ参考にしてください。

Javaでできること8選!初心者向けにわかりやすく解説
更新日:2024年3月1日

ステップ2:Javaの環境を構築する

Javaの環境を構築する

作りたいものが決まったら、Javaの環境を構築しましょう。この段階で環境構築しておくと、基本文法の学習で試しながら学べるメリットがあります。

Javaのプログラムを開発するうえで、作るものを問わず必須となるのはつぎの2つです。

  • JDK(Java Development Kit:Java開発キット)
  • IDE(Integrated Development Environment:統合開発環境)

「JDK」は、Javaの実行環境や開発環境がひとまとめになったツールのこと。「IDE」は、プログラムの実行や動作確認といった機能を集約して、効率的な開発を可能にするツールです。

JDKは、Javaを提供しているOracle社の公式サイトからダウンロードし、インストールすれば問題ありません。IDEはさまざまな種類があり、作りたいものに合わせて選ぶ必要があります。

Androidアプリ開発の場合は、Android開発元のGoogle社が提供するIDEAndroid Studioを導入しましょう。それ以外の場合は、Java開発で最もポピュラーなIDE「Eclipse」がおすすめです。

なお、Javaの開発環境を構築する方法は次の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてください。

【Java初心者必見!】Javaの開発環境を構築する方法を解説!
更新日:2024年3月29日

ステップ3:Javaの基本文法を学ぶ

Javaの環境を構築できたら、基本文法から学んでいきましょう。Javaの開発を実践するためには、基本文法を理解して使えなければなりません。

先ほど紹介した基本文法は、Javaのほんの一部です。Javaの習得にあたっては、さらに多くの知識を身につけることが求められます。具体例として、次のようなテクニックも覚える必要があります。

  • ファイル操作
  • コレクション(配列よりも柔軟に複数データを扱える)
  • 例外処理(予期しない異常への対策)

また、冒頭にも紹介した「オブジェクト指向」はJavaの根幹をなす要素であり、開発の効率化に欠かせません。複雑な考え方のため、IDEでサンプルプログラムを書きながら学びましょう。

なお入門方法は後ほど詳しく紹介しますが、Javaの基本文法は大半の教材で学べます。下の記事でもJavaの基本文法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

Javaの基本文法をわかりやすく解説!初心者が用語もクラスも丸わかり

また、開発効率アップに欠かせない「ライブラリ(便利プログラム集)」や「フレームワーク(プログラムの骨組み)」の学習も必要です。Javaのおすすめライブラリやフレームワークについては、次の記事を参照してください。

【Java入門】ライブラリの使い方(作成方法やおすすめ一覧も解説)

Javaのフレームワークおすすめ5選【2023年版】

ステップ4:Javaプログラミングを実践する

Javaプログラミングの実践

Javaの基本文法が身についたら、Javaのプログラミングを実践しましょう。大まかに次のような流れで、実際にプログラムを作っていきます。

  • 1.どのようなプログラムを作るか決める
  • 2.プログラムの実現方法を具体化する
  • 3.プログラミングを実践する
  • 4.プログラムに問題がないかテストする

まずは自分のアイデアをもとに、作るプログラムを明確にします。「こんな課題を解決したいな」「こんなプログラムがあったら便利だな」など、日常生活と絡めて考えるのがおすすめです。

次に、そのプログラムを実現するために必要なオブジェクトやライブラリなど、具体的な実現方法を考えます。実現方法をWordファイルなどに整理し、文書として残しておきましょう。

そして、作成した文書をもとにプログラミングを実践します。プログラムをひと通り作成したら、実際に動かして問題がないかテストしましょう。

なお、上記は一般的なプログラムの開発工程を簡略化したものです。より厳密なJavaの開発工程を知りたい人は、下の記事をお読みください。

【保存版】アプリ開発の手順6つ!作り方の流れ・必要な準備も解説
更新日:2024年3月21日

また、Javaの勉強方法をさらに詳しく知りたい人には、次の記事もおすすめです。

Javaを勉強するには?初心者向けに基礎知識から実践方法まで解説
更新日:2024年3月8日

Java初心者が挫折を防ぐ3つのポイント

Java初心者が挫折を防ぐ3つのポイント

冒頭でお伝えしたとおり、Javaは習得難易度の高いプログラミング言語です。プログラミング初心者だと、途中で挫折することも珍しくありません。そうならないように、3つのポイントを押さえましょう。

各ポイントについて、順番に解説します。

ポイント1:質問できる環境を作る

質問できる環境を作る

Javaの学習でわからない部分・上手くいかない部分を質問できる環境が必要です。

プログラミングを独学で学習する場合、不明点や問題点を自分で解決できずに多くの人が挫折してしまいます。不明点や問題点を早期解決するために「Qiita」といったIT系の質問サイトや、「侍テラコヤ」を活用するのがおすすめです。

質問を見た先輩エンジニアが回答してくれることもあり、1人で悩むよりも早期解決できるケースが多いでしょう。おすすめの質問サイトを知りたい人は、下の記事を参考にしてください。

悩める初心者の味方!プログラミング質問サイトおすすめ10選
更新日:2024年3月20日

ポイント2:学習を習慣化する

学習を習慣化する

Javaに限らず、プログラミング学習は習慣化することが大切です。できれば毎日、少なくとも1週間のうち決まった曜日・時間帯にはJavaを学習するようにしましょう。

学習のペースが不規則だと、少し間隔が空いただけでモチベーションが低下しがちです。反対に学習が習慣化されていれば、モチベーションを保ちながら学習を継続できます。

とはいえ複雑な文法の多いJavaだと、1回の勉強に費やす労力も大きくなります。Javaの勉強を詰め込み過ぎると息切れしてしまうため、学習時間は無理のない範囲で確保してください。

ポイント3:独学に固執しない

挫折しないか不安な人は独学に固執せず、人から教わる選択肢も考えましょう。先ほども少し触れましたが、プログラミングの学習途中で挫折する独学者は多くいます。

事実、弊社の調査では

  • 不明点を聞ける環境になかった
  • エラーが解決できなかった
  • モチベーションが続かなかった

などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。

87.5%の人がプログラミング学習時に挫折を経験
不明点やエラーが解決できずプログラミングを挫折した人が多数

調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES

習得難易度の高いJavaであれば、なおさら習得率は低くなります。独学に成功すればコストを抑えられますが、Java入門者の大半は挫折してしまうのが現実です。

独学で挫折すると、それまでに費やした時間やコストが無駄になってしまいます。一方、プログラミングスクールなどで教わる方が挫折しにくく、長い目で見ればコストを抑えられるでしょう。

挫折なく初心者がJavaを学ぶなら

習得難易度の高いJavaでなくとも、プログラミングの学習途中で挫折する独学者は後を絶ちません。プログラミングを学ぶ人が増える一方で、「プログラミングを独学で習得することは難しい」という認識も浸透しつつあります。

事実、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では

  • 確実にスキルを身につけられると思ったから
  • 独学では不安がある
  • 効率よく学べそう

などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。

61%の人がプログラミングの勉強を始めるならスクールが良いと回答
確実にスキルを身につけられそうという理由でプログラミングスクールを選ぶ人が多い

調査概要:プログラミングに興味がある方の意識調査
調査期間:2021/11/19~2021/12/3
対象者:プログラミング学習を検討している10代~50代の男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました。

上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。

いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とJava言語の習得自体を諦めかねません。

仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。

そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。

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料金月分割4.098円~
実績・累計指導実績4万5,000名以上
・受講生の学習完了率98%
・受講生の転職成功率99%

侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。

先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、初心者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、Java言語といったプログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。

しかし、侍エンジニアでは

  • 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
  • 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
  • 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ

といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。

また、侍エンジニアではカウンセリングにて受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもITエンジニアへの転職や副業での収入獲得に必要なスキルだけを効率的に習得可能です。

最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。

なお、ITエンジニアへの転職を見据えJava言語を学びたい人は受講料の最大70%が給付される「Webエンジニア転職保証コース」がおすすめです。金銭面での支援を受けつつ、Java言語の習得から転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。

※1:転職後の1年間、転職先での継続的な就業や転職に伴う賃金上昇などのフォローアップ

学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してJava言語を習得できますよ。

公式サイトで詳細を見る

まとめ

今回はJava入門者向けに、次の5点についてお伝えしました。

Javaは習得難易度が高いプログラミング言語で、初心者が覚えるのは大変です。しかし、Javaはさまざまな開発分野で需要が高いため、スキル習得できれば仕事獲得のチャンスがぐっと増えます

ぜひ本記事の内容を参考にして、Javaの学習にチャレンジしてください。

この記事を書いた人

【プロフィール】
9年ほどITエンジニアを経験したのち、豊富な技術文書の作成経験を活かし、専業Webライターへ転身。クラウドワークスでは半年ほどでプロ認定、3年半ほどでトッププロ認定を受ける。システムエンジニア・プログラマー・テストエンジニアなどを経験しており、上流から下流まで幅広い開発工程のノウハウを習得しているのが強み。侍エンジニアブログでは、2020年から幅広い分野の執筆を担当。「挫折させないライティング」をモットーに、プログラミング初心者の方でも負担なく読める記事の執筆を心がけています。
【専門分野】
IT/システム開発/組み込み開発/アプリ開発(主にWindows)
【保有資格】
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
ソフトウェア品質技術者資格認定(JCSQE)初級
JSTQB認定テスト技術者資格(Foundation Level)

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