JavaとC言語、プログラミング初心者には難易度が高い7つの理由

「Java」と「C言語」は、プログラミング入門者でも一度は聞いたことがあるはず。実際に、様々な場所で使われているとてもメジャーなプログラミング言語になっています。

結論から言うと、この2つの言語は「一番最初に学ぶプログラミング言語としてはおすすめできない」のです。なぜでしょう? 気になりますよね。

そこで今回は、「JavaとC言語を初心者がはじめに学習するべきではない理由」について解説していきます。プログラミングスクールを運営するメディアが、エンジニアの経験や意見をもとに徹底的に解説していきます。

この記事の要約
  • JavaやC言語はエラーの解消につまずきやすい点から難易度が高いといわれる
  • JavaやC言語は個人でサービスを開発する目的での習得にはおすすめしづらい
  • JavaやC言語は大規模なシステム・サービス開発におすすめ

なお、1人で学習が進められるか、途中で挫折しないか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。

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また、JavaとC言語がプログラミング初心者に難易度が高い理由は次の動画でも解説しているので、良ければご覧ください。

目次

JavaとC言語は専門性が高く技術的に難しい

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基本的にC言語およびC++とJavaはとても難度が高い言語になります。

なぜかというと「バグの解析」や「将来を見据えた設計」がとても難しいのです。エラーなどの対処につまずきやすい言語なのです。

難度の高いバグの解析につまずきやすい

特にC言語/C++は「バグの解析」つまり、意図しない動作やエラーの対処に高度な知識が要求されます。コンピュータを構成するメモリやCPUというものの性質を知っておく必要があり、「下手なプログラミング」を行うと目も当てられないような状態になります。

最悪の場合、自分が作っているアプリケーションだけでなく、PC自体に害を与えたり、他の動作しているアプリの動作がおかしくなる場合もあります。

場合によっては「メモリダンプ」と呼ばれる、エラーが起きた瞬間に0と1のデータがメモリ上にどのように配置されているかを表すものを解析に使う必要なども出てきます。

難度の高い設計が必要

「設計」においては、仕事として行う場合大規模なシステムを作る機会が多いので、後から拡張しやすいように将来を見据えた設計が必要になります。

これは文法レベルの問題ではなく広い知識や経験が必要になります。下手な設計をすると根本から作り直すようなはめにも陥る可能性があり、中途半端な技術で扱うものではありません。マスターするまでに相当な努力を必要とするため大多数の人が挫折してしまいます。

こんな経験談もあります。

私には、がむしゃらにいろいろなソフトを弄くり回していた時期があった。
当時、ちょっとばかりHTMLやらVBSが書けたので、Webの情報を頼りに、C++を弄りだした。
当時、C++を使えば楽々GUIのプログラムが組めると思っていた。ライブラリとか、そういうものの存在すらよく分かっていなかったので、”Hallow World”止まり。GUIのプログラムを組むことができなかった。これが1度目の挫折。

引用:エンジニアライフ

JavaとC言語は技術が高いぶん学習コストが高い

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C言語やJavaは学習コスト、つまり学習し習得するまでに「大幅な時間がかかる」ことでも有名です。プログラミング言語の仕組みを理解することが難しいというのは勿論ですが、仕事にするためには学習範囲はプログラミング言語の学習だけにとどまりません。

例えば、ネットワークやハードウェア系の知識もないと「仕事として成り立たない」ことも多いです。また、特にC言語/C++やJavaは人によって様々な設計方法が出来てしまっています。

「デザインパターン」と呼ばれる「プログラミングをする上での定石」なども学習して、汎用的な設計方法を身に付けておく必要があります。そうでなければ、後で機能追加等がとてもやりづらいシステムになってしまいます。

ある程度使えるまでにも時間がかかりますし、本当に「一人前」として仕事が出来るまでには何年も時間がかかります。とりあえず有名だからという理由で学習したけど、やりたいことと違ったという声も聞きます。

こんな声も……

ある程度プログラミングできるようになっても、今度は選択肢の多さに圧倒されます。同じことを実現するのにいろいろ方法がありすぎて、どれが適切なのか初心者には選択が難しいのです。
選択肢が多いということは、それだけ覚えなければならないことが多いということです。
(統合開発環境の操作、クラスライブラリ、各種フレームワークなど)

引用:プログラミング入門 Q&A

JavaとC言語は初心者には学習環境が揃えづらい

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最近のプログラミング学習は、「無料で学べるサービスがもはや無料レベルではない」のです。例えば「ドットインストール」や「Schoo」「Progate」のような革新的な学習サービスがいい例でしょう。

ただ、Java学習やC言語学習に対応した実践レベルまで学習可能なサービスはほとんどありません。また、会社独自のフレームワークを使っていたりもするので、実践的な内容は現場の人に聞くなどするしかありません。

よって、他の言語よりも実務レベルまで学べる環境も揃えづらくなります。

プログラミング初心者向けの学習環境の作り方は、VSCodeCloud9など、必要なツールが揃っている総合開発環境を用意するのが一番簡単です。

環境構築を1からする場合、テキストエディタやコンパイラなどを1つずつ用意しなくてはいけませんが、総合開発環境は全ての必要なツールが初めから集められています。

しかしC言語やJavaは、RubyやPythonなどの他の言語と比べて、充実した開発環境の用意が複雑です。1からの環境構築は、中級者でもつまずきがちな難問。そのため、JavaやC言語の学習環境を整えるのは初心者には難しく、おすすめできません。

JavaとC言語は個人ビジネスには向いていない

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もちろん、C言語やJavaで個人でアプリ開発を行うことは可能です。ただ、個人でサービスを提供する場合わざわざC言語やJavaで制作するのはとても時間がかかるので、ほとんどメリットがありません。

独立志向の強い人や将来起業したいと考えている人など、今後自身でプロダクトを作りたい人は、まずC言語やJavaを学習するべきではありません。

こんな意見も……

僕もやってしまった本当によくやってしまいがちなダメなパターンです。
ユーザや顧客にとって素晴らしいプロダクトを作らないと、誰も使わない「すごい技術のプロダクト」ができあがります。
例えば、凄いCPU、GPU、グラフィックを使った売れないゲームと、2Dでも超人気のゲームがわかりやすい例でしょう。

引用:Qiita

JavaとC言語は習得後も肉体労働になりがち

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プログラミングと聞いてどのようなイメージを持たれるでしょうか。

色んなサービスを想いのままに作れる
時間を有効に使い自由に働ける

このようなイメージは、少なくとも純粋なC言語やJavaから学習するのでは難しいです。はっきり言って、Javaなどのエンジニアとして働く場合は「朝出勤→現場に常駐→仕事する」という出向に近い働き方以外の選択肢はほとんどありません。

もちろん職場にもよりますが、C言語・Javaを習得して仕事をする場合、特に人手不足と言われるシステム開発においては「超労働集約型」の下請けが大多数です。大規模システム開発の為に招集されて、期日に追われてひたすらコーディングやテストを繰り返すという働き方が、華々しいシステムの裏側を支えています。

大変な割に技術力や営業力が弱いと大した給与も期待できないため、高収入を得るためには継続的な努力が必要になります。

こんな声も…

要は大手ITベンダー(元請け)が仕事を取ってくるけど、自社の社員だけでそんな大きなシステムを作るのは硬直化している日本の労働市場(簡単にクビを切れない)では人件費的に不可能だから、下請け企業を集めてそちらに仕事をさせるという構造のことですね。

引用:SE転職のすすめ

JavaとC言語は初級者レベルではキャリアの選択肢がない

とくにJavaやC言語で入門レベルを終え、中級エンジニアになったからと言って、担当できる仕事は少なくキャリアの選択肢はあまり広がりません。

またC言語やJavaと聞くと、とても汎用的な技術に感じるかもしれません。しかし実際はその会社や現場に依存したシステムと繋げて使用していることも多いです。

ベースはできていても様々な応用力がつかない「その会社だけに通用する仕事」になってしまうことも多いです。常駐作業が中心の場合、場所や時間を選ばない働き方が出来るようになれる人はほんの一部だけです。

技術が出来れば様々な事が出来る様になる!と考えているひとにもC言語やJavaから学習することはオススメできません。

こんな声も……

ただ、CやC++の仕事は、理工系の大学や専門学校を出た新卒者がメーカーや、ソフトウェア会社に入り、そのまま従事する流れが多い為、一般的には未経験者がすぐに携わることが出来る仕事ではありません。

引用:プログラマーになるには

JavaとC言語は新しい技術を身につけづらい

特にC言語やJavaなどでの大型システム開発の現場はとても保守的です。大規模システム開発で利用されることが多いC言語やJavaですが、大規模なシステムであればあるほど、その開発の運用体制や使用技術は「化石」のような技術も使っています。

新しい技術を入れようにも、その技術をチームメンバー全員が理解する必要があり、そこにコストを掛けたくないので古いモノが残りやすく提案も通しにくい現場も少なくありません。

ITという革新的な技術を使いながら、新しいことに挑戦出来ないというジレンマが発生しがちです。新しい技術やサービスの情報をキャッチして行きたい人には不向きといえるでしょう。

こんな声も……

SIerを辞めてWEB系に転職した私が思う各業界のメリットデメリット
更新日:2024年3月1日

未経験者は結局、どの言語を学習すべきなのか?

ここまで、プログラミング初心者にJavaやC言語は難易度が高い理由を紹介しました。あえてC言語やJavaを入門として学習するのをおすすめするとすれば、以下の様な人たちです。

  • 工学部の学生の人
  • 研究職の人
  • 大規模システム開発での安定した仕事を行いたい人
  • Android等特定のプラットフォームのアプリを作りたい人

では、一般的なアプリ開発をしたい初心者の人は何を学習するべきかということも簡単に書いてみます。プログラミング入門者が一番最初に選ぶべき言語を決める際に意識したいことは、以下の3つです。

  • 比較的学習を始めやすいこと
  • 仕事にもつながりやすいこと
  • 将来の選択肢を広げやすいこと

なぜ、この3つなのかという詳しい理由は、下記の記事で紹介しています。そして、またおすすめしているプログラミング言語は、「Ruby」もしくは「JavaScript」です。

↓詳細はこちら

スマホ・Webアプリ開発におすすめのプログラミング言語【初心者向け】
更新日:2024年3月1日

目的に合ったプログラミング言語選定が重要

作りたい物は決まってるけど、どんな言語が必要か分からない…

このような悩みをお持ちの人も多いですよね。実際、作るものによって複数の言語を学ばなければならないことがほとんどです。

必要な言語が分からないまま、人気や学びやすさだけで学ぶ言語を決めてしまうと「実際に作りたいものが作れない」といったことになりかねません。これからエンジニアを目指す初学者にとって、言語選定は今後のキャリアを左右するうえでとても重要です。

そこで、おすすめなのが弊社が提供している「プログラミング学習プラン診断」です。

診断にかかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、次のようなあなたにあうプログラミング言語やおすすめの学習プランを診断してもらえます。

どのプログラミング言語を選べばいいのかわからない人は、ぜひ一度お試しください。

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それでもJavaやC言語の学習が必要な入門者へ

これまでは、JavaやC言語がプログラミング初心者におすすめできない理由を説明してきました。とは言っても、今の職場や今後の就業先で例えば

  • 周囲がJavaやC言語で作っているので、自分も周囲に合わせる必要がある
  • 昔作られたJavaやC言語のプログラムを改修しなければならなくなった
  • メモリやスレッドの管理をOSやプログラミング言語任せにできない

などの事情でJavaやC言語を使わなければならず、学習する必要があるという人もいるかと思います。そんな人のために、入門者用のオススメの本やプログラムを実際に動かす開発環境の構築方法をご紹介します!

入門者へオススメの本

JavaやC言語をこれから学習する入門者の人には、こちらの書籍をオススメしています。

ぜひ参考にして下さいね!

【初心者向け】Java入門におすすめの本10選!活用術と学習法
更新日:2024年3月1日
【完全保存版】絶対挫折しないC言語入門書籍おすすめ10選
更新日:2024年3月1日

開発環境の構築

JavaやC言語をこれから学習する入門者の人には、書籍を読みながら書かれているサンプルコードを実際に動かして自身で確認することをオススメします。実際にコードを動かすことが上達していく上での最速の近道です。

実際にコードを動かすには開発環境が必要となります。JavaやC言語の開発環境をそろえるには、こちらをぜひ参考にして下さいね!

【Java初心者必見!】Javaの開発環境を構築する方法を解説!
更新日:2024年3月1日
初心者必見!C言語の開発環境を徹底解説【Windows/Mac/Linux対応】
更新日:2024年3月1日

挫折なくJavaやC言語の習得を目指すなら

JavaやC言語を学ぼうとしている人のなかには、

独学でJavaやC言語を習得できるかな…
途中で挫折したらどうしよう…

と不安な人もいますよね。

実のところ、JavaやC言語といったプログラミング学習で挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では

  • 不明点を聞ける環境になかった
  • エラーが解決できなかった
  • モチベーションが続かなかった

などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。

87.5%の人がプログラミング学習時に挫折を経験
不明点やエラーが解決できずプログラミングを挫折した人が多数

調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES

また、こうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では

  • 確実にスキルを身につけられると思ったから
  • 独学では不安がある
  • 効率よく学べそう

などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。

61%の人がプログラミングの勉強を始めるならスクールが良いと回答
確実にスキルを身につけられそうという理由でプログラミングスクールを選ぶ人が多い

調査概要:プログラミングに興味がある方の意識調査
調査期間:2021/11/19~2021/12/3
対象者:プログラミング学習を検討している10代~50代の男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました。

上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。

いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とJavaやC言語の習得自体を諦めかねません。

仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。

そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。

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料金月分割4.098円~
実績・累計指導実績4万5,000名以上
・受講生の学習完了率98%
・受講生の転職成功率99%

侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。

先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、プログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。

しかし、侍エンジニアでは

  • 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
  • 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
  • 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ

といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。

また、侍エンジニアではカウンセリングにて受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもITエンジニアへの転職や副業での収入獲得に必要なスキルだけを効率的に習得可能です。

最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。

なお、侍エンジニアでは最大70%OFFで受講可能な給付金コースを提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。

※1:転職後の1年間、転職先での継続的な就業や転職に伴う賃金上昇などのフォローアップ

学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してITエンジニアへの転職や副業での収入獲得などの目的が実現できますよ。

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この記事を書いた人

侍エンジニアは「人生を変えるプログラミング学習」をコンセンプトに、過去多くのフリーランスエンジニアを輩出したプログラミングスクールです。プログラミングに役立つ情報や有用な情報を発信していきます。

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