プログラミング学習を始めようにも、
効率よく学習するにはどうすればいいのか?
このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、プログラミングを始めようと考えている初心者の方に向けて学習の始め方から習得するまでに必要な7ステップをご紹介します。
この記事を読み進めていけば、無駄なく効率的に、プログラミング学習を進めることができますよ。ぜひ学習の参考にしてください。
この記事の目次
ステップ1.まずはプログラミングを理解しよう
そもそも、「プログラミングってなに?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

簡単に言えば、プログラミングは「コンピューターへ指示を書くこと」です。
具体的にいうと、プログラミングとはコンピュータに指示を出すためのプログラムを作成することです。コンピュータは作成されたプログラムをもとに指示された結果を表示します。
よりプログラミングに対する理解を深めたい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。

プログラミングを学ぶメリット
プログラミングの仕組みを理解したところで、プログラミング学習のメリットについても知っておきましょう。
何事にも言えることですが、ただ学ぶのと学んだ先に得られるものを知っているのとでは、モチベーションが段違いです。
プログラミングを学ぶことで、
- 収入が上がる
- アプリケーションが作れる
- 自由な働き方ができる
など様々なメリットが浮かんでくるかと思います。しかし、これらはプログラミングを習得しなければ得ることはできません。
仮に「途中で挫折してしまったらどうしよう…。」となかなか手を出せない方も居るのではないでしょうか。
このような悩みをお持ちの方はご安心ください。プログラミングは学ぶだけでも、現代社会において欠かせない重要な思考力を養うことができます。

つまり、プログラミング学習に挫折してしまったとしても、そこで養われた思考力は他業種に活かすことができるのです。
また、ここでご紹介した内容以外にもプログラミングには様々なメリットがあります。詳しくはこちらの記事で解説するので、ぜひ参考にしてください。

プログラミングでできること
プログラミングの基本は「処理の自動化」です。
例えば「同じデータを何個も入力する」「大量の単純計算をする」といった作業は、人間が行うのは大変だしミスする可能性もありますよね。
こういったミスをなくし、作業を自動化するために作られたのがプログラミングです。
これらを応用して、
- Webアプリ
- スマホアプリ
- コンシューマゲーム
- 業務用システム
- 人工知能
などが開発できるようになったのです。
どんなに高機能なシステムでも基本は単純処理の連続です。プログラミングは単純な処理を組み合わせて、システムなどを開発していくのです。
詳しくはこちらの記事で紹介するのであわせてご覧ください。

ステップ2.プログラミング学習の目的を決める
プログラミング学習を始める前にかならず決めておきたいのが「学習する目的を明確にすること」です。
プログラミング学習において目的設定はより具体的で明確なほうがいいとされています。しかし、初学者が明確な目的を決めるのは難しいですよね。
そこで目的を決める方法としておすすめしたいのが、
- 実現したい働き方から決める
- 成功者の体験談を参考にする
- プログラミング経験者にアドバイスをもらう
という3つの方法です。1人で悩んでいても解決しないことが多いので、理想の働き方や誰かの成功体験、実際にアドバイスをもらうことが、もっとも効率のいいやり方といえます。
プログラミング学習の目的を決める重要性
では、もし目的が不明確だとどうなるのでしょう。結論から言えば、プログラミング学習の途中で挫折する可能性がかなり高くなります。
プログラミング学習は地道に取り組む必要があり、途中でつまづくことも多いです。ただでさえ習得する必要のあることが多いのに、エラーでつまずくと時間も労力もモチベーションも奪われてしまいます。

そんなとき、プログラミング学習の目的が明確にあれば挫折せずに頑張ることができます。
プログラミング学習は挫折率が高い
プログラミング学習は途中で挫折する人が物凄く多いです。
当ブログで行ったアンケートによると87.5%の学習者が挫折を経験しているという結果もでています。

漠然とプログラミングができたらいいな、面白いアプリとか作れるんだろうな、と思ってプログラミング学習を始めても、実際は地味な作業の連続です。
少しの間違いでバグが発生して、全然前に進まないことも多々あります。特に初心者の場合はエラーログなどを見ても原因がわかりません。
そもそもプログラミングをするための環境構築の段階でつまづいて挫折するケースも多いのです。こういったつまずくポイントを乗り越えるためには明確な目的が必要となります。

プログラミング習得までの学習時間
プログラミング学習は時間がかかります。
当ブログの運営元である「侍エンジニア」のインストラクターを対象に行ったアンケートによると、エンジニアになるまでに掛かった時間は「平均2400時間」という結果がでています。

慣れないうちは特に集中して取り組むのが難しいので、なおさら進捗が悪くなります。多くの労力と時間を割いて努力しなければならないので、目的が明確でないと難しいでしょう。
働き方から目的を決める
プログラミングを習得してエンジニアになりたいなら、働き方から目的を決めるのがおすすめです。
というのもプログラミングの世界はかなり広いです。勉強した内容と需要の高いスキルが全然違う、なんてことも起こりえます。

「プログラミング言語」「開発環境」「対象システム」などによって学習内容は異なるので、どんな場所でどのように働きたいのか、あらかじめ明確にしてからプログラミング学習に取り組みましょう。
成功者の体験談を参考にする
次におすすめの方法が成功者の体験談を参考にすることです。
成功者といえど誰でもいいわけではありません。あまりにも自分の境遇と違う人を例とした場合、理想が高くなりすぎてしまう可能性があります。
そのため、自身の境遇に近い人を参考にしたほうがいいでしょう。

「侍エンジニア」では未経験からプログラミングを習得して、エンジニア転職を成功させた方々が多くいらっしゃいます。彼らの体験談を参考にすることで、目的をより具体的に立てることができるのではないでしょうか。
こちらから、卒業生の体験談をご覧いただけるのでぜひお役立てください!

プログラミング経験者にアドバイスをもらう
こちらはもっとも確実な方法です。やはりプログラミングに理解のある人にアドバイスをもらうことができれば、目標設定だけでなく学習方法まで明確に決めることができます。
しかし、なかなか身近にプログラミングができる人っていないですよね。そんな時は弊社の無料体験レッスンをご利用ください。
コンサルタントがあなたの目的をヒアリングしたうえで、目的の明確化や学習方法についてなどお話させていただきます。ご興味いただけた方はお気軽にご利用ください。
ステップ3.プログラミング学習の準備をする
ステップ2までを実践していただければ、プログラミングの基礎を押さえたと言えるでしょう。
ステップ3では実際にプログラミング学習を始める準備をしていきます。学習しようにも「何が必要なのか分からない…。」とお困りの方はぜひ参考にしてください。
プログラミング学習に必要なもの
プログラミング学習を始める上で必要なものは、
- ネット環境
- 開発環境
- パソコン
この3つです。ネット環境とパソコンに関しては、すでに多くの方がお持ちかと思います。もし、どんなパソコンが必要か迷っているなら、こちらの画像を参考にしてください。

また、プログラミング学習には環境構築という作業が必要です。具体的な環境構築の方法はプログラミング言語や対象とするシステムによって異なるので、目的にあわせて適切な環境を構築しましょう。
最近では、クラウド上で環境を構築できるクラウド9と呼ばれるサービスもあります。こちらを使えば、初学者でもかんたんにプログラミングを始められるのでおすすめです。

最低限のITリテラシーを学んでおく
プログラミングスキルを上達させるためには、検索スキルや基礎的なIT用語を押さえることも重要です。
とくに検索スキルは学習の生産性を大きく変えるので侮れません。
たとえば完全にキーワードが一致するページのみを表示する検索方法、逆に特定のキーワードを含まないページのみを表示する検索方法、などがあります。

そこまで難しい話でもないのですが、効率的な検索方法を調べておくとエラー解決までの時間を短縮することができるでしょう。
Googleの活用方法は「プログラミング学習における検索テクニック」で詳しく紹介するので、詳しくはこちらをご覧ください。

ステップ4.作りたいものや目的からプログラミング言語を選ぶ
プログラミング学習を始めるには、「プログラミング言語」を選ぶ必要があります。
プログラミング言語とは、コンピュータに指示を出すための言葉で、目的に応じて必要な言語が違います。

はじめてプログラミング学習を始めるなら、プログラミング言語は自分が作りたいものや目的に合わせて選ぶと、モチベーションを維持しやすいのでおすすめです。
このステップでは、作りたいもの別にオススメのプログラミング言語をご紹介します。また、こちらの記事ではランキング形式でプログラミング言語を紹介しているので、ぜひお役立てください。

Webサービス開発なら「PHP」「Ruby」「Javascript」
Webサービスを作りたい人におすすめのプログラミング言語は以下の3つです。

Webサイトに使われるプログラミング言語は、他の言語に比べると習得難易度が低い傾向にあります。特に作りたいものがない場合は、これらの言語から勉強するのがおすすめです。
PHPの特徴はこちら
Rubyの特徴はこちら
Javascriptの特徴はこちら
スマホアプリ開発なら「Java」「Kotlin」「Swift」
スマホアプリを作りたいの方には、以下の3つがおすすめです。

スマホアプリ開発は作りたいアプリのOSによって使用するプログラミング言語が異なります。
AndroidOS用のアプリを作りたい場合は「Java」「Kotlin」。またApple製品のアプリなら「Swift」を勉強しましょう。
Javaの特徴はこちら
Kotlinの特徴はこちら
Swiftの特徴はこちら
ゲーム開発なら「C#」「Javascript」
ゲーム開発をしたい場合におすすめのプログラミング言語は以下の2つです

それぞれの言語によって作れるゲームも異なるので、作りたいゲームを決めてからプログラミング言語を選んでみましょう。
ゲームプログラミングでもっとも使われる言語が「C#」や「JavaScript」。また「Unity」というツールを活用することで、より魅力的なゲームを開発できるので、あわせて学ぶのもおすすめです。
AI(人工知能)や機械学習なら「Python」「R言語」
AI(人工知能)や機械学習におすすめのプログラミング言語は以下の2つです。

AI(人工知能)や機械学習の分野で最もシェアを獲得しているのが「Python」です。R言語は専門性が高く、1つの分野に特化した言語なので、初学者が学ぶなら「Python」がおすすめです。
結局なにから学べばいいか分からないときの対処法
このように、悩んでしまう人もいるでしょう。
そんなときは、「学習プラン診断」を活用してみましょう。あなたの作りたいものや、理想としているキャリアから、あなたにぴったりなプログラミング言語や学習プランの提案をさせていただきます。
このアプリを使い、どのプログラミング言語を学べばいいかわかれば、学習を継続するための活力になりますよ。

ステップ5.効率的なプログラミング学習法を知る
プログラミング学習はとても範囲が広いです。やみくもに学習を進めてしまうと多くの時間が掛かってしまうでしょう。
しかし、プログラミング学習のコツを知っているだけで習得までの時間を大きく短縮することができます。
このステップでは、学習を効率良く進めるための心得をご紹介します。
プログラミング学習は暗記しないこと
と考えている方が多いのですが、プロのエンジニアでも文法や細かいルールなどを全て暗記している人は多くありません。
プログラミングに必要なことは暗記ではなく理解です。

プログラミングを何の文献も参考にせず行うなど、プロのエンジニアでもごくわずかです。使い倒された古いやり方のみであれば、できることもあります。
しかし、比較的短期間で情報が刷新されていくプログラミング界で全てのコードを暗記というの不可能に近いです。
「何も見ないでも作れる」状態を目指すのは、プログラミング言語自体を高度に楽しみたい哲学者がすれば良いことです。では、どのように理解を深めていけば良いのでしょう。
問題解決にはトライ&エラーが大事
プログラミングは地道な作業です。エラーが出るたびに立ち止まり、解決策を試行錯誤します。
基本的には自力でトライ&エラーを行うのがスキルアップの道のりです。しかし、どうしてもわからない場合、質問サイトやプログラミング経験者に確認する必要があるでしょう。
その際には質問力というものが重要になります。

とはいえわからないことを的確に質問するのは案外難しいものです。質問のコツについては、プログラミング学習における正しい質問方法でご紹介しているのでぜひ参考になります。

学習内容をアウトプットする
プログラミング学習はアウトプットがとくに重要です。学校の勉強のような感覚で、コードを暗記する学習方法は完全に間違っています。
プログラミングはパソコン上で行うモノづくりのようなものなので、とにかく手を動かすことが重要です。

ひたすらコードをインプットすることは、たとえるなら電動ドライバーやチェーンソーの取り扱い説明書を暗記しているようなものです。
基本としてコードの使い方などをある程度インプットする必要はあるのですが、あとはそのコードをどう使うかが重要となります。
プログラミングはあくまでも道具で、この道具を使ってシステムを作ることがメインの作業となります。実際にコードを書いて動かすことに慣れていきましょう。
ステップ6.プログラミングの実践力がつくサンプルサービスを作ろう
プログラミングの上達にはとにかく手を動かすこと
学習していて一番思うことです。そして実力がついたと実感するのは何か制作物を作ったときです。制作物を作った経験がなければ、まずサンプルをぜひ作ってみましょう。
ということですよね。
そこでおすすめしたいのが「プログラミング学習SNS」です。各言語ごとに教材が用意されており、教材を進めることでAmazon風の通販サイトなど様々なサービスを開発できます。
このように一つ制作物を一通り作るスキルを身につけることで自分のスキルを示すことができるので、ぜひ活用してみてください。

書籍も参考にして柔軟性をプラスする
より理解を深めるために、書籍での学習も必要です。ただ、全部を書籍で学習する必要はありません。
学習サイトで学習できるところまで学んで、そのあと「必要なところ」だけ書籍で補完していきましょう。
必要なところとは?
何を学びたいかによって変わりますが、以下の通りに分けられます。
- WEBプログラミング → 各フレームワーク
- ホームページやブログ、メディアサイト → ワードプレス
- アプリ開発 → XcodeやJAVASDK、Titunumなども
- ゲーム作成 → Unity
こちらの記事も参考にしてみてください。

書籍の選び方
学習サイトである程度の基礎は学習してきているので、入門書はなるべく実践的な内容のものを選びましょう。ポイントは以下の通りです。

サンプルのWebサービスに機能追加する
やはりスキルを証明するためには、自分で作ったサービスが必要となります。就職や転職して仕事を獲得する場合、いかに面接官にアピールできるかが重要です。
ただ、1からオリジナルサービスを作るのはハードルが高いです。現実的に多くの時間を要します。
そのときにおすすめしたいのが、「サンプルサービスに機能を追加すること」です。実際、現場では1から全て制作することはほとんどありません。機能を追加できるスキルがあれば、現場でも活躍できるでしょう。
ステップ7.オリジナルサービスを開発しよう
プログラミング学習のゴールは1つのオリジナルサービスを作りあげることです。オリジナルサービス開発を行うと、自分で考えて調べながらコードを書く癖をつけることができます。
それによって、作りたいものが思い通りに作れたり、エンジニアとして仕事ができるようになったりと、プログラミングが「実際の現場で使えるスキル」になってきます。最後にオリジナルサービスの作り方と、作成のコツをご紹介します。
まずはサンプルの改造から
最初からいきなりオリジナルサービスを作成するのは、誰しも難しいです。
そこで、教材のサンプルを改造することから始めるといいでしょう。出来上がったサンプルに機能を2〜3個追加してみるだけです。
たとえば、以下のように行うのがおすすめです。
JavaScriptの場合、
- サンプルとは異なるアニメーションを実装する
Rubyの場合、
- サンプルで作った(簡単な)プログラムを何も見ずに0から書いてみる
- サンプルで出題されたプログラムを少しだけ変更する
Ruby on Railsの場合、
- Facebookログイン機能を実装
- Twitterログイン機能を実装
- ポスト(投稿)機能を実装
あくまで例ですが、サンプルを改造するだけで達成感を味わえます。そして、サンプル改造の延長線上にはオリジナルサービス開発があるのです。
企画設計も大事
作品作りというと難しく聞こえますが、流れはシンプルです。
- 企画
- 設計
- 実装
この3つです。言い換えると、アイディアを考えて、設計に落とし込み、創っていくことです。
実際のオリジナルWebサービス例

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早く、確実にステップアップしたいなら
この記事を通して、一人でも多くの方が挫折しないようにと願っていますが、記事を読んだだけではいまいちイメージが湧かない方もいると思います。
この記事を読んで言語選定してみたけど、本当に合ってるの?
選んだ言語は自分のキャリアプランと繋がってるのかな・・・
などなど、心配事は絶えないですよね。僕もそうでした。最初は周りにIT業界の知り合いもいなかったので悩みが尽きませんでした。そんなあなたは、まず侍エンジニアの無料体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか?
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