Rubyとは?初心者が学びやすい言語の特徴から始め方まで徹底解説!

Rubyがどんな言語なのか調べてみても、Web上に情報も多く、結局どんな言語なのか特徴を掴めない……という初心者の方の声をよく耳にします。

この記事では「Rubyとは何か?を網羅的に分かりやすく、専門用語を使わずに解説していきます。調べるうちに良く分からなくなった……という方のお悩みを解決する内容です。

この記事では、

  • Rubyとはそもそも何なのか
  • Rubyでできること
  • Rubyのメリット・デメリット
  • Rubyの将来性
  • Rubyの始め方
  • Rubyの学習方法

について知ることができます。

この記事の目次

そもそもRubyとは?

Rubyロゴ

引用:オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby https://www.ruby-lang.org/ja/

Rubyは芸術的で美しい言語

Rubyは、他のプログラミング言語と比べて楽しくプログラミングできるように設計されています。Rubyのファンには、美しく芸術的、なおかつ便利で実用的な言語と言われているほどです。

Rubyの作者であるまつもとひろゆき氏は、好みの言語(Pearl、Smalltalk、Eiffel、Ada、Lisp)の一部をブレンドして、関数型プログラミングと命令型プログラミングが絶妙に調和した新しい言語としてRubyを生み出しました。

Rubyは習得しやすさNo.1

プログラミング言語特有の記号を極力避け、拡張性を備えたオブジェクト指向の言語であるRubyは、柔軟性が高く、コードが短く簡潔という特徴があります。シンプルで読みやすく初心者にもやさしいので、初学者にとって非常に学びやすい言語です。

Rubyは初学者には学習しやすいけど、
深く学べば複雑なこともできる実用的な言語

世界中の開発現場で活用されており、習得すれば活躍できるステージが広がります。

オブジェクト指向とは?

Rubyは、オブジェクト指向の言語です。オブジェクト指向とは、従来のプログラム言語では難しい大規模なソフトウェア開発を効率よく進めるために考え出された概念のことです。複数の関連性の高いプログラムを、「1つの大きなまとまり=オブジェクト」にして開発可能な形式のことです。

オブジェクト指向ならではの機能のひとつに、継承というものがあります。継承することによって書き加えるコードが少なくなり、読みやすく、作業効率アップにつながります。

Rubyのほか、Java、JavaScript、Swift、C++、VBA、Python、Perlがオブジェクト志向の言語です。

オブジェクト指向ってなに?誰でもわかるようにやさしく解説
更新日 : 2020年7月14日

スクリプト言語とは? C言語との違い

Rubyにはもうひとつ、忘れてはいけない特徴があります。それはスクリプト言語であるということ。

スクリプト言語とは、習得するのを簡単にするために工夫されたプログラミング言語の総称。Rubyのほか、Python、JavaScript、PHPといったプログラミング言語がスクリプト言語と言われています。

一方、プログラミング言語の中で特に知名度が高いC言語は、コンパイル型のプログラミング言語です。書いたコードを実際に動作させるために「コンパイル」という行為が必要ですが、コンピューターにとっては実行しやすく、効率的で速い処理を実現できます。

一方、バグの解析や将来を見据えた設計がとても難しく、難易度の高い設計が求められるというデメリットがあります。難易度が高い分、学習コストが高く、初心者にとっては難解で習得しにくいという一面もあります。

プログラマーとして成長していくために、C言語はいずれマスターしたい言語のひとつですが、もしもこれからプログラミング言語を習得しようと考えているなら、楽しく書けて初学者にも学習しやすいRubyをおすすめします。

Perl、PHP、Pythonとの違いは?

Perlはスクリプト言語の草分け的存在。1995年頃開発されたRubyよりもひと足早く、1987年に一般公開されました。

元々はオブジェクト指向ではありませんでしたが、言語仕様が拡張され、オブジェクト指向に。グラフィックスや文書処理、データベースやネットワークの管理、大量のデータの分析や変換など、様々な開発で利用されています。

Web開発によく用いられるのはRubyと同じですが、Rubyよりもテキスト処理が得意という一面があります。

PHPは、1996年頃に登場したサーバーサイドのスクリプト言語。WebサービスやWebアプリ開発に使用されており、世界中で人気がある言語です。

PHPもRubyもWeb開発によく用いられますが、ECサイトやCMS/オウンドメディア(自社メディア・ブログ)ならPHP、SNS系/マッチング系サービスならRubyのほうが有利です。

また、Web開発で使用されるスクリプト言語にJavaScriptがありますが、PHPとJavaScriptとの違いはコードが実行される場所。PHPはサーバー側で実行されるのに対し、JavaScriptはブラウザ側で実行されます。

Pythonは、1991年にリリースされた言語。文法がシンプルで効率的に書けるので、初心者が勉強するのに最適だと言われています。

組み込み開発やWebアプリケーション、デスクトップアプリケーションなどで利用されています。RubyはWeb開発に使われるのが主流ですが、Pythonは、人工知能(AI)、機械学習や学術計算の分野で使われることが多いです。

徹底比較!未経験者がRubyとPythonを勉強するならどちらがいい?
更新日 : 2019年11月12日

Rubyでできること

画像:Shutterstock

いろいろなものを開発できるRuby。ここからは、Rubyでできること、メリット・デメリットについてご紹介します。

Rubyでできること一覧

  • Webアプリケーション開発
  • ブログサイト開発
  • ポータルサイト開発
  • SNS開発
  • ショッピングサイト制作
  • チャットボットの開発
  • スマホアプリ開発
  • ゲーム開発
  • API開発
  • スクレイピング

というように、Rubyはさまざまな開発シーンで利用されています。

SNSはもちろん、マッチングサイト、ソーシャルゲームなどを作る時に使われています。スマホアプリ開発をすることも可能な言語で、オールラウンドに使える言語として、今とても人気があります。

ほとんどなんでも作れちゃう万能な言語なので、「なんか作りたいからプログラミングを学習してみたい」という方にもおすすめの言語です。具体的には、次のようにRubyが機能しています。

Webアプリケーション

Rubyの得意分野ともいえるWebアプリケーション開発。クックパッドや食べログといった有名サイトもRubyで制作されています

Webアプリケーション開発では、Rubyのフレームワーク「Ruby on Rail」を活用すれば、色々なWebサービスをスピーディーに実現できます。

ブログサイト

ブログといえばGoogleも推奨していることからWordPressのイメージが強いですが、Rubyでもブログサイトの制作は可能です。ブログサイトをRubyで制作するメリットは、サイト規模が大きくなっても機能追加が容易という点ですね。

プログラミングを学んでいて情報発信をしたい方は、Rubyでブログを作ってみるのもいいと思います。

ポータルサイト

ポータルサイトもSNS機能などの追加をしたり、拡張性やメンテンナンス面を考慮してRubyで制作されケースが増えています。拡張性に関しては、おもに「Ruby on Rails」が利用されているみたいですね。

SNSサイト

「Ruby on Rail」を活用することでユーザー登録・ログイン機能の実装や、データベースも管理しやすくなります。PC以外のスマートフォン・タブレットへ対応したレスポンシブデザインも対応可能なので、非常に便利です。

ショッピングサイト

決済まで行うことができる、本格的なショッピングサイトを制作できます。「Solidus」というECパッケージを利用すれば、決済機能についても一から作る必要もなく簡単に実装できるので覚えておきましょう。

それほど高レベルのプログラミングスキルが必要とされないのもメリットかもしれません。

チャットボット

近年では、AI(人工知能)技術を活用したチャットボットも日常的に利用する機会が増えてきました。RubyではSDKを使用して、Webサイトに実装することが可能です。

スマホアプリの開発

「RUBYMOTION」という製品を使用することで、iOSやAndroidに対応したアプリ開発にも取り組むことができます。Ruby言語ひとつでWeb、iOS、Androidの全てに対応できるのは、とても便利ですよね!

ゲーム開発

ゲーム開発といえば、C言語やUnityが思い浮かびますが、ゲーム開発者向けの「DXRuby」というライブラリや「gosu」という人気のパッケージがあり、Rubyでもゲーム制作にトライできます

API開発

PCやスマートフォンなどの端末上でWebページを動かすためには、サーバー側のAPI開発も必要になります。

Webページの制作ではHTML、CSS、JavaScriptなどが主に使用されますが、サーバー側のAPI開発はJavaやPHP、そしてRubyを使用することも可能ですので、Rubyの活用の幅は広いですね。

スクレイピング

「スクレイピング」とは、Web上にある特定の情報を抽出・加工して使用する技術のことで、マーケティングなどでも使われています。

Rubyで「スクレイピング」を実行する場合、「Nokogiri」というライブラリを利用すれば、初心者の方でも比較的簡単なコードで実行できます

Rubyで作られた有名サイトを紹介

実際に、Rubyを使って作られたサービスをご紹介しましょう。


このように、誰もが知っているWebサイトやWebサービスがずらりと並びます。誰もが見たことのあるサービスも、Rubyを使って作られていると思うと学習意欲や興味がそそられますよね。

Rubyができれば、大小さまざまなサービスが作れることがお分かりいただけたかと思います。

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更新日 : 2019年5月16日

Rubyが日本で人気な理由

Ruby Rubyonrails

画像:Shutterstock

このように、大手企業でRubyが選ばれるのは一体なぜでしょう

Rubyはコーディングしやす、開発効率が高い言語。アイデアを短時間でスピーディーに実現できる点が、Ruby最大の魅力かつプログラマーに支持されている点なのだと思います。

開発効率が高いということは、企業としては開発コストの削減に繋がるため、大手IT企業はRubyを積極的に使っているのではないでしょうか。しかも、Rubyは日本の開発者が作ったプログラミング言語。最新情報や参考書など、「日本語」で書かれたものが数多くあります。

以上のように、プログラマーにとっては都合の良い条件ばかりが揃っており、日本で人気が伸びているのも大いにうなづけます。

Rubyのメリット6つ

画像:Shutterstock

①汎用性が高い

これまで解説してきた通り、Rubyは広範囲の開発に対応することができます。さらにMac、Windows、Linux等の色々な環境でも動作するため、汎用性が非常に高く、さまざまな開発で利用されているのもメリットです。

記述の仕方が自由なのもポイント。色々なコードの書き方ができるという点でも、「汎用性が高い」と言えます。

②日本語で参照できる記事や書籍が多い

日本で生まれたプログラミング言語なので、日本語で最新の情報にアクセスしやすいRubyは、初学者にも、ベテランにも、ありがたい言語。もちろん、書籍のような資料も豊富です。最新情報もヘルプも日本語で読むことができます。

他の言語では、最新情報の第一弾は英語で発表されることがほとんどなので、日本語を母国語とする人にとって、とても大きなメリットと言えます。

③記述がシンプル

他の言語であれば6行〜10行必要な場合でも、Rubyなら1行で済んでしまうことがあるほど、記述がシンプル。コードが短く簡潔だと、誰にでも読みやすいので、不具合を未然に防ぐことができます。

記述量が少ないということは、作業時間の短縮にも繋がります。これは開発者にとって非常に助かることです。

④Ruby対応の学習サイトが多い

Ruby対応の学習サイトや学習教材が多いことも、学習する側にとってとても大きなメリット。Ruby対応の学習サイトが多いのは、初学者が理解しやすく学びやすい言語であること、そして、日本語の参考記事がたくさんあることが理由です

特にProgateドットインストールという学習サイトはおすすめ。この2つのサイトは、入門者にとって学習の手助けになること間違いなしです。

【完全保存版】Ruby入門に絶対おすすめな学習サイト厳選5選!
更新日 : 2019年6月27日

⑤インタプリタ方式であること

Rubyはインタプリタ方式のプログラミング言語です。他にPythonPHPJavaScript等があります。

【インタプリタ方式とは?】

書かれたプログラムを1行ずつ機械語に解釈しながら実行する方式のこと。英語で喋った言葉を、日本語に通訳するイメージが近いです。

⇒詳細はこちら

インタプリタ方式のプログラミング言語は、C言語のように機械がわかる言葉・記述に変換する必要がないため、記述が簡単なうえ、プログラムを書いてすぐに試すことができます。エラーになる箇所が明確なので、エンジニアを最も悩ませるエラーを見つけやすいという利点があります

⑥オブジェクト指向であること

先ほど説明した、オブジェクト指向であることもRubyのメリットと言えます。オブジェクト指向のRubyは、開発効率が良いことに定評があります。

  • 大規模なプログラムを書きやすい
  • あとから修正を加えるのが楽
  • すでに書いたコードを再利用しやすい(他人の書いたコードをコピーして使うなど

といった特長を持ち、開発効率がいいのです。

実際、Rubyの開発効率の良さをメリットとして挙げる現役エンジニアは少なくありません。

Rubyのデメリット2つ

画像:Shutterstock

①実行速度が遅い

Rubyは実行速度が遅いと言われることがあります。

実行速度とは?
機械がプログラムを処理し、その命令を実行できるスピードのこと。処理速度があがるほど、効率的に開発することができます。

プログラミング言語には、コードを機械が理解できる言葉に変換するタイミングでインタプリタ方式コンパイル方式の2つに分類され、それぞれ

  • コンパイル方式:プログラムを機械語に翻訳してからプログラムを実行する
  • インタプリタ方式:プログラムを1行ずつ機械語に翻訳しながら実行する

という特徴があります。Rubyをはじめとするインタプリタ方式の言語は、コンパイル方式に比べると実行速度が遅くなってしまうというデメリットがあります。

②個人によって記述に差が出てしまう

先程、Rubyは「記述の仕方も自由で、色々なコードの書き方ができる」と書きましたが、裏を返せば、個人によって記述の仕方に差が出る、他人の書いたコードが理解できないといった点がデメリットに

とはいえ、事前に記述の仕方を統一すれば解消できますし、すでに書かれているコードを再利用できるという利点もあるので、あまり問題にはならないでしょう。

Rubyの学習はインプット3割。最短は手を動かすこと

画像:Shutterstock

Rubyについて知れば知るほど、学習しやすく、使える言語だと理解できたと思います。

プログラミング学習全般に言えることですが、インプットとアウトプットの比率を間違うと効率的な学習から遠ざかってしまいます。Rubyもそれは同じ。結論から言うと、インプットとアウトプットは3:7の割合でやらないといけません。

アウトプットが7割!?  多すぎない??

とびっくりするかもしれませんが、プログラミングは手を動かして初めてスキルになるので、理解しながらコードを書く!書く!書く!ということを頭に入れて意識しながら学習していきましょう。

Rubyの始め方

画像:Shutterstock

この章ではRubyを導入する方法、実際に簡単に動かしてみる方法を紹介していきます。

ダウンロードはわずか数分で完了

本格的にインストールする前にちょっと触ってみたいと考えている方は、「Cloud9」というサービスを利用する方法がおすすめ

こちらを使えば環境構築は数分で済みます。本格的な学習をスタートする前に触れてみたいという方にはおすすめです。

今回はCloud9をつかって、Hello Worldを表示させてみます。

簡単なプログラミングに今すぐトライ!

cloud9でRubyを使う方法は、公式のヘルプに詳しく載っていますので、参考にしてください。

まずはヘルプに沿って、コマンドを実行してRubyがインストールされているかを確認してみましょう。その後、Rubyがインストールされていなければまたコマンドを実行してインストールを開始します。

準備が整ったら次のコードを打ち込み、「hello.rb」と保存してみます。

大体このような画面になれば準備完了です! Runから実行してみましょう。

下部のコンソール部分に「Hello World!」と表示されれば成功です。

このように、Rubyを実際に使いながら学習していくのが習得の近道になります。必要になれば、自分のパソコンに環境を作ってみましょう。

Rubyの基本構文

先の項目で、Cloud9を使用して“Hello World!”の出力に成功しました。ほかにもいくつか、Rubyの基本構文をご紹介しておきます。

for文

繰り返し処理をするときに使う構文。例えば、1+2+3+……と手動で足すのは面倒な作業ですが、「1つずつ増えた数字を繰り返し足して50まで繰り返す」とできます。

【Ruby入門】for文の基礎から応用までをわかりやすく解説!
更新日 : 2019年1月7日

if文

もし●なら■を実行するというように、条件分岐の処理を行います。if文は、Rubyでコードを書くのに必須と言える構文の1つです。

はじめてのRuby!条件分岐、if文の使い方を分かりやすく解説
更新日 : 2018年9月4日

このように、Rubyの基本構文を知ると、とてもシンプルで短いのがわかります。他言語のように、文末にセミコロンを打たなくてもいいのもポイントです。

Rubyのパッケージ管理ツール「gem」ついて

gem」はRubyの開発効率を高めるパッケージ管理ツール。パッケージとは、いわばプログラムの部品であり、その機能をひとつのパッケージとしてまとめたものです。

gemを使用する、自分でコードを記述する手間を省くことができ、作業効率が一気に上がります。gemを使えば、ユーザー登録機能やログイン機能のような複雑な機能を、手間をかけずに実装できるので、ぜひ活用してください。

gemのメリット・デメリット

Rubyにとって「gem」は欠かせないパッケージ管理ツールとなりますが、あらためてgemのメリット・デメリットについて解説しますね。


■メリット

  • 初心者でもRuby用のライブラリを簡単にインストールできる
  • プログラミングスキルに左右されず、安定したアプリケーションを構築可能
  • Ruby用のライブラリは誰でも作成でき、公開まで可能となっている


■デメリット

  • 基本的にgemのドキュメントは英語
  • 古いバージョンはセキュリティーリスクが増していく
  • Ruby on Railsとの相性が若干悪い傾向にある

デメリットがあることがわかると少し不安に感じますが、gemの機能性は開発効率の高さを考えれば必須のツールと考えるべき。

便利なツールだからこそたくさんのプログラマーに活用されています。不測の事態に備えつつ、プログラム開発に役立ててみてください。

【Rubyのフレームワーク】「Ruby on Rails」とは?

画像:Shutterstock

この章では Ruby on Railsについて詳しく解説していきます。

Rubyと違うものなの? そもそもフレームワークって?

という方でも分かるように説明していきますので、安心してご覧ください。

そもそもフレームワークとは?

システム開発を楽に行えるように用意された、プログラムなどのテンプレートのようなもの。頻繁に必要とされる基礎的な機能を、まとめて提供します

開発はフレームワークのルールに沿って実施するだけ。高度な知識や技術が無くても、一定のレベルの開発がすぐにできるようになります。

⇒詳細はこちら

Ruby on RailsはRubyのフレームワークのひとつです。Rubyは日本で生まれましたが、Ruby on Railsは海外生まれ。Railsと略して呼ばれることも多くあります。

シリコンバレーで人気のRuby on Rails

Ruby on Railsを使うと非常に効率よく開発できるため、シリコンバレーで急激に使われるようになりました。Ruby on Railsの登場が、Rubyの普及に繋がり、人気が続いている要因にもなっていると言っても過言ではありません。

Ruby on Railsがよく使われるようになったのは、非常に効率的」だから。

Rubyよりも細かくルールが決められおり、ルール通りに書くだけで簡単にアプリケーションを作ることができます。ただでさえ短く簡潔に書けるRubyよりも、もっと簡潔にコードを書くことができるのです。

開発現場では、常に効率の良さが重視されます。Ruby on Railsは「従来より早く開発できてすごい!」と大きな支持を得たんですね!

RubyとRuby on Railsの違い

Ruby on Railsがすごいのは分かったけど、Rubyはどこいった……?と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

既に述べた通り、「Ruby」のフレームワークが「Ruby on Rails」という名前なのです。つまり、Ruby on RailsはRubyで開発されたもののひとつ。

ふたつはまったく別のものではなく、親子のような関係になっているんですね。そのため、Ruby on Railsを扱うためにはRubyを理解している必要があります。

Ruby on Railsを使うメリット4つ

Ruby on Railsを使うと、効率よくスピーディに開発ができることがわかりました。それ以外に、メリットはあるのでしょうか?

①初心者でも習得しやすい

Rubyという言語自体が書きやすく、プログラムの処理を覚えることに適しています。さらに、使い方を日本語で解説している記事が比較的多く、メジャーな機能は調べながらすぐに作れてしまいます。

②コードが素早く書ける

Ruby on Railsは、特にこれからスピード感をもって開発することが必要になる、スタートアップの企業を中心に採用されることが多いフレームワークです。

なぜなら、

  • Rubyで書くよりも格段に少ないコード量で書ける
  • Ruby on RailsはRubyよりも細かく書き方にルールが決まっており、その書き方通りに書いていくことで簡単にアプリケーションが作れる

という2つのメリットがあるからです。

そのため、ここ最近でさらに急成長をしている企業が使っている言語がRuby on Railsということも少なくありません。

③応用が効く

開発にかかる時間が短いので、サービスの成長に柔軟に対応が可能です。特に経営判断の早いスタートアップでも、すぐに機能変更等に対応できます。

対応の際に参考にするソースとして、プログラマの情報共有サイトQiita(キータ)で「Ruby on Rails」で検索をかけたところ、9496(2020年6月30日現在)、「Rails」で検索の際には35891件の記事数が確認できました。

同様にエンジニアのQ&Aプラットフォームのteratail(テラテイル)では「Ruby on Rails」では6095、「Rails」では18598の質問数が確認できました。

これらは、先にサービスを開発した方が残してくれているログなので、参考にして応用できる点もRuby on Railsが応用が利くという理由のひとつです。

その他、便利なライブラリ(他の人が作ったプログラムのパッケージ)もたくさんあるので、会員機能から画像のアップロード機能まで、通常のWebサービスで使われる機能であれば全て対応可能です。

④仕事を獲得しやすい

Ruby(Ruby on Rails)はスタートアップが盛んなアメリカのシリコンバレーで特に人気ですが、日本でも案件が増えており、単価も上がってきています。最近は、業務システムなどのBtoBの案件もRuby on Railsで増えてきました。

また、フリーランス案件を扱うエンジニアと企業のマッチングサイトポテパンでは、以下のように述べられていました。

Rubyの案件は多くありますが、そのほとんどがRuby on Railsを使用した案件になります。

そのため、Ruby on Railsを使用した経験がないとRubyの高単価の恩恵を受けることはほぼできません。

ソーシャルゲームやECサイトなどを筆頭にWebサービスはRuby on Railsで作られる事が多くなった昨今。

Rubyの経験を積むなら、必ずと言っていいほどRuby on Railsを触れる環境に行くといいでしょう。

引用元:ポテパン

Ruby on Railsエンジニアは、今後益々求められる人材になるでしょう。

Ruby on Railsの唯一のデメリット

Ruby on Railsの唯一のデメリットをここでご紹介します。それは、コードの内容が抽象化(簡略化)されすぎて、応用的な開発やライブラリーなどの拡張機能の組み合わせによる、原因が特定しにくいエラーが出た時の対処が難しいという

Ruby on Railsを使えば、コード量は少なくなり、スピーディーな開発が可能になります。しかしその分、規則性が少なく自由度が高すぎてしまうため、後になって不具合が生まれることがあります。

コードなどの管理をしっかりと行う担当者が不在で開発現場に任せっきりだと、いろいろなことが上手く進まないこと起こりえますね。

以上のようなメリット・デメリットを知って、Ruby on Railsに興味が出たという方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。さらに詳しくわかりやすい解説になっています。

Ruby on Railsとは?できることからサービス例まで網羅的に解説
更新日 : 2020年7月24日

Rubyエンジニアの将来性は?

画像:Shutterstock

Rubyエンジニアの年収と需要

ビズリーチの調査によると、Rubyエンジニアの年収中央値は7位となっています。Javaの年収中央値は500万円で14位と記載があるので、比べてみると、Rubyには今勢いがあると分かりますよね。

引用元:求人検索エンジン「スタンバイ」https://jp.stanby.com/

上記の表の求人数を見てみると、年収ランキングTOP10の中では一番求人数が多い結果となっていました。

実際の求人サイトでは違うんじゃないの?

という疑問や不安もあるかと思うので、フリーランスエンジニアがよく使うレバテックフリーランスという求人サイトでどのくらい求人があるか確認していきましょう。

 

引用:Rubyの絞り込み検索 | ITフリーエンジニアのための【レバテックフリーランス】https://freelance.levtech.jp/project/search/?keyword=Ruby&sala=7

こちらは、Rubyの求人件数で730件の求人があります。これだけだと多いのか少ないのか分からないので、先ほどの年収ランキングで求人件数が2番目に多かったPythonの案件数を見ていきましょう。

 

引用:Pythonの絞り込み検索 | ITフリーエンジニアのための【レバテックフリーランス】https://freelance.levtech.jp/project/search/?keyword=Python&sala=7

上記のPythonの案件数に注目してもらうと、672件になっています。Rubyの案件数は730件だったので、Rubyの案件数は求人サイトでも比較的豊富であるということがわかります。

また、以下の具体的なRubyの案件内容を見てみると、Ruby on Railsの経験が1年以上あれば最大月収95万円のお仕事もあるようです。

 

経験がそこまで長くなくても単価が非常に高く、経験年数が少なめでも需要が高いことが分かるため、今後も求人は増えていくことが大いに予想されます。特にRailsの求人が多くあるため、Rubyで仕事がしたいと考えている方は一緒にRailsも学習できると有利になるためおすすめです。

Ruby初心者が3ヶ月で基礎からアプリ開発するまでの独学法まとめ
更新日 : 2020年7月20日

需要のある高単価Rubyエンジニアになるには?

エンジニアとして、年収が高いということは需要があるという意味です。そんな需要の高いRubyエンジニアになるためには、4つの要素を持ち合わせる必要があります。

高単価Rubyエンジニアに必要な4つの要素

  • 専門的なスキルと知識
  • 大規模なシステム開発の経験
  • プロジェクトマネージメント経験
  • 個人のアプリケーション開発経験

Rubyエンジニアの需要を考えた時に、上記4つの要素が大きく関わってきます。これからRubyを学習する方は、この4つをクリアできるようにキャリアを考えて学習するといいでしょう。

Rubyの学習ツールを紹介

画像:Shutterstock

最後に、独学に役立つ学習ツールをご紹介します。

Rubyのおすすめ関連書籍

Rubyを始める方には、次の2冊を真っ先におすすめしています。

3ステップでしっかり学ぶRuby入門

プログラミング初心者の方も安心して読める、わかりやすい内容です。初めてプログラミングに触れる方は、この本から始めるのをおすすめします。

たのしいRuby

 

Ruby開発者・まつもと氏が監修しています。最初に紹介した「3ステップでしっかり学ぶRuby入門」より少しだけ難易度が高いので、1冊目を完了した方や初級編では物足りない方は、この本で学習してみましょう!

Ruby対応のおすすめ学習サイト

Rubyをゲーム感覚で学習したいと考えている方は、まず「Progate」を使ってみてはいかがでしょうか?

引用元:Progate https://prog-8.com/

スライドで文法や概念について理解した後に、すぐコードを書きながら実際に動くものを作っていくことで学習できるので、初学者にうってつけの学習サイトと言えますね。
https://prog-8.com/

Progateを活用すれば転職できる?特徴・魅力・学習手順全まとめ!
更新日 : 2020年6月11日

また、Rubyを動画で学習していきたいと考えている方には、「ドットインストール」が特におすすめです。

引用元:ドットインストール https://dotinstall.com/

1つの動画を3分で見られるので、ちょっとした隙間時間に学習することができてとても便利です。

https://dotinstall.com/

ドットインストールで挫折せず2ヶ月で未経験からエンジニアになった話
更新日 : 2020年5月11日

他にもRubyを学習できるサイトは多数あります。おすすめを次の記事にまとめてありますので、サイトでの学習が気になるという方は以下をご覧ください。

Rubyを独学で行う注意点

Rubyを習得したい時にまず独学を検討すると思いますが、その際に注意した方が良いポイントが以下6つあります。

Rubyを学ぶ目的を明確にする

Rubyを学習する時に、「なんとなく学習してみた」という感覚だと絶対に挫折します。その原因は学習目的がないからです。

学習目的なんかなくても学習は根性でしょ

と思ってしまうかもしれませんが、根性があっても目的がなければ、結局どこかで立ち止まる結果になってしまいます。不毛な戦いをしないためにも、目的は必ず設定しましょう。

モチベーションを保つ工夫を用意する

モチベーションを保つ工夫は必ずないと、挫折の大きな原因になってきます。挫折の原因をひとつひとつ潰していくことが挫折しないためのコツでもあるので、ここも抜け漏れなく対策したいですね。

先ほどの目的設定もモチベーションを保つための工夫のひとつです。自分は何にテンションが上がるのか、そして逆にどうするとモチベーションが下がってしまうのか把握しておきましょう。

問題解決するためのQ&Aサイトを参考にする

プログラミングはすらすらと理解できることの方が珍しいです。必ずどこかで詰まってしまいますし、エラーからなかなか抜け出せないことも多々あります。

そんな時には、サクッとQ&Aサイトで過去の質問を検索して解決しましょう。自分がつまづくところは他の人もつまづいているはずです。質問になければ、Q&Aサイトで質問してみましょう。

おすすめのプログラミングQ&Aサイトは、teratailがおすすめです。たくさんの質問にわかりやすく答えられているので、学習の必需品になるはずです。

Rubyを勉強している仲間を作る

独学とはいえ、1人で学習していると挫折する確率が高まってしまいます。そこで、Rubyの勉強会やイベントでRubyを学習している仲間を探しに行きましょう。

おすすめのイベント検索サイトは、TECH PLAYDoorKeeperなどです。

何かを作りながら学ぶこと

Rubyは何かを作りながら学ぶと、効率的に理解することができます。プログラミングは暗記するものではなく、使えるように学ばないといけないので、何を作っているのか意識しながら作ることがとても大切なんですね。

Rubyの場合には、簡易的なTwitterチャットワークのようなチャットアプリを作ると、とても理解が深まるのでおすすめです。

毎日継続すること

実はこれが一番大切です。継続するコツは、毎日継続すること。習慣化するには毎日継続する以外に方法がないので、ここは頑張ってみましょう。

無理に1日10時間という目標を立てて継続する必要はありません。まずは1時間から継続してみませんか?

独学で挫折した場合の対処法

以前独学でプログラミングの勉強をしたことがあるけど挫折した……
初心者なので結局どの言語を勉強するべきかわからない……

という心配・不安を抱えている方は、スクールを検討してみましょう。

スクールなら目的に合った学習言語の提案からゴールまでしっかりサポートしてくれます。困った時もすぐに頼れる人がいる、自分に合った目標を話し合って決めることができるって安心ですよね。

とはいえ、スクールに行くと決心するのも、お金や時間の問題、雰囲気が合わなかったら……という不安でためらってしまいますよね。

そこはご安心ください。侍エンジニア塾では無料体験レッスンを行っていますので、事前に学習の進め方や雰囲気を体験できます。

業界屈指のコンサルタントがあなたの悩みや不安をしっかり聞いて解決へ導いてくれますので、まずは体験レッスンからスクールの検討を始めてみるのもおすすめですよ。

まとめ

今回は、有名言語「Ruby」について紹介・解説しました。どのような言語なのか、大まかにでも理解できたでしょうか?

興味が湧いた方は、書籍・サイトを使った独学やスクールでぜひ学習を始めてみてくださいね!

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書いた人

佐藤

佐藤

文系大学出身、なんとか自力で頑張りプログラマー歴今年で8年目。
自力で頑張って勉強した経験を生かし、読者の皆様に分かりやすく親しみやすい記事を書けるよう日々邁進中です。
出来る言語はC#,VB,Java,Delphiなどなど、幅広く触っています。

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