50代からのリスキリングはあり?利点やおすすめの学習分野も紹介

50代からでもリスキリングはできるかな?
学んだことがどう活かせるのかイメージが湧かない…

性別を問わず50代からでもリスキリングは可能です。実現が難しいことはあるものの、老後の貯蓄や健康維持など、50代からのリスキリングには多くの利点があります。

しかし、50代という年齢からリスキリングに取り組むことができるのか、不安な人は多いですよね。

職場で求められる能力の研鑽や新しいスキルの習得を促すため、政府はリカレント教育(社会人の学び)やリスキリング(学び直し)に注力しています。補助金助成金など、政府が提供する給付制度を活用すれば、費用をおさえつつリスキリングが可能です。

この記事では50代からのリスキリング(学び直し)に利点はあるのか、そのメリットを実現できることも交えて解説します。50代からのリスキリングでは何を学ぶべきなのかも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

※1 リスキリングとは
新しい職業に就くまたは現在の職業で必要とされる業務に適応するため必要なスキルを獲得すること。DX(デジタルトランスフォーメーション:デジタルテクノロジーを活用して価値の創造や課題を解決すること)を推進させる背景から、政府や企業は積極的にリスキリングを進めている

この記事の要約
  • リスキリングで習得したスキルが活かせるかは学習意欲次第
  • リスキリングで学んだスキルは老後の収入+仕事獲得につながる
  • リスキリングは給付金の使える講座で学ぶのがおすすめ

なお、どのプログラミング言語を学べばいいのか、どう学習を進めればいいのかなどがあいまいな人は「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。

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本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

50代からでもリスキリングは可能

50代からでもリスキリングは可能

リスキリングは、性別を問わず50代からでもリスキリングは可能です。

前提として、スキルを習得する難易度は年齢により差がありません。なかには、年齢を重ねるほど新しいことが覚えにくくなるという声もあります。しかし、日常的に新しい知識を学ぶ習慣がある人や学習意欲の高い人は50歳を超えてもスキル習得が可能です。

また、最近ではスクールや講座など、講師のサポートを受けながら学習できる環境が豊富です。50代でも学習サポートを受けながら学習すれば、十分スキルを身につけられます。

働く50代の半数がリスキリングに意欲的

フォー・ノーツ株式会社が実施した「50代社員に関する意識調査」から、働く50代の半数はリスキリングに意欲的だというのがわかっています。

50代のオフィスワーカー100名に「新たなスキル習得や未経験の仕事に取り組めるか」を聞いたところ、12%が「若い社員以上にできる」、38%が「若い社員と同様にできる」と回答しました。

なお、20~40代回答者の59%は「50代は新たなスキル習得や未経験の仕事に取り組める」と回答しています。

また「新しいスキルの習得や未経験の仕事に挑戦したいか」という問いには、67%が「取り組みたい」と回答しています。

上記から、働く50代の半数と多くがスキリングに意欲的だといえます。また、50代は20〜40代からもスキルアップを期待されているのが現状です。

50代以降も活躍できるかは学習意欲が鍵

50代からのリスキリングは可能な反面、習得したスキルを活かし活躍できるかは学習意欲が鍵だといえます。

先にて紹介した「50代社員に関する意識調査」から50代に対し「学習意欲の欠如」を示唆する意見が多く寄せられていたためです。

・向上心がなく死んだ魚の目をしている
・ゴールが見えて、モチベーションや熱い思いに欠けている
・新しいことに対する意欲的なチャレンジ精神が高まらない

引用:フォー・ノーツ株式会社「50代社員に関する意識調査」

一般的な定年年齢が60~65歳である点を考慮すると、50代は終盤といえます。ゴールが見えているなかで、新しいスキルを学ぶモチベーションが見つけられない人もいるようです。

そのため、50代でリスキリングを成功させるには学習する目的が必要です。目的は転職や昇進・昇格だけでなく、定年後の将来も含まれます。

  • 前職の経験を活かしてアプリケーションを開発してみたい
  • Webデザインの副業で稼いでみたい
  • フリーランスや起業に興味がある
  • 定年後も再雇用制度を使い働きたい

今の労働条件だけ考えるとスキルアップの意味が見いだせない人も、将来的にやりたいことを考えるとモチベーションが高まるかもしれません。

学習目的を見つけ意欲が高められると、リスキリングに成功する可能性も上がります。スキルアップに成功すれば、長く社会で活躍できる人材を目指せるため、リスキリングは積極的にチャレンジすべきです。

リスキリング時は給付金の活用がおすすめ

リスキリング時は、給付金の活用がおすすめです。

リスキリング向け講座では、給付金を利用できるケースがあります。給付金を利用すれば、受講料の実質負担を軽減できるためお得です。なお、個人で利用できる給付金は次の2種類です。

教育訓練給付金制度は受講料の最大20~70%、リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業は最大70%が給付されます。条件を満たせば講座が実質半額以下で受講できるため、同じスキルを学べるのであれば給付金対象の講座を選ぶべきです。

たとえば、侍エンジニアでは次のような講座が最大70%OFFの受講料で受けられます。

コース名給付例学べるスキル
クラウドエンジニア
転職保証コース(AWS)
通常:47万3,000円(16週間の場合)
給付金利用時:17万2,000円
・クラウド(AWS)
・ネットワーク
・インフラ関連スキル など
AIアプリ
コース
通常:69万3,000円(16週間の場合)
給付金利用時:25万2,000円
AIを活用したデータ分析
・AIアプリ開発 など
フリーランス
コース
通常:69万3,000円(16週間の場合)
給付金利用時:25万2,000円
・アプリ開発
・Webサイト制作 など
Webデザイナー
転職コース
通常:39万6,000円
給付金利用時:13万8,600円
・Webデザイン
・Webサイト制作 など
Java資格
対策コース
通常:29万7,000円(12週間の場合)
給付金利用時:10万8,000円
Oracle認定Javaプログラマの資格対策
・Javaでのアプリ開発 など

リスキリング講座を受講するときは、給付金の対象講座がないか確認しましょう。

また、下の記事では個人がリスキリング目的で使える補助金・助成金を詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。

補助金・助成金でリスキリング!個人が使える給付制度を詳しく紹介

50代からリスキリングに取り組む3つの利点

50代からリスキリングに取り組む3つの利点

ここでは、50代からリスキリングへ取り組む利点を、3つにまとめて紹介します。

老後(定年退職)の資産が築ける

老後・定年退職後の資産を築ける点は、50代からリスキリングに取り組む利点の1つです。

大前提として、50代以降は賃金が落ちる傾向にあります。厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、55歳を境に男女問わず賃金が減少傾向です。また、定年後の60歳以降は賃金がさらに低下する可能性もあります。

厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査(PDF)」
出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査(PDF)」

50代以降の賃金が下がる理由は、年齢的に昇進・昇格の頻度が下がることや定年退職による収入減が関係していると考えられます。

その点、リスキリングで新しいスキルを習得すれば、50代以降に本業で成果を上げて昇給が目指せます。さらに、本業の収入が減った場合でも副業で収入源を増やしてカバーできるでしょう。そのほか、副業で実績を積んでいけば、退職後にフリーランスとして独立する選択肢も生まれます。

50代以降も収入を維持したい人や、さらに稼ぎたい人はリスキリングに取り組みましょう。

継続雇用の可能性が高まる

継続雇用の可能性が高まる点も、50代からリスキリングに取り組む利点といえます。

前提として、50代以降に働く人は多いです。内閣府が発表した「令和5年版高齢社会白書」によると、男性55~59歳の就業者割合は91.3%、女性は74.0%でした。また多くの企業で定年に設定されている60~64歳は男性が83.9%、女性の62.7%が働いています。

内閣府「令和5年版高齢社会白書」
出典:内閣府「令和5年版高齢社会白書

継続雇用や再就職を目指すうえで、保有スキルは重要です。スキルが多ければ、継続雇用時の年収や再就職先の選択肢を増やせます。反対にスキルが足りない場合、継続雇用や再就職に失敗するリスクも高まるのです。

その点、リスキリングすると将来性の高いスキルや、実務で必要な知識を学べます。50代は60代・定年後のキャリアを見越したうえで、リスキリングに取り組むのがおすすめです。

なお、66歳以上の定年後も働ける制度のある企業は増加傾向にあります。厚生労働省の「令和5年高年齢者雇用状況等報告」によると、66歳以上も働ける制度のある企業割合は前年度調査に比べ2.6ポイント増加しています。

厚生労働省「令和5年高年齢者雇用状況等報告(PDF)」
出典:厚生労働省「令和5年高年齢者雇用状況等報告(PDF)」

国が高齢者の雇用安定化に力を入れているため、定年の定義が変わりつつあります。日本の少子高齢化が進むなかで、今後も高齢者の活躍機会は増えるはずです。今のうちにリスキリングを行い、企業に求められる人材になれれば定年後も収入・就職先を確保しやすいでしょう。

加齢による物忘れや認知症を防止できる

加齢による物忘れや認知症を予防できる点も、50代からリスキリングに取り組む利点です。

50代を過ぎると、加齢による物忘れや認知症のリスクが高まります。しかし、リスキリングで新しいスキルを学ぶことで頭を使う機会が増えるため、加齢による衰えを予防できるのです。

また、リスキリングによるスキルを習得すれば継続雇用や再就職もできます。継続して働くことで、人とコミュニケーションを取る機会が増えるため、何もしないより認知症の予防になります。長く健康でいるためにも、リスキリングで新しいことにチャレンジするのがおすすめです。

50代からのリスキリングで実現できること

50代からのリスキリングで実現できること

ここでは、50代からのリスキリングで実現できることを、3つにまとめて解説します。

異業種への転職

50代がリスキリングすることで、異業種への転職を実現できます。

50代は一般的に転職の難易度が高いといわれています。しかし、リスキリングで新しいスキルを身につければ、転職できる可能性はあります。とくに、プログラミングやITスキルなど需要が高いスキルであれば、年齢問わず転職できる可能性があるでしょう。

厚生労働省が公表した「令和4年雇用動向調査結果」によると、40代と50代の転職入職率はほとんど差がありません。50代男性で5%前後、女性で7~9%程度転職しています。

この結果からもわかるとおり、50代でも一定数は転職に成功しています。スキルを増やせば転職で評価してもらえる点を考慮すると、リスキリングはメリットが多いです。

厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果」
出典:厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果

なお、50代の転職者は一定数いるものの、パートタイムで働く人の割合が増えています。就業形態別に転職入職率をみると、男性はすべての年齢層で、女性は20~24歳を除く年齢層で一般労働者よりパートタイム労働者の割合が高いです。

50代でスキルアップせず現状維持で働く場合、正社員として働くのは難しいと判断される可能性もあります。

さらに、転職入職者の賃金変動割合のデータを見ると、50代以降は「収入が低下した」と回答した割合が「増加した」と回答した割合より多いです。パートタイムが増加している点や再雇用では収入が下がる傾向にある点から、50代以降に収入を上げる難しさがわかります。

厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果」
出典:厚生労働省「令和4年雇用動向調査結果

一方、50代でもリスキリングでスキルアップできれば、価値を見出せます。新しいスキルを身につければ、年収の高い企業への転職が可能です。とくに成果主義の企業であれば、年齢問わず結果を出せれば年収をアップできます。

厳しい見方をすると、50代の現状維持からの転職は優秀な実績がない限り甘くありません。50代以降も社会で活躍しつつ年収をアップしたい人は、リスキリングして転職を目指すと良いでしょう。

副業での収入獲得

副業での収入獲得も、50代からのリスキリングで実現できることの1つです。

50代が副業で収入を得る難易度は高くありません。副業は年齢制限がある案件は少なく、スキルと実績があれば受注できます。クラウドソーシングやSNSなどで案件を探せるため、スキルがあればすぐ副業をはじめられます。

たとえば、Webデザインやプログラミングであれば、在宅でも副業案件を受注可能です。副業案件も豊富なため、実践スキルがあれば50代でも稼げるでしょう。

50代が副業を行う大きなメリットは、収入アップを目指せる点です。独立行政法人 労働政策研究・研修機構の「副業者の就業実態に関する調査」から、収入の増加を理由に副業している50代は47.7%と、約半数を占めています。

50代はローンや家庭での出費が多くなる年代でもあるため、副業で収入を増やすメリットは多いです。リスキリングでスキルを習得すれば、報酬単価が高いプログラミングなど案件にもチャレンジできます。

なお、副業を行うときは所属企業が副業を禁止していないか確認してください。副業を企業に隠して行った場合、本業を失うリスクもあります。いくら収入が増えても、本業に悪影響が出ては本末転倒です。まずは、副業が可能か企業に確認してから準備をスタートしましょう。

フリーランスへの独立

フリーランスへの独立も、50代からのリスキリングで実現できることの1つです。

フリーランスに年齢制限はないため、スキルを習得すれば独立可能です。プログラミングや動画編集など、需要の高いスキルを身につければ独立しやすいでしょう。

50代であれば、リスキリングで身につけたスキルと前職の経験を活かせるため、若者より成果を上げられる可能性もあります。

たとえば、次のように数値化できないスキルは50代のほうが高いケースもあります。

  • コミュニケーションスキル
  • 提案スキル
  • クライアントとの関係性を構築するスキル など

今までの経験と身につけた新しいスキルを活かすことで、フリーランスとして活動できるのです。

中小企業庁の「フリーランスの事業活動の取組」によると、11.2%が50代からフリーランスに独立しています。年代別で見ると多いとはいえませんが、フリーランスという働き方が新しい点を考慮すると今後も割合が増える可能性はあります。

中小企業庁「フリーランスの事業活動の取組」
出典:中小企業庁「フリーランスの事業活動の取組

50代でもリスキリングすればフリーランスを目指せる一方、安定して稼ぐ難易度は高いです。独立は開業届を出せばすぐに実現できます。しかし、安定して収入を得られず挫折するフリーランスもいます。

案件を自力で獲得しなければならず、案件状況によって収入が不安定になるリスクもあります。とくにフリーランスは副業と異なり、実績やポートフォリオの重要度が高いです。実務経験がない場合、単価の安い案件しか受注できず、しばらく低収入が続く可能性もあります。

また、50代で独立した場合、再就職する難易度は高いです。独立後は永続的にフリーランスとして働くなら問題ありませんが、途中でキャリアを変える可能性がある人は注意しましょう。

50代からのリスキリングにはITスキルがおすすめ

50代からのリスキリングにはITスキルがおすすめ

50代からのリスキリングには、年齢や目的問わず活用しやすいITスキルがおすすめです。

学習スキルは叶えたい目的で決めるのがベスト。しかし、目的があいまいな人や年齢が気になり行動できない人もいるでしょう。その点、ITスキルは性別・年齢・目的問わず活用しやすいです。

転職が目的の場合、プログラミングスキルを身につけてITエンジニアが目指せます。ITエンジニアは人手不足かつ需要が高いため、50代でも転職しやすい業界です。Web開発やゲーム開発など、ジャンルの選択肢が多いのも魅力といえます。

副業・独立が目的の場合、プログラミングやWebデザインスキルを身につけてテレワークなど自由度の高い働き方が可能です。50代は通勤が体力的にきつい場面もあるかもしれませんが、テレワークなら無理なく自分のペースで働けます。

加えて、ITスキルを持つ人材は継続雇用・再就職しやすいです。若手社員と同様にITツールを活用できれば、継続雇用しても戦力になると判断されます。チャットツールやWeb面談ツール、クラウド環境などを使いこなせる50代は十分活躍できるでしょう。

このように、50代がリスキリングでITスキルを学ぶメリットは多いです。学びたいスキルがない人や、年齢が気になり一歩踏み出せない人は需要が高いITスキルを選ぶと良いでしょう。

ここからは、ITスキルのなかでも特におすすめの分野を3つ紹介します。

プログラミングスキル

プログラミングは、50代のリスキリングにおすすめなITスキルの1つです。

転職を希望する場合、プログラミングスキルがあればWebエンジニアやAIエンジニアなど、ITエンジニアへの転身を目指せます。ITエンジニアは需要が高く、50代でも転職可能です。

また、ITスキルは副業・独立にも活かせます。副業・フリーランス向け案件の多くはITスキルが必要で、とくにプログラミング案件は豊富です。Webサイト制作やアプリ開発などの案件は、クラウドソーシングでも多く掲載されています。

さらに、プログラミング案件はリモートワーク可能なものが多く、働く場所や時間など自由度の高い働き方を実現できます。50代になり、仕事とプライベートのバランスを整えたい人も活動しやすいです。

転職先や案件の多さから、プログラミングは50代からのリスキリングにおすすめのスキルといえます。

なお、今後高い将来性が期待されるAIプログラミングのスキルを目指したい人には、侍エンジニアの「データサイエンスコース」がおすすめです。

給付金の活用で受講料が最大70%OFFになる「データサイエンスコース」では、Pythonを活用したデータ分析、機械学習などのスキルが習得できます。

現役エンジニアと学習コーチが2名体制で学習をサポートしてくれるため、途中で挫折する心配もありません。

学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、50代からでも安心して転職や副業での収入獲得などの目的が実現できますよ。

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なお、次の記事ではリスキリングにプログラミングを選ぶ利点を、学ぶことで目指せるキャリアも交え詳しく解説しているので良ければ参考にしてください。

リスキリングにプログラミングはあり?学ぶ利点や目指せるキャリアも紹介

Webデザインスキル

Webデザインも、50代からのリスキリングにおすすめなITスキルです。

HTML/CSSやIllustratorPhotoshopなどスキルを身につけることで、Webデザイナーへの転職を目指せます。Webデザインは在宅でも作業しやすいため、在宅ワークが可能な企業を目指せる点も魅力です。

また、副業・独立にもWebデザインスキルは活かせます。前述したとおり、Webデザインは在宅ワークと相性が良いため、副業・独立で自由度の高い働き方を実現可能です。加えて、バナー作成や画像加工など案件は難易度が低く、実務経験が少ない50代でも受注できます。

クラウドソーシングや副業・フリーランス向け案件サイトを利用すれば、安定的に案件を確保できるはずです。

さらに、WebデザインはAI開発やデータサイエンスなどプログラミングスキルに比べると難易度が低く、未経験者でも習得しやすいです。総合的に判断すると、Webデザインは50代のリスキリングにおすすめのスキルといえます。

なお、Webデザイナーへの転職を見据えて学習したい人は受講料の最大70%が給付される「Webデザイナー転職コース」がおすすめです。金銭面での支援を受けつつ、Webデザインスキルの習得から転職活動・就業後のフォローアップまでを一貫してサポートしてもらえます。

「受講生の学習完了率98%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でWebデザイナーへの転職が目指せますよ。

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マーケティングスキル

50代のリスキリングには、マーケティングスキルもおすすめです。

Webサイト・SNSのアクセス分析や商品のターゲット分析など、マーケティングスキルを習得すれば、Webマーケターとして転職が可能です。

また、SEOやSNS分析、実施した施策の効果分析などスキルは業界問わず求められます。とくに商品開発や新規企画を行う職種では、マーケティングスキルは評価されやすいです。Webマーケターへの転職に加え、継続雇用を目指すときもマーケティングスキルは活かせます。

さらに、副業・独立でもマーケティングスキルは活かせます。顧客の依頼した意図を理解して仕事ができれば、継続して案件が受注できるでしょう。Webコンテンツや購買データなど分析をメインに仕事がしたい人は、マーケティングスキルを学ぶのがおすすめです。

なお、マーケティングが学べる講座にはWORKPORTの「マーケティング戦略」があります。

この講座では、経営者に必要なマーケティングスキルが学べます。市場調査や商品開発の手法、ブランド戦略などビジネスで理解しておきたいマーケティングノウハウを習得できる講座です。

また、WORKPORTの講座は買い切り式で、講師の添削を2回受けられます。学習内容を添削してもらえるため、しっかりスキルを身につけられるのです。WORKPORTは、費用をおさえてマーケティングが学びたい人におすすめです。

50代がリスキリングに取り組む方法

50代がリスキリングに取り組む方法

なかには、どのようにリスキリングをはじめればよいのか、イメージが湧かない人もいますよね。

そこで、ここからは50代がリスキリングに取り組む方法を、2つにまとめて紹介します。

リスキリングの専門講座に申し込む

リスキリングの専門講座に申し込めば、50代でも無理なくスキルを習得できます。

リスキリングは独学でも可能ですが、年齢を考えると早急にスキルを習得しなければいけません。転職・副業・独立のどれを選択するにしても、年齢の若いほうが選択肢は多いです。

リスキリング専門講座を受講すれば、専門知識の豊富な講師から学習サポートを受けられます。わからない点を質問できるほか、初心者でもわかりやすい教材で学べるため、独学より効率よくスキルを学べるのです。

さらに、実践学習を含む教材が用意されているため、学習後に目的を実現できるスキルが学べます。とくにリスキリング向けの講座は、次のように目的の実現に直結するカリキュラムが多いです。

スクール名講座名学べるスキル
侍エンジニアWebデザイン転職コースHTML/CSS、Photoshop、Illustrator など
キカガク長期コースPython、機械学習、データサイエンス、AI開発 など
en
Factory
ベンチャー留学DX基礎強化コースDXの基礎知識、ベンチャー企業での労働体験 など

基礎スキルは独学でも習得できますが、実践スキルは専門家の指導がなければ習得は難しいです。50代でリスキリングする場合、効率よくスキルが習得できる講座を受講すると良いでしょう。

なお、次の記事でおすすめのリスキリング講座を紹介していますので、あわせてご覧ください。

リスキリング講座おすすめ10選!選び方やお得に学ぶ方法も紹介

給付金の対象スクールに申し込む

50代がリスキリング講座を選ぶときは、補助金対象のスクールを利用するのがおすすめです。

前述のとおり、リスキリング向けの補助金は2種類あります。

受講者が1度受講料を立て替える必要はあるものの、補助金を利用すれば実質負担が減らせます。予算が少ない人でも、補助金を利用すれば受講できる可能性があるのです。

50代は、お金がかかる年代でもあります。スクールを比較するときは、補助金のあるところを優先的に検討すると良いでしょう。

なお、リスキリングで転職や独立を目指したい人は侍エンジニアがおすすめです。「Webデザイナー転職コース」はWebデザイナーへの転職、「フリーランスコース」ではフリーランスエンジニアへの独立が目指せます。

両コースともリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の対象であるため、費用をおさえて目的の実現を目指せます。

効率的にスキルを習得し、Webデザイナーやフリーランスエンジニアを目指したい人は侍エンジニアをご検討ください。

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まとめ

今回は、50代でもリスキリングが可能か解説しました。

リスキリングに年齢は関係ありません。仕事の業務内容や働き方の変化に対応するには、50代でもリスキリングすべきです。プログラミングやWebデザインなどのITスキルを習得すれば、転職や副業・独立などキャリアの選択肢が広がります。

50代だからと現状維持を選択するのではなく、将来を見据えて積極的にリスキリングするのがおすすめです。

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

この記事を書いた人

【プロフィール】
新卒でプログラマーとして勤務し、実務経験を積んだ後、現在はフリーランスWebライターとして活動中。主に、企業のオウンドメディアやブログ記事の執筆を担当。IT・プログラミング関連の執筆が得意。2020年から侍エンジニアブログの記事制作を務めており、文章の読みやすさや納得感を意識しながら執筆しています。
【専門分野】
IT/プログラミング
【SNS】
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