ドローンとは?誕生の歴史から現在の実用例まで【徹底解説】

どうも!ライターの川口です!

ここ数年でドローンという単語だったりドローンが撮った映像に触れる機会が多いけど、

  • そもそもドローンて何?
  • いつからあるの?
  • どんなことに使われてるの?

と疑問に感じることありますよね。あなたの知らないところで姿形を変えながら数十年という時を経て現在のドローンにたどりついたので、突然現れたように感じるのも無理はありません。

なので今回はあなたが持つ「ドローンとは?」という疑問にお応えするべく、ドローンの誕生から現在の実用例までわかりやすく、丁寧に解説していきます! 未来のドローンについても書きましたので、この記事を読めばドローンがどういったものなのか、今後どうなっていくかがわかりますよ。

目次

ドローンとは?

まず「ドローン」とはどんな言葉で定義されているのか知るためにWikipediaに聞いてみましょう。

Wikipedia
ドローンは狭義には、遠隔操縦(リモート・コントロール、リモコン、いわゆるラジコン)ではなく、「自律飛行可能な小型の無人航空機」を指す。自律飛行とは、プログラムされた自動操縦による飛行のことである。もっとも、広義には「(自律飛行式を含む)遠隔操縦可能な、比較的小型の無人航空機」指すようになり、こちらの方がより一般的になっている。また、広義の意味でも特に「(自律飛行式を含む)遠隔操縦可能な、(小型の)マルチコプター」を指すことも多い。

ふむふむ。難しい。。。

つまりドローンとは「ラジコンではない無人航空機」くらいに捉えておきましょう。笑

ドローンにできること

つい最近になって流行っているドローンですが、実はかなり前から使われてました! 例えば軍事用に偵察したり、農場で農薬を撒いたりと。知りませんでしたよね。

それから科学技術の発展とともにドローンも個人が使用できるほど安価で小型なものに進化しました。それによって現在は、個人が空撮を楽しむために使われたり、研究者が火山などの人間が足を踏み入れることが困難な場所での空撮や、企業による荷物の配達などに使用されています。

何といっても災害地での生存確認や状況把握に使われるのは人間にとってありがたいことですよね。

メリット

  • GPS搭載
  • プログラムすれば操作不要
  • 低コスト
  • 持ち運びが容易
  • 低空・接近撮影が可能
  • 資格が不要
  • 小さなスペースでも離着陸できる

などなど、メリットはかなりあります。可能性の塊ですよね!

デメリット

  • 天候に左右されやすい
  • 大型航空機と比べるとバッテリー持続時間が短いので長時間の飛行には向いていない
  • 遠隔操作なので精密作業が苦手

まだまだ改善する余地はありそうですね。

ドローンの歴史

次にドローンがあなたが知る現在の姿に至るまで歴史とともに追ってみましょう。

ドローンの誕生

人間が搭乗しないため敵地で撃墜されても操縦員が死傷したり、捕虜になるリスクがないということで第二次世界大戦中に、ドローンに爆弾を搭載して敵地を爆撃するための研究が始まり、完成したものの実用化できるほどの性能はなかったといいます。

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こちらが1944年にアメリカ軍が開発した「BQ-7」という最初のドローン(無人航空機)

戦後も続く軍事開発

戦後もドローンの軍事開発は進み、実用化されるまでになりました。中でも有名なのが、アメリカ軍が作った「プレデター」という無人航空機です。

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こちらはアフガニスタン戦争やイラク戦争で使用されました。

民間利用へ

軍事開発が進む中で民間利用は近年まで行われていませんでしたが、日本では1987年に「ヤマハ」が本物のヘリコプターに模した無人機「産業用無人ラジコンヘリコプター」を販売し、本格的に民間利用が進むようになりました。
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こちらが「産業用無人ラジコンヘリコプター」それからは農薬の散布や、空撮、災害調査など様々な場面でドローンが活躍しています。

今はどんなことに使われているの?

こういった経緯で現在のドローンの姿に至ったわけですが、今ドローンがいったいどんな活躍をしているのかを3つ具体的にご紹介します!

1.災害救助

近年起こった熊本地震ではドローンを被災地で飛ばし被災状況を空撮しすることで、より正確で迅速な状況把握に役立っています。

また、クラウドファンディングを利用し、災害時にドローンを利用して災害後の正確な地図を作ることを目的としたプロジェクトを立ち上げようと試みる人が出たりと、これから災害地におけるドローンの活躍する場面はますます増えることでしょう。

2.スポーツでの空撮

ドローンはスポーツ界にも影響を与えています。イタリアセリエAの名門ナポリでは練習の映像撮影にドローンを投入しています。

練習や試合の様子を上空から撮影することで、地上からでは見づらい選手間の距離であったり組織として機能しているかどうかが一目でわかり、戦術面の向上に役立っています。また、ラグビー日本代表もドローンを導入して戦術の分析に役立てています。

ドローンでの空撮動画[サッカーの試合]↓

3.配達

画像:shutter stock

現時点で配達に関して実用化している企業はほとんどないのですが、2016年11月16日にオーストラリアのドミノ・ピザ・エンタープライズがドローンを使ったピザの宅配サービスを開始しました。配達できる地域には限りがありますが、同社は「世界初のドローン食品宅配」と言っていて話題を呼んでいます。

ドローンの未来は?今後の動きや影響について

誕生の歴史から現在の実用例までご紹介しましたが、今度はこれからドローンがどう変わっていき、世間にどのような影響を与えるのかを考えてみましょう。

個人での使用が禁止に?

これからドローンの企業が増えていき、上空にドローンが飛んでいるのが当たり前になる日が「ほぼ間違いなく」やってきます。

そうなると当然ドローンに関する事故は避けられないので、与えられたエリアでしか個人での使用が認められなかったり、地上でいう交通ルールのようなものがドローンに対しても作られるでしょう。

自動運転・自動操縦化

技術の発展とともに今後5~10年でドローンは完全に自動運転・自動操縦化になると言われています。それにともなって配達サービスを始めとして、ドローンを使った事業が次々と立ち上がり、今では想像できないほどドローンが身近なものになります。

配達ドローンを使った30分以内の超速サービス「Prime Air」の最新ムービー

Amazonいわく、このサービスの開始もそう遠くないとのことです。すごい。。。

まとめ

いかがでしたか?これでドローンについて理解できましたよね。まだ身近に感じることはありませんが、遠くない未来にあなたがドローンを利用する日がやってくるんだとこの記事を読みながらワクワクしていただけたら嬉しいです!

それでは。

この記事を書いた人

東京都出身、24歳。1年の浪人を経て明治大学入学も4年次に2留が確定し、今年4月に大学中退。それから半年ほどブラブラと放浪していたが、あることをきっかけにプログラミングと出会い、人生が一転。今では侍エンジニア塾ブログを通じてライター兼エンジニアとして働いている。

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