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システムエンジニアの上流工程を解説!上流SEに求められるスキル5つ

システムエンジニアで、上流工程や下流工程などという言葉を聞いたことがある人は多いと思います。

今回は、そのシステムエンジニアの上流工程とは何なのか、求められるスキルについてお話ししていきます。

上流工程とは?

画像:Shutterstock

システム開発には上流工程や下流工程という言い方があります。ウォーターフォールモデルという段取りの中で、最初の方で行う要件定義やシステム設計を上流工程と言い、システム開発やテストを下流工程と言います。

どちらもシステムエンジニアの仕事ですが、上流工程を担当するためには、顧客のニーズを吸い上げる高いコミュニケーション能力や、漠然とした要求を実現可能なレベルに落とし込む、深いIT技術の理解が必要です。

システムエンジニアの上流工程とは?

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システム開発の上流工程におけるシステムエンジニアの役割とは、顧客の要求に応じたシステムを実現するための設計図を作り上げることです。IT技術者としてより、コーディネーターとしての仕事が主になり、システムエンジニアとしての仕事をしてきた人にとっては戸惑うことも多いでしょう。

仕事内容

システム開発の上流工程におけるシステムエンジニアの仕事内容は、要件分析と要件定義、そして機能設計です。

要件分析のためには顧客のニーズをヒアリングして、実際に使用できる予算や納期を調整して、実現可能な範囲で要件定義をし、実現するための機能設計を行います。

ヒアリング

上流工程は顧客からのヒアリングから始まります。顧客がすでに実現したいITシステムの概要を作っていれば不要ですが、通常はイメージ程度しかない場合が多く、システムエンジニアは顧客が本当に実現したいことをヒアリングで吸い上げなければなりません。

予算や納期の調整

開発システムの予算や納期の調整も、システムエンジニアが上流工程で行う仕事の一つです。どれほど優れたシステムを設計しても、顧客がそのシステムを必要とする期日までに実現できなければ、何の意味もありません。

予算管理などはIT技術と関係ないように思われますが、その予算内で実現可能なシステムを設計するのもシステムエンジニアの腕の見せ所です。

設計書の作成

ヒアリングで得た要求を実現するための設計書を作成するのが、システムエンジニアの上流工程における最後の仕事です。システムの設計書は、機能ごとの処理や、システムの動き方、インタフェース仕様、バックボーンのデータベース設計など、システムを実際に動かせる状態にまですべての設計する必要があります。

作成した設計書を渡して、実装するシステムエンジニアやプログラマに実装システムを形にしてもらいます。

上流システムエンジニアに求められるスキル5つ

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上流工程を担当するシステムエンジニアに必要なスキルは5つあります。

ニーズを吸い上げ、提案を通すためのコミュニケーションスキルと、現場の実務をシステム化可能なレベルに落とし込むための要件分析スキル、要件定義スキル、理解できる設計書を作成するスキル、業界の慣例や約束事などをシステムに反映するための知識も必要です。

これら5つのスキルはどれが欠けても有効なシステムを実現するのが難しくなります。

コミュニケーション能力

システムエンジニアに必須の上流工程におけるスキルは、コミュニケーション能力です。顧客はシステム開発の専門家ではないので、自分たちのニーズを過不足なく伝えることは困難です。

顧客の言葉のかげに何が隠れているかを探り出すヒアリングスキルがないと、顧客にとって満足のできるシステムは作成できません。コミュニケーション能力が低いと、システム設計の背景をうまく伝えることができないので、プレゼン能力も必要です。

要件分析

上流工程で必要なシステムエンジニアには要件分析スキルも必要です。ヒアリングして得たニーズは、そのままではシステムに落とし込むことができません。タスクを分けて、それぞれのタスクで必要な要件を分析していく必要があります。

要件定義

上流工程で、要件分析の次にシステムエンジニアが求められるのは要件定義のスキルです。

要求分析ができたタスクに対し、ITシステムで実現できる内容を定義していきます。顧客のビジネスシステムに対する深い理解と、ITシステムの知識がないと、正しい要件定義ができません。

設計書作成スキル

上流工程において、ITシステム実装のための仕事に必要なのがシステムエンジニアの設計書作成スキルです。要件定義を基に、求められている機能を実現するためのシステムの動きを図、あるいは文書で表現します。

画面インターフェースやデータベースの設計など、システム全体について作成しなければなりません顧客、あるいは開発チームで設計書の作成仕様が決まっていることもあるので、その場合はその知識も必要です。

業界・経営知識

システム開発の上流工程においては、業界・経営知識もシステムエンジニアに求められます。

顧客の属する業界に関する知識がないと、ヒアリング時に言葉の意味を間違って受け取ってしまったり、とんちんかんな受け答えをしたりして、相手を怒らせてしまいかねません。

IT技術者の能力を最大限に発揮するためには、さまざまな業界の知識や経営に関する知識も、システムエンジニアには重要なスキルです。

上流工程のシステムエンジニアにおすすめの資格

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システムエンジニアとして上流工程で仕事をする際に、持っておくと便利な資格があります。

IT技術系の資格や、プロジェクトマネージメントのスキルがあると、業務SEやプログラマとコミュニケーションをとる際に共通の言葉で話すことができるようになり、円滑に打ち合わせを進めることができます。

必須というわけではありませんが、資格を取っておくと仕事をする時に助けになるので、機会があれば取得しておくとよいでしょう。

応用情報技術者試験

システムエンジニアとして上流工程に参加するなら、応用情報技術者試験の資格は必須です。基本情報技術者試験の上位の資格ですが、年に2回実施されるので比較的受けやすい試験です。

応用技術者試験では、基本情報技術者試験と違って記述式の問題もあるため、十分な対策をして受験しましょう。

システムアーキテクト試験

高度情報処理技術者試験に含まれるシステムアーキテクト試験は、難度は非常に高いですが、この資格を持っていると、上流工程のシステムエンジニアとして万人に認めてもらえます。

システム全体の設計に関して、単に動作させるだけでなくどうすれば効率的に動かすことができるかが問われるなど、上流工程ですぐに使える技術が満載なので、自信がある人は受けることをお勧めします。

この試験を受けるためには、基本情報技術者試験や応用情報技術者などの資格が必要です。

プロジェクトマネージャ試験

上流工程でシステムエンジニアとして働く上では、プロジェクトマネジメントの技術が必要になるため、プロジェクトマネージャ試験を目指すのもいいでしょう。

プロジェクトマネージャ試験は、あらゆるプロジェクトの管理者に求められている資格です。

プロジェクト管理の実務経験も必要で、難易度の高い資格ですが、全世界で認められている資格ですので、これを持っていると世界中で仕事をすることができるようになります。

オラクルマスター

オラクルマスターは、システムエンジニアとして上流工程でデータベースに関わる設計をする際に有効な資格です。世界でもシェアの大きいオラクルのデータベース技術は持っておいて損のない資格です。

実務経験があれば十分にとれるので、挑戦してみてはいかがでしょうか。

システムエンジニアの上流工程を理解して上流SEになろう!

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システム開発の上流工程の仕事は、システムエンジニアにとって仕事の幅を大きく広げ、やりがいを感じられます。

IT技術とは経路の違う仕事も多く、戸惑うこともあるでしょう。顧客の要求を聞くところからシステム設計までを任されるこの仕事では、すべてを自分の判断で進めることができます

システムアナリストやプロジェクトマネージャへのキャリアパスもあり、開発SEから一歩踏み出したい人は積極的に取り組んでみましょう。

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書いた人

城戸健太

城戸健太

兵庫県西宮市出身。現在大学4年生。プログラミングスクールを卒業したのち侍エンジニア塾でインターン生として活動中。
記事の執筆や編集、業務改善システムの改善を担当中。

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