日本のICT教育が遅れている理由3つ|ICT教育の遅れへの課題3つ

 

日本はICT教育では非常に遅れていると言われていますが、それはどうしてなのでしょうか。

これからの時代、ICT教育は避けては通れません。ICT教育が遅れているとしたら、それはどういう理由からなのか、どんな課題があるのかを紹介いたします。

日本のICT教育は遅れている

日本は先進国ではありますが、どういうわけかICT教育という面では他国よりもだいぶ遅れていると言われています。文部科学省「学校のICT環境整備の現状」からの情報によれば、教育のためのICT環境は、2018年3月1日時点でコンピュータ1台につき5.6人で使用している状況です。

つまりコンピュータ1台を約6人で使っているようなイメージです。充分なICT教育環境にあるとは言えず、日本は遅れていることがわかるでしょう。

ICT教育の進んだ北欧の例

富士通総研「教育分野における先進的なICT利活用方策に関する調査研究」からの情報によれば、実際にICT教育の普及が進んでいると言われている北欧のデンマークのICT環境は、2011年の調査段階で2.1人~2.9人/台となっています。

2018年時点で日本のICT環境は5.6人/台であるのに対し、デンマークは2011年時点ですでに1台あたりの人数が日本の半分以下となっており、ICT教育が進んでいるといえるでしょう。

日本のICT教育が遅れている理由3つ

日本のICT教育環境は他の先進国、とくに北欧と比べるとかなり遅れていると言わざるをえません。こうしたICT教育の遅れには、日本ならではの理由があると言われています。

日本のICT教育が遅れている理由を3つご紹介しましょう。

日本のICT教育が遅れている理由1:ICT機器で遊んでしまうと懸念している

ICT教育を進めるために生徒が自由に使えるコンピュータやソフトを増やすべき、と聞いて日本人の多くが考えてしまうのが、コンピュータで生徒が遊ぶのではないか、という懸念でしょう。

ICT教育のためにコンピュータを使うのはよいが、遊んでしまうのではないかといった懸念から、あまり積極的に導入ができていないという背景があります。ICT教育が遅れている理由の1つでしょう。

日本のICT教育が遅れている理由2:指示以外の操作はダメだという前提に立っている

一般的な日本の教育は、教師が考えたとおりに授業を進め、教師の指示によって生徒が答えるといった授業が行われてきました。つまり授業の主導権は、常に教師側にあるということです。

それをICT教育にそのまま当てはめてしまうと、生徒の管理は大変でしょう。従来の授業方法を変えられない教師が多いこともまた、日本のICT教育が遅れている理由の1つでしょう。

先生が操作を全てコントロールしなければならない

日本の教師は授業の主導権をもつことを前提としているため、ICT教育でも操作を全て教師側がコントロールする必要があると考えてしまう人もいるかもしれません。

ですが、教師も慣れていないであろうICT教育において、生徒全員を管理するのは難しく先生の負担が重くなってしまうでしょう。

些細なトラブルで授業が止まってしまう

生徒による機器の操作を全て教師がコントロールしなければならないと考えている場合、生徒が何か変な操作をしたり、トラブルが起こったりすると授業自体が止まってしまうリスクがあるでしょう。

効率的に授業を進めたい教師にとって、授業が止まる可能性・遅れる可能性があることは、ICT教育にあまり乗り気になれない理由の1つになってしまうでしょう。

日本のICT教育が遅れている理由3:インターネットが敵視されがち

学校に限らず、日本人の感覚としてインターネットというものに対する拒否反応がある人が多く、ときに敵視する傾向があります。

とくにSNSを利用したイジメの問題などがクローズアップされたこともあり、SNSやインターネット活用があまりポジティブに受け入れられていないことも、ICT環境が遅れる理由の1つでしょう。

SNSを使いすぎると成績が下がると言われている

歩きスマホが社会問題となっているように、SNSに熱中しすぎてスマホから離れられない学生がおり、そのことから成績が下がることに繋がるのでは、とも言われています。

SNSは良くも悪くも様々な人と繋がる可能性があり、匿名であることを利用した誹謗中傷なども存在するでしょう。全てが悪いという訳ではありませんが、良くないものというイメージを持つ人は多いかもしれません。

日本のICT教育の遅れへの課題3つ

ここからは、日本のICT教育の遅れについてどのような課題があるのか、3つ紹介しますので見ていきましょう。日本の学校はいまだ黒板を使って授業を行っているところが多いですが、これをICT教育のために電子黒板にするのは、やはり費用がかかります。

こうしたコスト面での課題も、克服していかなくてはならないでしょう。

日本のICT教育の遅れへの課題1:社会の潮流に合わせて教育内容も変化するべき

日本の授業風景は昔から変わらない部分が多いですが、社会の潮流に合わせて、大規模な変革をする必要があるでしょう。もはや従来の教育内容では、時代遅れになってきています。

ただ物事を変えるには反発が多いのも事実でしょう。変えることでどういうメリットがあるのか、しっかり考える必要があります。

日本のICT教育の遅れへの課題2:ICT機器を使ってモノを作る経験をさせる

ICT教育の遅れには、コンピュータを娯楽に使うばかりで何かを作り出すことが少ないという問題があるでしょう。そのため、子どもたちにICTを使ったモノ作りを教えることも大切です。

自宅でコンピュータやスマホを活用している子どもは多いですが、それを使って何かを作っているという子どもはあまりいないのではないでしょうか。ICT教育として、モノを作る経験をさせることは必要でしょう。

日本のICT教育の遅れへの課題3:保護者が禁止すると子供の可能性を狭めてしまう

保護者もまた心構えを新たにして、これからのICT教育の発展に備えるため、子どものインターネット活用を進めていくべきでしょう。インターネットはたしかに危険も多いです。

しかし、禁止するばかりでは子どもが持つ好奇心や可能性を狭めてしまい、発展を促すことは難しくなってしまいます。

想像やアイディアを広げてくれる道具と考える

インターネットは上手く使えば、自宅にいながら世界中のありとあらゆることを知ることができる便利なものなので、悪いイメージを持つだけではなく、子どもの想像力を広げてくれる道具だと考えましょう。

親もまたICTを活用してどんなことができるのか、確認してみるとよいでしょう。

年齢によっては上手く制御する必要がある

子どもに、自由にコンピュータを使わせて、インターネットを利用させることには、ある程度のリスクが伴います。子どもが有害な情報に触れることがないよう、フィルタリング機能を使って制御することも可能です。

残虐な画像や性的なサイトなど、子どもが見るにふさわしくないサイトが表示されないよう、保護者がある程度制御する必要があるでしょう。

日本のICT教育の遅れの理由を知り課題に取り組もう!

日本は先進国ではありますがICT教育分野ではむしろ遅れている国です。遅れている原因として、日本人がもつICTに対するイメージの問題や、変化をなかなか受け入れられない国民性があるでしょう。

たしかに変化することは大変ですが、このままでは日本の子どもたちはICTの活用において他国の子どもよりハンデを背負うことになりかねません。ICT教育が遅れている理由を知り将来のために課題に取り組みましょう。

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書いた人

城戸健太

兵庫県西宮市出身。現在大学4年生。プログラミングスクールを卒業したのち侍エンジニア塾でインターン生として活動中。
記事の執筆や編集、業務改善システムの改善を担当中。

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