ICT教育とは|情報通信技術を活用した教育・メリット7つとデメリット

昨今、教育現場で大いに取り入れられているICT教育についてご説明します。

パソコンやタブレットといったハードウエアから、教育ソフトなどのソフトウエアを上手に使ってICT教育を行うことは生徒にも、そして教師にもメリットがあります。

ICT教育とは

昨今、教育現場でICT教育という言葉をよく見聞きするようになりました。この「ICT」とは「Information and Communication Technology」(情報通信技術)の略称で、ICT教育とは、教育現場で活用される通信技術そのものや取り組みのことを言います。

具体的な例でいうと、プロジェクタに図表を大きく投影したり、生徒たちがパソコンやタブレット端末を使って学習に取り組んでいます。

出典:ICT教育とは?学校教育での導入事例などを解説(デジタル・ナレッジ

PC・ネットなどの情報通信技術を活用した教育

教育現場でのICTは、パソコン、プロジェクタ、電子黒板などのハードウェアから、eラーニング、デジタル教科書、学習ソフトなどのソフトウエアに至るまで、多岐にわたって取り入れているところが増えています。

eラーニング戦略研究所とZ会ラーニング・テクノロジーの調査(2016)によると、小中高において全学年ほぼ全教科でICTを取り入れているのは58%になりました。

国が推進

日本政府は「日本再興戦略2016」でICT教育について「2020年(度)までに100%を目指す」と指針しています。実は世界と比べると日本のICT教育は大幅に遅れています。

たとえば「学校ICT環境整備の現状」(2018)では日本はパソコンの使用数は5.6人/台、普通教室の無線LAN整備率34.4%、普通教室の電子黒板整備率26.7%と、決して高いとは言えないのが現状です。

ICT教育のメリット7つ

国が推進するICT教育にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょう。ここではICT教育における7つのメリットをご紹介します。

これからの時代を担う子どもたちに、よりよい教育環境を提供するためには、いまやICT教育は欠かせないものとなっています。無作為に子どもたちにインターネット端末を与えるのではなく、教育者がメリットとデメリットを把握して指導することが重要なのです。

ICT教育のメリット1:授業内容の幅が広がる

昭和世代までは教師1人が教壇に立ち、生徒たちに授業を行っていました。しかし1人の教師が生徒たちに教えられることには限度がありました。

ICT機器を使えば、教科書では学びきれない、もっと幅広い分野でさまざまなことを子どもたちに教えることができます。たとえばICT機器を使えば、日本の教室にいながら、生徒たちは海外の子どもたちと交流を持つこともできます。

ICT教育のメリット2:生徒のモチベーションが上がる

ICT教育は、生徒たちのモチベーションを上げる役割を果たします。たとえば、画像や動画を使って学習すると、授業の内容もよりわかりやすくなります。

教科書の文字だけではなく画像や動画を使えば、生徒たちの興味がより一層たかまり、授業に集中できます。パソコンやタブレット端末を使うことで、それまで教師から生徒への一方通行だった授業から、生徒同士で主体的・協同的な作業ができ積極的に授業に参加できるようになります。

ICT教育のメリット3:効率的に学ぶことができる

パソコンやタブレット端末などを使って画像や動画を取り入れた授業を行うことは、生徒たちへのメリットだけではなく、教師にとっても大きなメリットがあります。

教科書だけの情報ではなく、画像や動画を使って視覚的にも情報を与えることは、生徒たちの理解度も増し、効率よく学ぶことができるようになります。ちょっとしたゲーム感覚、とまではいいませんがパソコンやタブレットを使うことは生徒にとっても楽しいことなのです。

ICT教育のメリット4:生徒が積極的に授業に参加するようになる

教科書だけの授業は、単調になりがちです。画像や動画を使った授業は生徒たちの視覚も刺激し、楽しく学ぶことができるようになります。

一部には、挙手して自分の発言をすることを苦手とする生徒たちもいます。パソコンやタブレット端末を使った授業では、積極的に授業に参加しづらい生徒たちも、個人作業や共同作業に楽しみながら参加できるようになります。

ICT教育のメリット5:効率的に授業展開をすることができる

ICT機器を使う方がより効率的というのは教育現場だけではありません。ビジネスにおいても昨今は、ペーパーレスになりプレゼンテーションも「パワーポイント」を使うことが多くなりました。

つまり、それだけICT機器を使うことが、より効率的に相手に情報を伝えることができるのです。だからこそ、教育現場でもICT機器を使ったほうが、効率的に授業を展開することができるのです。

ICT教育のメリット6:先生の時間の短縮ができる

ICT機器導入前は、授業の準備をするのにも先生たちは大変な手間暇をかけていました。プリントを作成したり、アナログ的なやり方で資料を集めるのも一苦労です。

しかし、インターネットを利用すれば、情報の利活用が効率よくできるようになります。生徒たちへの配布プリントを作るのではなく、電子データを配信する、というやり方なら先生の作業時間も今までより短縮できるようになります。

ICT教育のメリット7:先生の間で情報共有がしやすくなる

ICT機器を導入すると、電子データ化した教材を授業で使うことができます。電子データなら、ほかの先生とデータの共有がしやすいだけでなく、データの加工や再利用もしやすくなります。

今まではアナログ式に手間暇をかけて作成していた大きな教材も、電子データなら保存するのにも困りませんし、他の先生が利用するのにもデータの共有が簡単にできるので、先生の作業効率が断然よくなります。

ICT教育のデメリット5つ

残念ながらICT教育はメリットばかりではありません。教師はデメリットも把握したうえで、デメリットを補うような授業を行うことが必要とされます。

ここではICT教育における5つのデメリットをご紹介します。

ICT教育のデメリット1:導入コストがかかる

ICT教育には、パソコンやタブレット端末などを使用することが前提とされています。ICT教育を導入するには初期費用がかかるというデメリットがあります。

生徒ひとりひとりに割り当てる場合、生徒個人での購入となれば保護者へ金銭的な負担がかかります。学校が購入する場合も費用がかかってしまいます。

ICT教育のデメリット2:メンテやアップデートなどが大変

ICT機器を使用するためには、OSのアップグレードは欠かせません。端末が多ければ多いほど、1台ずつメンテナンスやアップグレードをする必要があるので大変です。

さらに、ICT機器は故障しやすいというデメリットもあります。生徒が授業中に端末を壊してしまうことも想定する必要があります。故障時における端末の代替えや修理代がかかるというデメリットも考慮する必要があります。

ICT教育のデメリット3:機器の扱いに不慣れな教員は時間がかかる

これは教師側の問題ですが、だれもがICT機器に強いというわけではありません。人によってはパソコンやスマホ、タブレット端末を使うことが苦手という人も少なくありません。

教師がICT機器に不慣れな場合、授業を効率よく進めることができなくなります。ICT機器が苦手な教師は、授業に必要な資料作成も時間がかかってしまうし、実際にその資料を授業に使うにあたってもマゴついて時間がかかってしまうこともあります。

ICT教育のデメリット4:端末によっては不便

ICT教育は、使う端末によってかえって不便になることがあります。たとえば、キーボード入力が苦手な生徒は、パソコンでの作業に手間取ってしまいます。

昨今、スマホの利用度が高まり、キーボードを打てないという若い人が増えています。その一方で、iPadのようなタブレット端末はキーボードがないので、長文を入力するのに時間がかかってしまいます。

ICT機器の特製によってメリットにもデメリットになるということです。

ICT教育のデメリット5:生徒の想像力低下になるおそれ

これは子どもたちに限ったことではありませんが、インターネットで何でもすぐに調べられてしまうということは、人間の考える力、想像する力が低下することになりがちです。

人は、なにかわからない課題があったときそれが何であるか、それをどう解決するかを考えて実行に移します。しかし、簡単にインターネットで答えが見つかってしまうと、考える力や想像する力が低下すると懸念されています。

ICT教育は上手にやれば教育現場の強い味方になる!

ICT教育には、メリットもデメリットもあるということがわかりました。しかし、ICT機器を導入した教育は、上手にやれば教師側にも生徒側にも大きなメリットを生むのです。

全面的にICT機器に依存する必要はありませんが、上手く使いこなすことによって効率よく授業を進めることができ、生徒も楽しく、そして積極的に学ぶことができるようになります。

 

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書いた人

城戸健太

兵庫県西宮市出身。現在大学4年生。プログラミングスクールを卒業したのち侍エンジニア塾でインターン生として活動中。
記事の執筆や編集、業務改善システムの改善を担当中。

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