私たちが普段見ているWebサイトはWebデザイナーによりデザインされていることをご存知でしょうか。
今回は、未経験からでもWebデザイナーに転職できるのか、転職するためにはどんな準備が必要なのかを紹介していきたいと思います。
この記事の目次
Webデザイナーとは
Webデザイナーは最近ではメジャーな職業になっています。一度は耳にしたことがあるという人は多くいるでしょう。
Webサイトはできるだけユーザーが使いやすく、見やすく、分かりやすいものでないと、誰も閲覧してくれなくなります。多くの人が目を止めてくれるようにするために、Webサイトのデザインは重要で、WebデザイナーはWebサイトの構成を考えながらデザインを構築する役割を担っています。

未経験からでもWebデザイナーに転職できる?
最近ではWebデザイナーを養成するためのスクールができるほど注目されている職業で、スキルを身につけて就職や転職に活かしたいと考える人も多くいます。
Webデザイナーになるためにスクールに通い、高いスキルを身につけた人であれば即戦力として転職には非常に有利になります。
また、Webデザイナーとして働くためには特別な資格は必要ではありません。最低限の知識を持っていれば、未経験でも転職することができます。

未経験からWebデザイナーに転職するために準備すること3つ
IT業界これからも拡大することが予想されているので、Webデザイナーの需要を見込むことができ、将来性のある職種といわれています。将来性を考えて未経験からWebデザイナーになることも可能です。
しかし、Webデザイナーとしての転職を成功させるためにはしっかりとした準備が必要になります。ここからは未経験からWebデザイナーに転職するために準備することを3つ紹介していきます。
準備すること1:スペックが高いパソコンにする
未経験からWebデザイナーに転職して成功するために、仕事ができる環境を整えることは非常に重要です。環境を整えるためにまず必要な道具を用意しましょう。
Webデザイナーになるために欠かすことができない道具としてパソコンがあります。自宅で日常的にパソコンを利用している人は多いと思いますが、Webデザイナーとして仕事をしていくためにはスペックの高いパソコンを用意したほうがいいでしょう。
COREスペック
パソコンには、CPUというものがあります。メモリスペックやハードディスクと並ぶほど、パソコンを構成する重要なデバイスで、パソコンの処理スピードがここで決まります。
CPUにはいくつもの種類があり、市販されているパソコンの多くはインテル社のCPUが搭載されています。インテルのCPUはCOREi3、i5、i7などで表記されています。Webデザイナーを目指すのであれば、COREi5以上がおすすめです。
メモリスペック
メモリはパソコンの容量のことで、パソコンで一度に開くことができるソフトの数に関係してくるものです。作業スペースととらえると分かりやすいです。メモリスペックが高いと一度に開くことができるソフトも多くなります。
Webデザイナーとして仕事をするためには、メモリは8GB以上がいいと言われていますが、未経験でも転職後にストレスなく仕事を進めていくためには16GB以上のパソコンにするといいでしょう。
準備すること2:グラフィックソフトをインストールする
未経験がWebデザイナーとして転職するために、スペックの高いパソコンを用意することができたら次にグラフィックソフトをインストールする必要があります。
グラフィックソフトは、画像の作成や写真の加工をすることができる画像編集ソフトです。Webデザイナーを目指していない人でも画像編集できるグラフィックソフトを持っていると便利です。
無料のものから有料のものまでありますので、未経験者は自分にあったものを選びましょう。
準備すること3:テキストエディターをインストールする
未経験からWebデザイナーに転職するためにテキストエディターをインストールしましょう。テキストエディターはその名前の通りテキストを作成したり、編集したりするためのソフトです。
テキストエディターにより編集のしやすさや、仕事のスピードにも違いが出てきます。未経験者でどれを選べばいいのか迷う方は、いろいろなソフトを比較して使いやすいと評判の高いものを選んでみましょう。
未経験からWebデザイナーに転職するためにするべきこと3つ
未経験からWebデザイナーに転職するために準備しただけでは、すぐにWebデザイナーとして仕事できるわけではありません。
特別な資格がいらない未経験者でもWebデザイナーとして転職することができますが、成功するためには技術をつける必要があります。
未経験からWebデザイナーに転職するためにするべきことをここからは紹介していきます。すべきことを理解して最短で転職しましょう。
するべきこと1:スクールに通う
未経験からWebデザイナーに転職するためには技術を身につける必要があります。未経験からWebデザインを勉強する方法として独学とスクールがあります。
全くの未経験者であれば独学よりもスクールの方がしっかりとしたスキルや知識を身につけられますし、わからないことがあればすぐ解決することができるでしょう。2週間から半年ほどでスキルや知識を身につけることができるだけでなく、転職をサポートしてくれるところもあります。

するべきこと2:ポートフォリオを作成する
転職するためにはポートフォリオを作成する必要があります。自分に現在どれぐらいのスキルがあるのかをアピールするための資料です。
未経験者は実務経験がほとんどないので、企業はポートフォリオからどれぐらいのスキルがあるかを判断して採用するかどうかを決めます。一部のスクールではポートフォリオの作成をサポートしてくれるところもありますので、ある程度スキルを身につけたらポートフォリオの作成を開始しましょう。

するべきこと3:実務経験を積んでおく
転職サイトに出ている求人は実務経験があることを条件にしていることが多いです。未経験者でも採用してくれるところもありますが、経験者を優遇する傾向にあります。
そのため未経験からWebデザイナーに転職するためには、少しでも実務経験を積んでおくことをオススメします。未経験だから実務経験は積めないのではと思われますが、まずはアルバイトやインターンという方法で実務経験を積んでいくことも可能ですので挑戦してみましょう。

未経験からのWebデザイナーにオススメのグラフィックソフト3つ
未経験からWebデザイナーに転職するために準備することの2つ目に、グラフィックソフトをインストールすることと紹介しましたが、グラフィックソフトは現在、無料のものから有料のものまでたくさんあります。たくさんある中から、どれを選べばいいか分からないという悩みを抱えるでしょう。
]ここからは、未経験からのWebデザイナー転職にオススメのグラフィックソフトを3つ紹介していきます。
グラフィックソフト:Illustrator
Webデザイナーにオススメなグラフィックスソフトに「Illustrator(イラストレーター)」があります。Illustratorでは、ベクターデータ(ベクトル画像)を扱うのでくっきりとしたクリアなイラストを作成することができるグラフィックソフトです。
ロゴやアイコンを作成するのに長けています。小さなアイコンを作成してもぼやけることがないですが、写真の加工はほぼできないため注意しましょう。
グラフィックソフト:Photoshop
「Photoshop(フォトショップ)」は世界で有名なグラフィックソフトです。多くのWebデザイナーが利用しているので、未経験の方は覚えておくと重宝するでしょう。
Photoshopが得意としているのは、写真の加工やコラと呼ばれる合成です。写真はビットマップ加工の画像で、Photoshopはベクトル画像ではなくビットマップ画像の処理に長けています。
グラフィックソフト:GIMP
1996年に提供が開始された「GIMP(ギンプ、ジンプ)」は無料で利用できる定番のグラフィックソフトです。Photoshopと同じくビットマップ画像を扱うグラフィックソフトで、写真を加工するときに便利です。
無料で利用することができますが、レイヤー機能、グラデーション、色調整フィルタなどさまざまな機能を備えた、高機能なグラフィックソフトです。Photoshopとは使用感が異なるため、事前によく調べておきましょう。
未経験からのWebデザイナーにオススメのテキストエディタソフト3つ
グラフィックソフトと同じようにテキストを編集するためにテキストエディタソフトが必要ですが、これも無料で利用できるソフトがあります。
ここからは、未経験からのWebデザイナーに転職する人にオススメのグラフィックソフトを3つ紹介していきますので、未経験者でどれを選べばいいかわからないと悩んでいる方は参考にしてみてください。
テキストエディタソフト1:CotEditor
「CotEditor」はMacのパソコンで利用することができるテキストエディタソフトです。無料で利用することができ、日本で開発されたため日本語での使用も可能となっています。
見た目はWindowsのメモ帳に似ていますが、各種改行コード、エンコーディングの対応、シンタックスハイライト、置換、縦書きなどさまざまな機能があります。
テキストエディタソフト2:TeraPad
TeraPadはWindowsに対応した無料で利用することができるテキストエディタソフトです。Windowsに標準搭載されているメモ帳にはないさまざまな機能を備えているという特徴があります。
どのぐらいの文書を作成したかを把握しやすい行番号、桁ルーラー表示やIMEの再変換、外部プログラムの起動などシンプルでも充実した機能を備えており、使い勝手のいいソフトと言えます。
テキストエディタソフト3:DeamWeaver
「DeamWeaver」は、Adobe社の有料のWebオーサリングツール(WebWebページ制作ツール)です。認知度が高く未経験者でも利用しやすいソフトといわれています。使用するためには、Adobeのアカウントに登録して購入する必要があります。
HTMLやXHTMLに標準で対応しているだけでなく、PHP、ASP、JSPといったサーバサイドスクリプトも編集できる優秀なソフトです。
未経験からWebデザイナーに転職しよう
今回は、未経験からWebデザイナーに転職するために準備する項目を詳しく紹介しました。
Webデザイナーへの転職を考えスクールに通う多くの人が未経験からのスタートでしょう。スキルや知識を身につけることさえできれば、早い遅いなどなく努力次第でどの年代からでもWebデザイナーとして転職することが可能です。
パソコンを使うことを苦にせず、デザインすることも好きだという人は挑戦してみてはいかがでしょうか。