企業によるICTの教育支援を受けるメリット4つ|教育支援企業の選び方

ICT教育の 支援企業について

文部科学省は政府の方針を柱にして教育のICT活用を推し進めています。

すでに現場では1人に1台の情報端末機が用意され、デジタル教科書や電子黒板が利用されています。

今回は、ICT教育のメリットや支援企業を紹介していきます。

目次

ICT教育とは?

ICT教育とは、教育現場で活用される情報通信技術そのものやその取り組みの総称です。

パソコンやタブレット端末を活用しての教育手法は、近年ますます導入が進められており、ICT(情報通信技術)の発展は目覚ましいものがあります。学校の教室では電子黒板やパソコンが当たり前のように活用されており、ひと昔前のイメージから変わりつつあります。

ここからは、ICT教育を支援する企業について解説していきます。

ICTの教育支援企業の選び方

ICT教育を始めていくとなると、「どのようなICT機器を導入したら良いのか」「どのように運用していけば良いのか」など、学校内だけでICT教育の疑問点を解決するのは難しいのが現状です。

機器の導入、運営を開始するには、支援企業に協力を得ながら進めていくのが一般的です。

導入後の多面的なサポートがあるか

ICT教育の支援企業を選ぶには、運用サポートの有無を確認することが大切です。

ICT機器を導入したら終わりではありません。教育の現場ではICT機器を導入してからがスタートとなるからです。継続的な運用サポートはICT教育に必要不可欠なものとなるでしょう。

例えば、「トラブル時のフォロー」や「ICT機器の運用トレーニング」など多面的にサポート支援を継続して行ってくれるのかどうかがポイントとなります。

支援実績の多さ

支援企業の支援実績の多さは重要です。実績が多い企業は、すでに他校でも運用しているからです。

他校の情報を共有してもらうことで活用例や活用実績がわかり、ICT教育を実施していくためのヒントを確実に得られます。

また、実績が多い支援企業には豊富な経験を重ねていることから、導入当初に予想されるトラブルやICT機器の扱いに慣れていない先生方にもスピーディーな対応を行ってもらえることでしょう。

企業によるICTの教育支援を受けるメリット4つ

インターネットの普及に伴い、有害サイトを通じた犯罪や長時間利用による健康被害の増加が社会問題のひとつとなっています。インターネットをめぐるトラブル対策や情報を取り扱うモラルに対する教育はますます必要となります。

企業と一体となりICTの教育支援を受けることで、子供や保護者、教員が正しい認識を持って適応できるでしょう。

ここでは企業からICTの教育支援を受けるメリットをピックアップします。

メリット1:授業管理をサポートしてもらえる

従来の授業は、教師が教科書をもとに解説し、黒板に書いたものをノートに書き写す一斉授業と呼ばれるものです。

ICTを活用すれば、黒板の内容を生徒側の端末にワンタッチで共有できます。書き写しの時間を短縮できれば、その時間を思考力や創造力を深める活動に活かすことができるでしょう。

また、一人ひとりの理解度に合わせた指導においても活用が可能となり、レベルに応じた課題へ取り組むことができます。

メリット2:セキュリティシステムが強固

ICTの企業支援を受けるメリットとしてセキュリティシステムが強固されているという点が挙げられます。

学校ではたくさんの個人情報を取り扱います。例えば、家庭環境や健康状態、保護者の勤務先など、生徒だけではなく保護者のプライバシーに繋がる情報を管理している場合もあるでしょう。

残念ながらセキュリティ対策は十分なものとはいえず、実際に不正アクセス等の事件も発生しており早急な管理方法が求められています。

メリット3:具体的な活用法が分かる

ICT教育の情報収集を行っていても、具体的な活用方法はデモ機などを使い実際に機器に触れてみないことには、分からないことも多いでしょう。

このような場合にも支援実績の豊富な企業と取引することで活用方法が具体化されます。具体的活用方法がわかることで、子供たちの確かな学力の育成や、よりわかりやすい授業を実現することが可能となります。

また、視覚や聴覚に訴えかける臨場感ある学びも実現しやすくなります。

メリット4:研修が受けられる

ICT機器を導入しても、すぐにパソコンやタブレット端末を使いこなせるわけではありません。例えば、授業中にアップデートが始まり機器が使えない状態になったりするなどのトラブルも考えられます。

しかし、事前に使いこなすための知識があれば戸惑うこともありません。ICT教育の企業支援を受けていれば、研修で知識を得られるだけでなく、コールセンターも常設しているため問題解決にいち早く協力してくれます。

ICTの教育支援企業を選ぶときの注意点

ICTの教育支援企業を選ぶときの注意点として、運用のサポートができない販売店には依頼をしないことです。

実際の運用を見据えた提案がなく、導入だけを目的とした提案には注意が必要です。その場合は、トラブル時の支援や機器のメンテナンス、バージョンアップ対応やトレーニング研修など逆質問することも良いでしょう。

重要なことは、現場の先生が「ICT機器を導入して良かった」と思えることが大切です。

ICTのオススメ教育支援企業5つ

ここまでは、ICTについての解説や教育企業支援を受けるメリットなどをお伝えしてきました。

ITC教育の支援企業をどこにするかは重要な選択となります。多額の投資が学校の命運を左右し、子供の未来を変えるかもしれないからです。

やはり企業支援を行った実績数や導入後の多面的なサポートという点は、外すことができないポイントとなるでしょう。ここからは、ICTのオススメ教育支援企業5つをご紹介します。

オススメ教育支援企業1:チエル

チエルは1997年の創業当時からパソコンやタブレット端末を活用した教育支援システムを開発しています。

小学校から大学までの導入実績が豊富で、サポート体制は万全です。日々の授業に安心・安全に使えるように、電話サポートや、技術情報を掲載したテクニカルサイトも公開しています。教育現場の先生の案をシステムに反映するなど、使う側の立場に立った顧客第一主義の取組みをしています。

オススメ教育支援企業2:日興通信株式会社

日興通信株式会社は、創業70年という歩みから、教育や金融、建築や製造業など、あらゆるシーンで活躍できる通信事業に取り組んでいます。

ICTの活用においても、全館無線LAN、PC、タブレット端末の完備だけではなく、文房具と同じ感覚で使えるような生徒の知性と感性を磨く教育活動を行っています。導入実績も豊富で、ご相談から企画開発、保守、サポートまでトータルに対応できるところが利点です。

オススメ教育支援企業3:NEC

NECは日本を代表する通信技術サービスを展開する企業です。官公庁から民間企業までITソリューションを提供し、新しいネットワーク技術の開発に研鑽を重ね、グローバル事業を展開しています。

21世紀の学校教育に必要なICT機器の導入、運用管理から、さまざまな支援サービスまでトータルに新しい学びの環境づくりをサポートします。わかりやすい電子黒板や情報漏えいされない高精度プリンタなどの機器も充実しています。

オススメ教育支援企業4:ラインズ株式会社

ラインズ株式会社は、教育というフィールドに特化し、公立小中学校向けに教育ソフトウェア、通信ネットワークによる教育サービスを提供してきました。

ラインズドリルは全国約5500校に採用されており、5教科の学び直し用に体系化されています。5教科の基礎、基本を短時間で効率よく学習できるというメリットがあり、個人の能力に合わせたナビゲーション機能が付いていることから、弱点を克服しモチベーションアップに繋がります。

オススメ教育支援企業5:株式会社ウチダシステムズ

株式会社ウチダシステムズでは、学校、オフィス、福祉施設など幅広い市場で事業を展開し、企画、コンサルティング、設計、構築、運用までトータルに製品やサービス、システムを提供しています。

独自のメゾットやノウハウが豊富、困った時にもヘルプデスクがあるから安心です。セキュリティ対策も万全、新学習指導要領への対応にもスムーズです。教育用コンテンツも整備されており映像を駆使した興味を引き出す授業が行えます。

ICTを教育に導入するには企業の選び方が大切

ICT教育のメリットや支援企業を紹介しました。

ICTを教育に導入するには、支援企業の選び方が大切です。繰り返しになりますが「支援企業の実績数」「導入後のサポート」の2点については、再度確認する必要があるでしょう。

現場の先生は、ICT機器に対して経験少ないことが多いです。戸惑いながら慣れていく先生のほうが多いでしょう。

先生方が安心して機器を使いこなすところから本物のデジタル教育が始まるのではないでしょうか。

この記事を書いた人

元ウェブディレクター/編集者
メイン機はOS9時代からMac。
最近はUnityに興味があります。

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