ICT教育とは?活用事例2つ|みらいスクールステーションについて紹介

ICT教育の導入事例を知りたい。
導入するとなにが変わるんだろう?

ICT教育はパソコン・タブレット端末・インターネットを活用した教育で、先生・生徒共に多くのメリットがあります。

今まででは先生が生徒に対して一方的に伝達していましたが、双方が楽しみながら一緒に学んでいけます。

今回は、ICT教育を導入した学校の事例を紹介します。

ICT教育とは?

ICT教育とは、パソコン・タブレット端末、インターネットによる情報通信技術を活用した教育手法です。

ICTは「Information and Communication Technology」の頭文字から来ていて、日本語に訳すと「情報通信技術」です。ICTはIT(Information Technology)の異称として使われる場合もあるので、ITとICTは同じ意味になります。

ICT教育の必要性

ICTは教員と教育を受ける生徒、両方に多くのメリットがあります。ICT教育は端末やインターネット環境を用いるので、今までの授業では行えなかった事が可能になり、さらに教員・生徒どちらも楽しみながら効率的な学習が可能になります。

さらに教員側から見ると、授業時間の短縮や教員間の授業で用いた資料の共有ができます。

他校や家庭との交流

ICT教育によって生徒のモチベーションが高まり、発言しやすくなります。ICT教育は動画や画像を活用した分かりやすい授業を行うことで、生徒の興味を高めて学習へのモチベーションが高まります。

教員側から見ても、端末を用いた協同的な授業が行えて、教えるために準備する手間が省けます。

有機的なディスカッションの実現

ICT教育によって生徒のモチベーションが高まり、発言しやすくなります。ICT教育は動画や画像を活用した分かりやすい授業を行うことで、生徒の興味を高めて学習へのモチベーションが高まります。

教員側から見ても、端末を用いた協同的な授業が行えて、黒板に書いたりプリント用紙を作る手間が省けます。双方楽しみながら授業ができるので、普段発言したがらない生徒も参加しやすくなり、有機的なディスカッションが実現します。

北海道教育大学附属函館中学校のICT教育活用事例2つ

北海道教育大学附属函館中学校は、Society5.0に向けた人材育成の一環で取り入れています。

日本政府は科学技術政策において、サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させて経済発展と社会的課題の解決を両立させた未来社会の姿として、「Society5.0」を提唱しました。北海道教育大学附属函館中学校は「Society5.0」に向けた人材育成の一環として、ICT教育を本格導入しました。

活用事例1:Androidタブレットの導入

学校は生徒全員がタブレットを使える環境を整備しました。附属函館中学校は2012年に45台のタブレット端末を試験導入した後、2014年までに全学年分を本格導入しました。

当初の事例として、カメラ機能を用いた説明の録画がありました。しかし数年で不具合が顕著になったので、Chromebookに変わりました。Chromebookでの事例は、Googleフォームによる調査や学習の振り返りがあります。

調べ物や英単語の聞き取り練習

附属函館中学校はNTTドコモの協力を得て、370台のAndroidタブレットを導入しました。

当初の活用事例として、歴史の授業での調べ物を行ったり、Androidアプリを用いて英単語の聞き取り練習に活用しました。Chromebook導入後の活用事例として、G Suiteのツールを連携した共働学習を社会科・数学の授業に導入しています。

タブレットの持ち帰りが可能

附属函館中学校として考える教育は、学校から家庭までシームレスに実現されるべきとの考えで、学校は生徒にタブレット端末を大事に使うよう指導した上で、自由に持ち帰って家庭での勉強に活用しました。

タブレット端末での事例から、学校は1人1台のICT教育環境を構築するために、Chromebookへの切替後は家庭負担による導入に変わりました。

活用事例2:教育システム「Moodle」の設置

Moodleはオープンソースのeラーニングプラットフォームです。Moodleは「Modular Object-Oriented Dynamic Learning Environment」の頭文字から来た略称で、質の高いオンライン学習コース作成を支援するパッケージソフトです。

附属函館中学校はICT教育の一環でMoodleを設置しました。Moodleを活用した事例を紹介します。

教材の配布や電子プリントの提出

Moodleは教材ページの作成・公開や小テスト実施による傾向分析が可能です。

Moodleは1科目に相当する領域の「コース」を作ります。ここで、教材ページを作りますが、HTMLの知識が無くても作れます。また、小テストによる自動採点や傾向分析、フォーラムを作って学習者の書き込みに対する教師の評価が可能です。

活用事例として、附属函館中学校は教材を生徒への配布や電子プリントの提出を行っています。

アンケートや健康調査ページの運用

学校は生徒が提出する内容をMoodleに集約します。Moodleは学校の授業に限らず、卒業生の同窓会サイトや部活動の運営をサポートするサイトへの活用が可能です。

さらに、ユーザーがコンテンツを見たかの確認や提出すべきファイルの集約もMoodleの特徴的な機能です。附属函館中学校では、授業に対する生徒のアンケートや生徒の健康調査ページの運用にMoodleを使用しています。

教育ICTツール「みらいスクールステーション」とは?

みらいスクールステーション授業と情報配信両方に対応した教育ICTシステムです。

2018年に富士ソフト株式会社が「みらいスクールステーション」を発表しました。みらいスクールステーションはリモコンとメディアボックスで構成され、家電感覚のリモコン操作と起動時間が3秒という速さが特徴です。

メディアボックスに電子黒板・カメラ・タブレット端末との連携で、デジタル教材を用いた授業を簡単に実現します。

みらいスクールステーションの活用事例5つ

みらいスクールステーションは起動が素早い点で、ICT教育に活用されています。

みらいスクールステーションを導入した学校の活用事例を紹介します。ICT教育でパソコンを導入する事例は多いものの、起動時間やセットアップ時間のロスが大きいので、必ずしも上手くいかないです。

みらいスクールステーションは起動時間の短さとリモコン1つで操作出来るので、教師は生徒を見ながら授業を進めやすいとの事例が出ています。

活用事例1:京都産業大学附属中学校・高等学校

京都産業大学附属中学校・高等学校でのみらいスクールステーションの事例は、電子黒板機能付きプロジェクタを組み合わせて、試験問題や配布プリントのPDFデータを映して書き込みながらの授業やパワーポイントファイルを活用した授業に用いています。

もう1つの事例は、校舎の入り口に設置した大型モニターに情報掲示板を配信しています。

活用事例2:阪南大学高等学校

阪南大学高等学校でのみらいスクールステーションの事例は、電子黒板機能付きプロジェクタを組み合わせて、投影されている教材にペンツールで直接書き込んで、視覚的かつわかりやすい授業を行っています。

もう1つの事例は、職員が朝のホームルームで連絡事項を各教室に一斉配信して、正確な連絡を行います。

活用事例3:横浜市立峯小学校

授業と食育にICT教育を活用している事例もあります。

横浜市立峯小学校のICT事例は2つあり、1つ目の事例は、理科の振り子の単元を説明する時にNHK for Schoolをメディアボックスで視聴し、その際ポイントとなる箇所の動画を止めて、ペンツールで書き込んで説明します。

もう1つの事例は、給食時間になると職員室から献立と配膳を各教室に一斉配信して、盛り付けや食材の解説を見ながら昼食を楽しみます。

活用事例4:荒川区立ひぐらし小学校

小学校が保護者向けに運動会のライブ配信を行います。荒川区立ひぐらし小学校での事例は運動会のライブ配信です。

小学校で運動会を行うと、我が子の活躍を見たい親御様が観覧できるスペースが用意できない問題がありました。そこで小学校は校内の1フロアをモニタールームとして開放し、校内放送回線を活用してテレビをメディアボックスに接続して、本部席のビデオカメラの映像から運動会を視聴できるようにしました。

活用事例5:大阪信愛学院小学校

大阪信愛学院小学校の事例では、みらいスクールステーションの導入によって、ICT授業がスムーズに始める事が可能となり、児童から好評を得ました。

メディアボックスは動画・画像・PDF・パワーポイントの再生に対応しているので、校内のサーバからデータをどの教室からもリモコン操作で呼び出して、様々なデジタル教材を提示でき、先生が解説する時間が増えました。

ICT教育の導入事例を参考にしよう

ICT教育を推進していくには、学生が自律的に学んだり、学生同士が一緒に学べる活動を上手く取り入れる事が重要です。

先生が教室で生徒に一方的に伝達するタイプの授業では、今の時代に合わなくなりました。今回取り上げたICT教育の事例には、これらの活動が取り入れられているので、生徒の向上心を上げていきましょう。

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元ウェブディレクター/編集者
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