WordPressを使うには何を用意したらいいの?
初期設定も必要だよね…どうやればいいんだろう?
WordPressは、Webサイトやブログなどを簡単に作成できるソフトウェアです。しかし、初めてWorPressを利用する方の中には始め方がわからない方も多いはず。
そこで、この記事ではWordPressを始めるにあたって、まず必要な準備や初期設定の手順を紹介します。この記事を読めば、迷うことなくWordPressを活用できる準備ができますよ。
この記事の監修者
株式会社SAMURAI
独学でプログラミング学習を始めるも挫折。プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」を受講し、Web制作を学ぶ。副業でWeb制作を行いつつ、「初心者がプログラミングで挫折しないためのコンテンツ制作」をモットーにWebライターとして侍エンジニアブログ編集部に従事。
WordPressの利用に必要な準備物
WordPressを使うためには、次の3つの環境が必要です。
なぜこれらが必要なのか、それぞれの関係性も交えて解説します。
レンタルサーバー
WordPressを運営するには、レンタルサーバーの契約が必要です。レンタルサーバーはWeb上の土地のようなもので、サイトの情報を保管しています。
運営するWebサイトの規模によってサーバーのプランを決めますが、規模が小さければ複数のWebサイトを1つのサーバーで運営することも可能です。
代表的なレンタルサーバー
レンタルサーバーの運営会社は、たくさんあります。価格が安く使いやすい代表的なレンタルサーバーは、次の4つです。
どのレンタルサーバーも維持費用がお手頃なため、長期的に利用しても負担が少なくてすみます。また、有名なレンタルサーバーはネット上に情報が多く、環境を準備するときにも検索しやすいです。
とくにこだわりがないのであれば、有名なレンタルサーバーを選ぶとよいでしょう。
独自ドメイン
Webサイトを運営するには、独自ドメインが必要です。サーバーがWeb上の土地であるのに対し、ドメインはWeb上の住所のようなものです。
住所であるドメインを指定することで、作成したWebサイトがどこにあるのか教えられるのです。
ドメイン名は種類がたくさんあり、「〇〇〇.jp」・「〇〇〇.com」・「〇〇〇.net」など普段利用するサイトの語尾についている文字列がドメインにあたります。
無料ブログサイトなどのドメインも利用できますが、独自ドメインならオリジナルのURLを付けられたり、管理・運用を自分自身でできたりするメリットがあります。
また、無料ブログのドメインは運営企業の状況次第で、継続しての利用が難しくなる可能性もあります。独自ドメインであれば、契約更新すれば使い続けられます。
Webサイトを収益やマーケティングにつなげたいのであれば、独自ドメインを利用するとよいでしょう。
おすすめの独自ドメイン
ドメインを選ぶときは、料金と使いやすさで選ぶとよいでしょう。おすすめの独自ドメイン登録代行業者は次の3つです。
ドメインはほとんど価格が変わりませんが、ドメイン登録代行業者によってセキュリティや管理画面などの使いやすさが異なります。
今回紹介した3つの業者は、ネット上にも情報が多く設定などもしやすいのでおすすめです。
テーマ
WordPressのデザイン面を整えるには、テーマを導入するのが一般的です。
テーマはWordPressで使えるデザインのテンプレートがまとめられたもので、導入すればプログラミングなしで簡単に本格的なデザインのサイトが作れます。
テーマには無料と有料のものがありますが、有料の方がデザインが豊富で機能面も優れています。
予算や運営する目的にあわせて、テーマを導入してみてください。
WordPressの始め方
WordPressを始めるためには、次のような準備が必要です。ここでは、WordPressの始め方を4ステップで紹介します。
- ステップ1:ドメインの取得
- ステップ2:利用サーバーの契約
- ステップ3:サーバーとドメインの紐づけ
- ステップ4:WordPressのインストール
ステップ1:ドメインの取得
WordPressを始めるなら、まずは独自ドメインを取得しましょう。
ドメインはサーバー会社が提供するものもありますが、ドメインを専門に販売提供している「お名前ドットコム」などで独自ドメインを契約する方法もあります。
独自ドメインの契約方法は、次のとおりです。
- 1.好きなドメインを選択し、ドメイン名を確定する
- 2.個人情報などを入力し申込みを行う
- 3.1年分のドメイン料を支払う
- 4.申込み完了
ドメインには種類があり、ドメインの種類によって料金が異なります。また、自分が設定したいドメイン名がすでに使われている場合、そのドメインは使用できません。
ドメインのなかにはかなり格安なドメインもありますが、こだわりがないのであれば「.com」「.jp」「.net」など日常的に見たことがあるドメインにするのがおすすめです。
ステップ2:利用サーバーの契約
ドメインが取得できたら、次にレンタルサーバーを契約しましょう。
レンタルサーバーの運営会社はたくさんありますが、料金プランやセキュリティ機能などを比較して選んでください。
契約方法は運営会社によって変わりますが、主に次の手順で可能です。
- 1.ホームページで必要事項を入力し申込みを行う
- 2.指定したプランの料金を支払う
申込みでは、個人情報や選択するプラン、料金の支払い方法などを入力し申込みます。クレジットカード払いであれば申込がすぐに完了しますが、コンビニ払いなどを選択した場合は支払った段階からサーバーが使用できます。
サーバーの契約は各ホームページからできます。プランや契約手順などが分からないときは、「サーバー会社名 契約方法」などで検索すると、ネット上に情報が出てくるので参考にしてください。
ちなみに、おすすめはエックスサーバーです。
エックスサーバーでは無料SSLが使用できる・安いプランでもサーバーが安定しているという利点があります。また、エックスサーバーは人気があるので利用者がたいへん多く、ユーザー記事の情報交換や閲覧ができる強みがあるからです。
エックスサーバーは安い料金でも必要な機能がすべてそろっている、たいへん便利なおすすめのWordPress向けサーバーです。
ステップ3:サーバーとドメインの紐づけ
サーバーとドメインが契約できたら、それぞれを紐づける設定が必要です。
ドメイン側の設定方法は、ドメイン会社によって異なります。設定方法は少し複雑なので、ドメイン・サーバーの公式サイトになる解説や、ネット上の情報を参考に設定してみてください。
ステップ4:WordPressのインストール
WordPressのインストールは、サーバー会社の会員画面から簡単にできる場合が多いです。
エックスサーバーの場合は「WordPress簡単インストール」機能があり、下記の項目を記入するだけで簡単にインストールを完了できます。
- サイトURL
- ブログ名
- パスワード
- メールアドレス
- キャッシュ自動削除設定
- データベースの設定
今回はエックスサーバーを例に出しましたが、サーバー会社によってインストール方法は異なるため、公式サイトの説明を参考にインストールしてみてくださいね。
WordPressを始めたときにやっておくべき初期設定
WordPressはインストールしたら終わりではなく、運用するために必要な初期設定があります。ここでは、導入後にやるべき初期設定を解説します。
- SSLの設定
- URLのリダイレクト設定
- パーマリンクの設定
- プラグインの導入
- 分析ツールの導入
SSLの設定
Webサイトのセキュリティを高めるためにも、SSLの設定は行った方がいいでしょう。
SSLはURLのセキュリティを高める対策のことで、やりとりするデータを暗号化して送受信を行うプロトコルへの変更設定です。URLの先頭が「http」から「https」になります。
SSL設定をすれば、インターネット上のデータ送信を暗号化できるため、情報を保護できます。SSL化の設定はサーバー側とWordPress側の両方で必要です。
サーバー側の設定方法はサービスによって異なりますが、今回はエックスサーバーを例に紹介します。
- 1.エックスサーバーにログインする
- 2.SSL設定を選択する
- 3.該当するドメイン名を選択し、「独自SSL設定の追加」をクリックする。
- 4.反映するまで待つ
WordPressでの対応は次のとおりです。
- 1.WordPressにログインする
- 2.「設定」にある「一般設定」をクリック
- 3.「WordPress アドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」のURLをhttpsに変更する
- 4.変更を保存する
手順を理解していれば、そこまで難しい設定ではないので、忘れないうちにやっておきましょう。
URLのリダイレクト設定
SSL設定と同時に、URLのリダイレクト設定をしておきましょう。
SSL設定をしただけでは、「http」で検索した場合に「https」に自動で転送されないため、つづりを間違っても「https」にアクセスできるようにしなければいけません。
リダイレクト設定はサーバー側で行います。エックスサーバーの場合は、次の手順です。
- 1.サーバーパネルにログインする
- 2.「.htaccess編集」を選択
- 3.該当のドメイン名を選択し「.htaccess編集」をクリック
- 4.下記のコードを記載し保存する。
RewriteEngine On RewriteCond %{HTTPS} !on RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
リダイレクト設定が完了したらうまくいっているか、実際に検索してみてください。「http」で検索して、正しいサイトに遷移できれば成功です。
パーマリンクの設定
パーマリンクの設定もやっておきたい設定の1つです。
パーマリンクはページごとのアドレスのことです。「https://〇〇〇.com/test/test2」のようにURLが記載されているのを見たことがあるのではないでしょうか。
パーマリンクはWebサイトの階層を表すもので、「test/test2」の部分が該当します。
パーマリンク設定はWordPressにログインし、設定からパーマリンク設定を選択。デフォルト設定では「投稿名」に設定されているので基本はそのままでOK。
パーマリンクはカテゴリや各記事を投稿するときに決められますが、文字化けなどのリスクを減らすために英文字で記載するのが基本です。
プラグインの導入
WordPressに機能を追加するために、プラグインの導入も検討してみましょう。
プラグインは、WordPressで使える機能を拡張できる仕組みです。例えば、お問い合わせフォームの追加、セキュリティ対策の追加、Webサイトのコンテンツ管理の補助など運営する上で便利な機能を追加できます。
プラグインはほとんどのサイトで導入されているため、自分が運営するサイトに必要なプラグインを探して導入するとよいでしょう。
ただし、あまりにプラグインをたくさん導入すると、サイトの表示速度が低下するなどデメリットもあるので注意してください。
分析ツールの導入
WordPressを運営するなら、分析ツールも導入するのがおすすめです。
WordPressを使ってWebサイトを作成したら、目的の達成具合を確認するために、アクセスや利用者の属性などを分析した方がよいでしょう。
検索エンジンで上位を取るにはSEO対策が必須ですが、GoogleではSEO対策に必要な情報を収集できる無料ツールを提供しています。
このツールを使えば、利用者の属性・サイトのサクセス数・多くアクセスされている記事の分析など、Webサイトを効果的に運営するのに必要な情報を収集できます。
Webサイト構築時に導入するのがおすすめです。
WordPressの始め方に関するFAQ
ここまでで、WordPressの始め方を解説してきましたが、まだ疑問が残っている人もいるでしょう。ここでは、WordPressの始め方に関するよくあるFAQを挙げておきます。
- どんなWebサイトを作ったらいいか分からない
- 無料プランと有料プランの違いは?
- SSL化がうまくできないときの対処法は?
どんなWebサイトを作ったらいいか分からない
WordPressでWebサイトを作成する前に、まずはサイトのコンセプトを明確にする必要があります。
Webサイトのコンセプトが決まっていないと、導入すべきプラグインやデザインなどを決めることが難しいでしょう。
何を作ったらいいか分からないのであれば、世の中にあるWebサイトをチェックしてみて、好みのデザインやコンセプトを探してください。
たとえば、PinterestではWebサイトのデザインなどを画像で探すことができます。ぜひ、お手本を見つけるときの参考にしてくださいね。
無料プランと有料プランの違いは?
無料プランと有料プランの決定的な違いは、デザイン性と機能面です。
無料プランでは使えるテーマ数が限られており、オリジナル性のあるWebサイトを作るのは難しいです。有料プランにはデザイン性が高いテーマや、使いやすさに配慮した機能も用意されています。
個人で運営するなら無料版でもいいかもしれませんが、機能やデザインにこだわるなら有料版も検討してみてはいかがでしょうか。
また、次の記事では無料版WordPressでは何ができるのかを、有料版との違いも交え詳しく解説しているのであわせて参考にしてください。

SSL化がうまくできないときの対処法は?
SSL化は設定後しばらくは反映されていません。反映されるまで時間がかかるのでしばらく待ってみるのも1つの手です。
それでもうまく動作しない場合は、リダイレクト設定時に記入したコードのスペルミスがないかチェックしてみてください。
コードは一文字でも違えばうまく動作しません。大文字・小文字、記号の種類など細かくチェックして間違いを探してみましょう。
挫折なくWordpressのスキル習得を目指すなら
始め方を理解し、これからWordpressを使いこなしていこうと考えてる人のなかには、
独学で身につけられるかな…
途中で挫折したらどうしよう…
と不安な人もいますよね。
独自カスタマイズの実装など、Wordpressを使いこなすにはJavaScriptやPHPといったプログラミング言語が不可欠です。
ただ、実のところプログラミングの学習途中で挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。


調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES
また、こうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では
- 確実にスキルを身につけられると思ったから
- 独学では不安がある
- 効率よく学べそう
などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。


調査概要:プログラミングに興味がある方の意識調査
調査期間:2021/11/19~2021/12/3
対象者:プログラミング学習を検討している10代~50代の男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました。
上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアやWebデザイナーへの就職・転職・副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
料金 | 月分割4.098円~ |
実績 | ・累計指導実績4万5,000名以上 ・受講生の学習完了率98% ・受講生の転職成功率99% |
侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアやWebデザイナーのようなプロに質問や相談できない状況で、スキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
- 現役エンジニア/Webデザイナー講師によるマンツーマンレッスン
- 現役エンジニア/Webデザイナーに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
- 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でWordpressの学習を進められるといえます。
侍エンジニアのサポート体制
また、侍エンジニアではカウンセリングにて受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でも必要なスキルだけを効率的に習得可能です。
侍エンジニアのカリキュラム例
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なぜ侍エンジニアが挫折せずWordpressを扱うスキルやプログラミング言語を習得できるのか気になる人はぜひ公式サイトをご覧ください。
公式サイトで詳細を見るWordPressの始め方に関するまとめ
今回はWordPressの始め方を、利用するために必要な準備や初期設定を手順も交えて紹介しました。
WordPressを始めるには、サーバー・ドメインの契約など事前準備や初期設定など、たくさんやることがあります。
はじめて導入するときは分からないことも多いですが、この記事やネット上にある設定方法を参考にすれば、WordPressの導入はできるはずです。
うまくいかなくても焦らず、ゆっくり準備してみてくださいね。
挫折せず目的を達成するなら
専属マンツーマンレッスンの侍エンジニア

プログラミング学習の挫折率は約90%と言われています。学習を成功させるには、モチベーションを維持して成長を実感できる環境が必要です。
侍エンジニアなら「現役エンジニア講師」、「学習コーチ」、「Q&A掲示板」トリプルサポート体制であなたの学習をサポートするほか、オーダーメイドカリキュラムで必要なことだけを学べるため、さまざまなランキングでNo1という実績を挙げています。
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