こんな疑問を持っていませんか?
結論を先に言うと、未経験でも正しいステップを踏めば、Webエンジニアになることは可能です。そして、成果を出せば収入は上がっていきます。
そこで今回は、未経験からWebエンジニアになるための正しいステップを詳しく紹介します。このステップを踏めば、Webエンジニアになるのに「時間がかかりすぎた……」「転職先を失敗した……」という事故を減らせるはずです。ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
そもそもWebエンジニアとは
Webエンジニアの仕事内容
ECサイトで商品を買ったり、ニュースや動画を見たり、バスや電車、ホテルの予約をしたり。インターネット上にはさまざまなWebサービスがあふれ、今や私たちの日常生活に欠かせないものになっています。
こうしたWebサービスを開発するのが、Webエンジニアの仕事。WebサービスやWebアプリケーションの開発、システムの設計や管理、サーバーの管理などを担います。
仕事の流れ
次に、Webエンジニアの仕事の流れを見てみましょう。依頼から完了までの仕事の流れがわかれば、具体的な仕事内容をグッとイメージしやすくなります。
1.システムを設計する
Webサイトの目的、予算などを元に、どのような機能やアプリケーションを盛り込むのか、仕様を決定します。
2.プログラミングを行う
仕様が決定したら、開発作業がスタートします。Webエンジニア自身がプログラミング言語を使って行う場合と、プログラマーに依頼して進めていく場合があります。
3.運用のためのサーバーを構築
新たなECサイトの構築のような、サーバーに大きな負荷がかかる案件の場合、サーバーの構築や検証は欠かせません。サーバーの管理者と連携し、進めていきます。
4.動作テスト
実際のサービス開始前に、きちんと動作するのか、脆弱性はないか、テスト用サーバーにつなげてテストし、動作や使いやすさを検証します。
5.公開
動作テストの結果に問題がなければ、WebサイトやWebアプリケーションを公開します。保守運用やトラブル発生時のためのマニュアル作成もします。
未経験者でもWebエンジニアに転職しやすい理由
実はいま、「Webエンジニア」って未経験者でも転職しやすい職種なんです。その理由は「未経験OKの求人の多さ」「人材不足」と「実力主義」です。Webエンジニアになるための具体的なステップの前に、この3つの理由について説明しますね。
理由1:未経験OKの求人数が多いから
2020年6月9日現在、「webエンジニア 未経験」をキーワードに求人サイト「求人ボックス」を検索すると15,611件、さらに正社員に絞っても11,376件もの求人がありました。
同じく2020年6月9日現在、IT業界に強い求人サイト「Green」には、87企業140人の求人がありました。
いずれも、アプリ開発、リーダー候補など、さまざまな職種やポジションでの募集があり、中には一部上場企業や、多くの人が知っているWebサイトを運営する企業も。未経験からWebエンジニアとして、しっかりとキャリアを築けて行ける状況にあることがうかがえます。
これから未経験でWebエンジニアを目指す方にも、十分チャンスがあります。
理由2:将来にわたり人材不足だから
平成31年4月の経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」によると、2030年、IT人材の不足数は、中位シナリオにおいて45万人に達すると予測。
2049年5月10日の独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センター「IT人材白書2019概要」の「IT人材の“量”に対する過不足感【過去5年の変化】」によると、IT企業におけるIT人材の“量”に対する不足感は年々増加傾向にあります。2018年には大幅に不足していると答えた企業が31.9%。大幅に不足している、または、やや不足していると回答した企業を合わせると92%にもなります。
このことから、IT業界は慢性的な人手不足であり、それが将来に渡って続くことが推測されます。Webエンジニアに関しても、同じであると言えるでしょう。
理由2:実力主義だから ~自身の成果がすべて~
慢性的に人材不足のIT業界ですから、エンジニアの年齢・性別・国籍といったことは気にしていません。ごく普通にコニュニケーションがとれ、必要なスキルさえ持っていれば、誰だって大事な戦力になれるのです。日本の企業においてここまで実力主義なのは、IT業界と金融業界ぐらいではないでしょうか。
実力主義の良いところは、自分の成果物を利用して給与アップの交渉をしたり、もっと条件のよい会社へとステップアップしていくことができるところです。将来への夢が膨らみますよね。
ちなみに筆者の前職であるWeb制作現場は、20代〜40代の日本人とネパール人の男女混合チームでした。みんな、元気でやってるかな?
未経験からWebエンジニアになる5つのステップ
未経験者はこれから説明する5つのステップで転職/就職を目指しましょう。知識や仕組みを学んだり、学んだものをアウトプットしたりと、未経験からWebエンジニアになるには最低数ヶ月はかかります。
目標達成のために焦らずこの5ステップを踏んでいきましょう。
ステップ1:Webについての知識を深める
まずWebエンジニアになるためには、Web系の知識を深めることが基本です。Webエンジニアという言葉は聞いたことがあっても、実際にどのようなことをしているのか知らないという方は、この「ステップ1」で理解しましょう。
ここでは、次の4つに焦点を当て紹介していきます。
- Webの仕組みを知る
- サービスの仕組みを知る
- エンジニアの種類を知る
- Webエンジニアの特徴を知る
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Webの仕組みを知る
その名の通りWebエンジニアは、WebサービスやWebアプリケーション等を開発する人を指します。
Webエンジニアになるためには、まず、Webがどのように動いているのか、どのような仕組みになっているのかを理解することが重要です。例えば、スマホやPCで視聴できるWebページはどんな仕組みで画面に表示されているのか、というようなことを理解できると良いでしょう。
Webの仕組みやプログラミングとの関係性は下記の記事で解説しています。

サービスの仕組みを知る![web_application_structure_001]()
Webエンジニアは、Webサービスの仕組みについても理解することが必要です。Webサービスとは、TwitterやYouTubeなどWebを通して利用できるサービスのことを指します。
Webサービスが、どのような仕組みで動いているのかを理解することも、Webエンジニアになるためには重要です。Webアプリやサービスの仕組みについては下記の記事でわかりやすく解説しています。参考にしてください。

Webエンジニアの種類を知る
Webエンジニアは、次の5つの職種に分類できます。それぞれについて簡単に説明します。
- アプリケーションエンジニア
- フロントエンドエンジニア
- バックエンドエンジニア
- マークアップエンジニア
- Webディレクター
【アプリケーションエンジニア】は、Webアプリケーションを扱うエンジニア。Webアプリケーションとは「Gmail」「Twitter」「YouTube」のような、ブラウザを経由したソフトウェアを指します。作業範囲は幅広く、実際の開発作業はもちろん、企画や設計といった上流工程を担当することもあります。
【フロントエンドエンジニア】は、WebサイトやWebサービスのうち、ユーザーの目に直接触れる範囲を扱います。HTML/CSSといったマークアップ言語、JavaScriptといったプログラミング言語を活用し、ホームページの見た目の部分を担当します。
【バックエンドエンジニア】は、ユーザーの目に見えないサーバー側の部分を担当。【サーバサイドエンジニア】と呼ばれることもあり、フロントエンドエンジニアとは対照的なポジションの開発を担います。RubyやPHP、SQLなどを活用して開発を行います。求められるスキルは高く、セキュリティの知識も求められるため、幅広いITスキルが必要です。
【マークアップエンジニア】は、Webサイトのデザインを担当します。使用する言語がHTML/CSSに限定されるので、それほど多くのスキルを求められない分、デザインスキルが求められる職種です。
【Webディレクター】は、ここまでに紹介してきたWebエンジニアを束ねるリーダー的存在。Webサービスの開発プロジェクトは、数名〜数十名で取り組むことがほとんど。プロジェクト全体を把握し管理するのが、Webディレクターの役割です。
どの分野を専門にするかで学ぶべきプログラミング言語の種類や領域が異なるので、しっかり覚えておきましょう。それぞれの職務についての詳細は、こちらの記事をご覧ください。

Webエンジニアの特徴を知る
Webエンジニアはどんな働き方をしていて、どのようなことが求められるのでしょうか。ここで、Webエンジニアの特徴を知っていきましょう。
Webエンジニアは、ほかの仕事に比べ、リモートワークに対応していたり、服装が自由だったりという特徴があります。また、Webエンジニアは希少性の高い人材のため企業から重宝がられ、収入面で優遇されるといったことが多い傾向にあります。
その代わりに技術力が求められるため、常にアンテナを張り、新しい技術や情報、トレンドを取り入れていく必要があります。下記の記事では、Webエンジニアに必要な基本的なスキルマップについて解説しています。

ステップ2:プログラミングの基礎を学ぶ
Webの知識を深めたら、次はいよいよプログラミングの基礎を学びましょう。プログラミングと聞くと、難しいイメージを持つ方も多いかもしれませんが、ここではプログラミング未経験の方にもわかりやすいように丁寧に解説していきます。
そもそもプログラミングとは?
プログラミングとは「コンピュータを行動させるためのプログラムを作ること」です。プログラムとは、コンピュータにしてほしい行動を順番に書き出したものです。
コンピュータは指示された通りの行動しかできないため、1つ1つ細かく指示する必要があります。その指示を書くことが「プログラミング」です。
プログラミング言語について知る
プログラミングは、プログラミング言語という言語を用いて行います。プログラミング言語とはコンピュータに伝えるために用いる言語で、日本語や英語のように様々な種類があります。Webサービスを作りたいのか、スマホゲームを作りたいのか、用途によって使用するプログラミング言語が異なります。
プログラミング言語についてまだ把握できていない方は、こちらの記事でやさしく解説していますので読んでみてください。

ステップ3:実際にプログラミングを学ぶ
Webエンジニアには、
- アプリケーションエンジニア
- フロントエンドエンジニア
- バックエンドエンジニア
- マークアップエンジニア
- Webディレクター
の5職種あると先ほどご紹介しました。もちろん使用するプログラミング言語もそれぞれ異なります。プログラミング言語を学ぶ前に、どの職種を専門にするのか決めておく必要があります。
アプリケーションエンジニア
Webアプリを開発するのなら、まず習得したい言語はJava。次い広く使われているC言語、C++をマスターしておくといいでしょう。
JAVA
OSに依存しないためどんな環境でもソフトを動かせるため、世界的に1、2を争うほど使われている言語です。少し学習難易度が高いのですが、その分高機能。プログラミング学習に欠かせないオブジェクト指向を身につけられるので、最初に学んでおくことをおすすめします。

C言語
1972年に開発されたC言語は、プログラミング言語の中では比較的長い歴史があります。ソースコードを実際にコンピュータが理解できる言葉に翻訳するコンパイルという行為が必要ですが、その分、コンピュータが実行しやすく、効率的で速い処理を実現できます。
C言語を習得するにはコンピュータの根本的な知識が必要なため、ハードウェアについての知識を深めることができます。また、C言語をマスターすれば大抵のものを作れるようになるうえ、ほかの言語の基礎となっているので、PythonやC++、PHPなどほかの言語の習得にも役立ちます。

C++
一部のWebアプリケーションの開発にも使われているC++は、業務システムやアプリ開発にも使われています。C言語を拡張したオブジェクト指向のプログラミング言語で、C言語と互換性があり、C言語で作られたシステムはC++に容易に移行できます。
C言語やJavaを習得していれば、C++の学習にスムーズに入っていけます。

フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアになるために習得が必要な言語は、HTML/CSSとJavaScriptです。それぞれ詳しく見ていきましょう。
HTML/CSS
HTMLはWebページを構築するときに使用する言語です。プログラミング言語の基礎ともなる言語で、未経験の方でも学びやすいです。

JavaScript
JavaScriptはHTML/CSSに動きをつけるための言語です。例えば、メニューを押したらメニューが開くなどです。また、ページはそのままでサーバーと通信することができるので、Web制作において必要不可欠な言語です。
HTML/CSS同様、未経験でも学びやすい言語ですが、HTML/CSSを学んだ上でJavaScriptを学ぶことをおすすめします。

フロントエンドで使用する言語については下記で詳しく紹介しています。

バックエンドエンジニア
続いて、バックエンドエンジニアになるために必要な言語はRubyとPHP、Pythonです。
Ruby
Rubyは日本人のまつもとゆきひろ氏が開発した人気の高い言語です。直感的に入力できるため、未経験でも学びやすい言語です。
Web開発に使われることが多い言語で、フレームワークであるRuby on Railsを使うのに必要な言語でもあります。「フレームワーク」とは、テンプレートが用意されていて、コードを短縮して書くことができるものです。

PHP
PHPもWeb開発に使われることが多い言語で、こちらも未経験でも学びやすい言語です。ブログなどのWebサービスを作ることができる「WordPress」も、このPHPでできています。Web開発で必須の言語なので学んでおきましょう。

Python
PythonはWebアプリケーションなどを開発できる汎用性の高い言語です。文法がシンプルなため理解がしやすく、PHPと同様に未経験でも学びやすい言語となっています。複雑な処理も行えるため、「YouTube」や「Instagram」といった有名なWebサービスでも使用されています。

バックエンド(サーバーサイド)で使用する言語については下記で詳しく紹介しています。

マークアップエンジニア
マークアップエンジニアが使うのは、HTML/CSSのみ。質の高いユーザー体験を実現するための技術力を養うには、プログラミングの知識が役立ちます。フロントエンドエンジニア同様、JavaScriptを習得しておいて損はないでしょう。

Webディレクター
Webエンジニアの上に立つのが、Webディレクターです。企画全体のディレクションやデザイン、サイト設計に関するスキルが求められます。HTML/CSS、JavaScriptの基礎スキルを身につけ、WebデザイナーやUI/UXデザイナーとしての経験を積んでディレクターにステップアップしていけば、クライアントから信頼され、需要の高い存在として活躍していけるはずです。
Webディレクターを目指すなら、こちらの記事が参考になるはずです。ぜひチェックしてみてください。

プログラミングを基礎から学ぶなら
未経験の方がプログラミングを学ぶなら、Web上で無料で学習できるプロゲートやドットインストールなどのサービスを利用するのがおすすめです。
まずは実際に手を動かしてやってみましょう!想像よりも簡単に始めることができますよ。下記の記事では無料学習サイトのガイドをしているので参考にしてください。

弊社・侍エンジニアでも教材サイトをご用意しています。ここでは、実際にWebアプリを作って公開するまでの一連の流れを学ぶことができます。ぜひチャレンジしてみてください!
教材サイトはこちら
ステップ4:オリジナルアプリを開発する
プログラミング言語を学んだら、実際にオリジナルアプリを開発してみましょう。プログラミングを習得するためには、インプットだけでは上達速度が遅くなってしまうため、ある程度学んだら、オリジナルアプリを開発してアウトプットしましょう。
まずは実在するサービスを参考に開発する
とはいえ、最初からいきなりオリジナルアプリを開発するのは、難易度が非常に高いです。まずは、実在するサービスを参考にクローンアプリを作ってみましょう。
例えば、「Twitter」「Instagram」などのWebサービスを参考に、写真を投稿する機能を作ってみてはいかがでしょう。アプリの作り方は下記の記事が参考になりますよ。


オリジナルのポートフォリオを作ろう
クローンアプリの開発にある程度慣れてきたら、自分のオリジナルアプリを開発しましょう。オリジナルアプリを開発しポートフォリオを作成すれば、自分の技術力を示すことができます。ポートフォリオがあるだけで、転職はだいぶ有利になります。
以下の記事でポートフォリオの作り方について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ステップ5:転職するための準備をする
ポートフォリオが完成したら、Webエンジニアに転職するための準備をしましょう。
Webエンジニアとして転職できる企業の種類を知る
Webエンジニアとして転職できる企業の種類は次の3つがあります。
- 自社開発企業
- 受託開発企業
- SES企業
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自社開発企業
自社開発企業はその名の通り、自分の企業のWebサービスやWebアプリケーションを作る企業のことです。自社開発は社内で開発するため、取り入れる技術や、納期などを柔軟に決められるのが特徴です。
受託開発企業
いわゆるWeb制作会社です。企業から外注されたWebサービスやWebアプリケーションの開発・運用・保守をします。自社開発と最も異なるのは、予算や納期が決められている点。納期に間に合わせるために長時間労働をする可能性もあります。
SES企業
SESとはシステムエンジニアリングサービスと言い、自社のエンジニアをクライアント企業に派遣して常駐させる企業のことを指します。クライアント企業のWebサービス開発チームと共同で、開発にあたります。納期や費用に関しては、受託開発と同様、決められている場合が多いです。
「SES」はIT業界独特の業態なので、未経験者なら理解しにくいかと思います。SESについて解説した記事がありますので、一度読んでみてください。

Webエンジニアの年収とキャリア
人手不足で、なるなら今がチャンスのWebエンジニア。この職業で働くメリットは5つあります。
- 将来的に高収入が見こめる
- いろんなキャリアパスがある
- キャリアアップとその年収
- リモートワークがしやすい
- 正社員とフリーランスの違い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
高収入を望める
Webエンジニア(正社員)の年収のボリュームゾーンは、490〜559万円。平均演習の525万円もこのゾーンに含まれています。30〜34歳の平均年収は532万円。同世代の平均年収は400万円前後なので、比較的高給だといえます。
ただし、未経験からの1年目は年収が高くないことを覚悟してください。猛勉強してスキルと信頼を積みましょう!Webエンジニアの平均年収に関しては下記の記事でも解説しています。

いろんなキャリアパスがある
「Webエンジニア」をスタートに、
- 制作を統率・監督する「Webディレクター」
- 制作現場の人員や予算を切り盛りする「Webプロデューサー」
- クライアントの課題をWebで解決する「Webコンサルタント」
などのキャリアパスがあります。
Webのスキルは一つの会社だけでしか使えないものではなく、Web業界全体で通用する汎用的なスキルです。他業種に比べると転職はよくあることで、そのときどきの目標に合わせた転職がしやすい業界です。
実は「クライアントワーク」から「事業会社のWeb担当」という転職もよくみられます。キャリアパスについては下記の記事でも解説していますので、併せて読んでみてください。

転職後のキャリアアップとその年収
Webエンジニアとして転職し実績を積み上げたのちに、様々なキャリアパスがあることは分かりました。では、年収はどうなるのでしょうか。
Webディレクター
平均452万円(30代:366万円、50代:564万円)
年齢が若いうちは、平均年収は低めです。しかし、年齢を重ねれば年収は上がっていきます。最大で800万円以上も可能です。
Webプロデューサー
平均570万円
事業計画やサイト設計など、より戦略的な思考が必要となってくるため、Webディレクターより平均年収は高めです。能力によっては1,000万円以上も夢ではありません。
Webコンサルタント
平均610万円
Web業界で最も高収入が望める職種。実績を出せば1,000万円以上稼げます。独立する人が多く、成功すれば1億円以上稼ぐことも夢ではありません。
リモートワークがしやすい
Webの仕事はノートPCとインターネット環境があればできてしまいます。そのため、Web系企業では、オフィス以外での作業を認めているところが多いです。
子供が熱を出した
ちょっと今日は腰がやばい……
などの理由で自宅作業をするWeb業界者は多いです(長時間座っていることが多い仕事のため、腰痛に悩むエンジニアはとても多いので気をつけましょう)。
リモートで働くメリットについてはこちらの記事に詳しいので、ぜひチェックしてみてください。

正社員とフリーランスの違い
極端な話、WebエンジニアはPCとネット環境さえあれば仕事ができるので、フリーランスエンジニアになる人が多くいます。しかし、フリーランスは正社員のように毎月一定額の給与がないため、不安定なイメージもあります。
そのほかに、正社員とフリーランスの違いはあるのでしょうか?比較してみましょう。
正社員 | フリーランス |
毎月一定の給与を得られる | 毎月の収入が保障されていない |
福利厚生など会社の手厚い保障がある | 仕事内容によっては、100万円以上の月収が期待できる |
社会信用を得られる(ローンを組みやすいなど) | 社会的信用を得にくい(ローンを組みにくいなど) |
仕事を選べない(嫌な仕事でも上司から支持されたらやる) | 仕事を選べる(嫌いな仕事はノータッチ) |
通勤がある | 通勤する必要がない(自宅、旅行先など、PCがあれば好きな場所で仕事をすることが可能) |
嫌いな人、苦手な人ともコミュニケーションを取る必要がある | 仕事相手を自分で選べる |
比較してみて、いかがでしょうか?
私としては、もし独身だったらフリーランスに挑戦してみてもいいと思いますが、家族がいる場合は正社員として働き、キャリアアップして収入をあげるほうがいいかもしれません。
未経験からWebエンジニアに転職後の活躍例
ここでは、未経験からWebエンジニアへの転職例をご紹介します。先達が実践した学習や求職の事例を知ると、「自分は今どうすればいいのか」など、転職後のキャリアアップのイメージが具体的になるはずです。
30代未経験から6ヶ月の学習で正社員エンジニアになれた、市川さんのケース

21歳元美容師、プログラミング未経験からWebエンジニアデビューをした西濱さんのケース

未経験可のブラック企業に注意
かつては長時間労働が当たり前だったWeb業界ですが、法規制や労基署の監督により現在はかなり働きやすくなってきています。しかし「労働が長時間すぎる」「残業代がない」「休みがない」など、法令を遵守していない企業は、残念なことにまだ存在します。
そのような企業は人材が定着しにくいため常に慢性的な人手不足。「未経験可」の求人を頻繁に出しています。未経験の業界のことはわからないことが多いものですが、企業情報を事前に収集し、面接時には焦らずじっくり話し合って、どんな会社なのかをしっかり見極めましょう。
エージェントやプログラミングスクールのキャリアサービスを利用するのも一つの手段です。下記の記事では弊社の熱血キャリアアドバイザーが「転職する時に一番大切なこと」を語っています。

【結論】正しいステップを踏めば未経験でもWebエンジニアに転職は可能
この記事では、未経験からWebエンジニアに転職するための正しいステップについてご紹介しました。最後に、未経験からWebエンジニアになるための5つのステップをもう一度確認しましょう。
- Web知識を深める
- プログラミングの基礎を学ぶ
- 実際にプログラミングを学ぶ
- オリジナルWebアプリを開発する
- 転職するための準備をする
以上のステップを踏まえ、Webの知識やプログラミング言語を学ぶのは大変なことです。しかしWebエンジニアは比較的自由な働き方ができて、貴重な人材として扱われることが多い職業です。
未経験からでもWebエンジニアに転職することは可能です。この記事をきっかけにWebエンジニアを目指してみてはいかがですか?