フリーランスのWebエンジニアになりたい!
でもどれぐらいのスキルを身につければいいの?
この記事に辿り着いたということは、このような悩みを抱えているのではないでしょうか?
フリーランスのWebエンジニアは場所や仕事内容を自由に選択できるため、一つの企業に縛られたくない! という方にはピッタリの働き方です。
ではフリーランスのエンジニアとして仕事を獲得するためには、どの程度のスキルを身につける必要があるのでしょうか?
そこで本記事ではフリーランスのWebエンジニアに必要なレベルやスキル、またその習得方法などを解説していきたいと思います。
Webエンジニアフリーランスとして案件獲得するためのレベル
フリーランスのWebエンジニア向けに募集されている案件は、大まかに分類すると「Webデザイン」と「Webアプリケーションの開発」があり、案件によって求められるレベルが変わります。
例えばWebデザインの場合なら基本的なコーティングスキルやデザインなどの周辺知識が求められますが、Webアプリケーションの設計や開発の場合、開発系のプログラミング言語に加えてサーバーなどの知識も必要になってきます。
レベル1:コーディングスキル
まずフリーランスのWebエンジニアとして、最初に求められるのはコーディングスキルです。コーディングスキルとは簡単に説明すると「Webサイトの見た目を作る」ことを指しています。
一方プログラミングとは「設計から構築、実装まで全てを行う」ことを指しています。
つまり、コーディングスキルは全ての作業の基礎であり、フリーランスのWebエンジニアになるための第一ステップと言えます。コーディングスキルを身につける事ができれば、Webサイトのデザイン案件などを獲得できるようになるでしょう。
レベル2:Webアプリ開発スキル
コーディングスキルに自信がある! という方は次にWebアプリケーション開発に必要なスキルを身につけましょう。
Webアプリケーションとは、Chrome、SafariなどOS上で動作するアプリケーションのことで、TwitterやYouTubeなどがWebアプリケーションにあたります。
Webアプリケーションを動かすには、特定の人物にのみ表示されるログイン機能や、データの呼び出しなどサーバーをコントロールする言語やフレームワークが必要になってきます。
つまり、コーディングスキルに加えて、サーバーをコントロールする言語・フレームワークを習得することが、Webエンジニアになるための第2ステップと言えます。
レベル3:Webアプリ設計・開発スキル
コーディング・Webアプリ開発のスキルまで身につけている、という方は、更にWebアプリケーションの要件定義やUI(ユーザーインターフェイス)・データベースの設計など、「上流工程」も出来るようにして見ましょう。
Webアプリケーションを開発する場合、「1要件定義 2.設計 3.開発 4.テスト」の順番で行なっていきます。この1、2にあたる部分を「上流工程」と呼びますが、クライアントから提示される内容を元に要件定義や設計が出来れば、比較的高単価の仕事を獲得できるようになります。
フリーランスとして案件獲得するために必要なスキル
では、フリーランスのWebエンジニアとして案件を獲得できる3段階のレベルに達するには、具体的にどのようなスキルを身につける必要があるのでしょうか?
それぞれのレベルに必要なスキルについて紹介していきます。
コーディングスキル
まずレベル1で紹介したコーディングスキルを身につけるには、以下のスキルを習得する必要があります。
- HTML / CSS
- JavaScript / jQuery
Webサイトの見た目を作るHTMLとCSS、Webサイトに動的な動きを加えるJavaScript・jQueryの知識が必要で、Webサイトのデザインを見て、そのイメージを再現出来るほどの能力が求められます。
ここまでの能力があり、更にデザインやCMS(WordPressなどWebサイトを簡単に作成出来るシステム)の周辺知識があればWebデザインの案件に通りやすくなります。
Webアプリ開発スキル
次にレベル2で紹介したWebアプリ開発のスキルを身につけるには、サーバーサイドのプログラミング言語と、そのフレームワークを習得する必要があります。
プログラミング言語
具体的なサーバーサイドのプログラミング言語としては、
- Ruby
- PHP
- Python
などがおすすめです。理由としては上記で挙げたプログラミング言語は、コンピューターにソースコードを読み込ませるための変換を自動的に行なってくれるため、開発が楽というメリットがあるからです。
フレームワーク
フレームワークは、システム開発を手助けしてくれるひな形の事で、各言語にあります。例えば、Rubyであれば「Ruby on rails」PHPであれば「CakePHP」、Pythonであれば「Django」といった具合です。
サーバーサイドのプログラミング言語と、フレームワーク両方を使いこなせるようになれば、Webアプリケーション開発の案件に通りやすくなります。
Webアプリ設計・開発スキル
最後に、レベル3で紹介した「上流工程」のスキルを身に付けるには、コーディングやプログラミング能力に加え、以下のようなスキルが必要になって来ます。
- プロジェクトマネジメント
- 問題解決能力
- コミュニケーション力
要件定義や設計をするためには、クライアントと密なコミュニケーションを取り、システムの設計やスケジューリングなどを行なっていきます。
エンドユーザーやクライアントの視点に立ち、開発のための指示的立ち回りをする必要があるため、上記のスキルが必要になってきます。
Webエンジニアのスキルを磨く方法
ではどのようにして、Webエンジニアとしてのスキルを磨いていけば良いのでしょうか?
学習方法を大きく分けると
- 独学
- スクール
- 実務経験
の3つになります。
必ずこれが正解! という学習方法はないので、自分にあったスタイルを選ぶ参考にして見てください。
独学
まず紹介するのは独学です。
独学で一般的なのは、オンライン学習サイトや、書籍での学習方法です。インターネットで検索すれば無料でプログラミング言語を学習できますし、一般的なプログラミング言語であれば月額数千円程度で基本を理解できるところまで学習できます。
但し、独学の場合は途中で挫折してしまう可能性が高いため、どうしても長く続かない、という方はスクールに通う選択肢を考えて見てもいいと思います。
スクール
次に紹介するのはプログラミングスクールです。
プログラミングスクールは、短期間でスキルを身に付けられる学習方法です。独学では、エラーや疑問の壁にあたった時にかなりの時間を費やしてしまいますが、スクールの場合は直接聞けばすぐ解決できます。
しかし、オンライン学習サイトが月額数千円程度なのに対して、スクールの場合は数十万円費用とかなり高くなります。そのため、最初からスクールを検討している人もまずは独学で基本を学習し、それからスクールで学ぶと効率よく学習ができるのでオススメです。
実務経験
最後に紹介するのは、とにかく実際に働いてスキルを磨く方法です
独学やスクールで働いてスキルを身につけても、実際に実務で働いたことが有る・無いでは応募できる案件が限られて来ます。
実際フリーランスのWebエンジニアとして案件に応募する際に、クライアントに実務経験を聞かれることがあり、単価が高くなればなるほど、この傾向は顕著になって来ます。
フリーランスのWebエンジニアを目指す前に、一度エンジニアとして転職し、最短1年ほど実務を積んだ後に独立すれば、単価の高い案件でも獲得できる可能性が大きく変わってくるでしょう。
まとめ
今回はフリーランスのWebエンジニアが案件を獲得できるレベルやスキルについて解説しました。
フリーランスとして案件を獲得できるイメージは湧いてたでしょうか? 案件自体は探せば簡単に見つかりますが、実際にそれを獲得するにはクライアントが希望するレベルを超えていなければなりません。
該当するレベルに達していないと感じる方は、まずスキル向上に集中しましょう。また、より単価の高い案件を獲得したいのであれば実務経験を積むことが近道になるため、フリーランスになる前に、一度エンジニアとして転職してみるのもよいでしょう
この記事がきっかけで、フリーランスのWebエンジニアになる為の学習が捗ると幸いです。