でもフリーランスでやっていけるかな?
この記事をご覧になったあなたは、そんな想いを抱いているのではないでしょうか?
将来的には独立をしてフリーランスプログラマーになりたいと考える際には、その実情や魅力、必要なスキルについてあらかじめ知っておきたいところだと思います。
そこで、この記事では、フリーランスプログラマーに必要なスキルやその将来性や収入事情についてを紹介していきます。
フリーランスプログラマーを目指そうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
そもそもプログラマーの仕事内容とは?
フリーランスプログラマーになりたいと思いつつも、プログラマーはどんな仕事をしているのかをイマイチわからない方もいらっしゃるかもしれません。
まずプログラマーの仕事がどのようなものかを紹介します。
プログラマーはシステムエンジニアが作成した仕様書通りにシステムが作動するように、プログラミング言語を用いてさまざまなシステムやソフトウェアを作る仕事です。

フリーランスプログラマーに必要なスキルとは?
次に、フリーランスプログラマーに必要なスキルは、どのようなものがあるかを紹介します。
フリーランスプログラマーに必要なスキルは、以下の6つです。
- Web知識
- プログラミングスキル
- フレームワークスキル
- コミュニケーションスキル
- 自己管理スキル
- 営業スキル
Web知識
まず1つめのスキルは当然のことながら、Webに関する知識です。フリーランスプログラマーに限らず、プログラマーになるのであれば必要不可欠です。
エンジニアが作成するシステムは、Web上で使われることも多いでしょう。そのため、Webに関する基礎知識を持ち合わせていないと話になりません。
クライアントやシステムエンジニアと話す際に、知っておかないと会話にならないWeb知識や用語はたくさんあります。さらに、クライアントによってWebに詳しくない方もいらっしゃるでしょう。
そういった場合に、Web知識があれば、フリーランスプログラマーとして、クライアントの力になれる場面も増えてくるでしょう。
プログラミングスキル
次に2つめのスキルは、プログラミングスキルです。これに関してもWeb知識と同様に、必ず備えておくべきスキルです。
扱えるプログラミング言語は多ければ多いほど、請け負うことができる案件も増えます。今は、ひとつの言語しか習得できていなくても、徐々に知識やスキルを身につけていくことも重要です。
人気のプログラミング言語は、HTML/CSSです。Webサイトを作る際に使われる言語なので、必須と言えるでしょう。さらに、JavaScriptもWebサイト作成からアプリ開発まで幅広く使うため、オススメの言語です。
また、Androidアプリ開発をメインで行っているJavaは、求人数も多く、需要が最も高いので、身につけておきましょう。
フリーランスプログラマーに限らず、プログラマーは自己研鑽を積むことが大切です。
フレームワークスキル
さらに、3つめのスキルは、フレームワークスキルです。
フレームワークとは、プログラミングを効率的に行うための枠組みとなるシステムのことです。
下図のようなイメージです。
フレームワークを活用できれば、一からコードを入力してプログラミングを作成する必要がなく、とてもスムーズに開発を行うことができます。
コミュニケーションスキル
そして、4つめのスキルは、コミュニケーションスキルです。
ただパソコンに向かってプログラミングを行う仕事のように思えますが、フリーランスプログラマーはシステムエンジニアや取引先の方、プロジェクトのチームのメンバーとのやりとりも自分で行う必要があります。そのため、基本的な電話・メール対応などのビジネスマナーを身につけておく必要があります。
他者との意思の疎通がちゃんととれることで、クライアントや相手の抱える課題を汲み取り、提案することもでき、他のフリーランスプログラマーとの差別化にもつながります。
自己管理スキル
また、5つめのスキルは、自己管理スキルです。
フリーランスで働くということは、場所や時間に縛られることなく働けるメリットがあります。しかし、一方で自分で立てたスケジュールの管理がうまくいっていなかったり体調管理を怠ってしまうと、納期に間に合わなくなったり仕事漬けになってしまう場合もあります。
さらに、フリーランスであれば自分で収支の管理なども行う必要があります。
営業スキル
最後に、6つめのスキルは、営業スキルです。
フリーランスプログラマーは、自分で案件を勝ち取りにいかなければなりません。そのため、クライアントに自分で自分の強みや経験、スキルを売り込む必要があります。
クライアントにたくさん営業をすることで、案件を請け負うことができ、フリーランスプログラマーとしての実績や経験を積むことができます。
フリーランスプログラマーの需要と将来性
必要なスキルを身につけ、フリーランスプログラマーになるにしても、需要がなければ仕事はできません。
そこで、ここではフリーランスプログラマーの求人数と将来性について解説していきたいと思います。
フリーランスプログラマーの求人数
まず、フリーランスプログラマーの求人の現状は、以前から言われているIT系技術者の人材不足と関連して、たくさん募集されています。
スマートフォンの普及によるアプリ開発の需要や、Webサービスの多様化に伴い、エンジニアやプログラマーが今まで以上に必要な社会になりました。企業も技術者が必要なため、正社員のプログラマーだけでは足りない場合に、フリーランスプログラマーも活躍してもらっている現場も数多く存在しています。
実際にネット上で募集されている求人数の例は、以下のようになっています。
- レバテックフリーランス:7872件
- クラウドテック :5564件
- ギークスジョブ:1274件
フリーランスプログラマーの将来性
次に、フリーランスプログラマーの将来性については、先ほど述べたようにIT系技術者の人材不足により、求人数も増加傾向にあるため、前途洋々と言えるでしょう。
しかし、その一方で、AI技術の進歩も見られるために、人間が行っている作業をAIにとってかわられる可能性も大いにあります。そういった時代の流れに取り残されずにフリーランスプログラマーとして将来的にも必要とされるようにするためには、やはり日々の自己研鑽が重要になってきます。

常駐プログラマーとフリーランスプログラマーの年収の違い
フリーランスプログラマーの働き方の中に、「常駐プログラマー」と呼ばれるものがあります。これは、普通の会社員と同様に、企業に通勤をしてその企業でプログラマーとして働くことです。
ここでは、フリーランスプログラマーの年収と、常駐プログラマーとして働いた場合の年収の違いを解説します。
常駐プログラマーの年収
まず、常駐プログラマーの年収ですが、600万円から800万円ほどと言われています。これについては、スキルの高さや配置されるクライアントの企業の規模の大きさにより決定します。
フリーランスプログラマーの年収
次に、フリーランスプログラマーの年収ですが、おおよそ400万円から800万円ほどと言われています。
作業工程別の平均月単価や平均年収は、以下のようになっています。
これだけ幅があるのは、常駐プログラマーと同様に、スキルや経験、扱える言語の多さやクライアントの企業の規模の大きさ、行う作業工程などにより決定されるためです。
常駐案件と在宅案件を比較すると?
フリーランスプログラマーとして案件を受注する場合、常駐案件と在宅案件とどちらが多いのか、またその収入の違いも気になりますよね。
まず、案件の多さは、在宅案件よりも常駐案件の方が多いようです。
次に、収入の違いについても、常駐案件の方が高額のことがほとんどです。さらに、常駐案件は在宅案件のような単発の仕事ではないため、安定して収入を得ることができます。
フリーランスプログラマーに年齢制限はあるのか?
未経験や前職から転職してプログラマーになってまだ年数が浅い方にとっては、フリーランスプログラマーになれる年齢に制限があるかはとても気になるところだと思います。
さらには、プログラマーの世界では「35歳定年説」というものもあります。現役のプログラマーとして一線で活躍するための体力や精神力が30代半ばごろに低下してしまうのではないか、ということからです。
プログラマーという仕事は、その職場環境は劣悪で仕事内容も過酷で激務であるというイメージがあります。そのような中で、30代半ば以降は子育てや親の介護などが必要な年齢にもさしかかってきます。
そういった状況の中でも、現役のプログラマーとしてやっていくために、新しいプログラミング言語の習得やその他の新しいスキルを身につけ続ける必要もあります。
とはいえ、そのような説やイメージがありながらも、35歳を過ぎても現役でプログラマーとして働いている方は世の中にたくさんいらっしゃいます。
フリーランスプログラマーとして働く上で、会社に勤めているような定年はなく、自ら学び続ける姿勢を持ちながら心身ともに可能な限り働けると言えるでしょう。
【結論】フリーランスプログラマーは、自己研鑽をすれば将来性も年収も高まる
フリーランスプログラマーに必要なスキルや、その需要や将来性、収入にわたる実態について紹介してきました。
フリーランスプログラマーの需要がある中で、自分が高額案件を勝ち取るためには、この記事で紹介したスキルや、日々進化し続けるプログラミングの知識などを学び、自己研鑽を続けて身につけていくことが必要です。
そうすることで、フリーランスプログラマーとしてのあなたの将来は明るくなるでしょう。