Webエンジニアになるためには、どんなスキルが必要なの?
未経験からでもWebエンジニアになれるのかな?
Webエンジニアになった後に必要なスキルも知りたい。
自由に働けるイメージの強いWebエンジニアですが、実際に転職するために壁を感じている人も多いのではないでしょうか。なりたいという願望はあっても、自分にできるかわからず一歩踏み出せない人もいるかもしれませんね。
こんにちは! フリーランスエンジニア兼テックライターのワキザカです。
この記事では、Webエンジニアに転職するために必要な入門知識を解説します。
転職後に現場で使うスキルも解説しているので、未来を見据えて必要なスキルを学びたい人にもおすすめです。
この記事はこんな人のために書きました。
- Webエンジニアになるために必要な知識を知りたい人
- Webエンジニアに未経験から転職できるか知りたい人
- Webエンジニアに転職後に困らないための知識をつけたい人
Webエンジニアに転職するための入門知識・スキルとは?
まず、「Webエンジニアに転職するための入門知識・スキル」について解説します。今回は、以下3つに分けて解説しますね。
- そもそもWebエンジニアの種類は?
- Webエンジニアになるためにはどんなスキルが必要?
- 未経験からWebエンジニアになれる?年収はどうなる?
そもそもWebエンジニアの種類は?
Webエンジニアと一口に言っても、様々な種類があります。
具体的に言うと、以下の5つです。
- アプリケーションエンジニア
- フロントエンドエンジニア
- サーバサイドエンジニア
- マークアップエンジニア
- Webディレクター
たとえば、「おしゃれな画面を作る仕事がしたくて、Webエンジニアを目指したい」という場合は、フロントエンドエンジニアがおすすめです。Webアプリ開発の中でも、フロント(つまり画面の部分)をメインにした実装ができるからです。
「画面よりも、コードのロジックを作りたいんだ……!!」という場合はサーバーサイドエンジニアがおすすめです。
このように、Webエンジニアの中でも仕事として担当したいエリアによって、目指すべきゴールが違うのです。
上記5つの種類や年収、求人数などについて以下で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
Webエンジニアになるためにはどんなスキルが必要?
先ほど解説した通り、目指すWebエンジニアの種類によって必要なスキルは変わります。とはいえ、Webエンジニア全般として知っておくべき知識もあるので、そこは学んでおきましょう。
具体的に言うと、以下のようなスキルが必要です。
- プログラミングの知識
- データベース
- セキュリティ
- サーバー
- 各種ツールの使い方
「自分はフロントエンドエンジニア(画面周りをメイン)を目指しているし、サーバーの知識は必要ないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、開発する上でインフラエンジニアと話す機会も出てきます。
その時に話している内容が理解できないと、仕事が円滑に進められません。以下を参考に具体的にどんな知識が必要か、おさえておくのがおすすめです。
未経験からWebエンジニアになれる?年収はどうなる?
「未経験からWebエンジニアになると、年収は減ってしまうのかな…具体的にどのぐらいになるんだろう」と思っている方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、未経験からWebエンジニアになった時の平均年収は、約250万円~600万円くらいです。
そして2年程度の実績を積むと、フリーランスエンジニアになって仕事を探すこともできます。フリーランスエンジニアになると、最低でも月40万程度がスタートです。年収も一気に上がるので、後から回収はできますね。
未経験からWebエンジニアになった場合の平均年収については、以下でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
未経験から独学でWebエンジニアになるための学習方法は?
ここからは、未経験から独学でWebエンジニアになるための学習方法を解説します。
以下の流れで解説しますね。
- Webの基礎を学ぶ
- CRUDアプリを作ってみよう
- フレームワークでアプリを作ってみよう
- 作ったアプリを公開してポートフォリオを用意しよう
1つずつ解説しますね。
1. Webの基礎を学ぶ
まずは、基礎を学びましょう。具体的に言うと、以下の3つです。
- HTML/CSS
- PHP/Rubyなどのサーバーサイド言語
- GET/POSTの概念
HTMLでWebアプリの画面の骨組みを作り、デザインをCSSで付けていきます。Webエンジニアになる以上、必須の知識です。
画面で入力した値を使って、簡単な処理を作れるスキルも重要です。サーバーサイドのPHPやRubyなどの言語で、簡単な処理を作れるようになりましょう。
その過程で、「画面から入力した値」を受け取るために「GET/POST」の概念も学ぶことがおすすめです。
それぞれ以下で詳しく学べるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2. CRUDアプリを作ってみよう
Webの基礎知識がついたら、「CRUDアプリ」を作ってみることがおすすめです。データ検索、登録、更新、削除ができるアプリのことです。
たとえば、以下のようなアプリを作ってみるイメージです。
- 本のデータを管理するアプリの機能一覧
-
- 本のデータを検索する機能
- 本のデータを登録する機能
- 本のデータを更新する機能
- 本のデータを削除する機能
具体的にどんな流れで作ればいいんだ……と思った方は、以下の流れで作るのがおすすめです。
- 手順1:登録画面で入力した値をデータベースに登録する処理
- 手順2:トップ画面に登録した値を一覧で表示
- 手順3:検索項目を追加して一覧データの絞り込み機能を追加
- 手順4:一覧データから削除できる機能を追加
- 手順5:一覧データのデータを更新できる機能を追加
一通り作るとアプリ開発の基礎が身につくので、おすすめです。
「独学だとこれは厳しそう……」と思った場合は、メンターをつけるのもひとつの手です。
以下から無料相談できるので、作りたいアプリをイメージしてから相談してみると良いかもしれませんね。
3. フレームワークでアプリを作ってみよう
CRUDアプリが作れたら、現場により近いスキルを鍛えていきましょう。具体的に言うと、フレームワークを使ってアプリを作ることがおすすめです。
フレームワークを使えば、以下の機能を簡単に作れます。
- 管理画面
- ログイン制御
- 画面遷移
- DBアクセス
- ログ出力
フレームワークごとに決められている作法に則って作ることで、開発効率が格段に上がります。
たとえば、PHPだとLaravelというフレームワークが人気です。人気の高いフレームワークを使いこなせれば、収入も上がります。
また、このタイミングでGitを使ったソースコードのバージョン管理も導入しましょう。より現場で使う知識を学べるので、おすすめです。
PHPの人気フレームワーク「Laravel」の詳細や、Gitの基礎について知りたい方は、以下がおすすめです。
4. 作ったアプリを公開してポートフォリオを用意しよう
フレームワークを使ってアプリ開発ができるようになったら、開発したアプリをまとめたポートフォリオを作ることがおすすめです。
Webエンジニアに転職する際、スキルを証明する時に役立ちます。
「でも、ポートフォリオって具体的に何をどうやって作ればいいの……」と思っている人もいるのではないでしょうか。
そんな方向けに、ポートフォリオの作り方・オススメのツールを以下でまとめています。
初めてでもポートフォリオが作れるよう考え方も解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Webエンジニアに転職したあと現場で苦労しないための知識・スキル
ここからは、「Webエンジニアに転職したあと現場で苦労しないための知識・スキル」について解説します。
以下5つに分けて解説しますね。
- 専門知識をおすすめの本・サイトを使って学ぶ
- チームで開発するスキルを鍛える
- 実装スキルだけでなく設計力も大事
- DBまわりの知識やSQLを本格的に鍛える
- 工数見積り・スケジュール管理ができると尚良い
専門知識をおすすめの本・サイトを使って学ぶ
1つめは、「専門知識をおすすめの本・サイトを使って学ぶ」です。
現場では、これまで解説した一般的なWebエンジニアに必要な知識だけでなく、Webエンジニアの種類に合わせた専門知識が必要です。
具体的に言うと、自分がなりたいWebエンジニアに必要な、スキルを磨いていく必要があります。
たとえば、作ったアプリを公開する方法は、いくつかあります。
- 月500円程度のレンタルサーバを借りる
- Herokuを使って無料で環境構築する
- 自分でサーバーPCを買って環境構築する
- AWS(クラウドサービス)で環境構築する
いま求められているスキルは、AWSなどのクラウドサービスを使ったインフラスキルです。そのため、インフラエンジニアを目指す場合は、AWSについて学習して実践していく流れとなります。
このように、目指したい姿に合わせて、追加で必要な知識を本・サイトで学んでいくと良いでしょう。
ただ、ここまでくると「現場で使うスキルを知っている人に聞ける環境」がないと、学習方針があっているか判断が難しいです。プロとして働いている人に相談する環境を用意して、学習を継続すると良いでしょう。
チームで開発するスキルを鍛える
2つめは、「チームで開発するスキルを鍛える」です。会社でWebエンジニアとして仕事するうえで、このスキルは必須です。
たとえば、以下のスキルです。
- Gitでバージョン管理しつつチームで開発するスキル
- デザインデータからHTML/CSS/JavaScriptなどでWeb画面を作るスキル
特にGitでバージョン管理するスキルは必須なので、以下を参考に学んでおきましょう。
実装スキルだけでなく設計力も大事
3つめは、「設計力」です。
決まった仕様でコードを書くだけでなく、詳細な処理を設計するスキルです。
たとえば、「〇〇の登録機能」と言っても、いくつか設計が必要です。
- 画面のイメージ
- 画面レイアウト
- 入力/出力のイメージ
- DBに必要なテーブルレイアウト
- 処理詳細のイメージ
プロとして、プログラミングできるレベルに落とし込まれた設計書(詳細設計)を見て、実装できるのは当たり前です。
以下の流れで、徐々に任される範囲が増えて来る可能性が高いです。
- 詳細設計のみ決まっている場合に、実装・テストをやる
- 機能 + 画面のみ決まっている場合に、詳細設計・実装・テストをやる
- 機能のみ決まっている場合に、基本設計~テストまで一貫してやる
「徐々に必要なスキルが増えてくること」を意識して、先手を打って学んでいくことがおすすめです。
データベースまわりの知識やSQLを本格的に鍛える
4つめは、「データベースまわりの知識やSQLを本格的に鍛える」です。アプリ開発する上では、データベースの知識が必須です。
現場に入ると、開発だけでなく運用保守業務もこなすこともあるでしょう。データベースを直接操作する機会も増えてくるので、データベースの知識・SQLのスキルは鍛えておくことがおすすめです。
複雑なSQLを使って書いていくことがほとんどなので、以下を参考に演習問題をこなしてスキルアップをしていきましょう。
工数見積り・スケジュール管理ができると尚良い
5つめは、「工数見積り・スケジュール管理のスキル」です。「開発と関係ないのでは……」と思う方もいるかもしれませんが、大いに関係があります。
たとえば詳細設計からコードを書く作業だけの場合でも、上司に以下の質問をされた場合を考えてみてください。
「〇〇くん、この機能ってどのぐらいにできそう?何日かかる?」
持っている知識は人それぞれなので、PLがある程度見積りを決めます。ただ、実装する人に工数の見積もりを相談するケースが、ほとんどです。
そのとき工数を見積もるスキルがなければ、思ったよりも時間がかかってしまい、チームに迷惑をかけてしまいかねません。
手っ取り早く鍛える方法は、普段から「何にどのぐらい時間がかかるか計測しておくこと」です。
「〇〇アプリ開発で似たような△△の機能を作ったことがあるな、その時は□□日かかっていたから多分このぐらいかな」とまずはあたりをつけられるようになることが重要です。
実装するときに新たな技術を使う場合は、以下のように調査の期間を相談するのもひとつの手です。
まとめ
今回は、Webエンジニアに転職するために必要な入門知識を解説しました。
前半で解説した基礎を学んだら、まずは手を動かして1つずつ知識を実践スキルに変えていきましょう。
わからないことを相談できる環境も利用しつつ、スキルを鍛えていくのがおすすめです。1つずつでいいので、学習をスタートしてみて下さいね!
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