AWSの技術や使い方をじっくり学べる本はどれ?
AWSのサービスの使い方を学べる本を知りたい
Amazonがリリースしているクラウドサービス「AWS」(アマゾン ウェブ サービス)はさまざまなサービスの開発に活用されています。Webサイトの構築やアプリケーションの開発などに利用できるので、エンジニアならぜひ学んでおきたいツールの1つです。
とはいえ、AWSについて学べる本には多種多様なものがあるので、どれが自分に合っているのかわからない方もいますよね。
この記事では、AWSに関する本を初心者向け・実践向けなど対象ごとに紹介。最後まで読めば、効率よくAWSを学ぶ方法もわかります。
次の動画ではAWSでできることや活用事例について紹介していますので、あわせてご覧ください。
この記事の目次
AWSのおすすめ本一覧
AWSのおすすめ本一覧は次のとおりです。

AWS初心者におすすめの本5選
AWSを初めて学ぶ人でもわかりやすい、初心者向けの本は次の5冊です。
それぞれ、詳しく紹介します。
ゼロからわかるAmazon Web Services 超入門はじめてのクラウド
この書籍は「超入門」と書かれている通り、AWSを使ったことがない人でも十分に理解できるように書かれています。したがって、これからAWSを使ってみようと考えている人におすすめです。
AWSのアカウントを取得してサーバを立ち上げ、Webサイトを構築するという手順を実践しながら学ぶという内容になっているので、初めてAWSを使う人でも無理なく基礎を学べるでしょう。各手順が画像つきで詳しく解説されているので、テキストだけでは理解しにくい場面でも安心です。
おすすめポイント
- AWSやクラウドサービスを使ったことがない方におすすめしたい一冊
- AWSでサーバーを立ち上げからWebサイトを構築する手順を解説している
- 操作手順は画面キャプチャを交えて詳しく解説されている
Amazon Web Services パターン別構築・運用ガイド 改訂第2版
AWSの基礎から実際の設計方法までを詳しく解説した書籍です。AWSとは何か、何ができるのかといった基本的な解説はもちろん、実際のサービスを構築する方法を複数のパターン別に詳しく解説しています。
そのため、この本に書かれていることを一通り学んで実践してみればAWSの基本的な知識をつけられるでしょう。入門向けの書籍だけあって、扱われているサービスは基本的なものがほとんどなので、AWSの基礎を学びたいと考えている人にピッタリです。
おすすめポイント
- インフラの知識のある方がAWSにチャレンジするときにおすすめ
- AWSの基礎から構築や運用のノウハウを解説している
- ハンズオンが豊富で実際に手を動かして学べる
図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
AWSのしくみや関連技術について、図解を用いながらわかりやすく解説する本。用語や基礎技術なども学べる、最初の1冊目としてふさわしい内容です。
サーバーやストレージなど、さまざまなサービスに関して具体的なサービス名を紹介しながら初心者向けに解説。AWSは用語が難しくてなかなか学習が進まなかった人にもおすすめです。
おすすめポイント
- 図解を用いたわかりやすい解説
- AWS関連の用語や基礎技術などの基礎から学べる
- 具体的なサービス名が挙げられていて初心者向け
AWSエンジニア入門講座――学習ロードマップで体系的に学ぶ
どこからどのように学べば良いかわかりづらいAWSの学習について、参考となるロードマップを提示。さらに、そのロードマップに沿って、現場で使われることが多いAWSのサービスや関連技術を解説しています。
効率的に学ぶ方法も紹介されているので、これからAWSの勉強を始める人にぴったり。A3サイズの折り込みとして付属しているロードマップは、壁に貼ればさらに便利に活用できます。
おすすめポイント
- AWSを学習するための前提知識から得たい人におすすめ
- 効率的に学習を進められる
- 現場で役立ちやすい知識が身につく
図解 Amazon Web Servicesの仕組みとサービスがたった1日でよくわかる
AWSを扱うときに知っておきたい基礎知識を、濃縮して1冊にまとめた本。AWSに関する幅広い知識を、豊富な図解とテキストを用いて直感的にわかりやすく解説しています。
サーバーやネットワークなど、基礎的な知識も解説されているため、ITに関するなじみが浅い人でも読みやすいのが特徴。よく使われる定番のサービスはもちろん、知っておきたい便利なサービスも含めた60以上のサービスが紹介されています。
おすすめポイント
- 数多くのサービスを紹介している
- AWSに関する幅広い知識が学べる
- 直感的にわかりやすくITになじみが浅い人でも読みやすい
実践的なAWSの勉強におすすめの本4選
初心者向けの内容から一歩踏み込んで、実践的な内容を学びたい方におすすめの本は次の4冊です。
それぞれ、詳しく紹介します。
Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド
この書籍は、すでにあるシステムをAWSを使ってクラウドに移行する方法をテーマにしたものです。そのため、業務で使えるより実践的な内容を学べるでしょう。
取り扱っている内容はシステム全体の設計方法を始めとして、ネットワークの構築方法や移行する際の注意点、完成したシステムの運用方法まで網羅されているのでステップアップに最適です。AWSを利用したシステム構築をするなら一通りチェックしておきたい書籍といえるでしょう。
おすすめポイント
- すでに運用されているシステムをAWS環境に移行する方法をテーマにした一冊
- 業務で使える実践的な内容を解説している
- 注意点や移行後の運用方法までクラウド移行で大切なポイントがしっかり学べる
Amazon Web Services実践入門
AWSの基本的な機能の使い方を解説した書籍です。システムを運用するのに必要になる基本的な機能を学べるので、とてもおすすめです。
マネジメントコンソールやAWS CLIの実際の使用例もしっかり載っているので、しっかり理解すればAWSの基礎からちょっとした応用までしっかり理解できます。掲載されている手順に従って作業し、AWSの仕組みを学んで理解してください。
おすすめポイント
- AWSをある程度理解した方が基本機能の理解を深めるのにピッタリな入門書
- マネジメントコンソールやAWS CLIの使用例を丁寧に解説している
- 掲載されている手順に従って作業しながら学べる
Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂3版
自分でネットワークやサーバーを構築できるようになることを目的に、AWSを実機がわりとして手を動かしながら学べる本。これからインフラについて学ぶ人はもちろん、学び直しにも適しています。
WebサーバーソフトのインストールやDBを用いたブログシステムの構築などについても、ひとつひとつ順を追って解説。通信の仕組みやネットワークの管理・運用についても学べます。
おすすめポイント
- 順を追った解説で手を動かしながら学べる
- インフラの学び直しにも適している
- 通信の仕組みについても学べる
AWSではじめるインフラ構築入門 安全で堅牢な本番環境のつくり方
クラウドでネットワークやサーバーの構築を行うために必要な基礎知識や、運用の方法を解説した本。AWSのネイティブ機能を組み合わせながら、安全かつ堅牢なインフラを構築/運用するための方法やノウハウを解説しています。
技術的な内容はもちろん、月々のAWS利用料金の管理方法などについても紹介。AWSでインフラを構築したいと考えている人にぴったりです。
おすすめポイント
- クラウドでのインフラ構築に必要な基礎知識を解説
- 利用料金の管理方法などについても紹介されている
- AWSを利用したインフラ構築に挑戦したい人向け

AWSの資格取得を目指すためにおすすめの本4選
転職活動などに役立てるため、AWSに関する資格を取得したい人におすすめの本は次の4冊です。
それぞれ、詳しく紹介します。
また、AWSの資格の詳細については次の記事で解説していますのでご覧ください。

ポケットスタディ AWS認定 デベロッパーアソシエイト
クラウドの技術力の高さを証明できる「AWS認定 デベロッパーアソシエイト」試験の対策ができるテキスト。機能やサービスを身に着けることに注力しているため、AWSに関する幅広い知識を得られます。
プロの講師によって分析された内容から、基礎知識や試験傾向を解説しているため、効率よく学習を進められるのが特徴。各章末には現場要件を想定した問題が多数収録されているほか、巻末には本試験想定問題集も掲載されています。
おすすめポイント
- AWSに関する幅広い知識を得られる
- プロの講師による分析で効率よく学習が進む
- 問題をときながら理解度を確認できる
改訂新版 徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト
合格者を多数排出した、AWS資格対策の定番シリーズ。丁寧な解説に加えて、重要な箇所がひと目でわかるよう工夫されているため、スムーズに学習が進みます。
各章末に掲載されている練習問題で理解度を確認できるほか、模擬問題のダウンロードも可能。要点を着実におさえながら学習を進めたい方に適しています。
おすすめポイント
- AWS資格対策の定番として利用されている
- 重要なポイントがわかりやすい
- 理解度を確認しながら学習を進められる
要点整理から攻略する『AWS認定 高度なネットワーキング-専門知識』
AWSのネットワークに関する知識を体系的にまとめた本。試験を受ける場合だけでなく、AWSのネットワークについての学習や知識のアップデートにも適しています。
サービスごとに要点が整理され、自分にとって必要な部分だけを集中的に学習できる構成。直近で出題が予想される内容の練習問題が60問以上掲載されています。
おすすめポイント
- AWSのネットワークに関する知識がまとめられている
- 自分が苦手としている部分を集中的に学べる
- 出題が予想される内容の練習問題を掲載
AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー
エンジニアだけでなく、マネージャーや営業なども対象としたAWS認定 クラウドプラクティショナー向けの試験対策教科書。AWSを使用するために必要な知識を丁寧に解説しています。
情報を覚えるだけでなく、考え方まで理解できるような構成が特徴。知識を解答に結び付けられる、練習問題も掲載されています。
おすすめポイント
- AWSを使用するために必要な知識をカテゴリごとに解説
- 覚えるだけでなく考え方を学べる構成
- 練習問題で知識を解答に結びつける練習ができる
効率よくAWSを学ぶなら転職保証コースがおすすめ
AWSについて効率よく学ぶなら、SAMURAI ENGINEERの転職保証コースを利用するのもおすすめです。スクールを利用することで独学よりも挫折しにくく、知識を体系的に学べます。
転職保証コースは転職成功率98%、平均年収65万円アップの実績があり、AWSの資格取得が可能。現役エンジニアから学べるのもSAMURAI ENGINEERの特徴です。
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まとめ
クラウドサービスはますます発展し、今後も多くのサービスで使われていくと予想されています。その根幹を担うサービスの1つであるAWSは、エンジニアとしてキャリアアップするためにもぜひ学んでおきたいものです。
AWSに関する本は、基礎的な内容のものから実践に役立つもの、さらには資格取得に向けた本までさまざまです。この記事を参考に、自分にぴったりな本を選んでみてください。