Ruby on Railsって、Rubyと違うの?
Railsでどんな事ができるのか知りたい!
プログラミングの勉強を始めるとき、「この言語は稼げるのかな?」「この言語で何が作れるんだろう……」っていうのは正直気になる所ですよね。
この記事では、「Ruby on Rails(以降Rails)」の勉強を視野に入れている方へ向けて、Railsの大まかな説明とこれで実現できること、Railsを使っているサービスの紹介を致します!
この記事を読んでいただければ、あなたが身につけたいと思っているスキルにRailsは適合しているか参考にすることができます。
ぜひ最後までお付き合いください。
前提知識:Railsとは
Ruby on Railsというのは、Rubyの代表的なフレームワークです。
フレームワークというのは、開発において便利な機能があらかじめ実装してある、プログラミング言語の枠組みの事を言います。そのままの説明では分かりづらいので、フレームワークはよくカレーのルーに例えられます。
固形のルーを使えば、カレーに好きな具材を入れるだけでカレーが作れますよね。一方、固形のルーを使わない場合はスパイスの調合や調理方法も手間がかかります。固形のルーがある事で、私たちは簡単で素早くカレーが作れます。
これがフレームワークの特徴です。フレームワークは、あるシステムを作ろうとしたとき、簡単かつ素早く構築できるようにした枠組みがフレームワークです。そして、Ruby on RailsはRubyのフレームワークの一つです。
Rubyでの開発の多くにRailsが使われており、出来ることの幅も広いです。Webサービスを中心に、ゲーム開発、業務システムの開発、機械学習も可能です。
ポイントをまとめると以下のようになります。
- フレームワークは簡単・素早くシステムを作るための枠組み
- Ruby = プログラミング言語
- Rails = Rubyの代表的なフレームワーク
- 出来ることは沢山ある!
Railsでできる事
先ほども挙げましたが、Railsが出来ることはものすごく多いです。「基本的にどんな事でもできる」と言っても過言でないぐらいのことができます。
この章では、実際にどんな開発で使えるかを挙げていきます。
向いている事
Webサイト
ブログと言えばWordPressなどが挙げられますが、Railsを使ってWebサイトを作り上げる事も難しくありません。
RailsはWeb分野が特に強く、比較的簡単に作る事ができます。
ショッピング(EC)サイト
その理由として、ショッピングサイトで必須となるログインや決済機能が物凄く簡単に実装できてしまう点があります。
上の画像は、「Solidus」というRailsのパッケージで作られたサンプルページです。Solidusを使うことで、比較的簡単に画像のようなショッピングサイトを作ることができます。
SNSなどのWebサービス・Webアプリケーション
Railsを使う事で、「Webアプリケーション」も作る事ができます。SNSについても強く、侍エンジニアでも受講生の方々がRailsで簡易的なSNSサービス作りに取り組んだりしています。
初心者でも比較的簡単に、しかもしっかりしたWebアプリケーションが短期間で作れる点が「RailsはWebサービスに強い」と言える所です。
API
スマートフォンのアプリにしても言えますが、どこかでサーバとのやりとりが必要になるケースがほとんどです。その際に使うAPIを作るのにRailsが使われるケースも多いです。
クローリング・スクレイピング
昨今人気のあるクローリング・スクレイピング。これらはWeb上のデータを収集するための技術です。
この技術を使うことで、今まで実際に目視でWebページの情報を調べていたのが、自動的にまとめて情報取集ができるようになっています。
Railsではこのクローリング・スクレイピングが可能です。
向いていない事
Railsでは基本的に何でもできてしまいますが、「より適した別言語がある」場合もあります。
以下のような開発ではあまりRailsは使われておらず、別の言語・フレームワークで作られます。
スマートフォンアプリ
スマートフォンアプリでは、一般的にJavaやSwiftなどが使われています。
Railsでも作成は可能ですが、現状最適であるとは言えません。ただ、先ほど解説した通りサーバとのやりとりにRailsが使われるケースがしばしばあります。
機械学習
最近とても注目されている機械学習もRailsでは可能です。しかし、計算・解析に強いAI分野の大本命Pythonと比べると見劣りしてしまいます。
今後の可能性に期待はしつつも、当面は機械学習を学びたい方はPythonを選んだ方が良いでしょう。
Railsが使われているサービス
Railsが実際にどんなサービスで使われているかという点は、実際に仕事する事を見据えた方にとって大切かと思います。
Railsはさまざまな企業・サービスで使われていますが、とりわけ有名なサービスを挙げると、以下のようなサービスがあります。
クックパッド
クックパッドはRailsを使っている代表的なサービスの一つで、日本のトップRailsデベロッパが最も集まる会社の一つとも言われています。
レシピを検索したら絶対に出てくるクックパッド、身近なサービスでも使われているのがよく分かりますね!
GitHub
開発者にとって最も身近と言えるサービスは、GitHubかも知れませんね。
最近はGoやJavaなども多く使われていますが、元々はGitHubのほとんどの部分でRuby(Rails)が使われていたそうです。
Wantedly
「はららくを面白くするビジネスSNS」として有名なWantedlyも、Railsが使われています。Wantedlyはここ10年の会社なので、現在もRailsが新しいサービスでよく使われているのが分かります。
クラウドワークス
クラウドソーシングの会社として有名なクラウドワークスもここ10年以内に開始したサービスで、Railsが使われていま2す。
Railsの始め方
Railsで出来ること、実際に使われているサービスを紹介しましたが、本当はまだまだ沢山の例があります。
これだけ多くのサービスで使われているRails、勉強して損はありません。もし「Railsを初めてみよう!」と思ったなら、以下の記事を参考にしてみてくださいね!
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まとめ
この記事では、
- Railsについて
- Railsでできる事、向いていない事
- Railsが使われているサービスについて
を解説致しました。
Railsはある程度の事はなんでも出来て、とりわけWebに強いという事がおわかりいただけたでしょうか?
Railsはスタートアップ企業でも多く使われているので、今後も仕事は沢山ある分野です。
この機会にぜひRailsを学んでみてはいかがでしょうか?
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