エンジニアになりたいと考えている方は多いですが、実際のところ未経験から就職するのは厳しいと思っている方がほとんどです。
しかし、エンジニアに就職するのは、そこまで難しいことではありません。正しい手順さえ知っていれば、手順通りに進めるだけで就職を有利に進めることができます。
この記事では、未経験からエンジニアになるための3ステップを紹介します。なぜいまエンジニア就職すべきなのか?どんな働き方ができるのか?といったことも解説するので、ぜひ参考にしてください。
- エンジニアは不足しているため未経験でも就職が目指しやすい
- キャリアアップのしやすさや働き方の選択肢が広い点はエンジニア就職の利点
- エンジニアの主な就職先は自社開発企業、Sier、SESの3つ
- エンジニア就職への道のりは「理想の働き方を考える」ことから始める
なお、1人で学習が進められるか、途中で挫折しないか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
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本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
エンジニアってこんな仕事
「エンジニア」とはもともと機械や電気などの技師を指す言葉ですが、ここではITのエンジニアについてその仕事を簡単にまとめます。
エンジニア職の種類
ひとくちにIT業界の「エンジニア」といっても、さまざまな種類があります。主な職種ではこのようなものがあります。
- プログラマー
- システムエンジニア
- ネットワークエンジニア
- サーバーエンジニア
- セールスエンジニア
エンジニア職の種類により、業務の領域や必要なスキルが違います。自分は何に興味があるのか? どんな形で社会に貢献したいかよく考えて、目指すエンジニア職を決めましょう。
エンジニアの種類については下記の記事で詳しく解説しています。
エンジニアのやりがい
エンジニアが属するIT業界の「IT(インフォメーションテクノロジー)」とは、仕組みやツールです。ITはそれだけでは何も生み出すことはできません。
そのため、さまざまな業界や社会の要請をもとに仕事をしていきます。そこで新しい仕組みを作ったり、すでにあるものを効率化し、社会に貢献していきます。
たとえば通販サイトのWebエンジニアと金融業務のデータベースを保守管理するシステムエンジニアは、まったく別の業界かもしれません。しかしどちらもテクノロジーと仕組みを駆使して、社会がもっとよくなったり、みんなが楽になるように日々奮闘しています。
今のIT社会は、エンジニアがいなければ実現できないことばかりなんです。
仕事の魅力については下記の記事でも解説していますよ。
エンジニアに向いている人
エンジニアは専門職のイメージが強く、実際にそれでも間違いではありません。そのため業界未経験の方は、
そう思ってる人は多いかもしれません。しかし、それは半分あたりで半分まちがいです。
プラグラミングというロジックを扱うエンジニアは「論理的」でなければ務まりません。しかし、性格に関しては本当にエンジニアそれぞれ千差万別です。おしゃべりやアウトドアスポーツが大好きなエンジニアも多いです。
そして論理性などの要素はトレーニングや習慣付けで伸ばせます。下記では「エンジニアに向き不向きは関係ない!」について詳しく解説していますので、自分の向き不向きが不安な方はご一読ください。
なぜエンジニアへ就職すべきなのか
エンジニアとして就職したら、どんなキャリアで仕事を続けていくのかはイメージしづらいですよね。職業や業界への疑問や不安から、いまいち踏み切れないという方も多いはず。
ここからは、エンジニアに少しでもなりたいと思ったら未経験であってもエンジニアを目指すべき理由について紹介します。
エンジニアを目指すべき理由は下記のように3つあります。
- キャリアアップしやすい
- 自由な働き方をしやすい
- フリーランスになりやすい
これらを詳しく紹介します。
キャリアアップしやすい
エンジニアは他の職種にくらべキャリアアップしやすい職種です。その理由は、「IT業界は圧倒的なエンジニア不足」であることと「技術の入れ替わりが早い」からです。
先ほども紹介したように、エンジニアが不足しています。そのため、ライバルが少なく人材としての価値が高いので、他の職種と比べると年収もポジションも上げやすいのが特徴です。
中には未経験からエンジニアになり1年で転職したが、100万円の年収アップで転職という方もいます。
また、IT業界は技術の発達が早く、使われる技術の入れ替わりが早い業界です。そのため、今まで使っていた技術が過去の遺産のような形で使われなくなったりします。
業界歴が長く、経験がある人でも新しい技術の習得をしなければ置いていかれる業界です。そのため未経験であっても、新しい技術の習得に力を入れることで、需要が高い技術に詳しい人になれます。
そうすれば必要とされる人材になり、年収もポジションも上がります。
自由な働き方をしやすい
他の職種と比べるとエンジニアは自由に働きやすい職種です。パソコンとインターネットがあれば、プログラミングができて成果物を作成できます。
そのため、エンジニアはリモートワークOKとしている会社や、フルフレックスで好きな時間に働いてOKという会社が増えています。
何度も紹介しているように、企業はエンジニアが欲しくてたまりません。企業もエンジニアを確保するために、働きやすい環境作りに力をいれている企業が増えています。
実績があればフリーランスになれる
最後の理由が「エンジニアはフリーランスになりやすい」ということです。先ほども紹介したように、
- リモートワークがしやすい
- エンジニアが不足している
このような理由から、エンジニアは圧倒的にフリーランスになりやすい職種です。
フリーランス向けの案件を紹介している求人は、最低2年の経験を条件にしている会社が多いです。エンジニアは未経験から短い経験でフリーランスとして働けます。
未経験でもエンジニアに就職できる3つの理由
結論からいうと、未経験からでもエンジニアに就職は可能です。それには3つの理由があります。
- IT業界の成長
- エンジニア不足
- 学習環境の充実
これらについて解説します。
理由1 IT業界の急成長
矢野研究所の国内民間IT市場規模推移と予測をみるとIT市場は毎年成長していることがわかります。
- 2017年:12兆1,530億円
- 2018年:12兆5,050億円(2.9%増)
- 2019年:12兆9,840億円予測(1.6%増)
資料を見ると市場規模が2014年度から毎年右肩上がりなのがわかります。スマートフォンの普及によりITサービスが増えたことに加え、企業がIT化を促進・改良するためにシステムへ投資しているので市場が成長しています。
AIやIoTと言った先端技術も普及してくるため、その技術を持ったエンジニアの需要も高く供給が足りません。エンジニアの採用と育成に力を入れる企業が増えているため、未経験からでもエンジニア就職がしやすくなっています。
理由2 エンジニア不足
2つめの理由は慢性的なエンジニア不足です。
経済産業省の試算によると、2019年以降は供給よりも需要が上回り、その結果2020年には約40万人近くのエンジニアが不足すると言われています。そのため、未経験の人材を採用し自社で育成する動きが加速しています。
また求人サイトのdodaが毎月算出しているIT技術者の求人倍率は7倍前後を推移しています。
この倍率をみるといかにエンジニア不足しているかわかりますよね。数十万単位でエンジニアが不足していて、未経験でもエンジニアとして就職しやすい環境になっています。
理由3 学習環境の充実
最後の理由が「学習環境が充実していること」です。最近では無料で学習できるインターネットサービスが普及し、誰でも簡単に学習できるようになりました。
「Progate」や「ドットインストール」といった学習サービスは無料で利用できるので、エンジニア就職を目指している方は一度やってみることをオススメします。
また、最近ではプログラミングスクールも普及し、未経験者が一度スクールに通ってから就職するケースが増えています。
多くのプログラミングスクールでは就職・転職のサポートも実施しており、未経験エンジニアを採用している会社と繋がりがあるため卒業後に就職しやすいです。
侍エンジニアでも就職・転職のサポートを実施しています。詳細は下記から確認できます。
【エンジニアになるためのステップ1】事前準備
「Webエンジニア」と一言で言っても、その種類や幅はとても広いです。闇雲にエンジニアを目指すのではなく、「どういう働き方の」「どの言語が得意な」エンジニアになりたいかを事前に調べ、準備すると、後々ムダがなくなります。
どんな働き方がしたいかを明確にする
一口にエンジニアといってもさまざまな働き方があるので、自分がどんな働き方をしたいかを明確にしましょう。
大企業勤めで高収入なのが魅力的に感じる人もいれば、ベンチャー企業で刺激的な毎日を送りたい人もいるでしょう。また綺麗なオフィスでバリバリ働くのか、リモートワークで自宅や地方でも働けることに魅力を感じるのかも違います。
あるいは、会社員としてではなく、フリーランスとして働ける可能性があるのもエンジニアの魅力的なところです。自分がエンジニアとして働いている姿を想像してみて、自分にとって理想の働き方がどんなものかは、ある程度は決めておきましょう。
どんなものが作りたいかを明確にする
プログラミングができるようになると、Webサイト・Webサービス・スマホアプリなど、いろんなものを作れるようになります。自分にとって「こんなものを作りたい!」というものがあると、言語選びや職場選びで明確な指針になります。
もちろん会社に所属すると自分の作りたいものが作れるわけではありませんが、ある程度は自分の中で決めておくとよいでしょう。
どの言語を習得したいのか明確にする
プログラミング言語はたくさんの種類があり、それぞれに特徴があります。上記の「理想の働き方」「作りたいもの」を実現するのに最適な言語を学びましょう。
WordPressをカスタマイズしたいならPHP、動きのあるページを作りたいならJavaScript、人工知能関係ならPythonなど、言語ごとに得意分野があります。また求人情報、平均収入も言語で決まる部分が多いので、言語選びは慎重に行いましょう。
とはいえ、実際に触ってみないとなんとも言えない部分もあるので、とりあえずその言語を触ってみて、ダメならやめてみる、くらいのフラットな気持ちで言語を選ぶとよいでしょう。
初心者におすすめの言語については以下の記事などを参考にどうぞ。
【エンジニアになるためのステップ2】プログラミングを勉強する
ある程度の目標が決まったら、少しずつでもプログラミングの勉強をはじめましょう。初心者がプログラミングを学ぶための環境はドンドン整ってきているので、時間的、予算的に自分にピッタリの学習スタイルを選びましょう。
書籍で勉強する
なにかを勉強するにはまず「書籍」を連想する人は多いと思いますが、プログラミングでもそれは正解です。以下で書籍以外の学習方法を紹介しますが、いずれにしても手元に一冊、専門書を持っておくと役に立ちます。
なんだかんだ書籍はWebよりも閲覧性が高いですし、情報の信頼性も担保されていて、数千円で買えるのでコスパ抜群です。学びたい言語の書籍を買っておくのは非常によいと思いますが、本だけでプログラミングを勉強するのはあまりおすすめしないのもまた事実です。
学習サイトを使う
ここ数年でプログラミングの学習コストがグッと下がった主な要員はプログラミング学習サイトのおかげです。
「ドットインストール」「Progate」が代表的です。オンライン学習サイトは、無料あるいは月1,000円程度で、必要な知識を得るだけでなく自分で手を動かしながらプログラミングを学べます。
実際に、オンライン学習サイトの勉強だけで実践レベルまでプログラミングスキルを高め、そのまま就職した例は多いです。ただ、学習サイトの弱点として「わからない部分を人に教えてもらえない」「モチベーションが保てない」があるのも事実で、それで挫折する人もいます。
その場合は、以下の「プログラミングスクール」がおすすめです。
プログラミングスクールを利用する
学習サイトの弱点である「質問できない」「モチベーション維持できない」という課題を克服するのが「プログラミングスクール」です。
「スクール」というと教室に通うイメージがありますが、今やオンライン完結のスクールが主流となっています。しかもグループレッスンではなくマンツーマンレッスンなので、質問もし放題です。もちろん学習サイトよりも料金は高くなりますが、その分本気でコミットし、最速で就職できる可能性が高いです。
プログラミングスクールの中でも侍エンジニア塾は「オーダーメイドカリキュラム」を採用し、自分が作りたいものを作りながらプログラミングが学べる仕組みを用意しています。
就活で役に立つポートフォリオも同時に作れるので、まさに一石二鳥なのがスクールです。
プログラミング勉強のコツ
プログラミングを学ぶ上で、いくつかコツがあるので、以下で紹介します。知っているのと知らないのではまったく違うコツもあるのでぜひチェックしてみてください。
【詰まったら】Q&Aサイトを活用する
プログラミング勉強にはエラーがつきものです。自分が100%正しいと思っていても表示されるエラー表示との戦いこそがプログラミング学習なので、エラーのたびに気落ちしていては時間がいくらあっても足りません。
どうしても解決できないエラーや、わからない点がある場合は、プログラミング専用のQ&Aサイトを利用しましょう。
「テラテイル」や「スタック・オーバーフロー」といったエンジニア専用のQ&Aサイトで質問すれば助けになってくれる可能性は高いので、積極的に利用しましょう。
【できれば】GitHubに毎日コミットする
勉強が順調に進んでいても、どこかで「マンネリ」や「飽き」を感じるかもしれません。そんなときは「GitHub」で自分の書いたコードを公開してみましょう。
GitHubは、エンジニアがお互いのコードを公開し、進捗状況を確認し合えるサイトです。自分以外のエンジニアも毎日コードを書いていると、お互いを意識したり、自分のコードと比較することで新たな書き方を知れたりと、いい刺激がたくさんあるかと思います。
初級者を抜け出し、中級者になってきたらぜひGitHubを活用しましょう!
【最終的に】ポートフォリオを作る
いくらエンジニアとして実力がついて、コードが書けるようになっても、就職が決まらなければ意味がありません。
第三者に自分のエンジニアとしての実力を認めてもらうには「ポートフォリオ」が一番わかりやすいです。「ポートフォリオ」とは自分の実力を反映させた「作品」のことで、エンジニアの場合はアプリやWebサービスがそれに当たります。
侍エンジニア塾であれば「オーダーメイドプログラム」によって学習と平行してポートフォリオを作成できますが、そうでない場合は自力で「これが自分の作品です!」と言えるものを作る必要があります。
エンジニアの就職市場では、そのポートフォリオが履歴書替わりになることが多いです。
【エンジニアになるためのステップ3】就職する
実戦でも通用するくらいにプログラミングの勉強が進んだら、いよいよ就職です。スキルのあるエンジニアが適切な就職先と出会うためにはいくつか手段はありますが、基本的には「全て並行して進める」のがおすすめです。
最低でも数ヶ月〜数年はお世話になる企業なので、手抜きせずに、得られる情報は全て得るつもりで活動しましょう!
求人サイトに登録する
エンジニアとして就職するなら、まずは1にも2にも求人サイトへの登録です。WantedlyやリクナビNEXTなど、一度は耳にしたことのあるサイトにエンジニアとして登録しましょう。
それらのサイトでは、自分の情報を掲載してオファーを待つ方法と、仕事に対してこちらから応募する方法の2種類がありますが、もちろんどちらも登録しておくことが大事です。
むしろ仕事へのオファーは1件だけで満足するのではなく、5件でも10件でも応募してしまいましょう。「絶対にできない」レベルの仕事は応募してはいけませんが、「ちょっとがんばればできるかも」くらいであれば応募してしまうのがコツです。
以下で求人サイトを5サイト紹介しますが、すべてのサイトで以上のように応募すれば、就職のためのなにかのきっかけくらいは掴めるかと思います。
就職/転職エージェントの活用
転職エージェントは、求人サイトと似ていますが、さらにピンポイントにあなたにあった求人を紹介してくれる可能性があります。エンジニア向けの転職エージェントもたくさんあるので、片っ端から登録して自分の情報を入力しておきましょう。
せっかくなら多くの案件から自分で選べた方がいいので、オファーが被ってしまうことはあまり気にせず、できるだけ多く登録しておくとよいかと思います。多くの求人オファーに目を通すうち、自分にどのくらいの価値があり、どの程度の仕事であれば就職できる可能性があるのか分かってくると思います。
企業へ直接応募する
もしも「この会社で働きたい!」という会社があるのであれば、積極的に応募しましょう。その会社が求人を出しているならもちろんのこと、出していなくても、問い合わせフォームなどから連絡をするのもいいかと思います。
それで希望の企業で働ける可能性は低いですが、コストもさほどかからないのでアクションをとってみましょう。
スクールの転職コースを利用する
上記のように自力で就職活動をするのはアリですが、プログラミングスクールのサービスの一環として「就職サポート」がついていることもあります。この場合、スクールと提携している企業へ就職する場合が高いですが、より確実に安心して就職できる可能性が上がるでしょう。
またスクールによっては「就職が決まれば受講費無料」のような制度を設けていることもあり、世の中でのエンジニア需要の高さが伺えます。ちなみに「侍エンジニア塾」の転職コースはまさしく「就職成功すれば受講費無料」なので、確実に、一刻も早く就職したい人にピッタリのコースです。
エンジニア就職のためにチェックしておくべきこと
ここまでで、エンジニアとして就職するのに必要なことはすべて網羅しましたが、以下でいくつか「事前に知っておくといいこと」について紹介します。
面接の準備をしておく
エンジニアの就職にはスキルが必要なのはもちろんですが、それと同時に面接も行われます。面接では特別に好印象を目指す必要はなく、大きな減点を避け、嘘をつかず、正直に答えるとよいでしょう。
「自己紹介」「志望動機」「キャリアビジョン」などの基本的な質問に対する回答を用意し、以下の記事の「想定される質問」に対する返答も用意できていればほぼ問題はないでしょう。
面接まで進めた時点で、相手の企業はほぼあなたに決めようとしていると思われるので、緊張せずに「業務前の顔合わせ」くらいのリラックスした気持ちで臨みましょう。
エンジニアの就職先は3パターン
実は未経験のエンジニアの就職先は、大きく分けて3つのパターンに分けられます。この3種類の就業形態を事前に知っておくだけで、終業後の働き方のイメージがつきやすくなるのでぜひチェックしてみてください。
自社開発の企業
最も理想的な就業形態がこちらです。自社でサービスを開発しており、その開発にエンジニアとして加われるパターンです。自社のサービスがなんなのかは企業によって千差万別ですが、「会社の一員として働けている」という実感がもちやすく、また「サービスをユーザーに届けている」という感覚も得やすい傾向にあります。
もしあなたが未経験で自社開発の企業に入社できるようなことがあれば、それはかなりラッキーと言えます。
Sier
Sier(エスアイヤー)は「システムインテグレーター」の略で、わかりやすくいうと「開発企業」です。
Web系サービスを開発したい企業から依頼を受けてサービスを専門に開発する企業で、悪い言い方をすると「下請け」ですが、良い言い方をすると「提携企業」です。開発専門なので複数の企業の案件に関わったり、経験を積むのには適していますが、BtoBなので、ユーザーにサービスを提供できている感は薄れがちになります。
SES
SES(エスイーエス)は「システムエンジニアリングサービス」の略で、わかりやすくいうと「エンジニアの派遣会社」です。
派遣会社に登録し、必要な会社に期間限定で出向して働くイメージです。
SESはその雇用形態ゆえ、ブラック企業化しがちだったり、十分なコミュニケーションのとれない不遇な職場での勤務となる可能性を秘めています。
もちろん全てのSESが劣悪な環境での就業を強いるわけではないので一概には言えませんが、未経験エンジニアが就職するとSESへの登録となることが多いのも事実です。
できればSESで働く期間は下積み期間と捉え、SIerや自社開発企業への転職を狙うとよいでしょう。
エンジニアになるのに資格は必要?
エンジニアの転職活動について調べていると「資格」の存在を知ることと思います。情報処理分野にはさまざまな資格が存在し、それらはすべて、無いよりはあったほうがいいです。
しかしエンジニアとして就職するのに必要なのは資格よりもコードを書く能力、顧客のニーズに応える能力であり、資格は本質ではありません。
第三者に自分の能力をアピールするために資格を取得するのはまったくのムダではないですが、どうせなら同じ時間をプログラミングの勉強にあてた方がコスパはよいのではないかと思います。
まとめ
この記事では、未経験からエンジニアとして就職したい方向けにIT業界の動向やエンジニアになるメリットを紹介しました。
未経験からプログラミングを学んでして就職する場合、学習期間中から就職するまでの戦略が重要です。今回この記事で紹介した内容をもとに自分でも考えて実行していきましょう!
エンジニアの仕事はIT(インフォメーションテクノロジー)の新しい仕組みやツールを作ることです。エンジニアにはプログラマー、システムエンジニア、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、セールスエンジニアなどさまざまな種類があります。
未経験でもエンジニアに就職できます。理由として、IT業界が成長していること、エンジニア不足が深刻化していること、プログラミング学習サイトやプログラミングスクールが増え学習環境が充実してきていることが挙げられます。
エンジニアに就職するには、ベンチャー企業や大手企業で、またはフリーランスとして、など、自分がどんな働き方をしたいのか明確にしましょう。キャリアプランを達成するためにどのプログラミング言語を習得すべきか見極めてください。プログラミングは、学習サイトや書籍を使って独学することも可能ですが、挫折せず、モチベーションを維持しながら学習したい方はプログラミングスクールに通うのがおすすめです。